根の治療をすると必ずクラウンになるのですか?
相談者:
みふくさん (43歳:女性)
投稿日時:2007-12-07 21:03:25
初めてご相談させていただきます。
右上7番のインレーをはずして虫歯治療を受ける予定です。
保険外治療をする医院で計画では白金加金のアンレーですが
、根まで治療することになるとクラウンになると言われました。
理由は「根のない歯は枯れ木と同じで脆いから」だそうです。
クラウンは歯の全体を削ることになると聞きました。
私としては、できるだけ削りたくないのですが、この場合クラウンになるのは、しかたがないことでしょうか?
治療には1時間はかけますし根の治療にはマイクロスコープを使用するとのことです。
診ていただいている先生は若いのですが院長先生は70歳過ぎで
治療の内容については院長にお伺いを立てて決まるようです。
治療費が高額なので納得して治療を受けたいと思っています。
ご意見をよろしくお願いします。
右上7番のインレーをはずして虫歯治療を受ける予定です。
保険外治療をする医院で計画では白金加金のアンレーですが
、根まで治療することになるとクラウンになると言われました。
理由は「根のない歯は枯れ木と同じで脆いから」だそうです。
クラウンは歯の全体を削ることになると聞きました。
私としては、できるだけ削りたくないのですが、この場合クラウンになるのは、しかたがないことでしょうか?
治療には1時間はかけますし根の治療にはマイクロスコープを使用するとのことです。
診ていただいている先生は若いのですが院長先生は70歳過ぎで
治療の内容については院長にお伺いを立てて決まるようです。
治療費が高額なので納得して治療を受けたいと思っています。
ご意見をよろしくお願いします。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2007-12-07 23:53:52
はじめまして井野と言います。
>私としては、できるだけ削りたくないのですが、この場合クラウンになるのは、しかたがないことでしょうか?
ですよね、神経を取った歯でも大きく削られるのは抵抗ありますよね・・・
しかし、教科書的なことを言うと神経を取った歯は被せ物を入れるのがセオリーです。
『少し私の考えを書かしてもらいます。(独り言程度に)
神経を取った歯は細菌感染から守ってやる必要があります。
細菌感染は神経を取る時だけではなく、神経を取った後ずぅ〜と、絶えず細菌感染のリスクにつきまとわられています。
ですから神経を取った部分に詰めたガッタパーチャーを細菌(唾液から)守る必要があります。
その為には、雨漏りしない屋根を作る必要があるのです。
しかも厳重に
被せ物を入れる場合:
土台で1つ目の壁、被せ物で2つ目の壁と2つのバリア層が作れます。
ポストインレー・レジンで治す場合:
こちらの場合壁1つです。
アメリカの補綴専門医は根の病気を作らさせない為には被せ物の精度が大事だと言っています。
私のHPの中段下のDr Van先生のデーターが貼ってあります。
⇒http://www.eedental.jp/contents/about_eed/tooth.html
ですから、精度の良い被せ物を入れた方が根の成功率は若干変わってくると思います。
ただし、最近のレジン材料工学の進歩は目覚しいものがあるので今後どのような展開になるかは分かりませんが。
以上独り言』
私自身は健康な歯質がかなり残っている場合には、レジン、インレーでもいける気がします。
*保険制度上、神経を取る処置は赤字で被せ物で採算をとっています。インレー&レジン治療も制度上可能なのですが、これをするとさらに赤字になり、健康な部分が多くても削らざるを得ません。
先生がおっしゃるように
>「根のない歯は枯れ木と同じで脆いから」
と言う事も理解できます。
が、私は不適合な設計の悪いメタルコアを入れる方がよっぽどリスクが大きい気がします。再治療の際も・・・
私が自費で抜髄をした場合、若い患者さん、歯ぎしりをしない顎の小さな女性に関してはファイバーコアを入れてその上からレジン修復(自費)ですませることもあります。
こうしておいて将来歯がかけてくるようなことがあった場合、初めて大きく1周削り綺麗な被せ物を入れます。
(この方法の間接的なメリットは、既にファイバーコアで補強をしてあるのでわざわざまた全てを外してコアを作る必要はありません。歯の中を削らないのでリスクの少ない治療になります)
注)、私の理想の治療は保険治療では適応されません。
また先生の考え方により私の方法は否定されるかもしれませんので参考程度にしてください。
>治療費が高額なので納得して治療を受けたいと思っています
素晴らしい考え方だと思います。
頑張ってください!!
>私としては、できるだけ削りたくないのですが、この場合クラウンになるのは、しかたがないことでしょうか?
ですよね、神経を取った歯でも大きく削られるのは抵抗ありますよね・・・
しかし、教科書的なことを言うと神経を取った歯は被せ物を入れるのがセオリーです。
『少し私の考えを書かしてもらいます。(独り言程度に)
神経を取った歯は細菌感染から守ってやる必要があります。
細菌感染は神経を取る時だけではなく、神経を取った後ずぅ〜と、絶えず細菌感染のリスクにつきまとわられています。
ですから神経を取った部分に詰めたガッタパーチャーを細菌(唾液から)守る必要があります。
その為には、雨漏りしない屋根を作る必要があるのです。
しかも厳重に
被せ物を入れる場合:
土台で1つ目の壁、被せ物で2つ目の壁と2つのバリア層が作れます。
ポストインレー・レジンで治す場合:
こちらの場合壁1つです。
アメリカの補綴専門医は根の病気を作らさせない為には被せ物の精度が大事だと言っています。
私のHPの中段下のDr Van先生のデーターが貼ってあります。
⇒http://www.eedental.jp/contents/about_eed/tooth.html
ですから、精度の良い被せ物を入れた方が根の成功率は若干変わってくると思います。
ただし、最近のレジン材料工学の進歩は目覚しいものがあるので今後どのような展開になるかは分かりませんが。
以上独り言』
私自身は健康な歯質がかなり残っている場合には、レジン、インレーでもいける気がします。
*保険制度上、神経を取る処置は赤字で被せ物で採算をとっています。インレー&レジン治療も制度上可能なのですが、これをするとさらに赤字になり、健康な部分が多くても削らざるを得ません。
先生がおっしゃるように
>「根のない歯は枯れ木と同じで脆いから」
と言う事も理解できます。
が、私は不適合な設計の悪いメタルコアを入れる方がよっぽどリスクが大きい気がします。再治療の際も・・・
私が自費で抜髄をした場合、若い患者さん、歯ぎしりをしない顎の小さな女性に関してはファイバーコアを入れてその上からレジン修復(自費)ですませることもあります。
こうしておいて将来歯がかけてくるようなことがあった場合、初めて大きく1周削り綺麗な被せ物を入れます。
(この方法の間接的なメリットは、既にファイバーコアで補強をしてあるのでわざわざまた全てを外してコアを作る必要はありません。歯の中を削らないのでリスクの少ない治療になります)
注)、私の理想の治療は保険治療では適応されません。
また先生の考え方により私の方法は否定されるかもしれませんので参考程度にしてください。
>治療費が高額なので納得して治療を受けたいと思っています
素晴らしい考え方だと思います。
頑張ってください!!
回答2
回答3
相談者からの返信
相談者:
みふくさん
返信日時:2007-12-08 14:46:04
タイトル | 根の治療をすると必ずクラウンになるのですか? |
---|---|
質問者 | みふくさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
クラウン(差し歯・被せ)その他 根管治療関連 補綴関連 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。