軽い顎関節症と言われ、逆流食道炎もあり、とても気になっています…

相談者: ジュンさん (27歳:男性)
投稿日時:2007-11-15 15:48:54
初めまして。
質問させて下さい、宜しくお願いします。

自分は小学生以来歯医者にかかったことが無かったのですが、最近右奥歯が水などの冷たいものを飲んだときに沁みるようになりました。

「これは虫歯か・・・」と思い、意を決して医者に行った所、「C2」の虫歯が何本かあるといわれ、これは治療をした方が良いと言われました。

その時は時間があまりなかったので、後日予約を取り直しその歯科医院に行ったところ、顎などの全体の状態を見る為レントゲンを撮るなどはしたのですが、

肝心の虫歯に関しては、軽い所を少し削って詰めただけで、何本かある「C2」の虫歯に関しては何も治療は無く、先生は別の患者さんの治療に入り、

自分はあとは歯科衛生士による歯石除去だけをやり、その日の治療は終了となってしまいました。医院に入ってから出るまで時間にして20分弱。

正直、「あれ?こんなものなの?」という思いでした。

多分これから何度か通うことにはなるんだろうなと思うのですが、色々やり方もあるとは思いますが、最初の治療で全ての虫歯を診ていただけるというわけではないのでしょうか?

自分には心気症の傾向もあり、心療内科で抗不安薬を処方されたりしており、歯医者にかかるのもとても怖く、やっとの思いで行ったのですけど・・・。

また、歯石除去のあと歯茎から血が出ており、その夜はさほど気にするほどでもなかったのですが違和感というか、ジンジンとした痛みがあり、その日削った箇所も何となく違和感というか、軽い痛みのようなものがあり、とても気がかりなんです。

来週また通院予定で予約を入れているんですが・・
これからの治療がとても不安でたまりません。

また、顎の調子を見てもらったときに「軽い顎関節症」と言われたのもとても気になります。

確かに口を大きく開けたり、固いものを噛んだりする際に、顎がカクカクなったりはしてたのですが・・・。

色々ネットで調べました所、顎や口がとても痛んだり口が開かなくなったりするなど、「大変恐ろしい病気」というイメージがあります。

(「2ちゃんねる」の「顎関節症」スレッドを読むとさらに恐怖が増してしまいました・・・)

そう言われてみると、物を噛んだりする時に違和感があるような気がしたり、普段も何か右の下顎に違和感があるような気がして、気になって仕方がありません。今のところは、大きく口を開けると指が4本入るのですが・・・。

もう、何もかもとにかく不安で仕方がありません。
何かしらアドバイスをお願いしたいです・・・。

長文になり、もうしわけありませんでした。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-11-15 16:20:18
ジュンさん、こんにちは。

久しぶりの歯科治療で、大変ご不安なことと思います。

はじめに確認させていただきますが、今回ジュンさんが受診された歯科医院の先生には、初診時に、「心療内科で抗不安薬を処方されている」ことをお伝えになったでしょうか?

もしこのことをお伝えになっていないのであれば、次回受診時には直接先生に必ずお話してくださいね。

さて、虫歯の治療に関してですが、C1程度のごく軽い虫であれば、一気に治療をということも可能ですが、C2以上になりますと、やはり何回かに分けて、計画的に治療をすることが多いです。

特に初診時の場合は、問診やレントゲンなどの検査が中心となり、歯科医師としても、まずジュンさんのお口の中の状況を確認した上で今後の治療計画を立てていく必要がありますので、“その日のうちに一気に全ての歯を…”という訳には中々いかないことをご理解いただければ幸いです。

また、歯石を取った箇所や歯を削った箇所の違和感も、ジュンさんは15年ぶりの治療であるため、どうしても特に感じてしまうことはあろうか、と思います。通常は時間の経過とともに違和感は無くなっていきますから、御安心くださいね。


