保険内で治療したいですが、手を抜かれるのではないかと不安です…

相談者: はるさん ( : )
投稿日時:2007-08-10 16:34:00
先日、歯科検診に行き、歯石を掃除してもらおうと思ったら治療扱いになり、歯全体のレントゲンを撮られました。

その後、中程度の虫歯が2本、軽度の虫歯が多数見つかりました。
今まで保険外で治療をしたことがなく、詰め物はすべて銀です。

でも、その医院は保険外のセラミックハイブリッドを勧めてきました。

すべての銀を変えるとしたら、ハイブリッドでも45万(クラウン1つ12万を含む)の見積りを提示され、医療費控除もあるからみなさんに喜んでもらってますとのことでした。

もともと軽く歯科検診と掃除のつもりで行き、虫歯が見つかったのは残念ですが、保険外の治療で莫大なお金がかかるとは思っていなかったので、正直困惑しています。

保険外に対してほとんど無知だったのでいろいろ調べ良さもわかったのですが、やはり経済的な面で保険内で治療をしたいと思っています。

しかも虫歯は下の1番奥と、上の4番目です。

奥は金属の方がしっかりするだろうし、4番目もすでに銀が入っているところの虫歯です。

先生に噛む力が強い方ですねと言われたし、歯軋りもあるので、ハイブリッドやレジンでは不安です。

ただ、そこは保険外診療の患者さんが多そうで、先生にも「保険内と保険外では、技工士の気持ちが違う(保険内は儲からないから手を抜く)みたいなことも言われ、保険内で治療したいのに嫌な顔をされたり手を抜かれやしないかと不安です。

この場合、転院したほうがいいのでしょうか?
せっかく撮ったレントゲンは無駄になるのでしょうか?

この医院は、HPなど見る限り予防に力を入れており、歯周病で何回か通院しました。

でも、虫歯の治療に関しては、正直不安があります。
どう思われますか?

意見をいただけると嬉しいです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-10 18:16:00
自分の素直な気持ちで書きますね。
僕なら、

保険を希望されるのであれば、誰がやっても一緒なのだから、どうぞ、保険でやってくれる歯医者さんでやってもらってはいかがですか?」

と。

「手を抜く」と言う表現も難しいのですが‥。

もともと保険診療は「制約のある治療」ですから、100点の仕事ができる人に「60点の仕事をしなさい」と言っているようなものなんですね。

当然、こちらのテンションは下がりますよね。

僕は100点の治療をしたい。
しかし、そのためには保険外の材料を使いたい。
しっかり時間をかけて丁寧に治療を行いたい。

でも、保険が希望の患者さんでは使いたい材料も使えないし、時間もかけられない。この事実を「手を抜いている」と感じられてしまうのも困る。

だったら、最初から、手はかけたくないな‥。と。


僕は保険と自費の違いは(材料の違いはもちろんありますが)手間(時間)と技術の差の方が大きいと思っていますから、このような考えになってしまうんですね。

レントゲンは‥どうなんでしょう?
僕は転院を希望される方で「欲しい」とおっしゃる方には差し上げちゃいますが‥。

本当はレントゲンの保管義務があるからダメなんですけどね。
交渉次第ではないでしょうか。

また、転院先の歯科医院でも「ウチはデジタルで管理しているから、アナログの写真を持ってきてもらっても困るよ」と言う可能性もありますから、そこいらへんも考える必要はあるかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるさん
返信日時:2007-08-10 20:44:00
ぞのと申します。
回答者でもないのに横から割り込んでマナー違反をお許し下さい。

タイヨウ先生の『素直なお気持ち』を拝見し、昔治療を受けた歯科医の不可解な行動の謎が解けました。

虫歯を削って保険の銀歯にされそうになった時、「ゴールドにしてほしい」と言ったら、

「どうして今になって言うんだ。最初からやり直しになるじゃないか」

と言われ、もう一度、削る段階からやり直されたことがあります。

今になってと言われても、治療前に何も希望なんて聞いてもらえる雰囲気はなかったじゃないかと不条理に思い、当時は不信感を抱いてしまいましたが、実は職人肌で正直な先生だったのかもしれません。

保険治療だと時間も材料も制約を受けるということは理解できますが、医科に置き換えて考えた場合、『100点の仕事ができる人』が保険診療だと60点の仕事しかしていないということはあり得ないと思うのですがいかがでしょうか?

