急激な歯茎の痩せと、歯石除去後の歯の痛み
相談者:
tomoさん (35歳: )
投稿日時:2007-08-19 19:43:00
はじめまして。
最近こちらを知って以来、いつも参考にさせていただいています。
歯周病と歯石除去後の歯の痛みの治療について、セカンドオピニオンとしてお話をお聞きしたく、ご相談します。
文章の量が多く申し訳ないのですが、どうぞ宜しくお願い致します。
のちほど写真のURLをメールでお送りしますので、あわせて覧頂ければと思います。
【相談内容】
今年4月末、同月上旬からの急激な歯茎の痩せ・前歯歯茎の黒ずみに気付き、出血こそないものの歯周病を疑ってA医院で診察を受けました。
そのなかで<左上6番、左下6番・7番>の歯石除去をしたのですが、いざ処置が終わってみると、露出した根の部分に歯茎のラインに沿って溝状の傷がつき、長時間痛んだり疼くようになりました。
(爪や歯ブラシで触ると背筋の凍る様な鋭い痛み。冷たいものがシミる。加えて、特に左上6番は歯髄炎に似た症状の激痛)
すぐさまA医院へ行き、その後B医院へ転院しましたが、はっきりとした原因も治療法も得られず、それから3ヶ月程経った今、痛みと疼きは我慢できる程度にこそなりましたし、全く気にならず生活できる日もあるのですが、そんな時でも歯磨きなどのちょっとした刺激で疼きはじめますし、なにより毎日将来の不安が付き纏って離れません。
ただ歯の傷に刺激を与えない(シミ止で溝を覆う、日常生活で触れないようにする)事で痛みはある程度抑制できるようですので、抜髄等の歯を傷つける方法以外で痛み・疼きの原因を取り除きたいと考えています。
そこで、この痛みの発生以降手付かずにいる歯周病の治療も含めて、長期的に見てどんな治療をしたらよいか、是非先生方のご意見をお聞かせ下さい。
以下、歯の痛みと歯周病の詳細(状態とこれまでの診察内容、と思うところ)を書いてゆきます。
【歯の痛みの状態】------------------------------
<左上6番>
[傷の状態]
歯の根元に1mm程度の溝状の傷。他、エナメル質部分に彫刻刀で削ったような鋭利な段差。
[痛みの状態]
除去中、数日前に歯茎が下がって知覚過敏になっていた部分を含め、根元に機械を当てている間中疼くように痛み、特に写真1-Aで神経を鷲掴みにされるような激痛が3回。
直後一週間、写真1-Aを中心に歯髄炎に似た症状の激痛(痛くない時もあった)。
打診痛があるのと、傷に食物が挟まって痛む感覚があり、左側で物を噛む事ができない。
傷に歯ブラシや爪で触ると寒気のする変な痛み。
冷たい物がシミる。一度刺激があると長時間持続するのが特徴。
現在、激痛が消えて痛みの質が疼きの強いものに変化した他は以前と変化なし。
痛みなく過ごせる日もあるが、歯ブラシはもちろん、何もしなくてもヒビに水が染み込むような感覚で唾液やぬるめの水でも疼く?ことがあるため、シミ止め等で溝を覆う以外、確実に疼きを止める方法がわからない。
<左下6番、左下7番>
[傷の状態]
根元に若干の溝。
[痛みの状態]
除去中にひどい痛みはなし。
溝に触ると寒気のする変な痛み。
冷たいものがシミる(左下6番写真1-Bは特に)。
左上6番と異なり、短時間の痛み(知覚過敏のような)が中心で、3ヶ月経っても痛みの質が変わったといった感じはなし。
【歯周病の状態】
上前歯の間の歯茎の黒ずみと、奥歯を中心とした歯茎の痩せ。
出血なし。
B医院での検査の結果、奥歯を中心に歯槽骨の吸収が見られた(レントゲン上で1センチ位?減少)。
歯周ポケットは無く、歯茎は健康。
4月以降急激な変化はないものの、下前歯を含めて所々知覚過敏になったりと微妙に下がってきた感がある。
歯茎の痩せの原因に思い当たる点はありませんが、今年1〜2月の右上1番の治療時の詰め物の不具合で酷い歯軋り、一日中の食い縛り、歯の磨耗(一部象牙質がみえています)が出た事と、2月末に作ったマウスピースが何度調整しても合わず、歯茎と歯が内側に締め付けられて痛かった事、そしてその後畳み掛けるように痩せてきたので、何か関係あるかなと思っています。
【診察】-------------------------------------------------------
<A医院(4月末に衛生士の方に歯石除去をしてもらった所)>
[歯周病]
「前歯が歯周病っぽい」とだけで、検査はせず終了。
[歯の痛み]
「神経が勝手に炎症を起こして死ぬ時期と歯石除去の時期が偶然
重なっただけ。
虫歯でもないし、多分知覚過敏」で、3本の患部(先生も他の衛生士の方も一見でどの部分か分かった様ですが)にシミ止めで終了。おかしいのでは?
