根管治療の再治療を7ヶ月も続けてきましたが、またズキズキと痛みが…

相談者: そらさん (36歳: )
投稿日時:2007-09-01 10:50:00
現在、左下6番の根を再治療中です。

初回治療、再治療ともに同じ歯科医で治療を受けています。
保険診療です。ラバーダムは使用していません)

初回治療は4ヶ月かけて治療を行いましたが、治療後もたびたび痛み(鈍痛+夜中はずきずき)がでて、その都度治療をした歯科医に相談しましたが、

銀歯をとってあけてみないとなんとも言えない。他の歯に原因があるかもしれないのでうかつにあけられない。もっとはっきりとした痛みがでたらそのときにまた来てくれ」

と毎回言われ、特に治療は施されませんでした。

初回治療から1年経過した頃、とうとう猛烈な痛みに襲われて再治療をすることになりました。

再治療の最初の1ヶ月ほどは、治療後麻酔がきれたあとは首を動かしただけで猛烈な痛みに襲われ、まったく動けない状態が1〜2日続く有様で、症状はかなり酷い状態でした。

現在、再治療を始めて1年になります。
経過は下記のとおりです。


【再治療開始〜7ヶ月経過】

根の掃除を繰り返し、根管の充填・型取りにいたる。


【7ヶ月目〜現在】

「また痛みが再発するかもしれないから銀歯は仮のセメントでつけておきます」と言われ、その状態で3ヶ月様子をみる。

その3ヶ月の間に鈍痛がだんだん強くなり、ズキンと響くようになる。


【先日】

ズキンと痛むようになったことを訴えたところ

?銀歯を削ってこわし、はずす
(仮のセメントでとめていると言っていたわりに、ガリガリ削ってとっていました)


?上の歯とあたらないように歯の高さを削る

なぜか上の歯とあたらないどころか半分以上高さを削られ、ほとんど高さがない状態になってしまいました。

上の歯との間にはかなりの隙間があります。


?ペングットを3日分処方する

という処置を施され、「銀歯をはずして、他の歯とあたらなくしたので楽になるでしょう。あとは化膿止めで治療しましょう」と言われました。



初回の治療のときも再治療の時も、リーマーで掃除をする度、(いくら麻酔をしても)ものすごい痛みがありました。

症状が改善されてきた5〜7ヶ月目でも麻酔をしても痛くて仕方なかったです。

しかし、他の歯の根の治療をしたときはリーマーをいれても痛いことはありませんでしたし、周囲のひとからも根の治療でそんなに痛いのはおかしいといわれます。

あんなに痛みを伴ったのはどうしてなのでしょうか?



【先日】の治療内容に不信感があるのですが、他の歯とあたらなくすること+化膿止めで、根本的な解決になるのでしょうか?

また、自分の歯を半分以上削られてほとんど高さがなくなったことにショックを受けています(高さ自体は健康な5番と同じくらいあったのに)。

削る必要はあったのでしょうか?



(今からでは遅いかもしれませんが)保険外診療の専門医に転院したほうがよいでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-09-01 10:56:00
結果から言えば「専門医でセカンドオピニオンを求める(または治療をする)」のが良いのではないかと思います。

多くの場合、痛みの原因は肉眼では見つけられない「副根管」や「破折」などです。

実際に、僕の所にいらっしゃる患者さんのほとんどはコレです(別に僕は専門医じゃないんですけどね‥マイクロ覗いていると見つけちゃうもんですから)。

もちろん、それ以外の原因も考えられますので、最低でも専門医にしっかり診ていただく事をお奨めします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-09-01 13:24:00
はじめまして。
大変お怒りのようですね。

珍しいことではありませんが、痛みだけはなんとかしてもらいたいですよね。
抜髄時のは、下の6番と7番は麻酔の効きが悪いことは多々あります。


>症状が改善されてきた5〜7ヶ月目でも麻酔をしても痛くて仕方なかったです

これは、神経が残髄と言って炎症が残っている状態になっているかもしれません。


>他の歯とあたらなくすること+化膿止めで、根本的な解決になるのでしょうか

痛みがある際にはする治療です。

ただ、これは患歯を安静にするだけの処置であり問題は歯の中にありますので、中の問題をきっちり解決しない限り、またすぐ同じような症状が出ると思います。


保険外診療の専門医に転院したほうがよいでしょうか?

