昔の歯科治療
相談者:
たかしさん ( : )
投稿日時:2007-06-25 21:35:00
回答1
回答日時:2007-06-26 04:41:00
こんにちは。
大変面白い内容だと思いますよ。
虫歯の全盛期は、実は20世紀中葉と言われています。
つい最近ですね。
これは砂糖の消費量と見事にリンクしています。
今にして思えば当然なのですが・・。
でその後虫歯の予防法が確立して減ってきている状態です。
参考⇒虫歯になる人の割合(虫歯の数は減ってきている?)
歯科医、という職業は日本の場合、明治8年(1875)の小幡英之助氏が最初ですね。
ただ歯周病治療や抜歯などについての話は、古くは”医聖”ヒポクラテス(紀元前460〜377年)まで遡りますし、エジプトの遺跡からも歯の抜けたところに他人の歯を移植していた痕跡が見つかっています(人類最古のインプラント?)ので、相当古い時代から人類を悩ませ続けているのは間違いないでしょうね。
因みに現代的な、(経験則に頼るのではない)科学的な歯科医学が教育され始めたのは1900年あたり、近代的、科学的根拠に基づく歯科医療(EBM)の考え方が一般的になってきたのはまだ今世紀の話ですから、近代歯科医学の歴史は想像以上に浅いです。
参考⇒二次カリエスを発生させない治療法について(EBMのエビデンスレベル)
さて、抜歯後の生活について、詳しくは知りませんが、歯がなくなるというのは動物としては最期だったのではないでしょうか?
「いやいや、うちの犬は歯がなくなっても元気に生きてるよ・・」という意見もあるでしょうが、そういうのは特殊で・・。
原則的には人も同じだと思いますよ。
食事がとれない訳ですから。
世界最古と言われる総入れ歯は、日本人で見つかって(1500年頃 黄楊製)、木彫りで作られたりしてましたよね。
そこまでする必要があったのでしょう。
古代は砂糖がありませんから虫歯は少なかったでしょうが、歯周病はありました。
古代人の骨を見てもそれは確認することができます。
ところが歯周病は、そのまま進行させていっても、抜歯に至るには人の寿命よりも長く時間がかかったのですね。
現代は砂糖も毎日食べますし、歯周病の進行よりも長く人は生きますからあの手この手を尽くす必要があるのだと、私は理解していますが、どうでしょう?
お勧め施設⇒愛知県 歯の博物館
木彫りの入れ歯もあるそうです。
大変面白い内容だと思いますよ。
虫歯の全盛期は、実は20世紀中葉と言われています。
つい最近ですね。
これは砂糖の消費量と見事にリンクしています。
今にして思えば当然なのですが・・。
でその後虫歯の予防法が確立して減ってきている状態です。
参考⇒虫歯になる人の割合(虫歯の数は減ってきている?)
歯科医、という職業は日本の場合、明治8年(1875)の小幡英之助氏が最初ですね。
ただ歯周病治療や抜歯などについての話は、古くは”医聖”ヒポクラテス(紀元前460〜377年)まで遡りますし、エジプトの遺跡からも歯の抜けたところに他人の歯を移植していた痕跡が見つかっています(人類最古のインプラント?)ので、相当古い時代から人類を悩ませ続けているのは間違いないでしょうね。
因みに現代的な、(経験則に頼るのではない)科学的な歯科医学が教育され始めたのは1900年あたり、近代的、科学的根拠に基づく歯科医療(EBM)の考え方が一般的になってきたのはまだ今世紀の話ですから、近代歯科医学の歴史は想像以上に浅いです。
参考⇒二次カリエスを発生させない治療法について(EBMのエビデンスレベル)
さて、抜歯後の生活について、詳しくは知りませんが、歯がなくなるというのは動物としては最期だったのではないでしょうか?
「いやいや、うちの犬は歯がなくなっても元気に生きてるよ・・」という意見もあるでしょうが、そういうのは特殊で・・。
原則的には人も同じだと思いますよ。
食事がとれない訳ですから。
世界最古と言われる総入れ歯は、日本人で見つかって(1500年頃 黄楊製)、木彫りで作られたりしてましたよね。
そこまでする必要があったのでしょう。
古代は砂糖がありませんから虫歯は少なかったでしょうが、歯周病はありました。
古代人の骨を見てもそれは確認することができます。
ところが歯周病は、そのまま進行させていっても、抜歯に至るには人の寿命よりも長く時間がかかったのですね。
現代は砂糖も毎日食べますし、歯周病の進行よりも長く人は生きますからあの手この手を尽くす必要があるのだと、私は理解していますが、どうでしょう?
お勧め施設⇒愛知県 歯の博物館
木彫りの入れ歯もあるそうです。
タイトル | 昔の歯科治療 |
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質問者 | たかしさん |
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カテゴリ | その他(その他) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。