乳歯にあまり早くからフッ素を使用すると、免疫が無くなる?

相談者: kさん (33歳: )
投稿日時:2007-08-08 00:17:00
はじめまして。
生えたての乳歯について質問です。

10ヶ月の子供の乳が生えてきて、フッ素レノビーゴ)を塗布しはじめたのですが、母にあんまり早くから使うと免疫がなくなって、虫歯になりやすくなると言われました。

歯磨きはご飯を食べた後、20分〜40分位してからしないと免疫がなくなると聞いた事があるのですが、フッ素も毎日使うと免疫がなくなるのでしょうか。

また、今のうちは私の独断で続けることは可能ですが、子供が大きくなり、フッ素を自分で塗布などしなくなった場合のリスクなどはあるのでしょうか。

宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 00:52:00
>あんまり早くから使うと免疫がなくなって、虫歯になりやすくなる…

いや、それは全く心配ないですよ。フッ素と免疫は全く関係ないです。
当然、レノビーゴを使っておいたほうが虫にもなりにくいと思います。


歯磨きはご飯を食べた後、20分〜40分位してからしないと免疫がなくなる…

一体どこで聞いた話でしょうか…?
そのような話は一度も聞いたことありませんし、ありえないと思いますけど…。


>フッ素を自分で塗布などしなくなった場合のリスクなどはあるのでしょうか?

当然、フッ素を利用しなくなれば虫歯のリスクは高くなります。

ただ、フッ素には様々な応用方法がありますから、いろんな方法の中から続けやすいものを見つけて続けることはそんなに難しくないと思いますよ。

⇒参考:フッ素で虫歯予防

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kさん
返信日時:2007-08-08 10:54:00
ご返答ありがとうございます。
フッ素を使って免疫がなくなるというのは事実ではないということがわかりました。


歯磨きはご飯を食べた後、20分〜40分位してからしないと免疫がなくなる…

この話は私は素人なので、うろ覚えですが、以前にテレビでやっていたような・・。

アルカリ性や酸性などの説明をしていたと思うのですが、自然治癒力が弱くなるというようなことだったと思います。

私の周りでは、こう思っている人がカナリいます。ありえないのでしょうか?


>当然、フッ素を利用しなくなれば虫歯のリスクは高くなります。

今までフッ素を使用していない人とリスクが同じになるということでしょうか?

それとも、それよりリスクが高くなるのでしょうか。
免疫に関係ないとなると、後者ではないような・・。

それともう一つ、乳幼児にはレノビーゴあたりがよいのでしょうか?
ホームジェルやチェックアップなどだと強過ぎるのでしょうか。

実際歯医者さんに行くとなかなかたくさんは聞けないので、なんだかいろいろすいません。宜しくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 12:37:00
>今までフッ素を使用していない人とリスクが同じになるということでしょうか?

ですね。

ただ、実際には唾液の性状などから虫歯になりやすい体質、なりにくい体質、と言うのはありますから、一概に「同じになる」と言う比較はできませんよね。

また、虫になるのは先天的なものよりも後天的なもの(家庭的環境的なもの)の方が圧倒的に多いので、お母さんが気をつけてあげる事が虫歯予防には必要です。

僕はウチの子供には「ブクブクペッ」ができるようになるまではフッ素塗布はしませんでした。

その代わり、(少し高めですが)「MIペースト」と言うミネラル剤を乳歯に塗りたくっていました。

MIペーストは簡単に言うと「牛乳のカルシウムから作られるリカルデント剤」です。

フッ素のように「誤飲によるフッ素症」にもなりませんし、美味しいし‥と言う点ではお勧めです。

ただし、牛乳アレルギーのあるお子さんには使えない事とやや高価(1本1500円くらいする)と言うのがネックでしょうか。

今は「ブクブクペッ」ができるのでチェックアップとMIペーストを併用して使わせています。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 15:35:00
こんにちは。

>今までフッ素を使用していない人とリスクが同じになるということでしょうか?

についてですが、そうかも知れませんけど、違うとも言えると思いますよ。

そうかも知れない・・というのは、フッ素による歯質強化がされない、という前提なら、そうかも知れません。

教科書では一応質は強化されると言われていますし、基礎研究でも確かに変化はするのですが、虫歯の出来やすさに直接的に影響しているのかどうかはイマイチ不明なんです。

で、違う・・というのは、ここからが大事なことなのですけど、虫歯が出来やすいのは普通12歳ぐらいまでなんですよ。

それまでに虫歯を作ってしまって何らかの処置(詰めたり被せたり)を受けると、後々それがまたきっかけとなって悪くなるのが積み重なり、40代ぐらいから順番に抜歯していくことになります。

虫歯の一番のリスクは、「治療済みの歯」です。

逆に言えば12歳までに虫歯を作らなければ、その後の虫歯の心配は圧倒的に少なくなる、ということです。

とは言え、例えば13歳から部活動始めて毎日朝から晩までスポーツドリンクをチビチビ飲んでたりすれば確実に虫歯になりますけど。

とにかく放っておいたら虫歯になる時期(12歳ぐらいまで)に、お母さんが定期的に歯医者に連れて行く、間食に気をつける、歯磨きを丁寧に行う、フッ素を毎日使う、歯チャンネルで読んだことをお子さんにも言って聞かせる・・などといったことをしてあげていれば、歯の大切さが自然と身につくものだと思いますよ。


それと免疫の話ですが、確かに虫歯や歯周病は「細菌感染症」という分類になりますから、お気持ちは分かります。

ただ免疫反応というのは基本的に血のあるところで起きます。

血の中に免疫担当細胞というのがありまして(白血球など)、それらと細菌(の出す毒素)との戦いのことを免疫と言いますから、血のない歯でそれが起きるのはおかしいですよね。