左上下6・7番の隙間を取る筈だったのに誤って歯を削ったのでは?との問いに「歯石の取り方は三者三様、そんな事言ってたら歯石は取れない」との返答。
<B医院(痛みが引かないため、5月上旬に転院)>
[歯周病]
歯周ポケットはないが歯槽骨の吸収があるので軽度歯周病。
(初診時にちらっと「将来前歯がガタガタになるかも」と言われたのが気にかかります)
[歯の痛み]
「左上6番に溝はあるが、歯石除去というよりは歯軋りで歯が揺れて削れた感じ。
目視で歯のヒビや虫歯がない」ので、5月・7月に左上6番のみシミ止めで終了。
一応6月に、こちらからお願いして左上6番の溝に詰め物。
しかし歯茎が若干上がって溝の一部が歯茎の下になっていて?全部埋まらなかったのか、まだ爪を差し込むことができ、痛みについては若干軽減したのみ。
B医院では歯の痛みが主訴で、歯周病についてはちらっとお伝えする程度でした。
動揺していて、初診時から「溝が痛い」連呼で筋道立ててお話できなかったので、きちんと症状を伝えられたか不安です。
歯の傷、歯の磨耗とともに何か表面を覆うようなものはないかお聞きしましたが、基本的にB医院の先生は、手を入れれば(詰め物など)それだけ歯の寿命を縮めることになるため、様子見したほうが良いとおっしゃっています。
歯周病についても、特別な処置をする状態ではないとのこと。
ただやはり実感として歯茎がジワジワ痩せている感がありますし、歯石の蓄積や出血を伴わない歯周病もあるようなので不安です。
歯は元には戻りませんから、理由の良く分からないうちに手を加えることは避けるべきというB医院の先生のお考えも良く分かるのですが、今後に対する漠然とした不安もあり、ただ緩やかな悪化を待つだけではなく、何か出来ることがあればやっていきたいと思うのです。
そこで今回相談させて頂きました。
今はとりあえず、歯茎の下がりと傷部分からの虫歯が心配なので、情報ページでオススメの歯肉活性化歯磨きと、同じメーカーの洗口剤、フッ素ジェルを使っています。
他の方のご相談を(虫歯、知覚過敏、歯周病、歯軋り、神経関係を中心に)見ていると、部分部分似た症状の方がいらっしゃるようで、歯肉を移植する、可能なら歯槽骨を再生する、コーティング剤を塗るなどの方法を提案されているのですが、私の場合はどうしたらいいのか分からず…。
これまで虫歯以外の理由で前歯の神経を2つ取っているので、とにかく抜髄は最後の手段にしたいと思っています。
長文になってしまって申し訳ありません。
ご意見を是非お聞かせ頂ければと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
最近こちらを知って以来、いつも参考にさせていただいています。
歯周病と歯石除去後の歯の痛みの治療について、セカンドオピニオンとしてお話をお聞きしたく、ご相談します。
文章の量が多く申し訳ないのですが、どうぞ宜しくお願い致します。
のちほど写真のURLをメールでお送りしますので、あわせて覧頂ければと思います。
【相談内容】
今年4月末、同月上旬からの急激な歯茎の痩せ・前歯歯茎の黒ずみに気付き、出血こそないものの歯周病を疑ってA医院で診察を受けました。
そのなかで<左上6番、左下6番・7番>の歯石除去をしたのですが、いざ処置が終わってみると、露出した根の部分に歯茎のラインに沿って溝状の傷がつき、長時間痛んだり疼くようになりました。
(爪や歯ブラシで触ると背筋の凍る様な鋭い痛み。冷たいものがシミる。加えて、特に左上6番は歯髄炎に似た症状の激痛)
