ジスロマックは保険内では出せない?(抗菌剤の投与について)
相談者:
ふむさん ( : )
投稿日時:2007-07-12 20:39:00
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2007-07-12 21:02:00
はじめまして、井野といいます。
歯科適応のある主な抗菌薬一覧(改訂版)にはジスロマック 250mgは処方していいことになっていますが、何日分の処方かにもよります。
歯科ではあまり長い期間の処方は許されないことがある為先生が保険外としたことが考えられます。
3日前後の処方ならまず問題なく保険が使えると思いますよ。
何か先生に考えがあったかもしれませんが・・・
理解に苦しみますよね。
ただ、「ジスロマックもブーム(5,6年前)が終わり耐性菌が出て効きにくいから最近出していない」
と口腔外科の友達に聞いたことがあります。
歯科適応のある主な抗菌薬一覧(改訂版)にはジスロマック 250mgは処方していいことになっていますが、何日分の処方かにもよります。
歯科ではあまり長い期間の処方は許されないことがある為先生が保険外としたことが考えられます。
3日前後の処方ならまず問題なく保険が使えると思いますよ。
何か先生に考えがあったかもしれませんが・・・
理解に苦しみますよね。
ただ、「ジスロマックもブーム(5,6年前)が終わり耐性菌が出て効きにくいから最近出していない」
と口腔外科の友達に聞いたことがあります。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2007-07-12 22:27:00
歯周病に対してジスロマックと抗真菌剤を利用した除菌療法が数年前より行われるようになっていますが、抗真菌剤アムホテリシンBが歯周病に対して保険適応でないため、現在は自費扱いとなっています。
ただし、この場合歯周病に関するすべての処置が保険適応外となってしまいます。ジスロマックの費用だけではありません。
ジスロマックに関してはこのことが誤解され、歯周炎での単独処方でも保険外と勘違いされている先生がおられるのではないかと思います。
井野先生のおっしゃる通り、1ヶ月に1回程度であれば適応症例には保険内で処方できます。
ただし、この場合歯周病に関するすべての処置が保険適応外となってしまいます。ジスロマックの費用だけではありません。
ジスロマックに関してはこのことが誤解され、歯周炎での単独処方でも保険外と勘違いされている先生がおられるのではないかと思います。
井野先生のおっしゃる通り、1ヶ月に1回程度であれば適応症例には保険内で処方できます。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-07-13 10:28:00
井野先生のおっしゃられているようにジスロマックの効きもシャープさが無くなってきたような気がしますね‥。
医科でも乱発されているような気がします。
と、言って耐性菌の話をするとイタチゴッコなんですけどね。
僕の知り合いの口腔外科医からも「最近はペニシリン系に戻した」なんて話も聞きます。
医科でも乱発されているような気がします。
と、言って耐性菌の話をするとイタチゴッコなんですけどね。
僕の知り合いの口腔外科医からも「最近はペニシリン系に戻した」なんて話も聞きます。
回答4
回答5
回答6
回答7
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2007-07-14 19:48:00
歯性感染症の初期では、口腔レンサ球菌の割合が多く、いまだ耐性化傾向は認められていないので、第1選択としてはABPCのプロドラッグか第2世代セフェムが妥当かと思います。
これは20年くらい前から変わっていないはずです。
また、ジスロマックは発売当初より最小発育阻止濃度が高い菌が多く、通常、第1選択とは不適当と思われますが、歯周組織炎に関してだけは組織移行性が格段に良いため第1選択となりうると考えられます。
ペネムに関しては井野先生のご指摘通りかと。
ニューキノロンに関しても同じで、歯科での第1選択は不適当と考えます。
これは20年くらい前から変わっていないはずです。
また、ジスロマックは発売当初より最小発育阻止濃度が高い菌が多く、通常、第1選択とは不適当と思われますが、歯周組織炎に関してだけは組織移行性が格段に良いため第1選択となりうると考えられます。
ペネムに関しては井野先生のご指摘通りかと。
ニューキノロンに関しても同じで、歯科での第1選択は不適当と考えます。
タイトル | ジスロマックは保険内では出せない?(抗菌剤の投与について) |
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質問者 | ふむさん |
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専門的な質問その他 その他(保険と保険外) 抗生剤(抗生物質)・化膿止め 薬による歯周病(歯槽膿漏)治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。