患者から、

保険外になってもいいから私の胃癌が再発しないような手術をして下さい。保険だったら3年以内に再発しても文句言えないんでしょ」

なんて会話は耳にしたことがありません。
同じ保険診療なのに医科と歯科でこんな違いがどうして生じるのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-08-10 23:39:00
医科の保険点数は元々歯科よりもずっと高く設定されているので、保険でも歯科よりは利益がでます。

一方、歯科の保険点数はアメリカなどの5〜10分の1とかですから、元々の基準が全然違うんです。

(日本の保険治療費は、世界的に見ても圧倒的に安いんです)

そんな安い治療費で全力治療(?)をすると、まず間違いなく赤字になってしまいます。


ですので歯医者には、

1.保険で60%の治療をコンスタントに提供する
2.保険外で100%の治療を追及する

上記2タイプの道があるのです。


確かに保険で100%の治療をしても全く問題は無いのですが、それは経営を考えるとまず不可能です。

・フェラーリを軽自動車の値段では買えません。
・フランス料理のフルコースを吉野家の牛丼の値段では食べられません。

業種は違えど、これは歯科にも当てはまることだと思います。

でも、諸外国と比べると日本の保険治療は値段も割には非常にレベルは高い(費用対効果が高い)ですから、保険治療を希望する人は安くそこそこの治療が受けられる、一方、高くても高品質な治療を求める人はそういった治療も受けられるという日本の歯科界は、本当に恵まれていると思いますよ。

問題はこのあたりの事情をほとんどの患者さんが知らないということだと思いますので、少しでも多くの人に知ってもらおうと当サイトを運営しています。

本当はもっと国がしっかりとした教育を行ってくれると一番良いんですけどね…。
まだまだ歯科まで手を伸ばす余裕は無いみたいです…。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-08-10 23:49:00
ちなみに、普段保険外で素晴らしい治療をされている先生でも、保険で時間や材料を制限されたら、大した治療は出来ないと思います。

逆に、普段から保険治療しかしていない先生が時間と材料を自由に使えたとしても、大した治療は出来ないと思います。

一番お得なのは、普段は保険外ばかりされている先生に保険治療をお願いし、しかもその日は患者が少なくて十分時間がある…というようなケースでしょうか?

ただ、保険外で治療をしている歯医者さんの中にも「保険外は材料が違うだけ」という先生もいますので、その辺は注意が必要ですが…。

今、このような歯医者さんごとの差を出来るだけ客観的に評価して、患者さんの希望にあった歯医者さんをマッチングして検索するシステムを開発中です。

…というか実はもう出来上がっているので早く公開したいのですが、ちょっと他にも仕事が溜まっているので、今ある仕事があらかた片付いたら公開する予定です。

乞うご期待(^^)

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-08-11 00:14:00
田尾先生の分かりやすい説明の後にはくどいかもしれませんが、私の意見も聞いてください。


医科と歯科でこんなに変わるのは、診療体系が医科と歯科では異なりますので、同列では比べられないのです。

医科は原因除去を主としたもので、治るか治らないかはっきりしています。
(半分以上が白か黒かで判断できます。)

歯科は悪くなった物を対処療法で治療して、治してはいません。
(ここでの治すとは元の状態、天然の歯を意味します)
(歯科は白か黒というより殆どがクレーゾーンで処理されます)


