レーザーでエナメル質の抗酸性を高める治療

相談者: 初期虫歯さん ( : )
投稿日時:2007-08-06 12:16:00
いつも大変お世話になり有難うございます。

先日、T.M氏の「歯の健康管理術」を拝読しておりましたら、次のような記述がされておりました。

もし、これが事実で、回答者の先生方の診療所でも施術されているようでしたら、是非、その施術内容を御教示くださいませ。


レーザーによる虫歯予防(先述の著書P132〜)

レーザー光線をエナメル質に照射すると、照射された部分のエナメル質は表面が6ミクロンほど高熱で溶け、この溶けた部位は半永久的に酸に耐える性質を獲得する。

しかも、照射直後フッ素を塗布すると、フッ素はエナメル質の中に深くとりこまれる。以下略。

この治療により、90%のエナメル質が抗酸性を獲得する。


T.M先生は九州大学名誉教授で、80歳位の紫綬褒章を受賞された方だそうですから、かなり確実性が高いのではないかと思います。

この治療を是非受けてみたいのですが、近所の先生を総当たりで突入しまくるわけにもいかず・・・。

それで、もし、歯科相談をされている先生方の中で、この施術をなさっておられる先生がいらっしゃいましたら、金額、所用時間などを是非お知らせ下さいませ。

アピールをお願いいたします!
うちは、こういうやりかたで、金額はこれこれ、施術の効果はかくかくしかじかと!

それから、この治療方法の確実性について、何かご存知でしたら、併せてご教授下さると幸いです。

レーザーの周波数などの性質、どこでもやっている普及した予防治療なのかどうかなども教えて下さると大変有り難いです。

是非、よろしくお願い申し上げます。


相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 初期虫歯さん
返信日時:2007-08-06 19:14:00
先生方、大丈夫です。

初期虫歯はいきなりお邪魔したりしませんし、伺ったとしても歯科相談の話をどんどんしたり致しません!

保険外ならきちんと施術代金を現金でお支払いします!
ご安心ください。

歯科相談ファンの皆様も一度は先生方の診療所の様子を教えて頂きたいと思われてると思います。

この機会に是非アピールなさって下さい。

PMTC衛生士様の技量に左右されそうですが、レーザーは物理的なもので、手際は関係ないし、どなたにもよさげです!

ご教授のほど、よろしくお願い申し上げます。
回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-06 19:33:00
いやいや、そうではなく私はレーザーの知識がないんですよ。

講習会にも2回参加しまいしたがどういった原理で治るかも理解できませんでした(あまり興味がないので勉強もしていません)

日本ぐらいじゃないですか?
こんなにレーザー、レーザー言うのは。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 初期虫歯さん
返信日時:2007-08-07 11:00:00
井野先生、ご回答有難うございます。

レーザーで歯の表面を焼くというのは、そんなに一般的な療法ではないのでしょうか?

歯医者様のホームページには、レーザーを導入・・・という記述が割と多いので、かなり普及した治療方法なのかな?と思ったのですが。

私は最近の進歩した治療方法の知識が全くなく、今失われた10年を回復できるように集中トレーニング中です。

ですので、きっと回答者の先生方から、うちもやっています!というお声が多数寄せられるはずと期待していたので、ご回答がないのが残念です。

私は保険保険と言っておりますので、きっと保険でやって・・・と言い出して大変とお感じなのかなと思ったのですが、歯に手を加えない施術になら、しっかりお金をお支払いいたします!

それと、私が保険に多少のこだわりを持っているのは、私が学生時代、あなた達は国民の血税で養成されてることを忘れないように、一人何千万もかけていただいてることを肝に銘じて必ず皆様のお役に立て!と言われ過ぎたことがかなり影響してると思います。

医学生でもないのに、こういう話を聞かされ続けてきたので、これが医学歯学だったら、もっと凄まじいお話がされてると思います。

かかっている養成費用は半端じゃないと思いますので・・・。

ですから、国民のために?保険診療を続けようと心に決めてる方がきっとおられるはずだと考えていて、保険医でもダメでない方がいるのでは・・・と思っているのです。

それに、いくらいいと教えていただいても、支払えないような金額だと聞かされたらかえって悲しむことになりますし。

というような次第で、もし、レーザーで歯の表面の組成を変質させて虫歯菌が食べれなくなる?という治療をされている先生がいらっしゃいましたら、是非ご回答をお願いいたします!
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-08-07 12:15:00
とりあえず、抜去歯でやってみました。
ウチのオペレーザー03SIIで「1.0W CW フォーカス」です。


感想

1 melting glazing が形成されると白濁する。
  (とても健全歯に見えない)

2 大臼歯歯冠部全面に行おうとするとめちゃめちゃ時間がかかる
  (30〜40分。小児でできるのか?)