その方が良い結果は出やすいですが、専門医でもここまで経過した症状のあるものは難しいかもしれませんね。

タイヨウ先生がおっしゃられる原因であれば、専門医できっちり処置を受ければ助かると思います。

正直、私は今の先生をあまり責めてほしくはありません。
治療費が安い為か、かなりはしょった治療が日本では当たり前です。

トラブルが出るのは大体根の治療からが多いです。虫歯が神経にまで達したものに関しては長く保存できないことを知っておいてください。

*抜髄時からかなりきっちりした治療を受けられることで、トラブルの少ない長く使える歯になります。

この歯が一段落したら、これ以上抜髄しないように定期的に検診を受けてくださいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: そらさん
返信日時:2007-09-02 11:20:00
タイヨウ先生、井野先生

回答いただきありがとうございます。

根本的な解決をするには、成功率が低くなっていることを承知の上で、専門医を探したほうがよさそうですね。


井野先生>

神経にまで達する虫歯をつくった自分が一番悪いですね。

保険診療の限界の中で長期間にわたり診てくれている今の先生は、悪い先生ではないと思っています。

ただ、この1年半、猛烈な痛みで日常生活に支障をきたして仕事もたくさん休み、また、治療時の激痛にも耐えながらここまですごしてきたので。。

そのストレスに加え、5mmはあった歯の高さが今回1mmほどに削られてしまったことに、「そんな必要あったのかよ!!」と、ショックが大きかったものですから。。

(このサイトをみましても、歯の高さがどれくらい残っているか、自分の歯を極力削らないことの重要性、を感じますし・・)

井野先生のおっしゃるとおり、今後は抜髄することのないよう、気をつけていきたいと思います。

ちなみに、質問があるのですが、1mmほどの高さになってしまった場合、根の治療後は、土台をいれてそのうえにクラウンを被せるという処置になるのですよね?

(高さがあった今までは、中をセメントのようなもので埋めて、そのうえからクラウンを被せていました)

この場合、やはりファイバーコアで土台を作ってもらうよう、お願いすべきですか?

再発の可能性もあるので、高いお金をだしてまたすぐに壊すようなことになったらもったいないようにも思いますし、、

でも、少なくともメタルコアはとりはずしが難しい等の問題から絶対避けるべき、なんですよね?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-09-02 11:55:00
>この場合、やはりファイバーコアで土台を作ってもらうよう、お願いすべきですか

メタルコアはとりはずしが難しい等の問題から絶対避けるべき、なんですよね?

難しい問題ですよね。
メタルコアは避けたほうがいいでしょうね。

保険でもう1つレジンコアと言うものがあります。

これはレジンでつくるのですが、スクリューピンという余計なネジを歯に打ち込まないといけないという決まりがあるのですが、メタルコアよりはマシだと思います。

(真鍮のスクリューピン:歯が緑色に変色します)
(メタルコアを入れても黒く変色することはあります)

ただ、メタルコアの方が治療費が高く、メタルコアを国が推奨するようにメタルコアを入れると加算と言って余計に治療費がもらえるシステムになっているので、半分以上(6〜7割!?)の歯科医院は未だにメタルコアを入れています。

ファイバーコアでも取りにくいものは取りにくいですよ・・・

「こんなにポスト深く作らないでよ」
と思いながらマイクロ使って悪戦苦闘しています。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-09-02 12:07:00
井野先生のおっしゃる通りですね。

因みにフェルールについて研究した様なデータでは、一部1.0mmぐらいでも(基本は2〜3mm)許容出来そうな場合もあるとは言われています。

でも、その”特例”は、土台の「接着」という保険ではコスト的になかなか使えない方法だったりするので、そういう意味でも保険外の方が少しだけの違いですけど(歯根破折の)リスクは減ると思いますよ。

条件の悪い歯だからお金をかけたくない。
というのも正しいと思いますが、

条件が悪い歯だからこそお金をかける。
というのも正しいと思います。

よく検討されて下さい。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-09-03 12:57:00
渡辺先生のおっしゃられている通りだと思います。
僕も「条件が悪い歯だからこそお金をかける。」には賛成です。

諦めてしまう前に、可能な限りできることはしたいですからね。




タイトル 根管治療の再治療を7ヶ月も続けてきましたが、またズキズキと痛みが…
質問者 そらさん
地域  
年齢 36歳
性別  
職業  
カテゴリ 神経の無い(神経を取った)歯の痛み
根管治療の失敗・再治療
根管治療後の痛み
根管治療に関するトラブル
根管治療その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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