牛のコラーゲンでできた吸収性の膜を使うそうですが、狂牛病の心配は?
相談者:
きりんさん ( : )
投稿日時:2007-10-31 10:33:00
初めまして。
こちらのサイトでいろいろ勉強させていただけて、感謝しております。
よろしくお願い致します。
お恥ずかしい話ですが、10代の頃から虫歯のために抜髄しては、すぐに歯根破折、(治療途中に折れたこともありました。)をくり返し、20代前半ですでに上顎の左右3番と右5番が無く、ブリッジになっていました。
その後転院をしてから今まで定期検診も受けて順調だったのですが、今年の5月に差し歯だった左上の2番の歯根が折れて、やむなく抜歯をしました。
はじめは、ブリッジになる、といわれたのですが、健全な左右1番を削るのに抵抗があったので、はじめてインプラントを希望しました。
そこで、15年以上前に抜歯してブリッジになっていた隣の3番のところにインプラントの土台をうめて、2番とつながった形の歯を作る予定で(2本のインプラントを埋めるほどの幅がないそうです)オペを受けたのですが、開けてみたところ、骨の深さはあるけれど厚さが3ミリほどしかなく、一旦中止になりました。
後日、自分の骨と人工骨を混ぜて骨を造ってインプラントを埋める予定、との説明を受けておりますが、その際に牛のコラーゲンでできた吸収性の膜を使うそうです。
滅菌されているとのことですが、狂牛病などの心配はないのでしょうか。
また、まだ人生先が長いと思うので、口の中全体のことを考えるとやはりそういったリスクがあってもブリッジよりインプラントの方がよいのか、いろいろ考えてしまいます。
今診ていただいているには先生は子供もお世話になっていて、今までの治療には満足しているので、なかなかセカンドオピニオン、なんて言い出しにくく、こちらにご相談させていただきました。
よろしくお願い致します。
こちらのサイトでいろいろ勉強させていただけて、感謝しております。
よろしくお願い致します。
お恥ずかしい話ですが、10代の頃から虫歯のために抜髄しては、すぐに歯根破折、(治療途中に折れたこともありました。)をくり返し、20代前半ですでに上顎の左右3番と右5番が無く、ブリッジになっていました。
その後転院をしてから今まで定期検診も受けて順調だったのですが、今年の5月に差し歯だった左上の2番の歯根が折れて、やむなく抜歯をしました。
はじめは、ブリッジになる、といわれたのですが、健全な左右1番を削るのに抵抗があったので、はじめてインプラントを希望しました。
そこで、15年以上前に抜歯してブリッジになっていた隣の3番のところにインプラントの土台をうめて、2番とつながった形の歯を作る予定で(2本のインプラントを埋めるほどの幅がないそうです)オペを受けたのですが、開けてみたところ、骨の深さはあるけれど厚さが3ミリほどしかなく、一旦中止になりました。
後日、自分の骨と人工骨を混ぜて骨を造ってインプラントを埋める予定、との説明を受けておりますが、その際に牛のコラーゲンでできた吸収性の膜を使うそうです。
滅菌されているとのことですが、狂牛病などの心配はないのでしょうか。
また、まだ人生先が長いと思うので、口の中全体のことを考えるとやはりそういったリスクがあってもブリッジよりインプラントの方がよいのか、いろいろ考えてしまいます。
今診ていただいているには先生は子供もお世話になっていて、今までの治療には満足しているので、なかなかセカンドオピニオン、なんて言い出しにくく、こちらにご相談させていただきました。
よろしくお願い致します。
回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2007-10-31 18:51:00
牛のコラーゲンでできた吸収性の膜を使う事には賛否両論あろうかと思いますが、私も患者さんに説明の上、同意がいただけたなら使用することもあります。
また、非吸収性の膜を使えば感染の類の心配はなくなりますが、除去する手術が必要です。
吸収性の膜であれば除去の手術が不要になりますので患者さんの負担を優先するなら非吸収性、未知のウイルスに対する感染の可能性をゼロにするなら非吸収性という選択がベターかと思います。
牛のコラーゲンが材料の物は比較的多くありますし、現在までの所、歯科分野での使用が原因の感染報告はなかったように記憶しております。
ただ、おそらくは日本での使用は厚生労働省の認可は下りていない材料(認可の下りている吸収性膜はGC社の物だけ・・・かな?)でしょうから最終的に使用するかどうかは先生との相談となります。
また、非吸収性の膜を使えば感染の類の心配はなくなりますが、除去する手術が必要です。
吸収性の膜であれば除去の手術が不要になりますので患者さんの負担を優先するなら非吸収性、未知のウイルスに対する感染の可能性をゼロにするなら非吸収性という選択がベターかと思います。
牛のコラーゲンが材料の物は比較的多くありますし、現在までの所、歯科分野での使用が原因の感染報告はなかったように記憶しております。
ただ、おそらくは日本での使用は厚生労働省の認可は下りていない材料(認可の下りている吸収性膜はGC社の物だけ・・・かな?)でしょうから最終的に使用するかどうかは先生との相談となります。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-11-01 10:28:00
そうですね。
僕も患者さんの同意を得てから使用するようにしています。
医療において、全ての行為に対し言えるのですが「リスクとメリットのバランス」が大切で、
「この薬を使うと副作用で肝臓に負担がかかるかもしれません。でも、この薬を使わないともっと重篤な病気で死んでしまうかも知れません」
と言う場合、メリットを患者さんに理解してもらった上で使用するのが基本となります。
とりあえず、荒木先生がおっしゃられているように「歯科分野での使用が原因の感染報告はなかった」と僕も思いますから、そのあたりをきりんさん自身も考慮して治療法を選択されてはいかがでしょうか?