田尾先生が言うように、治療費にも差があります。

医科は世界相場の1/4程度の治療費です。
歯科は世界相場の1/10程度の治療費です。

*この話を医科の先生としたら、医科も酷いけど歯科は悲惨だねぇ、と言っていました。


日本の歯科保険レベルは20〜30年前の治療となんら変わりありません。

保険治療で使用している銀(12%金銀パラジウム銀合金)も1960年から使用されていますが、他の国使用している国はありません。

口の中で使用する金属と言えば「金」と決まっているからです。
言わば代用品です。

ただ、この治療費で金属を使用した治療など世界ではありえないのです。

*国の財源も決まっていますから、国民全てに金は使えません。

しかし、ここ最近のレア・メタルの高騰でこの金属を使用せず他の保険金属(銀合金・コバルトクロム)を使用する歯科医院も多くなってきています。

金属アレルギーの面からはちょっと問題がある金属ですが、国が使用を許可している以上、選択肢としては成立してしまいます。

言い方は悪いですが、保険治療は代用品だらけで成り立っています。
日本の歯科は世界の治療基準とは違うと思って貰った方がいいかもしれません。

かなり特殊な診療体系ですが、世界でも類を見ないぐらい費用対効果は高いです。

歯科は、戦後直にできた保険システムでずゥ〜〜と来てしまい、医科のように時代時代に合わせて改定してこなかったつけが出てきたと言えるでしょう。


私もタイヨウ先生と同じで、自分がされたい治療を主としているので良い材料で時間をかけ治療させてもらいたいです。

医療に100%が無いことは分かっていますが、私としては良い治療にはそれなりの費用がかかると理解してもらえる患者さんには少しでも100%に近づく治療がしたいと思っています。

ぶっちゃけると、治療費が1/10でも保険治療は、患者さんを多く診る歯科医院が儲かるシステムです。

自費治療で診療するより、スタッフと協力して1日30人診たほうが歯科医院の経営は潤います。

歯科治療を高いレベルを維持しながら診療をすると1日7〜10人が限界です。

田尾先生、期待しています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるさん
返信日時:2007-08-11 01:54:00
ぞのです。

歯科医院に2つのタイプがあるとのことですが、

1.保険で60%の治療をコンスタントに提供する
2.保険外で100%の治療を追及する

歯科医院を選ぶ段階でどっちのタイプなのか、明示されていなくて選べないのが問題だと思いますがいかがでしょうか?


また、2.のタイプの歯科医院の場合、そこの院長は腕の立つ先生かもしれませんが、多くの場合、その院長の技術を学ぼうとインターン上がりみたいな先生がたくさんおられます。

もし若い先生に治療されるならば「高い料金で素材の違いだけ」の治療になるのではないかと心配なのですがどうなのでしょうか?


3.のパターンとして、保険外診療を主体にしているのに、保険診療のように数をさばく治療をしている医院が一番儲かるという矛盾。こういう医院を判別するのは難しいのでしょうか?

保険診療はインフォームドコンセントに時間を取れないとのこと。

しかし医療行為は良い結果ばかり出せるものではなく、あまり素材が良くない保険診療だからこそ後々のトラブルに対する説明が事前に必要なのかもしれません。

結果が悪かった時に「そんなこと聞いていなかった」とトラブルになって返ってくるようなことがあると、結局、安い治療に多大な時間を取られ、かつ精神的苦痛を伴う結果になると懸念されます。

一患者の意見ですが、歯科医療をとりまく問題点をこの貴重なサイトから世の中に広く発信していただければと願います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-08-11 02:32:00
>歯科医院を選ぶ段階でどっちのタイプなのか、明示されていなくて選べないのが問題だと思いますがいかがでしょうか?

本当にそうだと思います。

僕が卒後最初に勤務したのはほぼ保険外専門の歯科医院で、そこで色々と思うところがあって、最終的に、

「良い治療を受けるためには患者さん自身が知識を身に付けるしかない。でも、そのための情報提供が不十分。それなら、自分で情報サイトを作って歯科の情報を多くの人に広めよう!」

という結論に達しました。

で、「結局はどこの歯科医院に行けばいいの?」ということになりますから、可能な限りその人に合った歯科医院の検索が出来るシステムの開発にも着手しました。

まだまだ問題点は山積みですが、これらが少しでも歯科で悩んでいる方の役に立てば今まで頑張ってきた甲斐があるかなぁ…と思っています。


あと歯科医院のタイプについては、医院の雰囲気でも何となくは分かると思います。
保険外専門の医院は、大体内装もエステみたいにきれいなところが多いですから。

また、保険外で100%の治療を追及しようとすると1日せいぜい5〜10人くらいしか診れませんから(保険では20〜30人診るのは普通ですが、保険外では1日10人でもかなり厳しいです)、その辺でも見分けることは出来ると思います。

