におい玉(膿栓)は口臭の原因?歯科医院で取ってもらえる?
相談者:
静香さん ( : )
投稿日時:2007-09-26 20:06:00
回答1
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-09-26 21:15:00
静香さん、こんにちは。
静香さんの言われるにおい玉とは、膿栓のことだと思われます。
まず、静香さんのご質問にお答えすると、歯科で膿栓を取ることはできません。
咽頭部の扱いとなるため、歯科では診療範囲外となります。
よって、実際に取るのであれば、やはり耳鼻咽喉科、ということになります。
(ただし、耳鼻科でも、特に問題のない限り取らない所が多いです)
テレビで膿栓が口臭の原因ともなるとの報道が確かに以前あったのですが(確か、特命リ○ーチ…)、私はこれに否定的です。
膿栓が口臭の直接的な原因となるとのエビデンスは、完全にははっきりしていませんし、なにより膿栓は、誰にも存在するものであるからです。
膿栓も、口臭の「一つの」原因とはなるかもしれませんが、決定的な原因とはいえないと思われます。
逆に、膿栓が気になって、自分で取ろうとすると、リンパ腺を痛め、重篤な病気にもつながりかねませんので、くれぐれもご注意ください。
静香さんの言われるにおい玉とは、膿栓のことだと思われます。
まず、静香さんのご質問にお答えすると、歯科で膿栓を取ることはできません。
咽頭部の扱いとなるため、歯科では診療範囲外となります。
よって、実際に取るのであれば、やはり耳鼻咽喉科、ということになります。
(ただし、耳鼻科でも、特に問題のない限り取らない所が多いです)
テレビで膿栓が口臭の原因ともなるとの報道が確かに以前あったのですが(確か、特命リ○ーチ…)、私はこれに否定的です。
膿栓が口臭の直接的な原因となるとのエビデンスは、完全にははっきりしていませんし、なにより膿栓は、誰にも存在するものであるからです。
膿栓も、口臭の「一つの」原因とはなるかもしれませんが、決定的な原因とはいえないと思われます。
逆に、膿栓が気になって、自分で取ろうとすると、リンパ腺を痛め、重篤な病気にもつながりかねませんので、くれぐれもご注意ください。
相談者からの返信
相談者:
静香さん
返信日時:2007-09-26 21:22:00
回答2
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-09-26 21:51:00
うーん、膿栓はあまり気にしない方がよろしいかと思いますよ。
綿棒で取るといったことは、今後はなさらないでくださいね。
口臭って、一般の方は中々原因が分からず、口臭で悩む方の多くが、“目で見ることができる”膿栓や舌苔を気になさり、それを取ることで口臭を解決しよう、とされます。
ですが、実際の口臭の原因は“目で見ることができない”揮発性硫黄化合物という物質であり、これは、虫歯や歯周ポケット、あるいは歯石の中に蓄積されます。
加えて、唾液が少なくなると、この揮発性硫黄化合物は口の中にたまりやすくなります。
いずれにしても、口臭の真の原因は“目で見ることができない”ことが多いのです。
人間は、正体不明(目で見ることができない)な物に対して極度に恐怖を感じるため、正体の分かる物(目で見ることができる物)に原因を求めようとします。
これは無理ないことなのですが、膿栓をご自分で取ろうとしたり、誤った方法で舌苔を取ろうとすると、かえって口臭を強くしてしまうことにもなりかねません。
どうか、膿栓をあまりお気になさらないでくださいね。
綿棒で取るといったことは、今後はなさらないでくださいね。
口臭って、一般の方は中々原因が分からず、口臭で悩む方の多くが、“目で見ることができる”膿栓や舌苔を気になさり、それを取ることで口臭を解決しよう、とされます。
ですが、実際の口臭の原因は“目で見ることができない”揮発性硫黄化合物という物質であり、これは、虫歯や歯周ポケット、あるいは歯石の中に蓄積されます。
加えて、唾液が少なくなると、この揮発性硫黄化合物は口の中にたまりやすくなります。
いずれにしても、口臭の真の原因は“目で見ることができない”ことが多いのです。
人間は、正体不明(目で見ることができない)な物に対して極度に恐怖を感じるため、正体の分かる物(目で見ることができる物)に原因を求めようとします。
これは無理ないことなのですが、膿栓をご自分で取ろうとしたり、誤った方法で舌苔を取ろうとすると、かえって口臭を強くしてしまうことにもなりかねません。
どうか、膿栓をあまりお気になさらないでくださいね。
相談者からの返信
タイトル | におい玉(膿栓)は口臭の原因?歯科医院で取ってもらえる? |
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質問者 | 静香さん |
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カテゴリ | 口臭 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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