根管に骨補填材とPRPを混ぜて、骨移植の要領で充填するのは不可能?
相談者:
学生Aさん ( : )
投稿日時:2007-10-14 00:49:00
現在歯科大に通っている学生です。
エンド治療についての質問なのですが、端的に言ってエンド治療というのは健康な歯髄を失ってしまい、そのため生体から異物と認識された歯牙に対して生体親和性の高い歯髄の代替物により、髄腔内を無菌的に充填することにより保存を図ろうとする治療だと認識しています。
もし間違っていたら申し訳ないのですが、この点について、従来より根充材としてはガッタパーチャが用いられていると思うのですが、これは最善の治療と言えるのでしょうか?
臨床経験が少なく素人意見なのかもしれませんが、がっつりと感染歯質を根尖孔まで除去してやって十分な血液供給をさせたうえで、骨補填材とPRPを混ぜて骨移植の要領で充填してやったら骨様の組織で完全に根管を閉鎖させることは不可能なのでしょうか?
ご返答お願いします。
エンド治療についての質問なのですが、端的に言ってエンド治療というのは健康な歯髄を失ってしまい、そのため生体から異物と認識された歯牙に対して生体親和性の高い歯髄の代替物により、髄腔内を無菌的に充填することにより保存を図ろうとする治療だと認識しています。
もし間違っていたら申し訳ないのですが、この点について、従来より根充材としてはガッタパーチャが用いられていると思うのですが、これは最善の治療と言えるのでしょうか?
臨床経験が少なく素人意見なのかもしれませんが、がっつりと感染歯質を根尖孔まで除去してやって十分な血液供給をさせたうえで、骨補填材とPRPを混ぜて骨移植の要領で充填してやったら骨様の組織で完全に根管を閉鎖させることは不可能なのでしょうか?
ご返答お願いします。
回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2007-10-14 07:44:00
歯質と骨で根管を閉鎖させる事は不可能です。
歯科大の学生さんでしたら「アンキローシス」という項目で調べてみてください。
最終的には歯が骨組織に置換されてしまう結果となります。
また、根管内に骨様組織を作る事は理論的には可能なのかもしれませんが、うまくいったとしても根管壁と骨様組織の間に歯根膜様組織が介在する事となりますので封鎖は不可能となります。
従って、現段階でのベターな治療法としては感染歯質を除去して、根尖部にアペキシフィケーションを起こさせ、残った髄腔内を生体親和性の高い材料で充填する方法になにります。
で、アペキシフィケーションを起こさせるには根尖部がなるべく小さい方が有利ですので、根尖をいたずらに大きくしない必要があります。
個人的には根尖部は神様の領域なので、あまりさわらない方が良いと考えています。
歯科大の学生さんでしたら「アンキローシス」という項目で調べてみてください。
最終的には歯が骨組織に置換されてしまう結果となります。
また、根管内に骨様組織を作る事は理論的には可能なのかもしれませんが、うまくいったとしても根管壁と骨様組織の間に歯根膜様組織が介在する事となりますので封鎖は不可能となります。
従って、現段階でのベターな治療法としては感染歯質を除去して、根尖部にアペキシフィケーションを起こさせ、残った髄腔内を生体親和性の高い材料で充填する方法になにります。
で、アペキシフィケーションを起こさせるには根尖部がなるべく小さい方が有利ですので、根尖をいたずらに大きくしない必要があります。
個人的には根尖部は神様の領域なので、あまりさわらない方が良いと考えています。
相談者からの返信
相談者:
学生Aさん
返信日時:2007-10-14 14:10:00
タイトル | 根管に骨補填材とPRPを混ぜて、骨移植の要領で充填するのは不可能? |
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質問者 | 学生Aさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療関連 根管充填 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。