それとインターンの先生については、保険外治療をメインにしていても保険希望の患者さんは来られますから、主にそういう人はインターンの担当になったりします。

さすがに、保険外の患者をいきなりインターンの先生に任せる歯科医院はほとんど無いと思います。

(任せても大丈夫そうなところだけさせたりする場合はあります)

数をさばく治療をしている歯科医院が一番儲かるのは事実だと思いますが、これの見分け方は非常に簡単です。

・1回の治療時間が15分など、非常に短い。
・説明がほとんど無い。
・いつも先生・スタッフがバタバタしていて、なんだか気が立っている。

まずは治療ではなく歯のクリーニングだけでもしてもらって、上記のポイントを観察すれば、なんとなくそこの歯科医院がどんなタイプなのか分かると思います。


>あまり素材が良くない保険診療だからこそ後々のトラブルに対する説明が事前に必要なのかもしれません

全くその通りだと思います。
でも、保険だからこそ説明に時間がさけないという、まさに悪循環というか…。

ぞのさんのように、歯科に少しでも興味を持ってくれる方が増えて、その人が周りの人にも教えてあげて…といった感じで国民のデンタルIQが高くなっていけば良いなぁ…と、期待しています(^^)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるさん
返信日時:2007-08-11 09:48:00
田尾先生、お褒めのお言葉有難うございます。


1)
保険外になっても100%の治療を望む患者が、エステのような建物、余裕のある診察時間という先生から教えていただいたことをヒントに医院を選ぶとして、きれいな医院で時間をかけて診療してもらうことと、その先生の技術が高いことが完全に一致するかどうかという不安があります。


2)
歯科治療もいろんな分野に高い専門性があると思うのですが、例えば歯内治療の高いレベルの専門的治療を望む患者がいたとして、あるゴージャスな医院のHPを見つけたとします。

そしたら大抵、口腔外科、審美歯科、インプラント、歯内治療、一般歯科、小児歯科・・・ありとあらゆる標榜がされており、一体そこの先生が特にどの分野に長けている人なのかこれでは全くつかめません。


このサイトがこんなに質問いっぱいに繁栄しているのは喜ばしいことですが、それだけみんな誰に相談したらいいのかわからなくて困っているということだと思います。

その人のニーズに合った歯科医院選びができる検索システムを先生が構築してくださっているとのこと、迷える患者たちにとっては大変有難いことです。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2007-08-11 12:58:00
なんだか僕の余計な書き込みのせいではるさんの質問からズレてきてしまっている気がしますが‥。

医科と歯科では診療報酬の基準が全く違いますから並列には扱えないですね。

少なくとも医科では「ホスピタルフィー」と「ドクターフィー」と言う考え方があって、病床や規模によって「ホスピタルフィー(病院機能の維持費)」が最低限は確保されます。

しかし、歯科は個人医院がほとんどですから、そのような考えはされていません。

以前にも書きましたが、歯科医院で扱われる器材、設備、人件費は他の中小企業に比べて割高です。

これらの支出分を考えると、ドクター一人当たり、最低でも1日に10万円の診療報酬が必要となります(あくまでも一般的な数字としてです。土地建物が個人所有であったりすると話は別です)。

最低限、10万円が確保できるのであれば、医院経営は成り立ちます。

平均保険点数が500点を切る時代ですから、最低でも1日に20名以上の患者さんを診る必要があります。

そうすると1日10時間診療をやったとして30分に一人の治療時間になります。

当然、普通は10時間診療はしませんから(労働基準法違反になっちゃいます)一人当たりの診療時間はもっと短くしなければなりません。

それに対して保険外の治療の場合、

1万円の治療であれば1日10名。
2万円の治療であれば5名。
5万円の治療であれば2名(午前一人、午後一人)。
10万円の治療であれば1名(!)