すぐさまA医院へ行き、その後B医院へ転院しましたが、はっきりとした原因も治療法も得られず、それから3ヶ月程経った今、痛みと疼きは我慢できる程度にこそなりましたし、全く気にならず生活できる日もあるのですが、そんな時でも歯磨きなどのちょっとした刺激で疼きはじめますし、なにより毎日将来の不安が付き纏って離れません。
ただ歯の傷に刺激を与えない(シミ止で溝を覆う、日常生活で触れないようにする)事で痛みはある程度抑制できるようですので、抜髄等の歯を傷つける方法以外で痛み・疼きの原因を取り除きたいと考えています。
そこで、この痛みの発生以降手付かずにいる歯周病の治療も含めて、長期的に見てどんな治療をしたらよいか、是非先生方のご意見をお聞かせ下さい。
以下、歯の痛みと歯周病の詳細(状態とこれまでの診察内容、と思うところ)を書いてゆきます。
【歯の痛みの状態】------------------------------
<左上6番>
[傷の状態]
歯の根元に1mm程度の溝状の傷。他、エナメル質部分に彫刻刀で削ったような鋭利な段差。
[痛みの状態]
除去中、数日前に歯茎が下がって知覚過敏になっていた部分を含め、根元に機械を当てている間中疼くように痛み、特に写真1-Aで神経を鷲掴みにされるような激痛が3回。
直後一週間、写真1-Aを中心に歯髄炎に似た症状の激痛(痛くない時もあった)。
打診痛があるのと、傷に食物が挟まって痛む感覚があり、左側で物を噛む事ができない。
傷に歯ブラシや爪で触ると寒気のする変な痛み。
冷たい物がシミる。一度刺激があると長時間持続するのが特徴。
現在、激痛が消えて痛みの質が疼きの強いものに変化した他は以前と変化なし。
痛みなく過ごせる日もあるが、歯ブラシはもちろん、何もしなくてもヒビに水が染み込むような感覚で唾液やぬるめの水でも疼く?ことがあるため、シミ止め等で溝を覆う以外、確実に疼きを止める方法がわからない。
<左下6番、左下7番>
[傷の状態]
根元に若干の溝。
[痛みの状態]
除去中にひどい痛みはなし。
溝に触ると寒気のする変な痛み。
冷たいものがシミる(左下6番写真1-Bは特に)。
左上6番と異なり、短時間の痛み(知覚過敏のような)が中心で、3ヶ月経っても痛みの質が変わったといった感じはなし。
【歯周病の状態】
上前歯の間の歯茎の黒ずみと、奥歯を中心とした歯茎の痩せ。
出血なし。
B医院での検査の結果、奥歯を中心に歯槽骨の吸収が見られた(レントゲン上で1センチ位?減少)。
歯周ポケットは無く、歯茎は健康。
4月以降急激な変化はないものの、下前歯を含めて所々知覚過敏になったりと微妙に下がってきた感がある。
歯茎の痩せの原因に思い当たる点はありませんが、今年1〜2月の右上1番の治療時の詰め物の不具合で酷い歯軋り、一日中の食い縛り、歯の磨耗(一部象牙質がみえています)が出た事と、2月末に作ったマウスピースが何度調整しても合わず、歯茎と歯が内側に締め付けられて痛かった事、そしてその後畳み掛けるように痩せてきたので、何か関係あるかなと思っています。
【診察】-------------------------------------------------------
<A医院(4月末に衛生士の方に歯石除去をしてもらった所)>
[歯周病]
「前歯が歯周病っぽい」とだけで、検査はせず終了。
[歯の痛み]
「神経が勝手に炎症を起こして死ぬ時期と歯石除去の時期が偶然
重なっただけ。
虫歯でもないし、多分知覚過敏」で、3本の患部(先生も他の衛生士の方も一見でどの部分か分かった様ですが)にシミ止めで終了。おかしいのでは?