虫歯は、細菌の出す「毒素」ではなくて「酸」との戦いです。

やるかやられるかではなくて溶かされるか溶かされないかの話ですので、戦い方は随分変わってきますよ。

参考⇒歯の再石灰化と食事・ph・フッ素の関係

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kさん
返信日時:2007-08-08 16:21:00
ご返答ありがとうございます。
ちょっと難しいですが、よくわかりました。

後のことより今の最善を尽くしたいと思います。

大人の唾液が絶対に入らないよう、スプーンなどはもちろん別で、冷ますためのフーフーもしないようにし、ほっぺにチューも誰にもしないようお願いしてあります。

タイヨウ先生のおっしゃっているMIペーストとフッ素ともう一度よく調べてみようと思います。


>実際には唾液の性状などから虫歯になりやすい体質、なりにくい体質、と言うのはありますから、一概に「同じになる」と言う比較はできませんよね。

だから主人は歯磨きしないのに、虫が1本もないのですね・・。

でも将来入れ歯になるよ。といつも言っているのですが、なかなか歯磨きの習慣がつかないんです。

歯磨きをしない父親をみてわが子もしない子にならないか心配です。


>で、違う・・というのは、ここからが大事なことなのですけど、虫歯が出来やすいのは普通12歳ぐらいまでなんですよ。それまでに虫歯を作ってしまって何らかの処置(詰めたり被せたり)を受けると、後々それがまたきっかけとなって悪くなるのが積み重なり、40代ぐらいから順番に抜歯していくことになります。虫歯の一番のリスクは、「治療済みの歯」です。

納得です。

私自身小学生のころカナリ深い虫歯があり処置した歯が詰め物だらけで、高校位までは、つめ直しの連続でした。

大人になって歯に気を配るようになり定期的に歯医者さんに行っても最近は虫歯にはなっていないようです。

免疫のお話もわかりやすかったです。
すんなり受け入れられたといえばよいのでしょうか。

もっともっと深いのだと思いますが、素人の私には簡潔で理解しやすかったです。
ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 16:32:00
「ほっぺにチュー」は、大丈夫ですって。
口腔内で繋がるわけではありませんからね。

「だから主人は歯磨きしないのに、虫歯が1本もないのですね・・。」

僕の経験だけの話ですから、何の根拠も無いですよ。

の多い人=歯医者に行く機会が多い=比較的定期的にクリーニングを受けたり、レントゲンを撮ったりする=歯周病の早期発見や対処がされる=歯周病になりにくい

と言う図式があります。

対して

虫歯の無い人=歯医者に行かない=プロフェッショナルケアを受けない=歯周病の自覚が無い=気が付いた時には全滅

と言う事があります。
ご主人に言っといてください。

おそらく、こんな図式が無くても世界中の歯科医師が「虫歯が多い人=歯周病になりにくい。虫歯が少ない人=歯周病になりやすい」と言う事は経験上わかっています。

また、本当に怖いのは「自覚症状の無い歯周病」であることも。
本当は「入れ歯の人=虫歯の多かった人」ではなく「歯周病の人」なのですから。

虫歯は治せますが、歯周病を治すのは難しい(治らない)のですよ。

虫歯が無いことは本当に良い事です。
しかし、ケアは必要です。

歯周病予防のためにもプロフェッショナルケアを受けるように(もちろん、ホームケアも大切ですよ)しましょう。



本当に

「入れ歯になっちゃいますよ〜」

です。

あ、MIペーストも試してみてくださいね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 18:15:00
あ、唾液は入っても構わないんですよ・・。

それにフーフーやほっぺにチューでは唾液も入りません。
口にチューならいざ知らず・・。

感染症」も空気感染する様なものから唾液バケツ一杯分ぐらい必要なものまで様々です。

お母さんに口移しについて注意されるのは唾液でなら感染の可能性があるからなんです。ちょっとやそっとの量では関係ないと思いますが。

でも、これも考え様なのですけど、子供の口は最初無菌(※分かりやすくそう仮定します)なのが、が生えることで、歯の周りに生着する菌がいずれどこかからのルートで必ず感染します。

だったらもう場所取り合戦の早い者勝ち(?)ですから、歯を磨かないお父さんよりも、歯磨きをきちんとしている(方が菌のタイプが良いバランスを保っています)お母さんのお口の菌をうつしてあげる”べき”・・かも知れませんね。

ま、でもこれについては賛否意見はあるかと思いますが。

ほっぺにチューなどのスキンシップは、健康に育つのにはむしろ良かったと思いますよ。(←歯科医師としての発言ではありませんので、真偽についてはあしからず。です。)

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2007-08-08 23:21:00
虫歯菌の母子感染についてですが、

>でも、これも考え様なのですけど、子供の口は最初無菌(※分かりやすくそう仮定します)なのが、が生えることで、歯の周りに生着する菌がいずれどこかからのルートで必ず感染します。

>だったらもう場所取り合戦の早い者勝ち(?)ですから、歯を磨かないお父さんよりも、歯磨きをきちんとしている(方が菌のタイプが良いバランスを保っています)お母さんのお口の菌をうつしてあげる”べき”・・かも知れませんね。

との渡辺先生の意見に同感です。

スプーンを別にしたり、チュをしなかったりしたってまったく無駄です。
そんなことは、まったく意味のない行為ですので即座に止めましょう。




タイトル 乳歯にあまり早くからフッ素を使用すると、免疫が無くなる?
質問者 kさん
地域  
年齢 33歳
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯予防
フッ素
小児歯科その他
予防関連
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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