の患者さんを診れば、最低限の医院経営が成り立ちます。

もちろん、平均ですし、保険外の場合、材料費も保険のものと比べて高価ですから、1日10万円で良いということはありませんね。


保険外の治療は当然、それに見合った患者さんの満足度、そして歯科医師の責任があってはじめて成立するものです。

もし「保険と自費の違いは、材料の違いだけ」と言う先生がいれば、それは勉強不足で本当の違いを理解していないか、自信が無いかのどちらかでしょう。

保険と自費で同じ結果になるはずがありませんからね。

逆に、抜歯や消炎処置などは僕は保険でも結果は同じはずですから(ソケットプリザベーションなどを行うと別ですが‥)、わざわざ自費で行う必要は無いと思っています。


と、言う事で、保険治療を希望されるのであれば、保険治療を中心に行われている診療所でされたほうが良いと思いますよ。>はるさん

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2007-08-11 13:35:00
横から失礼します。

口腔外科小児歯科、障害者歯科は、ほぼ保険オンリーなんですが、自費を主にされてる先生は、そこんとこはどうお考えなんでしょうか?

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2007-08-11 14:32:00
だんだんズレてきましたねぇ‥。

僕が切り出してしまったので、他のスレッドにむか〜し昔に僕が書いたアブナイ発言をかいつまんで書きますね。

僕は「国民皆保険制度は世界に類を見ない素晴しい制度」だと思っています。
保険証一枚で安心して医療を受けられる国はどこにもありません。

しかし、この素晴しい制度の運用の仕方が間違っているのではないか?と僕は思っています。


 1 社会的、経済的弱者に対するセーフティーネットとして
 2 口腔外科領域。特に事故や癌、先天異常などで入院などを伴う場合
 3 除痛や消炎など緊急性を伴う処置


にこそ健康保険は適応されるべきだと思っています。

ですから、森川先生のおっしゃられるような領域では健康保険で今以上に守られてしかるべきではないかと。


それ以外の補綴や修復処置を健康保険から外す(!)ことで、全体の医療費の削減、そして、そこで削減された予算を予防や上述した本来、充実すべき処置にあてれば、今以上の「国民皆保険制度」になりえるのではないか。

また、安い治療費で歯科治療が受けられる事によって国民の意識が低下し、予防の概念を意識しなくなる→悪循環ではないか。

事実、健康保険制度の無い欧米諸国では「歯科の治療費が高いから、低所得者であればあるほど歯を磨く」と言う事が言えると思います。

日本の歯科医師が金属を使わなくなる(減らす)だけで何億円と言う医療費削減に繋がります。


また、保険外で治療を行う事で、歯科医師自身もスキルアップと責任の重さを考えるようになり、歯科界全体のレベルアップにも繋がります。

もちろん、そこで不勉強な歯科医師は淘汰されるでしょう。
患者さんへの十分な説明、カウンセリングが当たり前になります。

15分で流れ作業のような「患者さんをモノとしか扱わない」ような治療は無くなるでしょう。


繰り返しになりますが、保険制度は素晴しい制度です。
しかし、運用が間違っています。

そして、患者さんの認識も間違っているといわざるを得ません。

だからこそ、このサイトのように、患者さんへの情報提供を行い、事前の知識を身に付け、安心して受診できるような体制にすべきではないでしょうか。

「口腔外科」「小児歯科」「障害者歯科」は保険ですべきです。
生活保護なども当然、保険でやりましょうよ。

しかし、「歯科一般」は保険外で行うべきではないでしょうか?
だいたい「大きく削れば儲かる保険治療」なんて医療として間違っているでしょ!