左上下6・7番の隙間を取る筈だったのに誤って歯を削ったのでは?との問いに「歯石の取り方は三者三様、そんな事言ってたら歯石は取れない」との返答。
<B医院(痛みが引かないため、5月上旬に転院)>
[歯周病]
歯周ポケットはないが歯槽骨の吸収があるので軽度歯周病。
(初診時にちらっと「将来前歯がガタガタになるかも」と言われたのが気にかかります)
[歯の痛み]
「左上6番に溝はあるが、歯石除去というよりは歯軋りで歯が揺れて削れた感じ。
目視で歯のヒビや虫歯がない」ので、5月・7月に左上6番のみシミ止めで終了。
一応6月に、こちらからお願いして左上6番の溝に詰め物。
しかし歯茎が若干上がって溝の一部が歯茎の下になっていて?全部埋まらなかったのか、まだ爪を差し込むことができ、痛みについては若干軽減したのみ。
B医院では歯の痛みが主訴で、歯周病についてはちらっとお伝えする程度でした。
動揺していて、初診時から「溝が痛い」連呼で筋道立ててお話できなかったので、きちんと症状を伝えられたか不安です。
歯の傷、歯の磨耗とともに何か表面を覆うようなものはないかお聞きしましたが、基本的にB医院の先生は、手を入れれば(詰め物など)それだけ歯の寿命を縮めることになるため、様子見したほうが良いとおっしゃっています。
歯周病についても、特別な処置をする状態ではないとのこと。
ただやはり実感として歯茎がジワジワ痩せている感がありますし、歯石の蓄積や出血を伴わない歯周病もあるようなので不安です。
歯は元には戻りませんから、理由の良く分からないうちに手を加えることは避けるべきというB医院の先生のお考えも良く分かるのですが、今後に対する漠然とした不安もあり、ただ緩やかな悪化を待つだけではなく、何か出来ることがあればやっていきたいと思うのです。
そこで今回相談させて頂きました。
今はとりあえず、歯茎の下がりと傷部分からの虫歯が心配なので、情報ページでオススメの歯肉活性化歯磨きと、同じメーカーの洗口剤、フッ素ジェルを使っています。
他の方のご相談を(虫歯、知覚過敏、歯周病、歯軋り、神経関係を中心に)見ていると、部分部分似た症状の方がいらっしゃるようで、歯肉を移植する、可能なら歯槽骨を再生する、コーティング剤を塗るなどの方法を提案されているのですが、私の場合はどうしたらいいのか分からず…。
これまで虫歯以外の理由で前歯の神経を2つ取っているので、とにかく抜髄は最後の手段にしたいと思っています。
長文になってしまって申し訳ありません。
ご意見を是非お聞かせ頂ければと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2007-08-19 22:27:00
文面からのみの推察となりますが、最初の段階から歯周病の問題があったのではないかと考えます。
つまり歯周病があったので周りの骨が溶けていたのですが、歯茎が腫れていたので見かけ上は問題なかった。
しかし、歯石を取ったことで歯茎の腫れが引いてきて歯の根の部分が見えてきてしみるようになったという状況ではないかと思います。
(特にタバコを吸われる方は歯茎が硬くなりやすく、症状が出にくいのです)
歯周病の進行を止めるには必要な処置なのですが、上記のような変化で「治療しているのに症状が一時的に悪化する」ことはよくあります。
状況からの推察にはなりますが、食いしばり等の問題(ブラキシズム)もありますので長期的な歯の保存が難しい可能性もあります。
