カリエスディテクター(虫歯の部分を染める液)は、使わなくても大丈夫?

相談者: ぞのさん ( : )
投稿日時:2007-08-22 00:43:00
先生方、こんばんは。

カリエスディテクターという虫歯の部分を染める液があると知りました。

今までいろんな歯科に行きましたが、この液で染めて削ってもらったことはありません。

今までの受けた治療が大丈夫なのか不安になってきました。
使わなくても良いものなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-22 01:34:00
別にだからといって心配はいらないと思いますよ。

カリエスディテクターも良し悪しで、ちょっと余計なところまで染まりすぎるとか、そんな問題もあります。

後発の、その名も「カリエスチェック」という製品の方が正確だという話なのですがどうなんでしょ。ここらへんは細かい話ですので。。

(私は一応愛用していますが、と言って毎回使う訳ではありません。)

カリエスの除去法について、真面目に勉強している先生だと、「スプーンエキスカベーター」という器具をここぞという時にはたぶん必ず使用すると思います。

過去の基礎研究でも、一番正確な虫歯の除去方法とされています。

物としては金属製の耳かきみたいなもので、虫歯を取られながら、先生が助手さんに「スプーン下さい」と言っていたり、なんだか歯に力を入れられてコリコリやられた時は、いいかも知れません。

もっと言えばこのスプーンエキスカベーターを、きちんと研磨出来てる先生だったら間違いない名手だと思われるのですが、そこまでは確認のしようがないですよね。。

ただドリル(バーと言います)だけで削っても、上手い先生は上手いですし、あまり判断の基準にはならないかも知れませんね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-08-22 11:20:00
カリエスディテクターは少し古いですかね。

今、ウチでは「カリエスチェック(ニシカ)」を使っています。
エキスカを使った「硬さの判定」と一致しているような感覚です。

カリエスディテクターでもカリエスチェックでもどちらでも良いとは思いますが、使った方が良いと思いますよ。

思いもよらない所が染まったりしますからね。
そこが、後々、カリエスの取り残しに繋がるんじゃないでしょうか。

もちろん、ワタナベ先生のおっしゃられているようにLM-エキスカベーターでの「硬さ判定」が最も正確だと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-08-22 12:31:00
追加です。


>今までの受けた治療が大丈夫なのか不安になってきました。使わなくても良いものなのでしょうか?

とのことですが、二次的な虫歯の進行を気になさっているのであれば、多くの場合、大丈夫です。

と、言うのも、う蝕検知液を使わない先生の多くは、これでもかと言わんばかりに健康なところまで削り込んでくれている事が多いからです。

これは決して間違った方法ではなく、教科書にも「予防拡大」と言う項目で歯科大学で教えられる事です(今も教えているそうです)。

しかし、2000年以降、「MI(ミニマルインターベンション)」と言う概念が発表され、「いかに削らないようにするか、削る場合はいかに小さく削るか?」と言う事が今の歯科治療の主流になりつつあります。

これは約100年以上続いてきた「G.V.Blackの虫歯治療」を真っ向から否定する考え方です。

MIはここ数年で飛躍的に歯科材料(特に接着)技術が向上したからこそ成り立つ考え方です。

僕も数年前までは「予防拡大」をしていました。
しかし、今はしていません。

また、健康保険の制度も30年以上前に制定されたものですからMIの概念には基づいていません。


ですから、過去の治療は過去の治療として捉え、今後、歯科治療を受ける場合にはMIの概念を持った先生に治療されるようにすれば良い事だと思います。




タイトル カリエスディテクター(虫歯の部分を染める液)は、使わなくても大丈夫?
質問者 ぞのさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯治療
虫歯その他
う蝕関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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