次に顎関節症のことについて。

まず、2ちゃんねるで顎関節症に関するスレッドをお読みになることは控えられることを強くお勧めします。

私は別にアンチ2ちゃんねるではないし、私もたまに見て楽しんだりするのですが、匿名掲示板である以上、そこに書き込まれる情報は玉石混合です。

顎関節症など病気に関するスレッドもそうですが、誤解されている情報や誤った情報などが大変多く書き込まれてしまいます。

ジュンさんのように、こういった情報を読むことで不安になる場合は、やはり2ちゃんねるからの情報は遮断されることをお勧めします。

あくまでご質問の内容をうかがう限りの状況ですが、現在のジュンさんと同程度の顎の状況である方は、大変多く存在します。ですので、ジュンさんだけが特別というわけでもありませんので、過剰にご心配されることはありませんよ。

今後顎の様子がどうしても気になる・痛みが強くなってきている・口が開きにくくなった、といった症状が出てきましたら、改めて先生にご相談されてくださいね。

最後に、ジュンさんのお口の中を見て実際に治療するのは、私たちではなく、ジュンさんの担当の先生です。

もちろんこの歯科相談室で私も色々とジュンさんにアドバイスをすることはできても、それだけでジュンさんの今の大変ご不安な気持ちが全て解決するとは思えません。

ですから、ジュンさんの担当の先生・衛生士さん・助手さんともしっかりとコミュニケーションを取られてくださいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジュンさん
返信日時:2007-11-15 21:38:58
返信ありがとうございます。

自分は実際にいくつかの病気を抱えているので、抗不安薬(リーゼ・ワイパックス)以外にも服用している薬があることは、最初に先生には伝えてあります。

顎に関しては、1週間ほど前に夕食で肉を食べていたら、いつものように右顎がコキッとなり、普段ならそのまま何ともなくなるのですが、その日に限って違和感がいつになっても取れず、不安になって翌日受診した次第です。その時に虫歯も診てもらったら、「C2の虫が・・」と言われたというわけで・・・。

その時は先生が顎をぐいぐい引っ張って位置を矯正するようなことをしたのですが、軟骨が多少ずれた?ような感じのようで、顎のストレッチのやり方を教えてもらって帰りました。

「気にしすぎると返って悪くなっちゃうから、あまり心配しないように・・」とも言われました。

今は違和感はその時ほどは無くなっているのですが、先日再び受診した際に、思い切って「顎関節症なんですか?」と尋ねたところ、

「そういうことだね、軟骨や筋系の・・」

と言われ、また病気が増えた・・と落ち込んでしまいました。

うつ伏せで寝るだとか、無闇に口を大きく開けるなど顎に負担をかけるようなことは避けるよう言われたのですが、注意すべき点は他にありますでしょうか。

また、この先悪化してしまう恐れはあるのかも・・・。

ちなみに、この歯科医院は「○ンターネット」で上位にあった医院なのですが、あのサイトは自作自演が多いとのことでそれも不安になっています・・・。

友人が少なく近所付き合いも無いので、実際に口コミを聞くことは出来ないしと・・・。

本当に不安だらけです。
申し訳ありません。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-11-16 00:39:48
こんばんは。

書き込みの内容を拝見させて頂いた限りでは、特にそこまで危険な病気はなさそうですが・・・。

軽度の顎関節症くらいは、多くの人にありますよ。
ほとんどは放っておいても問題ありません。

ネットではいろんな情報があって混乱されてしまうかもしれませんが、基本的には発信者が誰なのか分からない情報はあまり信用しないほうが良いと思います。

2ちゃんにしても○ンターネットにしても、誰が書いているか分からないわけですし、無茶苦茶な情報も多々あります。

どうしても顎関節症がご不安でしたら、大学病院の顎関節症外来に行ってしっかりと検査してもらって下さい。

できれば「大丈夫です。心配ありませんよ」と言って差し上げたいのですが、実際に見てもいないのにそんな無責任なことも言えませんし…。

わざわざ大学病院に行くというのも大変だと思いますが、顎関節症について詳しい歯医者さんとそうではない歯医者さんがいますので、大学病院に行くのが結局は一番近道だと思います。

