抜髄後の痛みと、側枝の神経は処置できない?ということについて
相談者:
やっしいさん (49歳:女性)
投稿日時:2007-12-03 23:54:45
小学生の頃の外傷で右歯第一歯に差し歯をしていましたが、とうとう抜歯しなければならなくなり、9月末に抜歯しました。
ブリッジをするので左右の歯を削ったあと右側の歯の神経を抜きました。
抜歯後一週間は様子を見たのですが痛みがあったので。
ところがいつまで経っても痛みがひかず、レントゲンを再度撮ってみたところ、側枝のせいだと医者に言われました。
ガスで殺すために今薬を詰めていますが、多少おさまった程度でやはり痛みはあります。
側枝は機械で抜くことができないとのことですが、きっちりと処置できるのでしょうか。
先週の水曜に薬を詰めたのですが、まだかかるのでしょうか。
丁寧な対応をしてくれる医者ではあると思うのですが、インプラントを第一の治療と考えている様子があり、今の治療が最善だとしていない分どこか私のほうにちょっと不安があります。
抜歯までも別の医院で根の治療をしていて、かなり長い間通院しています。気分も優れないので憂鬱です。
よろしくご回答お願いします。
ブリッジをするので左右の歯を削ったあと右側の歯の神経を抜きました。
抜歯後一週間は様子を見たのですが痛みがあったので。
ところがいつまで経っても痛みがひかず、レントゲンを再度撮ってみたところ、側枝のせいだと医者に言われました。
ガスで殺すために今薬を詰めていますが、多少おさまった程度でやはり痛みはあります。
側枝は機械で抜くことができないとのことですが、きっちりと処置できるのでしょうか。
先週の水曜に薬を詰めたのですが、まだかかるのでしょうか。
丁寧な対応をしてくれる医者ではあると思うのですが、インプラントを第一の治療と考えている様子があり、今の治療が最善だとしていない分どこか私のほうにちょっと不安があります。
抜歯までも別の医院で根の治療をしていて、かなり長い間通院しています。気分も優れないので憂鬱です。
よろしくご回答お願いします。
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2007-12-05 13:40:38
抜髄後の痛みがしばらく続いてしまう事があります。
どの程度かにもよりますが、あまりに激しい痛みがあり次回の根管治療の際にも痛むようであれば、本来神経は無いのですが麻酔を使わせていただく場合もあります。
あるいは激しい痛みではなくジーっと鈍痛が続く程度であれば、側枝があったにせよ通常より回数・日数はかかるものの中に入れたお薬で少しづつは軽減してくると思いますので、その間は無理に我慢せずに鎮痛剤を使用していただいてもよろしいかと思われます。
根の治療は皆様が考えているより恐らくはもっと時間もかかり、症状等によってはかなりの期間を要する時があります。
症状のひかない時は憂鬱にもなりますが、ブリッジをこの歯にかける以上ここが肝心な部分ですので頑張って下さい。
それでもまだまだ変化ないようでしたら、再び詳しい症状等お書き込み下さい。
どの程度かにもよりますが、あまりに激しい痛みがあり次回の根管治療の際にも痛むようであれば、本来神経は無いのですが麻酔を使わせていただく場合もあります。
あるいは激しい痛みではなくジーっと鈍痛が続く程度であれば、側枝があったにせよ通常より回数・日数はかかるものの中に入れたお薬で少しづつは軽減してくると思いますので、その間は無理に我慢せずに鎮痛剤を使用していただいてもよろしいかと思われます。
根の治療は皆様が考えているより恐らくはもっと時間もかかり、症状等によってはかなりの期間を要する時があります。
症状のひかない時は憂鬱にもなりますが、ブリッジをこの歯にかける以上ここが肝心な部分ですので頑張って下さい。
それでもまだまだ変化ないようでしたら、再び詳しい症状等お書き込み下さい。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2007-12-05 20:41:29
年齢から言っても側枝は先生の推測で言われている程度ですから、あまり側枝にこだわらない方がいいですよ。
>側枝は機械で抜くことができないとのことですが、きっちりと処置できるのでしょうか。
ある程度は出来ますが専門的な知識、施術が必要になります。
側枝にお薬が入るとCASE1のようになります。
⇒http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/usa_case1.html
歯の神経はかなり複雑な構造をしていますので全ての神経を取ることは不可能です。
1本の根っこの先には20〜30個の微細な穴が開いています。
その穴1つずつが側枝と言う管を持っています。