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2007-08-11 21:13:00
すみません私が火に油を注いでしまったかも・・・

>きれいな医院で時間をかけて診療してもらうことと、その先生の技術が高いことが完全に一致するかどうかという不安があります。

その通りです。綺麗な外観に騙されることもあります。

私の知っている自費治療専門歯科は患者に知られたくないようで、医院の前にはA4ぐらいの看板しかありません。(かなり田舎です。)


口腔外科、審美歯科、インプラント歯内治療、一般歯科、小児歯科・・・ありとあらゆる標榜がされており、一体そこの先生が特にどの分野に長けている人なのかこれでは全くつかめません。

そうなんですよね、オールラウンドに90点を取れる先生なんて私の知る限り10人ぐらいです。

インプラントは上手いが、歯内療法は40点などという状態です。

医科はこれから、表簿できる科を1つしか上げられなくするみたいですね。
歯科もそうすればいいのですが・・・


森川先生

>口腔外科、小児歯科、障害者歯科は、ほぼ保険オンリーなんですが

口腔外科、小児歯科にも自費分野があってしかるべきだと思いますが、特に小児なんて時間と人を費やさないとまともな治療なんて出来ないので、話して分かってもらえる親御さんにはそちらで治療すべきだと私個人は思います。

当然保険治療はべーすとしてあっての話です。

しないだけで、ニーズは埋っていると思いますが、歯科をサービス産業と位置づける以上、このニーズは市場だと思います。

(すみません、かなりビジネスライクに聞こえてしまいますね)

自費のエンドだって10年前には考えられなかった分野ですし、私のボスもエンドは保険ですべきものと言っていましたが、需要側があれば成立することだと思います。

保険治療から外れる為には何か保険適用外材料が治療の流れの中で1つ表向き必要になりますが。

ただ、「障害者歯科」は私も国が面倒を見るべきだと思います。
出来れば各市に必ず置くべき施設だと思います。
(私の住む豊橋、人口36万人の町にすらありません)


医療だけは、万人に平等と言う理想はいいのですが、どのレベルで平等にすべきか!?

世界一もの言う国民(私を含め)は再現なく上のものを要求してきます。
50年前に出来た制度では何処で線を引けばいいのでしょう!?

私が勤務医時代に全部保険で治療してくれという患者さんの大臼歯FCKを入れたら、

「スペースシャトルが宇宙に出るこの時代に銀歯かよ!?」

と言われてしまいました。

多分20年前ならこんなことは絶対言われなかったと思います。
噛み合わせが高いなどは言われると思いますが・・・

保険治療に線を入れること自体嫌がる先生が多いですが、タイヨウ先生のようにズバッと線を入れるのもありかな、と思います。


借金の貯まった先進国は必ず医療・福祉を削っていきますよね。
(ドイツ・イギリスにしかり)

日本も殆ど待ったなしの状態ですから、小児歯科も必ず自費で治療を行うようになると思います。

国民に分からないように、医療・福祉は現実既に削られているのですが・・・

アメリカの年次改革要望書にも日本の医療の自由化などの項目が入っている以上今の状態から悪い方向にしか向かないと思います。

次の大統領選で民主党が勝てば撤回されるかもしれませんが・・・

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2007-08-11 23:25:00
小児歯科の場合は、(医療従事者側の技術、保護者側の理解など)治療自体を実施することすら困難なのが現状で、なおかつ保険適応外で有用な材料や治療法は、ほとんどないかと思いますので、混合診療が解禁になろうとも自由診療に移行していくことはまず考えられないかと思います。

また、障害者歯科に関しましては、「障害者自立支援法」と言う名の実質「障害者切捨て法」が施行されるくらいですから、国の支援はなくなることはあっても手厚くなるなどと言うことはまず有り得ないでしょう。

ただ、井野先生のおっしゃるように先進国ではみな同様の悩みをかかえておりますので、愚痴を言ってもしょうがないですね。

個人的には、消費税の増税の時に何とか医療・福祉にまわせればと期待しております。

なんて書いてしまいましたが、詰め物とは無縁の話題に突き進んでますね。

ならば、的外れは承知の上で書かせていただきますと、小児歯科では保険主体ですので、保険外なら100%保険なら60%などということはありません。

その歯科医院で治療ができるのかできないのか それだけですので、費用の点ではお悩み無用です。

(内容はもちろん違います。保険ならどこでも同じなんてことは絶対に有り得ません。)




タイトル 保険内で治療したいですが、手を抜かれるのではないかと不安です…
質問者 はるさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 歯医者への不信感
その他(歯科治療関連)
その他(保険と保険外)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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