歯根膜再生型インプラントについて

相談者: あきさん (30歳: )
投稿日時:2007-08-22 13:28:00
いつも御世話になります。

将来的に歯根膜再生型インプラントと言う物が出来ると聞いた事が有ります。

まだ今現在は未来のインプラントと思っていたのですが,歯根膜再生型インプラントで検索すると,東京六本木の某歯科医院のHPで,既に使用していると言う内容が書いて有ります。

読んだのですが良くわかりません。この投稿で特定の歯科医院のHPを載せては,ならないみたいですので,その歯科医院のHPは書けませんが,実際その様なインプラントは実用化されているのでしょうか?

宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-22 15:04:00
僕が不勉強なのかもしれませんが、臨床応用されているんですか?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-08-22 15:06:00
うーん、検索してみたのですが、見つからないですね。
普通に考えれば、それは不可能だと思います。

歯根膜というのは、歯が生まれる時に歯根の一部や周りの骨とセットで形成されます。ですから後から部分的に作るというのは理論上不可能かと思います。

インプラントの周りに歯根膜を作るぐらいなら、歯ごと再生する方が技術的には簡単そうな気がしますね・・。


詳しく言うと歯根膜は、歯と骨の隙間(歯根膜腔)を通る、細い糸状の無数のコラーゲン繊維を言います。

歯が骨の穴の中にたくさんのロープで吊されてる感じです。

でそのコラーゲン繊維は、歯の中(セメント質)にも周囲の骨(1mm程度の厚みで固有歯槽骨と言って、他の骨とは区別されます)にも貫通しています。

これら(セメント質、歯根膜、固有歯槽骨)全てが一度なくなってしまったただの骨(※固有歯槽骨とは組織的に別物です)に、また人工的に歯根膜を作ってしかもインプラントと結合させるというのは無理じゃないかな、と思いますよ。

んー、分かりにくいですよね??
ちょっと難しい話ですね。
私の頭で想像出来る範囲では無理ということです。


逆に昔(数十年前)、まだインプラントが骨と結合(※という呼び方は本当は適切ではないそうなのですが)させられなかった頃、今の様にチタンではなくてサファイアなどを使用していました。

その頃は、骨の中に入れた異物(サファイアなど)が直接骨に接しない様に身体の防御反応によって”肉”で包まれて(のうほうの状態)しまったので、それが歯根膜と同じくクッション代わりになると主張されていたことはあった様ではあります。

まさか今更そういう話ではないかとは思いますが、いずれにしてもすぐに実用化されて、安心して使用できる様なものではなさそうに思いますよ。

新しい物が臨床的に実用化されるまでには、仮説を立ててから基礎実験、動物実験、安全性などの確認、もろもろ含めて数十年はかかるのが普通でしょうね。

(これらのステップを無視されることも多々ありますが・・)

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-08-22 16:23:00
あとは、「歯根膜のような緩衝作用のある構造のインプラント」と言うのはありますね。

IMZインプラントと言いますが、まだあるのかな?

簡単に言うとインプラント体とアバットメントの間にシリコンを挟みこんで、少し沈む構造になっていました。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-08-22 17:54:00
歯根膜再生型インプラントなんてあるんですね。
初めて知りました。

ネットで調べてみると、2005年6月の時点で、

「歯根膜誘導型デンタルインプラントの開発を行いたい」

という趣旨のページが見つかりました。

それからまだ2年しか経ってませんから、臨床応用されてるとはとても信じがたいのですが…。

東京六本木の某歯科医院のHPも検索してみましたが見つかりませんでした。

もしよろしかったら、歯チャンネルのお問い合わせフォームからこっそりURLを送って頂けませんか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あきさん
返信日時:2007-08-23 08:02:00
タイヨウ先生,渡辺先生,田尾先生有難うございます。
そのHPを読むと物理的で無く科学的な物と書いています。

URLを田尾先生の方に送らせてもらいました。
また感想を聞かせて頂ければ有難いと思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-08-23 10:31:00
なるほど‥。

このインプラントが良い悪いと言う評価は僕はできませんね。

では、仮に良いと判断したとして、このインプラントを明日から自分の診療に採用するか?自分自身の体にこのインプラントを入れられるか?と言うと、答えは「No」です。

と、言うのも、インプラントは「インプラント手術をしたらおしまい」と言う治療法ではないからです。

インプラントの成否はその後のメインテナンスにかかってきます。

メジャーなメーカーのインプラントであれば、仮に、明日僕が死んでも、必ず誰かがメインテナンスを継続する事ができます。

しかし、マイナーなインプラント(特にこのような特定の先生しかできなようなインプラント)では、継続したメインテナンスができるかどうかの確証がありません。

僕は良いインプラントとは「一つの特徴が突出しているのではなく、広く認識され、受け入れられているもの」と考えています。

ですから、個人的には、この先生のインプラントは素晴しいかもしれませんが、即採用とはいかないと言う判断ですね。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2007-08-23 12:05:00
拝見しました。

いやー、こんなのがあるんですね。
肩書きも凄い・・。

理屈はよくわかりませんが、勉強になりました。

ただ今自分の臨床に取り入れられるかと言うと、タイヨウ先生と同じ理由でNoです。
自分の身体にも、患者さんの身体にも、今はまだ入れられませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あきさん
返信日時:2007-08-23 18:23:00
私は,あのサイトを読んでも意味がわかりませんでした。
しかし両先生の意見を聞くと,そんなに悪くはないのでしょうね。

なぜ世間に広まらないのかが疑問に思いますし,症例数や成功率などが載っていないのが気になる所です。

今後あのインプラントを興味を持って見ていこうと思います。
どうも有難うございました。



タイトル 歯根膜再生型インプラントについて
質問者 あきさん
地域  
年齢 30歳
性別  
職業  
カテゴリ インプラントその他
インプラント関連
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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