太い側枝ならレントゲンでも識別が出来ますが、細いものに関してはレントゲンにも写ってきません。
神経の処置を行うと、このように不快症状がで続けることがあります。
ですから本当は神経を取らずに処置を行うのが理想なのですが、日本の保険制度上このような治療が一般的です。
かなり時間がかかりますが、神経を少しずつ削って神経管を細くして神経を取らずにすませる方法もありますが、保険治療ではまず採算が取れず行われることは100%ありません。
私も過去若い患者さんで2ケースしたことがありますが、かなりの時間と手間がかかります。
>丁寧な対応をしてくれる医者ではあると思うのですが、インプラントを第一の治療と考えている様子があり、今の治療が最善だとしていない分どこか私のほうにちょっと不安があります。
先生の得意分野にもよって考え方施術方法は異なります。
残念ながらインプラントと根の治療の両方を高いレベルで行える先生は少ないです。
私は神経の治療を主としていますので症状のない神経は意地でも残そうとします。
しかし、インプラント分野の治療はしていませんので、インプラントを希望される場合隣の町の歯科医院まで行ってもらい施術を受けてもらっています。
同じ歯科医師でも先生の得意分野によってかなり考え方は異なってきますのでその点は注意してください。
痛みや、先が見えない治療だと憂鬱になりますが、出来るだけ前向きに考えてください。
気がまぎらうようなことをして少し歯のことを考えるのを止めましょう。
あまり考え込まない方がいいですよ。
>側枝は機械で抜くことができないとのことですが、きっちりと処置できるのでしょうか。
ある程度は出来ますが専門的な知識、施術が必要になります。
側枝にお薬が入るとCASE1のようになります。
⇒http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/usa_case1.html
歯の神経はかなり複雑な構造をしていますので全ての神経を取ることは不可能です。
1本の根っこの先には20〜30個の微細な穴が開いています。
その穴1つずつが側枝と言う管を持っています。
太い側枝ならレントゲンでも識別が出来ますが、細いものに関してはレントゲンにも写ってきません。
神経の処置を行うと、このように不快症状がで続けることがあります。
ですから本当は神経を取らずに処置を行うのが理想なのですが、日本の保険制度上このような治療が一般的です。
かなり時間がかかりますが、神経を少しずつ削って神経管を細くして神経を取らずにすませる方法もありますが、保険治療ではまず採算が取れず行われることは100%ありません。
私も過去若い患者さんで2ケースしたことがありますが、かなりの時間と手間がかかります。
>丁寧な対応をしてくれる医者ではあると思うのですが、インプラントを第一の治療と考えている様子があり、今の治療が最善だとしていない分どこか私のほうにちょっと不安があります。
先生の得意分野にもよって考え方施術方法は異なります。
残念ながらインプラントと根の治療の両方を高いレベルで行える先生は少ないです。
私は神経の治療を主としていますので症状のない神経は意地でも残そうとします。
しかし、インプラント分野の治療はしていませんので、インプラントを希望される場合隣の町の歯科医院まで行ってもらい施術を受けてもらっています。
同じ歯科医師でも先生の得意分野によってかなり考え方は異なってきますのでその点は注意してください。
痛みや、先が見えない治療だと憂鬱になりますが、出来るだけ前向きに考えてください。
気がまぎらうようなことをして少し歯のことを考えるのを止めましょう。
あまり考え込まない方がいいですよ。
相談者からの返信
相談者:
やっしいさん
返信日時:2007-12-10 13:30:28
丁寧なご解答ありがとうございました。
相談のメールを送ったときよりは少しはましになっているような気もしますが、やはり痛みます。
じーっとした鈍痛です。
何もないときもあります。
側枝はレントゲンにうつっています。
ガスは一週間使用して今は違う薬を入れているようです。
痛みのある間はこの治療が続くのでしょうか。
井野先生、年齢的にといのはどう理解すればいいのでしょう。
毎回仮止めをするのですぐに外れそうになったり、ブリッジの歯も気持ちが悪かったり、痛みがあったりと気になることばかりですが毎日何とかやっています。
人前で話をする仕事をしていて、困ったと思うこともありますが、時間がかかる治療ならば仕方がないと思えるようにもなりました。これでいいのかという不安もありましたので。
もう1つ、ここでよくでるロキソニンを処方してもらったことがあるのですがあまり私には聞きません。
風邪でのどがいたいときにも内科で出してもらいますが、痛み止めとしては弱いものですか?
