ファイバーコアなのに金属を使うということもあるのでしょうか?

相談者: くまくまさん (36歳:女性)
投稿日時:2008-01-20 04:16:46
こんにちは。

まず状況ですが、右下6-8番のブリッジで7番が欠損しています。

このブリッジを支える両脇の根幹治療を行ったついでに土台も変えようと思いました。現在は、10年以上前に治療したメタルコアの土台となっています。

今通っている歯科医院ではチタン合金でその回りをファイバー樹脂で囲っているような独自に開発したものを使用するといわれたのですが、一般的なものでないので将来的なことを考えると不安です。

(チタンは再治療ができないという情報を他医院で聞きました)

これについての信憑性はどうなのでしょうか?

また上記の土台を止めた方がいいのなら、ファイバーコアゴールドコアにしようと考えているのですが、ファイバーコアはブリッジのたわみに弱いため割れやすいので、上記の箇所には不向きと言われたのですが本当でしょうか?

(ゴールドコアにすればブリッジのたわみに耐えられるでしょうか)

お忙しいところ大変申し訳ありませんが、是非良きアドバイスをお願い致します!


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-01-20 08:34:49
チタンコアですか…。
まあ、考え方はいろいろありますからね。

僕はむしろ再治療を考慮した治療法、材料を選ぶようにしていますから「ガチガチに硬いもの」はあまり使いたくありませんね。

ファイバーコアゴールドコアがいいと思いますよ。

>ファイバーコアはブリッジのたわみに弱いため割れやすいので

これは無いと思います。

僕はこの2〜3年、ほとんどすべてのコアにファイバーを使っていますが、そのようなトラブルは1件もありませんでしたよ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-01-20 15:01:22
>チタン合金でその回りをファイバー樹脂で囲っているような独自に開発したものを使用するといわれたのですが

チタンにファイバーってくっ付くのですかね!?^^;
どんな処理をしてくっ付けるのか見当もつきません・・・

また中の芯をチタンにするメリットが思いつきませんね。
アレルギーが出にくいぐらいしか、

材料などは先生の考え方次第ですが・・・


>チタンは再治療ができないという情報を他医院で聞きました

チタンだけで作ったチタンコアは外すのが難しいですが、今回の芯はだけチタンであれば出来ないことはないですよ。
どんな素材の土台でも除去は難しいですが。。。


ファイバーコアブリッジのたわみに弱いため割れやすいので、上記の箇所には不向きと言われたのですが本当でしょうか?

たしかにファイバーコアの臨床応用期間は短いですが、私は無理な力がかかってファイバーコアが折れるところにメリットがあると思うのですが・・・

例えば保険の銀合金などを使用すると弾性係数が大きいメタルコアに歯が負けてしまい歯が折れてきます。

折れてしまえば殆どの場合抜歯になってしまいます。

もし、ファイバーコアが折れても根の部分にダメージが及んでなければ、慎重に残りのファイバーコアを外せばもう一度歯を作ることができるのです。

ファイバーコアが絶対的に良いという訳ではないですが・・・


もし、自費被せ物を入れるのであれば、土台の破折も補償対象になっていれば無料・一部負担金でやり直ししてくれるのでこちらも確認された方がいいと思いますよ。

画像1画像1

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまくまさん
返信日時:2008-01-20 23:08:07
タイヨウ先生、井野先生、早速のご返事有難うございます。こちらからの返信が遅くなって申し訳ありません。

私のような場合はファイバーコアは不適格なのかと思っていましたが、先生方のご意見を伺えたので、今通っている医院の先生にも相談し易くなりました。有難うございます。

最初に質問したチタン合金の件につきましてもよく詳細を確認してみます。

因みに、私は左下も現在仮歯の状態(5〜8の内、6,7が欠損しています)で、色々な歯医者さんインプラントしかないと言われております。

しかし気持ちの整理がつくまで、良くないことを承知で5-8のブリッジをまず行うつもりです。

その状態を長く維持するつもりはないので、5-8の土台を変更すべきかどうか悩んでいます。

(現在は10数年前にたてたメタルコアです)

仮にファイバーコアにするとして歯を削らなければならないとしたら、今のままの土台でやった方がいいと思われますか?