「気にしすぎると返って悪くなっちゃう」

ということも実際にありますので、ネットの情報はあくまでも「参考」に留めて、心配でしたら実際に顎関節症の検査を受けてみて下さいね。信憑性が全く違いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジュンさん
返信日時:2007-11-21 00:46:22
中本先生、田尾先生。
先日は回答頂きありがとう御座いました。

御礼の返信をしたつもりだったのですが、何故か投稿が反映されていなかったみたいで、結果放置するようなことになってしまい、大変申し訳ございませんでした。

ところで・・です。
明日また歯医者の通院があるのですが、今から怖くて怖くてたまりません。

というのも、また色々と、止せばいいのにの治療とか顎関節症のことを色々と検索してしまい、歯科医院の先生や中本先生にも「気にしすぎると返って悪くなっちゃう」と言われていたにも拘らず、そこにばかり気が行ってしまい、これもまた止せばいいのに自分はまだ大丈夫だよな・・と思って、口を大きく開けて指を4本入れてみるなどしていたら、何か気持ち違和感というか、弱い痛み?(というほどでもないのかもしれませんが・・・)があるような気が最近するようになってしまいまして・・・・。

それでもまだ口は以前と同じように開けることは出来ますし、食事を摂る時も、まだ大丈夫・・・かなと思っているんですけど・・。

ただ、顎関節症は悪化すると口が開かなくなったりするだけじゃなくて、全身に激しい痛みが走る病気(線維筋痛症とか言うらしいんですが・・)になる恐れもあるだとか見て、さらに恐怖が増してしまいました。

2chのスレッドはあまりにマイナスエネルギーが強すぎて、見るのは控えてたんですけども・・・。

虫歯の治療にしても、このサイトの他の投稿や色んなHPを見たら、治療後もずっと痛みがあるだとか余計酷くなったとか、顎関節症が悪化しただとかあって、もう歯医者に行くこと自体が怖くなってしまいました。

それでも明日予約入れてあるので、治療のためには行くしか無いんですけども・・・・・・・。

自分はあと逆流食道炎の持病もあって、主治医からは食事は良く噛んでゆっくり食べることに気をつけるよう言われてるんですけど、顎関節症が酷くなったら噛むことが出来なくなってそしたら食道炎が慢性化して悪化して・・・逆流性食道炎って悪化したら最終的には食道がんになることもあるらしく、そうしたら俺はで死んじゃうのかと、どんどん思考が悪い方向に飛んでいってしまって、もうどうにもいたたまれない気分になってしまっています・・・。

もう不安で怖くてどうしようもなくて、いい歳して自分は何やってるんだと自分自身が情けなくて、今夜はとても眠れそうにもありません・・・・。

また長文になってしまいまして大変申し訳ありませんでした・・・。
回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-11-21 01:18:59
ジュンさん、こんにちは。
お気持ちは良く分かりますよ。

きっと今も、明日の歯科医院受診のこと、顎関節症のことなどお考えになって、ご不安な夜を送られていることと思います。

もし、この歯科相談室でジュンさんが不安なお気持ちを吐露されたことで、少しでも気が楽になれるのであれば幸いです。

ですが、私たちはジュンさんに対して“文字”を通してしか回答することはできません。“文字”のみでジュンさんの今のお気持ちが全て解決するとは思えませんし、場合によっては、2ちゃんねるのネガティブな側面と同じ影響力を及ぼす可能性だってあります。

ジュンさんにとって一番大切なのは、ネット上の情報だけではなく、実際に対面の上で、医師・歯科医師とコミュニケーションをとられることであると考えます。

その上で、今回のジュンさんのご質問に関してです。
少々厳しく回答させていただきます。


>口を大きく開けて指を4本入れてみるなどしていたら

これ、止めましょう。本当に。

口を指が4本入るくらい大きく開けるというのは、本来日常生活で頻繁に行う動作ではなく、誰であっても顎に負担をかけます。

顎関節症でも、他の症状でもそうですが、自分で自分の症状を確認する「クセ」がついてしまい、そのせいで症状を悪化させることが多々あります。

ですから、これは本当にお止めください。
この動作を続けているうちに、そのうち本当に口が開けにくくなり、益々ネガティブな方向へ進んでしまうことは大いに考えられます。