治療経過を拝見する限り、治療方法自体には問題がないかと思いますが、短期的には使えても長期的な保存が不可能な場合には少しでも長く使えるような治療しか出来ない場合もあることをご理解ください。
つまり歯周病があったので周りの骨が溶けていたのですが、歯茎が腫れていたので見かけ上は問題なかった。
しかし、歯石を取ったことで歯茎の腫れが引いてきて歯の根の部分が見えてきてしみるようになったという状況ではないかと思います。
(特にタバコを吸われる方は歯茎が硬くなりやすく、症状が出にくいのです)
歯周病の進行を止めるには必要な処置なのですが、上記のような変化で「治療しているのに症状が一時的に悪化する」ことはよくあります。
状況からの推察にはなりますが、食いしばり等の問題(ブラキシズム)もありますので長期的な歯の保存が難しい可能性もあります。
治療経過を拝見する限り、治療方法自体には問題がないかと思いますが、短期的には使えても長期的な保存が不可能な場合には少しでも長く使えるような治療しか出来ない場合もあることをご理解ください。
回答2
回答日時:2007-08-19 23:34:00
はじめまして。
おそらく、ですが
・歯周病
・強烈な知覚過敏
の2つの病気を抱えているのだと思います。
歯ぐきの変化と症状の変化については直接的に関連づけない方が分かりやすいかと思います。
>エナメル質部分に彫刻刀で削ったような鋭利な段差
とありますが、これはたぶん治療によって出来たものではありません。
それもエナメル質部分ではなく、エナメル質と歯根(セメント質ないし象牙質)との境目ではないでしょうか?
発生の由来ははっきりとはしないのですが、オーバーブラッシングや、噛みしめの両方が関連している様です。
で、それの発生と直接関連がある訳ではないのですが、この辺り(セメント-エナメル境 CEJと言います)は、超音波スケーラーなどで触れると知覚過敏を引き起こしやすい場所です。
ですから、歯石除去のためにもともと自然に溝の出来ていたCEJ付近を器具で触ってしまい(※医療過誤とは言えない範囲です)、知覚過敏が引き起こされたのではないだろうか・・・というのが私の予測です。
過去の回答などでもご覧になっているかとは思いますが、知覚過敏であればむやみに詰め物などはするべきではなく、B医院の先生のおっしゃる通りだと思いますよ。
歯肉移植も大変な割に得られるものが少なく、お勧めはしません。
症状がとにかく強いので不安かとは思いますが、まずはゆっくりと通常の知覚過敏の処置(プラークコントロール、食事の注意、フッ素、知覚過敏用の薬の塗布)を試していって改善を待つのがベストではないかと思いますよ。
一応食いしばりとの関連も考えて、マウスピースも使ってもいいかも知れません。
抜髄は当然極力避けるべきですし、今後この症状が今よりも悪化していく可能性は低いと思います。
時間はかかると思いますが、知覚過敏の予後は大半が時間とともに良くなります。
B医院の先生の意見も私と同じ様なら、このまましばらくこの病気と上手につきあっていってはいかがでしょうか。
おそらく、ですが
・歯周病
・強烈な知覚過敏
の2つの病気を抱えているのだと思います。
歯ぐきの変化と症状の変化については直接的に関連づけない方が分かりやすいかと思います。
>エナメル質部分に彫刻刀で削ったような鋭利な段差
とありますが、これはたぶん治療によって出来たものではありません。
それもエナメル質部分ではなく、エナメル質と歯根(セメント質ないし象牙質)との境目ではないでしょうか?
