根管貼薬(カルシペックスとビタペックス)について・・・
相談者:
あおいさん ( : )
投稿日時:2007-06-27 19:44:00
回答1
回答日時:2007-06-28 00:54:00
こんにちは。
結論から言いますと、特に心配はないと思います。
安心して下さい。
水酸化カルシウム製剤は、欧米の専門医はこれしか使わない、というぐらい一般的な薬剤です。(日本では色々な種類を使い分けるのが何故か一般的です)
ペースト状で、1〜2週間の間は強アルカリ性を保つので、これに触れたばい菌は死んでいく・・などの効果があります。
メリットとして、ペーストですから薬理作用がなくなった後にも根管の中に隙間を残しにくく、生き残った細菌の再繁殖さえ抑えることが出来る、という点も挙げられます。
ですから、昔は根管充填にもよく使われましたし、今でも小児などではその様に使います。
カルシペックスとビタペックスの使い分けについては、私は両方とも使わないのでよく分かりません。
同じ様なものだと思いますけど・・。
カルシペックスは水酸化カルシウムの濃度が約24%、触った感じはサラサラした感じ。
でビタペックスは約30.3%で、ややネバネバしていて多少使いにくい感じがあるので、もしかするとそこら辺に理由があるのか、あるいは他に何かあるのかも知れませんね。
とにかく、カルシペックスがビタペックスに変わったからといって、心配はないと思いますよ。
結論から言いますと、特に心配はないと思います。
安心して下さい。
水酸化カルシウム製剤は、欧米の専門医はこれしか使わない、というぐらい一般的な薬剤です。(日本では色々な種類を使い分けるのが何故か一般的です)
ペースト状で、1〜2週間の間は強アルカリ性を保つので、これに触れたばい菌は死んでいく・・などの効果があります。
メリットとして、ペーストですから薬理作用がなくなった後にも根管の中に隙間を残しにくく、生き残った細菌の再繁殖さえ抑えることが出来る、という点も挙げられます。
ですから、昔は根管充填にもよく使われましたし、今でも小児などではその様に使います。
カルシペックスとビタペックスの使い分けについては、私は両方とも使わないのでよく分かりません。
同じ様なものだと思いますけど・・。
カルシペックスは水酸化カルシウムの濃度が約24%、触った感じはサラサラした感じ。
でビタペックスは約30.3%で、ややネバネバしていて多少使いにくい感じがあるので、もしかするとそこら辺に理由があるのか、あるいは他に何かあるのかも知れませんね。
とにかく、カルシペックスがビタペックスに変わったからといって、心配はないと思いますよ。
相談者からの返信
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-06-29 09:33:00
一応、
ビタペックスは根管充填剤、カルシペックスは根管治療薬として分けられていると思います。
もっと簡単に言うと
ビタペックスは数ヶ月〜数年は安定していますよ。
カルシペックスは数週間〜数ヶ月は安定していますよ。
と解釈されると良いと思いますが、いかがでしょう。
ビタペックスは根管充填剤、カルシペックスは根管治療薬として分けられていると思います。
もっと簡単に言うと
ビタペックスは数ヶ月〜数年は安定していますよ。
カルシペックスは数週間〜数ヶ月は安定していますよ。
と解釈されると良いと思いますが、いかがでしょう。
回答3
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2007-07-17 09:41:00
カルシペックスの最大の欠点は水溶性だというところです。
ですので カルシペックスの基材が水に溶けてしまいますと水酸化カルシウムの水和していない塊が残ってしまいます。
それに対してビタペックスは脂溶性なので基材が溶けてしまいません。
ですのでマクロファージという貪食細胞にパクパク食べられることで徐々に溶けていきます。
このマクロファージがパクパク食べてくれることに意味があります。
マクロファージが来てくれることでその部位の治癒が働きやすくなります。
ですのでビタペックスがそういう点では優れています。
また、水酸化カルシウム製剤は水酸化カルシウムの濃度は治癒にはあまり関係ありません。
問題は イオン化しているものが何パーセントか? と言う点が効き目に大きく影響しておりますので、外国製の水酸化カルシウム製剤やまれに自分で調剤するDrもおりますが、それらはイオン化率が低いためあまり効力を発揮できません。
ついでに、歯内治療を重視しているDrの中には水酸化カルシウムの試薬を用いて自分で薬を調合しているDrがおりますが、試薬は非常に不潔で不純物も多いので、体内に入れるなどはもっての外です。
試薬メーカーサイドも医療用の使用は一切認めていないほどの不衛生物です。
ですので カルシペックスの基材が水に溶けてしまいますと水酸化カルシウムの水和していない塊が残ってしまいます。
それに対してビタペックスは脂溶性なので基材が溶けてしまいません。
ですのでマクロファージという貪食細胞にパクパク食べられることで徐々に溶けていきます。
このマクロファージがパクパク食べてくれることに意味があります。
マクロファージが来てくれることでその部位の治癒が働きやすくなります。
ですのでビタペックスがそういう点では優れています。
また、水酸化カルシウム製剤は水酸化カルシウムの濃度は治癒にはあまり関係ありません。
問題は イオン化しているものが何パーセントか? と言う点が効き目に大きく影響しておりますので、外国製の水酸化カルシウム製剤やまれに自分で調剤するDrもおりますが、それらはイオン化率が低いためあまり効力を発揮できません。
ついでに、歯内治療を重視しているDrの中には水酸化カルシウムの試薬を用いて自分で薬を調合しているDrがおりますが、試薬は非常に不潔で不純物も多いので、体内に入れるなどはもっての外です。
試薬メーカーサイドも医療用の使用は一切認めていないほどの不衛生物です。
タイトル | 根管貼薬(カルシペックスとビタペックス)について・・・ |
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質問者 | あおいさん |
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職業 | |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療関連 歯科治療用の薬 根管貼薬 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。