普通に会話をして、普通に食事をする分には、今の顎関節の状態が急激に悪化することは考えにくいです。

>顎関節症は悪化すると口が開かなくなったりするだけじゃなくて、全身に激しい痛みが走る病気(線維筋痛症とか言うらしいんですが・・)になる恐れもあるだとか見て、さらに恐怖が増してしまいました。

少なくとも、私はそういった事実を知りません。

>顎関節症が酷くなったら噛むことが出来なくなってそしたら食道炎が慢性化して悪化して・・・逆流性食道炎って悪化したら最終的には食道がんになることもあるらしく、
そうしたら俺はで死んじゃうのかと

仮定に仮定を重ねた話です。

・顎関節症が悪化すること自体が「仮定」
・顎関節症のせいで噛むことができなくなることが「仮定」
・噛むことができないせいで逆流性食道炎が悪化することが「仮定」
・逆流性食道炎が悪化して食道癌になることが「仮定」
・食道癌になって死んでしまうことが「仮定」

…いかがですか?

これらの「仮定」全てが「現実」になる可能性って、一体どのくらいだと思います?

私から今のジュンさんにお答えできることは、これくらいです。

私がいくらジュンさんに、2ちゃんねる等の情報は一時遮断するように伝えたところで、あるいは口を大きく開けてチェックするクセを止めるようにお伝えしたところで、ジュンさんが、それに反する行動をお取りになるならば、私は無力です。

最後に、幸いにもジュンさんは明日、歯科医院の予約が入っています。担当の先生としっかりとコミュニケーションをお取りになってくださいね。

繰り返しになりますが、ジュンさんの今のお気持ちは、画面を通して現れる“文字”では解決しません。対面の上での会話こそが何より重要であると私は考えます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジュンさん
返信日時:2007-11-22 01:05:54
中本先生、深夜でしたのに真剣に自分の不安や質問に答えて頂き、ありがとうございました。

今日、予約していた歯医者に行ってきました。

先生に顎の状態を伝えた所、

「神経性の顎関節症ってこともあるし、ネットの情報は悪い症状とかしか出てないから、あまり気にしない方がいい、気にしすぎて顎を変に動かしたりすると、余計悪くなることもあるし違和感は消えないし。元々(自分の症状は)打撲みたいなものだから、診たところ以前より関節の動きも少しよくなってるし、炎症も少しずつ無くなっていくだろうから、あまり気にせず安静にしておくのがいい」

とおっしゃりました。

・・・・少し安心することが出来ました。
そういや、顎の違和感は今は特に感じないような気がします。

これからは中本先生もおっしゃった通り、むやみやたらに大口を開けるような行為は慎みたいと思います。

ところで、とても馬鹿馬鹿しい質問なのかもしれないのですが、眠気が来てあくびをする時に、今までもなのですが、ふああと口を一杯にあけて大あくびすることが多いのですが(抗不安薬の影響で眠気が出やすくて・・)、これもやはり避けた方がいいのですよね・・・。
回答 回答4
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-11-22 01:37:29
ジュンさん、こんにちは。

昨日の歯科医院受診で、ジュンさんの不安な気持ちが少しは和らいだようですね。本当に良かったです。

ご質問の「あくびの時口を大きく開けてしまうこと」についてですが、これはそんなに気にされなくても良いと思いますよ。生理現象ですから。

むしろ、あくびをしたときに、
「まずい、また口を大きく開けてしまうと…」
なんて、考えてしまう方があまり良くないので。

では、お大事にどうぞ。




タイトル 軽い顎関節症と言われ、逆流食道炎もあり、とても気になっています…
質問者 ジュンさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 顎関節症
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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