発生の由来ははっきりとはしないのですが、オーバーブラッシングや、噛みしめの両方が関連している様です。
で、それの発生と直接関連がある訳ではないのですが、この辺り(セメント-エナメル境 CEJと言います)は、超音波スケーラーなどで触れると知覚過敏を引き起こしやすい場所です。
ですから、歯石除去のためにもともと自然に溝の出来ていたCEJ付近を器具で触ってしまい(※医療過誤とは言えない範囲です)、知覚過敏が引き起こされたのではないだろうか・・・というのが私の予測です。
過去の回答などでもご覧になっているかとは思いますが、知覚過敏であればむやみに詰め物などはするべきではなく、B医院の先生のおっしゃる通りだと思いますよ。
歯肉移植も大変な割に得られるものが少なく、お勧めはしません。
症状がとにかく強いので不安かとは思いますが、まずはゆっくりと通常の知覚過敏の処置(プラークコントロール、食事の注意、フッ素、知覚過敏用の薬の塗布)を試していって改善を待つのがベストではないかと思いますよ。
一応食いしばりとの関連も考えて、マウスピースも使ってもいいかも知れません。
抜髄は当然極力避けるべきですし、今後この症状が今よりも悪化していく可能性は低いと思います。
時間はかかると思いますが、知覚過敏の予後は大半が時間とともに良くなります。
B医院の先生の意見も私と同じ様なら、このまましばらくこの病気と上手につきあっていってはいかがでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
tomoさん
返信日時:2007-08-21 00:22:00
荒木先生、渡辺先生、お返事どうもありがとうございます。
お話を聞いていただいて、少し気が楽になりました。
これは知覚過敏なのですね。
情報ページに痛みが持続する場合は虫歯と書かれていたこと、他のどの方の症状とも違うこと、何より直後に歯髄炎に似た症状があったことから、これまで知覚過敏だといわれてもなかなか合点がいかなかったのです。
何もしなくても痛むのは気になりますが、渡辺先生のおっしゃるとおり、もうしばらくこのまま過ごしてみます。
歯茎の腫れについて:
思い出しながら書いているため、所々追記のような形になってしまうことをお許しください。
歯茎の状態は、若干の痩せを除けば当時も5月のB医院の初診時も、昨日お送りした写真と当方の実感として変化はありません。
当時右下6番裏以外に歯茎の腫れはなく、出血もない状態でした。
(右下6番は若干歯石がついて歯茎が赤くなっているのを鏡で見せて貰いました)
ちょっと逸れますが、歯石があると指摘されたのは下左右1番裏、上左右6・7番隙間、あと先ほどの左下6番裏。左下6番以外は以前もついていたことがあります。
ネットでみる歯周病写真のような口内状態になったことはなく、前歯などの治療のため今年1〜3月にA医院に通いました
が、その期間異常の指摘はありません。
先ほどの歯石が歯周病の原因だとしたら、何故今?という感じです。
食いしばりで歯周組織がやられたところに、抵抗力の低下が重なったのでしょうか。
溝について:
左上6番は数日前に歯茎がツルッと下がって知覚過敏だったので、その時点でここまでの溝が出来ていれば、歯石が溜まる前に痛みで気付くのではと思うんです。
3本以外に異常がないこと、担当が新人の方で、直後フォローとしてほかの方が6・7番の隙間を取ったことから、なにかあったのではという思いを払えないのが正直な所ですが、今回先生方から考えられる原因をお聞きしましたので、これで詮索はやめようと思います。
>食いしばり等の問題(ブラキシズム)もありますので長期的な歯の保存が難しい可能性もあります。
はい。最悪の場合は覚悟しておきます。
1〜2月の前歯の詰め物の不具合が解消してからは、日中の食いしばりはありませんが、マウスピースを見る限り、まだ夜間の食いしばりや歯軋りはあるようです。
なんとか止められればいいのですが…
>それもエナメル質部分ではなく、エナメル質と歯根(セメント質ないし象牙質)との境目ではないでしょうか?
