前歯のインプラントに適したクラウンとは?
相談者:
タップさん ( : )
投稿日時:2007-06-19 16:38:00
回答1
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2007-06-19 17:34:00
通常虫歯などの際には 金属のメタルコアなどを入れると歯茎が黒く透けて見えたりするので 今では ファイバーコアを入れたり、金属が透けて見えないようにメタルボンドではなくオールセラミックと言うものを着けます。
そうやって 歯の透明感を演出するわけです。
しかし インプラントの場合はなかなかそうは行きません。
なにせ、インプラント自体が金属の塊だからです。
そこで、インプラントの骨に埋まるフィクスチャーは仕方が無いにしても、せめて骨の外に出るアバットメントだけでも透明感を演出しようと言うことで いまは ジルコニアでアバットメントを作ります。
その上で オールセラミックのクラウンをかぶせることで かなり審美的なインプラントができるようになってきました。
しかしながら前歯の位置には頑丈な骨が無いため インプラントを入れた後に骨が痩せてしまい インプラント体そのものが露出してきてミゼラブルな結果になることがまま あります。
私は可能な限りインプラント以外の方法を考えます。
そうやって 歯の透明感を演出するわけです。
しかし インプラントの場合はなかなかそうは行きません。
なにせ、インプラント自体が金属の塊だからです。
そこで、インプラントの骨に埋まるフィクスチャーは仕方が無いにしても、せめて骨の外に出るアバットメントだけでも透明感を演出しようと言うことで いまは ジルコニアでアバットメントを作ります。
その上で オールセラミックのクラウンをかぶせることで かなり審美的なインプラントができるようになってきました。
しかしながら前歯の位置には頑丈な骨が無いため インプラントを入れた後に骨が痩せてしまい インプラント体そのものが露出してきてミゼラブルな結果になることがまま あります。
私は可能な限りインプラント以外の方法を考えます。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2007-06-19 19:16:00
ご相談ありがとうございます。
たしかにタカタ先生のおっしゃるとおり、インプラントの上につながる天然歯で使うコアと同じ部分に、ジルコニア・アバットメントを、そしてオールセラミックのクラウンを使用することによってかなり自然に近く作ることができます。
ただ、一般的には前歯の位置は後に骨が痩せてしまい、美しさが損なわれるリスクが高くなりますが、工夫次第でそれをかなり抑えることもできます。
タップさんの場合はラッキーなことに、失う歯はまだ2本だけです。
まず、両脇に残っている天然の歯が近いので、歯周病を予防することによって、両脇の歯の根の固有の骨に助けられて歯茎が下がることを抑えられます。
そしてまだ抜歯前なので、時期的についてだけ言えば、顎の骨を温存するチャンスも残っています。
インプラント治療も周到な計画と、正確な治療によって美しさをかなり保つことも可能です。
ただ破折が根の深くまで進んでいればそれだけ困難となります。
またタップさんの骨や歯茎の厚み歯と歯との間隔、選択するインプラントとの間隔などによっても結果は異なります。
それにより、2本のインプラントの間の歯肉の形も影響を受けることがあります。
もしインプラントが成功すれば、ブリッジなどを選択した場合に、左3と言うとても重要な歯を削るリスクを避けるメリットが出てきます。
左3は犬歯とも呼びますが、一生他の歯を残す場合にも重要な歯となることがある大切な歯です。
一生歯を残す原則は、できるだけ、削らない・神経を抜かない方法を選び続けることです。
ご担当の先生とあらゆる方法についてよく相談されて、ある程度見通しを立てていただき、納得のできる選択をすると良い結果が出ます。
たしかにタカタ先生のおっしゃるとおり、インプラントの上につながる天然歯で使うコアと同じ部分に、ジルコニア・アバットメントを、そしてオールセラミックのクラウンを使用することによってかなり自然に近く作ることができます。
ただ、一般的には前歯の位置は後に骨が痩せてしまい、美しさが損なわれるリスクが高くなりますが、工夫次第でそれをかなり抑えることもできます。
タップさんの場合はラッキーなことに、失う歯はまだ2本だけです。
まず、両脇に残っている天然の歯が近いので、歯周病を予防することによって、両脇の歯の根の固有の骨に助けられて歯茎が下がることを抑えられます。
そしてまだ抜歯前なので、時期的についてだけ言えば、顎の骨を温存するチャンスも残っています。
インプラント治療も周到な計画と、正確な治療によって美しさをかなり保つことも可能です。
ただ破折が根の深くまで進んでいればそれだけ困難となります。
またタップさんの骨や歯茎の厚み歯と歯との間隔、選択するインプラントとの間隔などによっても結果は異なります。
それにより、2本のインプラントの間の歯肉の形も影響を受けることがあります。
もしインプラントが成功すれば、ブリッジなどを選択した場合に、左3と言うとても重要な歯を削るリスクを避けるメリットが出てきます。
左3は犬歯とも呼びますが、一生他の歯を残す場合にも重要な歯となることがある大切な歯です。
一生歯を残す原則は、できるだけ、削らない・神経を抜かない方法を選び続けることです。
ご担当の先生とあらゆる方法についてよく相談されて、ある程度見通しを立てていただき、納得のできる選択をすると良い結果が出ます。
回答3
回答日時:2007-06-19 20:13:00
はじめまして。
インプラント後の前歯のクラウンについてですね。
アバットメント(普通の歯で言うところの”土台”の部分)に色の白いジルコニアが使用出来るのは、正規ルートだと、ANKYLOSというインプラントメーカーぐらいではなかったかと思います。
個人輸入などしていれば他にも色々ありますね。
オールセラミックは、審美性に優れる点がメリットですので、アバットメント(土台)が白色でないとあまり意味がありません。
ですから、タップさんのインプラントのアバットメントが普通の金属(強化チタン)であれば、メタルボンドが一番向いていると思いますよ。
奥歯とかでしたら、後々のメインテナンス性なども考えて、敢えてハイブリッドセラミックを使用される先生も多いのですが、前歯は審美優先で、メタルボンドなどのセラミック製のものの方が良いと思います。
インプラント後の前歯のクラウンについてですね。
アバットメント(普通の歯で言うところの”土台”の部分)に色の白いジルコニアが使用出来るのは、正規ルートだと、ANKYLOSというインプラントメーカーぐらいではなかったかと思います。
個人輸入などしていれば他にも色々ありますね。
オールセラミックは、審美性に優れる点がメリットですので、アバットメント(土台)が白色でないとあまり意味がありません。
ですから、タップさんのインプラントのアバットメントが普通の金属(強化チタン)であれば、メタルボンドが一番向いていると思いますよ。
奥歯とかでしたら、後々のメインテナンス性なども考えて、敢えてハイブリッドセラミックを使用される先生も多いのですが、前歯は審美優先で、メタルボンドなどのセラミック製のものの方が良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
タップさん
返信日時:2007-06-21 20:17:00
タイトル | 前歯のインプラントに適したクラウンとは? |
---|---|
質問者 | タップさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
抜歯:1番(中切歯) 抜歯:2番(側切歯) インプラント治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。