場合によっては大学病院などの公共性の高い医療機関でセカンドオピニオンを求める必要もあるかもしれませんね。
僕も患者さんの同意を得てから使用するようにしています。
医療において、全ての行為に対し言えるのですが「リスクとメリットのバランス」が大切で、
「この薬を使うと副作用で肝臓に負担がかかるかもしれません。でも、この薬を使わないともっと重篤な病気で死んでしまうかも知れません」
と言う場合、メリットを患者さんに理解してもらった上で使用するのが基本となります。
とりあえず、荒木先生がおっしゃられているように「歯科分野での使用が原因の感染報告はなかった」と僕も思いますから、そのあたりをきりんさん自身も考慮して治療法を選択されてはいかがでしょうか?
場合によっては大学病院などの公共性の高い医療機関でセカンドオピニオンを求める必要もあるかもしれませんね。
相談者からの返信
相談者:
きりんさん
返信日時:2007-11-02 12:25:00
荒木先生、タイヨウ先生、ご返答ありがとうございます。
確かに先生から、そういった物を使うことを了承いただけますか、と尋ねられました。
とっさのことで、少しあいまいな答え方をしてしまったかも知れません。
後からいろいろ疑問がわいてきてしまっていました。
でも、「歯科分野での使用が原因の感染報告はなかった」と伺って、少し安心しました。
その膜を「アメリカから取り寄せる」というお話だったので、アメリカ?! 米国産牛肉!と連想してしまい、不安になっておりました(笑)
やはりブリッジは避けたいとあらためて思いました。
すでに材料は発注済みのようですが、もしここで私が、やっぱり、違う材料で、などとお願いすると、ご迷惑がかかってしまのだろうか、というのもちょっと気になっております。
また、このような骨の幅が足りないケースの場合、骨を増やすのに他の方法も考えられますか。
お忙しいところ何度もすみません。
確かに先生から、そういった物を使うことを了承いただけますか、と尋ねられました。
とっさのことで、少しあいまいな答え方をしてしまったかも知れません。
後からいろいろ疑問がわいてきてしまっていました。
でも、「歯科分野での使用が原因の感染報告はなかった」と伺って、少し安心しました。
その膜を「アメリカから取り寄せる」というお話だったので、アメリカ?! 米国産牛肉!と連想してしまい、不安になっておりました(笑)
やはりブリッジは避けたいとあらためて思いました。
すでに材料は発注済みのようですが、もしここで私が、やっぱり、違う材料で、などとお願いすると、ご迷惑がかかってしまのだろうか、というのもちょっと気になっております。
また、このような骨の幅が足りないケースの場合、骨を増やすのに他の方法も考えられますか。
お忙しいところ何度もすみません。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-11-02 16:10:00
他の方法も考えられますが、僕のつたない経験では今回のようにGTRが最も安定して良好な結果が得られているように思います。
相談者からの返信
相談者:
きりんさん
返信日時:2007-11-04 15:08:00
おかげで気持ちの整理がつきました。
主治医の先生と相談の上、治療をしていただこうと思います。
ありがとうざいました。
主治医の先生と相談の上、治療をしていただこうと思います。
ありがとうざいました。
タイトル | 牛のコラーゲンでできた吸収性の膜を使うそうですが、狂牛病の心配は? |
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質問者 | きりんさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
インプラント治療法 インプラントその他 その他(歯科治療関連) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。