3 レジンセメントなどの充填物、歯石が焼ける
  (研磨しても取れない)

4 初期う蝕との区別がつかず、焼き飛ばしてしまう
  (抜去歯なので、ま、いっか。と言う感じ)

5 裂溝部を真剣にやろうとするとマイクロが必須

6 サホライドフッ素を塗布した後の補助的処理としては有効かも
  (melting glazingは形成されない程度の時間で行えば)


う〜ん。
実際の患者さんにはやりたくないですねぇ。

「どうしてもやって欲しいと言うのであればやりますけどぉ」と言う感じです。

金額はマイクロの使用と時間(手間)を考えると1歯1〜2万円くらいじゃないでしょうか?


ただ、注意して欲しいのは

「初期う蝕と区別がつかなくなるので、他の先生に検診される時にはう蝕と誤診される可能性がある」

と言う事ですね。
前歯部には使えないでしょうね。エナメル質形成不全に見えます(笑)。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 初期虫歯さん
返信日時:2007-08-07 18:35:00
タイヨウ先生、ご回答と御実験本当に有難うございます。
今年の1月11日のヒールオゾンに関する質問にお答えになったとき、

僕もレーザーは非常に有効だと思い、使っていますが、高周波やヒールオゾンに関しては「?」ですね。

とおっしゃっておられたので、これは、このレーザー予防のことに違いない!と思っていたのですが、違うのでしょうか?

一般的な歯医者様のホームページでも、レーザー+フッ素歯質を強化しますと紹介されているので、非常にポピュラーな予防治療のように感じたのですが、先生のお使いになっているのは、こういうタイプのものではないのでしょうか?

あまりに当たり前すぎて特記もされてないようなことなのかもと思ったのですが、過去の歯科相談でレーザーについての質問を見つけられなかったので、お問い合わせさせていただきました。

もし、あ、そういう使い方ですかというような感じでしたら、是非ご教授下さいませ。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-08-07 18:49:00
「meltingまでしなければ良いのでは?」
と言う事ですね。

僕は小児の患者さんが少ない(ほとんど診ていない)ので、レーザーによる予防が必要となるケースが無いんですよ。

成人であればPMTCの方が有効だと思うんですよね(コストパフォーマンスと言う意味でも)。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 12:05:00
レーザーで予防している人はたまに見かけますね。
臼歯の咬合面が白濁(あるいは着色)しているので、すぐ分かります。

ただ、僕自身はレーザーの知識が無いので…。
(今、手元に資料も無いです…)

ネットではけっこう効果があると書かれていたりしますが、僕達は一応専門家なのでそれを間に受けるわけにもいきませんし、またそのうちちゃんと勉強しておきます。

ちなみに、レーザーの予防を受けている人は全体的に虫歯が少ない印象はありますが、それがレーザーのおかげなのか、その他の予防のおかげなのかは分かりません。

(レーザーでの予防を受けているくらいですから、その他の虫歯予防法についても気を遣ってそうですよね。また、そのような人はもともと予防の意識も高い人が多いという傾向もあると思います)

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 18:34:00
うーん、レーザーは分かりません。。
エビデンスがなさ過ぎます。。

どうにも、集患ツールのイメージが・・。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 18:58:00
えっと、結構、使えますよ。
炭酸ガスレーザーは「高級な電メス」って感じです。

小帯切除とか、P(歯周病)急発GA(歯肉膿瘍)切開とか、インプラントの2次オペも予後がキレイですね。

Ext(抜歯)後の創面をレーザーで焼くと治癒はかなり早いです。
あ、そうそう、Dul(潰瘍)とかのStom(口内炎)にもいいですね。

とにかく軟組織には使えますね。有効だと思います。
切ったり焼いたり。

YAGレーザーは‥使った事が無いから解りません。

う蝕予防には‥上にも書きましたけど、メルティングまでしなければ良いかも‥と言うくらいです。




タイトル レーザーでエナメル質の抗酸性を高める治療
質問者 初期虫歯さん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ う蝕関連
予防関連
材料・機材関連
専門的な質問その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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