すみません、それではないです。
多分溝があるのがその境目のあたりです。
段差はもう少し上の部分で、段差の向きも逆になります。
(下手で申し訳ないんですが大まかな図を昨日のURLにアップしました。)
縦磨きが中心で、廃棄する段階でも歯ブラシの毛先は広がらないので力は大丈夫かなと思いますが、知覚過敏の件も含めて丁寧に磨く事を心がけます。
歯肉移植は、選択肢に入れていたのですがなかなか難しいのですね。
長文にもかかわらず、相談にのって頂きありがとうございました。
お話を聞いていただいて、少し気が楽になりました。
これは知覚過敏なのですね。
情報ページに痛みが持続する場合は虫歯と書かれていたこと、他のどの方の症状とも違うこと、何より直後に歯髄炎に似た症状があったことから、これまで知覚過敏だといわれてもなかなか合点がいかなかったのです。
何もしなくても痛むのは気になりますが、渡辺先生のおっしゃるとおり、もうしばらくこのまま過ごしてみます。
歯茎の腫れについて:
思い出しながら書いているため、所々追記のような形になってしまうことをお許しください。
歯茎の状態は、若干の痩せを除けば当時も5月のB医院の初診時も、昨日お送りした写真と当方の実感として変化はありません。
当時右下6番裏以外に歯茎の腫れはなく、出血もない状態でした。
(右下6番は若干歯石がついて歯茎が赤くなっているのを鏡で見せて貰いました)
ちょっと逸れますが、歯石があると指摘されたのは下左右1番裏、上左右6・7番隙間、あと先ほどの左下6番裏。左下6番以外は以前もついていたことがあります。
ネットでみる歯周病写真のような口内状態になったことはなく、前歯などの治療のため今年1〜3月にA医院に通いました
が、その期間異常の指摘はありません。
先ほどの歯石が歯周病の原因だとしたら、何故今?という感じです。
食いしばりで歯周組織がやられたところに、抵抗力の低下が重なったのでしょうか。
溝について:
左上6番は数日前に歯茎がツルッと下がって知覚過敏だったので、その時点でここまでの溝が出来ていれば、歯石が溜まる前に痛みで気付くのではと思うんです。
3本以外に異常がないこと、担当が新人の方で、直後フォローとしてほかの方が6・7番の隙間を取ったことから、なにかあったのではという思いを払えないのが正直な所ですが、今回先生方から考えられる原因をお聞きしましたので、これで詮索はやめようと思います。
>食いしばり等の問題(ブラキシズム)もありますので長期的な歯の保存が難しい可能性もあります。
はい。最悪の場合は覚悟しておきます。
1〜2月の前歯の詰め物の不具合が解消してからは、日中の食いしばりはありませんが、マウスピースを見る限り、まだ夜間の食いしばりや歯軋りはあるようです。
なんとか止められればいいのですが…
>それもエナメル質部分ではなく、エナメル質と歯根(セメント質ないし象牙質)との境目ではないでしょうか?
すみません、それではないです。
多分溝があるのがその境目のあたりです。
段差はもう少し上の部分で、段差の向きも逆になります。
(下手で申し訳ないんですが大まかな図を昨日のURLにアップしました。)
縦磨きが中心で、廃棄する段階でも歯ブラシの毛先は広がらないので力は大丈夫かなと思いますが、知覚過敏の件も含めて丁寧に磨く事を心がけます。
歯肉移植は、選択肢に入れていたのですがなかなか難しいのですね。
長文にもかかわらず、相談にのって頂きありがとうございました。
タイトル | 急激な歯茎の痩せと、歯石除去後の歯の痛み |
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質問者 | tomoさん |
地域 | |
年齢 | 35歳 |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み 歯の異常・トラブルその他 歯茎の異常・トラブルその他 スケーリング(歯石取り) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。