このままでは年内に治療が終わりそうもないので、年末年始に旅行に行く予定がありどうしたものかと思っています。
相談のメールを送ったときよりは少しはましになっているような気もしますが、やはり痛みます。
じーっとした鈍痛です。
何もないときもあります。
側枝はレントゲンにうつっています。
ガスは一週間使用して今は違う薬を入れているようです。
痛みのある間はこの治療が続くのでしょうか。
井野先生、年齢的にといのはどう理解すればいいのでしょう。
毎回仮止めをするのですぐに外れそうになったり、ブリッジの歯も気持ちが悪かったり、痛みがあったりと気になることばかりですが毎日何とかやっています。
人前で話をする仕事をしていて、困ったと思うこともありますが、時間がかかる治療ならば仕方がないと思えるようにもなりました。これでいいのかという不安もありましたので。
もう1つ、ここでよくでるロキソニンを処方してもらったことがあるのですがあまり私には聞きません。
風邪でのどがいたいときにも内科で出してもらいますが、痛み止めとしては弱いものですか?
このままでは年内に治療が終わりそうもないので、年末年始に旅行に行く予定がありどうしたものかと思っています。
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2007-12-10 13:53:34
>側枝はレントゲンにうつっています。
>年齢的にというはどう理解すればいいのでしょう
やっしいさんの年齢になられるとレントゲンで識別可能な側枝は殆どないことが多いのですが・・・
ですがレントゲンで識別できない側枝は存在します。
歯の神経は年齢とともに石灰化が進み神経管が細くなってきます。
イメージとして、
小学生の神経管は水道管のように太い筒です。
しかし、
年齢がかさむと神経管がストローのように細くなります。
側枝で言えば最初からかなり細い神経の枝なのでよっしーさんの年齢であれば閉鎖などしていることが多いです。
これは歯ぎしり・趣向品などにもよりますが経時的に起きる事で異常なことではありません。
現実、側枝は治療の対象にはなりませんし、側枝が原因で痛みが出ているのであれば、かなり根の治療が得意な先生でないと処置できない場合もあります。
(側枝が原因になり痛みが出る頻度はそんなに多くはないのですが・・・ 私は見ていないので何とも言えませんが)
>ここでよくでるロキソニンを処方してもらったことがあるのですがあまり私には聞きません
先生に話てみてください。ロキソニンより鎮痛効果の強い薬がありますから、そちらを処方してもらってください。
>このままでは年内に治療が終わりそうもないので、年末年始に旅行に行く予定がありどうしたものかと思っています
これも先生に話してください。
旅行中に問題が起こらないようなお薬に変えたりすると思います。
今回の根の治療はレントゲンや口の中を細かく診断していかないと漠然としたことしか言えませんので、先生とよく相談をして、落ち着かないようであれば歯内療法専門医の歯科医院を受診してみてください。
大阪であれば見つけられると思いますよ。
>年齢的にというはどう理解すればいいのでしょう
やっしいさんの年齢になられるとレントゲンで識別可能な側枝は殆どないことが多いのですが・・・
ですがレントゲンで識別できない側枝は存在します。
歯の神経は年齢とともに石灰化が進み神経管が細くなってきます。
イメージとして、
小学生の神経管は水道管のように太い筒です。
しかし、
年齢がかさむと神経管がストローのように細くなります。
側枝で言えば最初からかなり細い神経の枝なのでよっしーさんの年齢であれば閉鎖などしていることが多いです。
これは歯ぎしり・趣向品などにもよりますが経時的に起きる事で異常なことではありません。
現実、側枝は治療の対象にはなりませんし、側枝が原因で痛みが出ているのであれば、かなり根の治療が得意な先生でないと処置できない場合もあります。
(側枝が原因になり痛みが出る頻度はそんなに多くはないのですが・・・ 私は見ていないので何とも言えませんが)
>ここでよくでるロキソニンを処方してもらったことがあるのですがあまり私には聞きません
先生に話てみてください。ロキソニンより鎮痛効果の強い薬がありますから、そちらを処方してもらってください。
>このままでは年内に治療が終わりそうもないので、年末年始に旅行に行く予定がありどうしたものかと思っています
これも先生に話してください。
旅行中に問題が起こらないようなお薬に変えたりすると思います。
今回の根の治療はレントゲンや口の中を細かく診断していかないと漠然としたことしか言えませんので、先生とよく相談をして、落ち着かないようであれば歯内療法専門医の歯科医院を受診してみてください。
大阪であれば見つけられると思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
やっしいさん
返信日時:2007-12-12 20:45:08
