チタンで出来た回転切削器具とは、根管治療の最新技術でしょうか?

相談者: しずくさん ( : )
投稿日時:2007-11-01 17:38:00
ホームページでいろいろ検索していて発見したある日本の歯科医です。

>現在の歯科医療リーマーファイル感染した所を削り取り、ガッタパーチャー・ポイントを詰めます。

ヤスリでは完璧に感染源を取り除くことができず、汚れを奥のほうに押し込んでしまいます。

この方法では敏感な根の先を破壊してしまうこともある。

そして、ゴムでできた針を詰める方法も、完璧に充填することができず、必ず死腔 ができてしまう。

そこにタンパク質や血液が入り込み腐敗して行きます。


>インディアナ大学歯学部歯内療法科・セニヤ教授が発案した回転切削器具を使います。

器具はチタンで出来ており、湾曲した複雑な根の中を回転しながら器械で汚れを外に掻きだしてくれます。

そして、完璧に汚れを取り除いたところに熱で暖めた流動性のある樹脂を一定の圧力を加えながら充填していきます。

完璧に充填された根管にはデットスペースは存在しなく、再治療の必要性はほとんどありません。


との説明でした。

この技術はここに回答をいただいている先生たちの中ではどのような受け止め方をされているかお伺いしたいのです。

この文章を読む限りとっても魅力的でぜひ治療を受けてみたいと思ってしまうのですが、認知度や、実際の普及率はどのようなものなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-11-01 18:41:00
銀座大○歯科ですね。
別に特別間違ったことではないですし、考え方はまじめな先生ですよね。

その人の腕がどうなのか良く分かりませんが、なによりも、一般的にはないがしろにされる根管治療をまじめにやろうとしている姿勢がいいじゃないですか。

ただ、前にも書きましたが アメリカ式の根管治療が何も 世界最先端ではありません。

アメリカでは 根の中から膿がドボドボ出ているケースでもたった一回で根の治療を終えてしまいます。

それは、一回当たりの通院費用がバカ高いからでもあります。

賛否両論ですが、私の場合はヒットアンドペイという方式で、治れば治療費を頂きますが、治らなければ全額返金もしくは、後のインプラント治療費から割り引きという方式を取っております。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-11-01 23:53:00
>この文章を読む限りとっても魅力的でぜひ治療を受けてみたいと思ってしまうのですが、認知度や、実際の普及率はどのようなものなのでしょうか?

この文章を読んで意味がとれるなんて相当勉強されていますね。

下の方法は歯内療法根の治療)に力を入れている先生であればこの方法で治療を行います。

ここはちょっと引っかかる所もありますが、分かりやすい文章だと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-11-18 21:24:46
どちらの方法でもいいと思います。
むしろ誰がするかの方が影響が大きいと思います。

従来からのリーマーファイルでも、ニッケルチタンがなかったころから、十分な成果を挙げています。

ニッケルチタンと熱軟化方は比較的新しい方法ですが、今ではかなり普及して結構多くの先生が使っており、特別な方法というわけではないと思います。

歯科医側のメリットとして、下の方法のほうが上の方法より効率はいいと思います。

どちらの方法も基本に忠実に行えば、同じような成果が得られると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しずくさん
返信日時:2007-11-18 21:24:53
タカタ先生
よくご存じですね!

皆さんの意見を聞きたかったので、できるだけ、病院名はわからないように少し編集させてもらったのですが・・・。

確かに軽んじられる根の治療をしっかりと考えられている先生ですね。
驚いたのは根の治療に10年保証がついているところですね。

ヒットアンドペイというのは、初めて聞くのですが、この2つとまたちがうのでしょうか?



井野先生


現在お世話になっている先生は根管治療を重視する先生と思っていたんですが、リーマーファイルを使っておられます。ガッタパーチャーも使用されています。

井野先生は現在使用されていないのでしょうか?
二つの予後の違いはいかがなものなのでしょうか?



小牧先生

初めて聞いた方法だったのですが、現在は普及しているのですか。
知りませんでした。

リーマーを使うのが当たり前と思っていましたので、新しい技術と思っていました。

要は先生の腕と、根管治療を重視されているかということでしょうか。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-11-18 21:25:10
リーマーファイルを使っておられます。ガッタパーチャーも使用されています。

>井野先生は現在使用されていないのでしょうか?

リーマーは使用していませんが、Kファイルとニッケルチタンファイル(根の形態、感染根管の中の状態で2世代目と3世代目のフNi−Tiファイルを混合)は使用していますよ。

ガッタパチャーもNi−Tiで作った最終的な根管形態によって色々使い分けています。

抜髄感染根管では治療の難度が全く異なりますからね)


>二つの予後の違いはいかがなものなのでしょうか

ある一定レベルの先生が行えばどちらでやっても大きな差は出ないと思いますが、ただ、上の方法の方は下の方法に比べると非常に時間がかかり非効率です。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-11-18 21:25:17
近年の根管治療の世界では、機械器具の開発に目覚しいものがあります。
特にアメリカでは有名な先生たちが次々に新しいものを開発してきます。

しかしそれによって臨床的な成功率が高くなるという結果は出ていません。

新しいものの利点は、効率的に行えるという歯科医側の事情です。

もちろん時間が短縮されれば、患者さんの苦痛も減りますし、タイムチャージの高いアメリカでは、治療費も安く済むことになるかもしれません。

(日本の保険制度では費用のことはあまり関係ありませんが)


将来臨床研究の結果が出てきてもさほど差は出ないように思います。

ただし、難症例には効果的かもしれませんので、そういった一部の難症例だけ集めて研究すれば予後がよくなるかもしれません。

レントゲンで見て、いい加減な根充しかしてないような症例でも、結構成功している例はいくらでもあります。

(だからといって手を抜いてもいいというわけではありませんが)

やはり、決め手は先生の考え方と、知識と、技術ですね。




タイトル チタンで出来た回転切削器具とは、根管治療の最新技術でしょうか?
質問者 しずくさん
地域 非公開
年齢  
性別  
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療その他
根管治療関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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