1年前保険内レジン充填⇒軽い痛みあり経過観察中の下7番の今後

相談者: わんこさん (30歳:女性)
投稿日時:2007-11-15 22:38:54
歯チャンネルで、このような歯は抜髄の可能性も高い、ということを知り、
とっても残念ですが、抜髄の覚悟もしないと、とは思っています。

治療後もうすぐ1年たつし、症状もおさまってこないので相談させてください。

状況は・・・

・1年弱前に麻酔なしで削り、神経に達する程大きな虫歯ではなかったと思われる

・半年前受診時は、打診痛なし・咬み合わせ・外見は問題なく、経過観察とのこと
 (その時すでに硬い物を噛むと痛かったが、歯医者さんでの打診は痛くなかった)

・現在、冷たいものにしみる、熱いものに違和感あり、硬いものを噛むと痛む

・痛み自体は軽く、我慢できる程度(平常時もたまに軽い鈍痛あり)


お聞きしたいのは、

?再治療するか・抜髄するか・さらに経過観察するか、
 先生方歯医者さんは、何を基準に判断するのでしょうか?
(決め手というか・・・)

?抜髄せず再治療可能の場合、どんな方法が一番ベストだと思われますか?

そろそろ治療しなければと思い、その前に自分でもさらに色々と調べておきたくて、
今回質問させていただきました、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-11-16 01:21:22
こんばんは。
う〜ん・・・、確かに非常に微妙な感じですね・・・。

>?再治療するか・抜髄するか・さらに経過観察するか、先生方歯医者さんは、何を基準に判断するのでしょうか?

まずは患者さんの自覚症状ですね。
眠れないほど痛いとかであれば、仕方がないので抜髄します。

あと、レントゲンを撮ると深い二次カリエス二次的な虫歯)になっているとか。

熱いものがしみるというのは、神経が回復可能なほどのダメージを受けているサインの一つとして考えられる場合が多いと思います。

一般的には、

・患者さんの自覚症状
・熱いものがしみるかどうか
打診痛があるかどうか
・レントゲン

などを参考にして、患者さんと話し合いの結果、再治療するか・抜髄するか・さらに経過観察するかを決められると思います。

今回のわんこさんのケースは非常に悩みますが、僕だったら二次カリエスとレジンの接着不良を疑って、一度再治療をして、その後しばらく仮のクラウンで様子を見るかもしれません。

(臼歯のレジン充填にそこまで自信がないので…)


>?抜髄せず再治療可能の場合、どんな方法が一番ベストだと思われますか?

単純に言うと、「担当の先生が得意な治療法」だと思います。

レジン充填もしっかりできる先生がやれば良いと思うのですが、臼歯のレジン充填には相当の知識とテクニックが必要になりますので、自信がない場合はゴールドインレーやクラウンにしてしまったほうが予後は良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: わんこさん
返信日時:2007-11-22 15:07:19
くわしく教えていただき、ありがとうございます!

臼歯のレジン充填は難しいんですね。
ちゃっちゃと3分かからない程度でやられてしまいました・・・。
臼歯レジン充填するなら、得意な先生を探さないとだめなのですね。

さらにお聞きしたいのですが、

・硬いものを噛むと痛む状態ならば、打診痛も当然あるのでは?
 と素人には思えるのですが、なぜ打診痛はなかったのでしょうか?

・熱いものに違和感があっても、治るケースもあるのでしょうか?
 (ちょっと回答を聞いてしまうのが恐い気もするのですが・・)

もしも抜髄になってしまったときのために、
根幹治療について、このサイトをいろいろ調べていたら、
ラバーダム大激論」を読んで、知恵熱がでそうです・・・。

以上、お忙しいところ申し訳ありませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。 
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-11-23 04:17:20
ラバーダム大激論」は歯医者が読んでも知恵熱が出そうになりますから…
明らかに一般の人向けじゃ無くなっちゃってます^^;

えっと、追加のご質問についてですが、
これはどちらもはっきりとはお答えできないんですよね…。

というのも、「痛み」の感じ方というのは本当に人それぞれですので、
それだけで診断をしてしまうというのも結構危険なんです。

打診だって、人によって叩く強さもバラバラですし、
体調によっても痛かったり痛くなかったりしますからね。

患者さんによって、痛みの表現も変わりますし。
(大げさな人もいれば、我慢強い人もいます)

ですから、打診痛咬合痛などは、あくまでも「参考」までに留めますが、
もう痛くて我慢できない!…という場合には、神経の抜き時だと思います。

あと一般的には、熱いもので痛みを感じる(温熱痛)と予後が悪い!
ということは言われていますし、温熱痛と打診痛の両方がある場合は、
多くの歯医者さんが「抜髄」と診断すると思います。


ちなみに、厳密には咬合痛と打診痛は別物ですし、
打診にも「垂直打診」と「水平打診」があります。

「垂直打診」で痛みを感じる場合には、
根の先まで炎症が波及している可能性が高いと考えられますから、
基本的には抜髄ケースとなります。


症状としてはやっぱり二次カリエス二次的な虫歯)になっている可能性が高そうなので、ある程度は覚悟を決めて、歯医者さんで検査をしてもらって下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: わんこさん
返信日時:2007-11-27 19:29:37
田尾先生、微妙な質問をしてしまったにもかかわらず、
ご回答ありがとうございました。

打診は詰めているレジンを叩かれましたが、
そのときは平気で・・・きつねにつままれたようでした。

現在、痛みは少し治まってきてはいるのですが、
やはり検査しなければいけませんよね。
がんばって良い歯医者さんを探さなければ!

お忙しいなかいろいろと教えていただき、
本当にありがとうございました。



タイトル 1年前保険内レジン充填⇒軽い痛みあり経過観察中の下7番の今後
質問者 わんこさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯科治療後の歯の痛み
レジン(白いプラスチック)
詰め物、インレー治療後の痛み
詰め物、インレーのトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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