再度ご回答ありがとうございました。
昨日診察日でした。
まだ痛むというとやはり根の治療は複雑で、神経を抜くとこういうトラブルが起こることもあると言われました。
なので、やはりインプラントがよかったともまた言われました。もちろん治療の前に説明は受けていますが、金額的なことを考えると踏み切れませんでした。
結局もうしばらくは根の治療をするということですが、隣の第3歯に影響が出るのが怖いので、最悪抜歯もありうるとのことです。
今回は抗生物質の入った薬を入れて2週間様子を見るようにと言われ帰って来ました。抜歯なんてとんでもないことなので驚いています。隣に影響するとはどういうことなのでしょうか。
井野先生がおっしゃるように歯内療法専門医に変わった方がいいのでしょうか。
幸い歯内療法のホームページに紹介されていた認定医の先生が職場の割と近くに開業されているので、問い合わせてみようかとも考えています。
ただ、こんなに長引くとは予想されていなかったので仮止めしてあるブリッジはファイナルのものです。
仮止めは割と簡単に緩んでくるのですが、医院が遠ければ気軽に止めなおしていただくわけにもいかないし、転院は年明けまで待とうかと迷っています。
仮止めのセメントが緩んでもはずれてしまうことがなければその都度つけてもらわなくても大丈夫なものなのですか。
これまではたいてい一週間後の予約まではもたず、間に一回行っていたのですが面倒なことです。実は、昨日行ったところなのにもう緩んできています。
転院して抜歯するまでにすでに5ヶ月ほど根の治療に通っていましたので、もうかなりの間通院しています。歯医者を選ぶのは難しいです。
我が家から徒歩5分内に6軒の歯科医院があります。
もっと早くにこのサイトを見ればよかったと思います。
昨日診察日でした。
まだ痛むというとやはり根の治療は複雑で、神経を抜くとこういうトラブルが起こることもあると言われました。
なので、やはりインプラントがよかったともまた言われました。もちろん治療の前に説明は受けていますが、金額的なことを考えると踏み切れませんでした。
結局もうしばらくは根の治療をするということですが、隣の第3歯に影響が出るのが怖いので、最悪抜歯もありうるとのことです。
今回は抗生物質の入った薬を入れて2週間様子を見るようにと言われ帰って来ました。抜歯なんてとんでもないことなので驚いています。隣に影響するとはどういうことなのでしょうか。
井野先生がおっしゃるように歯内療法専門医に変わった方がいいのでしょうか。
幸い歯内療法のホームページに紹介されていた認定医の先生が職場の割と近くに開業されているので、問い合わせてみようかとも考えています。
ただ、こんなに長引くとは予想されていなかったので仮止めしてあるブリッジはファイナルのものです。
仮止めは割と簡単に緩んでくるのですが、医院が遠ければ気軽に止めなおしていただくわけにもいかないし、転院は年明けまで待とうかと迷っています。
仮止めのセメントが緩んでもはずれてしまうことがなければその都度つけてもらわなくても大丈夫なものなのですか。
これまではたいてい一週間後の予約まではもたず、間に一回行っていたのですが面倒なことです。実は、昨日行ったところなのにもう緩んできています。
転院して抜歯するまでにすでに5ヶ月ほど根の治療に通っていましたので、もうかなりの間通院しています。歯医者を選ぶのは難しいです。
我が家から徒歩5分内に6軒の歯科医院があります。
もっと早くにこのサイトを見ればよかったと思います。
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2007-12-12 23:57:07
>隣に影響するとはどういうことなのでしょうか。
根尖病巣が大きいと隣の歯の骨まで溶けてきます。
家と家の間の垣根が1件の家の火事で垣根が無くなって隣の家にも影響が出ると思ってください。
>ブリッジはファイナルのものです
もし、転院するなら、ブリッジは作り直したほうがいいですね。
仮歯でもそんなに外れてくることはないのですが・・・
早目に認定医の先生に診て頂いてください。
根尖病巣が大きいと隣の歯の骨まで溶けてきます。
家と家の間の垣根が1件の家の火事で垣根が無くなって隣の家にも影響が出ると思ってください。
>ブリッジはファイナルのものです
もし、転院するなら、ブリッジは作り直したほうがいいですね。
仮歯でもそんなに外れてくることはないのですが・・・
早目に認定医の先生に診て頂いてください。
タイトル | 抜髄後の痛みと、側枝の神経は処置できない?ということについて |
---|---|
質問者 | やっしいさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 根管治療の治療法 根管治療後の痛み 根管治療に関するトラブル 根管治療その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。