金額度外視で、とにかく良い土台とクラウンを入れたいです

相談者: かずみさん ( : )
投稿日時:2007-08-17 08:43:00
はじめまして。
こちらのHP、とても参考になりました。

下顎1番の治療についてご相談させていただきたいのですが、だいぶ以前に神経を取る治療をし、そこに詰めものをしてあったようです。

削ったのは裏側のみで、前から見ると自分の歯の部分しか見えませんでした。

噛み合わせの関係や、神経を取り、歯の裏側を削ってあって歯が薄くなっていたからか、その歯にうっすらと筋のようなヒビが入ったようになり、歯の付け根の所に違和感を感じるようになり、疲れている時などに舌の付け根に近い辺りにプクッと膿の袋(直径2ミリ位)のようなものができるようになりました。

その都度、治療した歯科医院とは違うところで、膿を出し、消毒してもらい、接着剤のようなもので裏側から歯を補強する応急処置をしてもらっていました。

ヒビが入っているため、そこから菌が入って歯の付け根が化膿し、このまま放っておくと顎の骨が溶けると言われました。

治療はせず、いずれは歯を抜かなければならないと言われていました。

その場合、この相談室でも悩んでいらした方がいらっしゃいましたが、私の場合も、健康な両脇の2本を削ってブリッジにすることを勧められましたが、何でもない歯を加工する事に非常に抵抗感を持っていましたし、最悪抜歯しなければならないとしたら、インプラントにしたいと考えていました。

ところが、知人から紹介を受けた歯科医院に行きましたら、こちらからはできれば抜歯したくないとか、一切言わなかったにも関わらず、歯根のう胞ができているので、根幹治療をやり直しましょうと言われ、歯を抜く必要はありません、と言われました。

ものすごく嬉しくて、仕事も忙しいのですが、毎週最優先で通っています。

余談ですが、その歯医者さんは受付も歯科助手も置かず、院長先生一人で全てやってらっしゃいます。

その先生いわく、歯科医院は儲かる仕事ではないので、人を雇えないから自分で全てやっていますとのこと…。

完全予約制で1人に対し30分から1時間とっています。

待たされる事もなく、治療費も激安です!今まで数々かかっていた歯医者さんは何だったんだ?!と思います。

根幹治療も、毎回丁寧に時間をかけていただき、感じていた違和感もなくなり、とても爽快な感じです。

次回、土台とクラウンを決定しなければならないのですが、こちらの情報を拝見し、私としては装着感、見た目、耐久性、などの点で1番いいと思われるものをお願いしたいと思っています。

金額は高価でもいいです。

一長一短あることはわかったので、こちらの情報を印刷し、検討しているところですが、クラウンと土台の組み合わせの可否もあるようですので、ぜひアドバイスいただけたらと思いまして…。

それと、自分としては、ヒビが入ってしまった歯を残すことはできないのでは?と思っていましたので、根幹治療をやり直し、土台を作ってクラウンを付けるという治療をして、本当に大丈夫なのかというところも気になります。

また、こちらの内容を見ますと、保険治療には時間がかけられない、丁寧にやってもらいたいならば根幹治療も自費で、と書かれていますが、私の行っている歯医者さんのように、根幹治療にマンツーマンで毎回30分もかけることは違法?又はあり得ないことなのでしょうか?

今までの治療費は、初診を除き毎回350円ほどです。
今まで通っていた歯科医院との待遇の格差に驚いています。

かかっている先生は、高価な材質のものを勧めるのに抵抗があるのか、いろいろ資料を見せてくださるのですが、これがいいですよ、と強く勧めてくれないので、迷っています。

私は、歯の印象はとても大切だと思っているので、金額は度外視でいいものをつけたいと思っています。

お忙しい中、恐縮ですがどうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-17 09:57:00
はじめまして。
良い先生に巡り合えましたね。

ホントにそうですよ、歯科をまじめにしたら、人件費だけで赤字になっても不思議ではありません。

しかし。350円は安いですね。


>ヒビが入ってしまった歯を残すことはできないのでは

ヒビが入っていたものの予後はよくありません。

しかし、流れからして1件目の歯科医院は抜く口実に「歯にヒビが入っているかも」と言ったと思います。

根尖病巣が大きければ抜くのも1つの治療選択肢です。

*日本の保険治療は抜髄(神経を初めて取る処置)より感染根管処置(やり直しの治療)の方が治療費が安い設定になっています。

どちらが治療が大変かと言うと数倍感染根管処置の方が大変です。
(正直この治療費でしっかり治せと言う金額ではありません)

本来抜髄より手が掛かる分、治療費は高くなって当たり前なのですが、再治療歯が多すぎる為予算は割いてくれません。

悪くなった歯を残す手間を考えると抜いてインプラントの方が予後も断然良いですし、楽であることは間違いありませんから、悪い歯は抜いてしまおう!!、でも不思議な選択ではありません。


>その歯にうっすらと筋のようなヒビが入ったようになり

これはかずみさんが見えていた歯の表面に入っていたものですよね。

これは歯の表層のエナメル質に限局しており、歯を抜かないといけないような重大な破折線ではありません。

40以上の方なら殆どこの所見はあります。
特に神経を取った歯にもよく見られます。

歯の破折と言ういい方はよくされますが、根の治療がうまくいっていない歯・原因が分からない歯にはよく言われる言葉です。

確かに裸眼でも破折を見つけることができますが、歯の中で起こっている小さな破折は顕微鏡を用いて・特殊な染め出し液を使っても、ん〜〜、と悩む時があります。

私はそこまで破折歯は多くないと思います。


クラウンと土台の組み合わせの可否もあるようですので

もし自費治療まで選択肢に入れているようでしたら、土台はファイバーコアが、ゴールドコアがいいですね。
(保険の銀合金は歯が折れる原因にもなりますから避けてください)

ファイバーコアなら、オールセラミックメタルボンド両方OKです。
ゴールドコアなら、メタルボンドがいいでしょうね。

また、1度出来た根尖病巣は治療しても、50%治れば相当根の治療が上手い先生と言えます。

感染根管は専門医がマイクロを使用して特殊な器具を用いて治療しても60〜70%治せるかと言ったところです。

ですから、自費で被せを入れたからと言って1年後に再発するケースは十分考えられます。

良い先生とよく話し合って決めてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-08-17 13:01:00
すごいですね。

とても普通の状態でできる診療スタイルではありませんよ。
土地、建物も自前か‥。

まあ、その先生の営業努力(?)なのでしょう。
良いと思いますよ。

僕も保険の土台はお奨めしません。

ファイバーポストハイブリッドジャケットクラウン

が一番好きですね。

まちろん、オールセラミックスメタルボンドも可だと思いますが、一番、弱い材料で、負担をかけない方法だとメタルフリーで‥と短絡的に考えちゃうんですよね。




タイトル 金額度外視で、とにかく良い土台とクラウンを入れたいです
質問者 かずみさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ ゴールドコア(金の土台)
ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
ハイブリッドセラミッククラウン
オールセラミック(陶器の被せ物)
メタルボンド
ゴールドクラウン(金の被せ物)
お勧めの土台(コア)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




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