また、以前の投稿にもあったと思いますが、口の中で、メタルコア、ゴールドコア、ファイバーコアといった色々な素材を使うことは極力避けた方がいいのでしょうか?

すみません、ここ数年歯科治療のことで悩み続けていて、少し焦っています。

ここのサイトは大変紳士的に回答していただけるので驚いています。
追加の質問となりますが、何卒よろしくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-01-21 00:53:43
>5-8の土台を変更すべきかどうか悩んでいます
>今のままの土台でやった方がいいと思われますか?

見てみないと何とも言えないのですが・・・

私の個人的な意見としては、
もし、根の病巣がなければそのままでいいのでは!?
と思います。

下手に外す方がリスクがあります。
中に虫歯があれば話は別ですが。



>口の中で、メタルコアゴールドコアファイバーコアといった色々な素材を使うことは極力避けた方がいいのでしょうか?

これは担当の先生の考え方次第ですね・・・

強いて言えば保険の銀合金は止めておいた方がいいと思うのですが・・・
現実保険治療で行えば8割ぐらいの歯科医院では銀合金で治療が行われます・・・

ここでも理想とかけ離れた治療が行われてしまっています。


こちらを参考に

差し歯による歯茎の変色(メタルタトゥー)は、元に戻せますか?
支台築造(歯の土台)


担当の先生とよく話し合ってくださいね^^

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまくまさん
返信日時:2008-01-26 00:01:12
井野先生ご回答ありがとうございます。
(返信が遅くなってすみません)

先日歯科医に聞いたのですが、ファイバーコアでも径(ケイ)があり強度を増すために2本刺しをすることもあるという事でした。

実際の治療でそのようなことがあるのでしょうか?

大変お手数ですがご教授くださいますようお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-01-26 00:08:46
奥歯なら根の数が複数根ありますから、複数本にコアを入れる場合もあります。


上顎の大臼歯なら3根
下顎の大臼歯なら2〜4根


残っている歯が少なければ接着面積を増やす為によく行いますよ。

ただ、再治療の際の除去は非常に困難になります。

被せ物ブリッジが外れても困りますから、今回の場合複数根に芯を入れるのはしょうがないかもしれませんね。

 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまくまさん
返信日時:2008-01-27 02:04:04
こんばんは、返信ありがとうございます。

先生方のご意見を参考に、今日歯医者にいってファイバーコアの土台をつけてきました。

私はまだ土台の型をとっていなかったので、本日中に出来るとは思っていませんでした。

治療内容は、直径1mm位いで長さが3cmほどの棒状のファイバーをドライヤーのようなものを照射して、その後何らかの液状のものを注入し、再度また照射という具合でつけていました。

仮歯を被せる前にトイレで確認したら土台の先が丸く銀色っぽくなっていました。
メタルコアを装着したのように土台の白い歯の真ん中が銀色でした)

ファイバーコアは金属を使用していなはずですが、このような事があるのでしょうか?

金属アレルギーの心配を除去するためにファイバーコアにしたのに、これは本当に金属が使われていないのか心配です。

また、型をとってメーカーに出すファイバーコアと、今回のようにその日に先生が装着する場合とで、何か違いはあるのでしょうか?

10年以上前につけた他部位のメタルコアの土台を、この機会に全てファイバーコアに変えようかと考えているので心配です。

色々質問して大変申し訳ありませんが、ご教授くださいますようよろしくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 02:59:05
仮歯を被せる前にトイレで確認したら土台の先が丸く銀色っぽくなっていました。

あれ?それってもしかしてレジンコアでは…。
中に入っている金属は「ピン」(スクリューピン:ネジみたいな形のもの)かも?

レジンコアでも上手に治療を行えば問題ないと思うのですが、もしくまくまさんが金属アレルギーが心配だからという理由でファイバーコアを選択されていたのだとしたら、ちょっと心配ですね。

もしピン併用のレジンコアだった場合、取り外すのはリスクが大きいと思うのであまりお勧めはできませんし、対応に困るのですが…。

他の歯の治療にうつる前に、とりあえずは担当の先生にご質問されてみてはいかがでしょうか?

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 03:07:00
こんばんは。
お悩みの様ですね。

>直径1mm位いで長さが3cmほどの棒状のファイバーを

この時点でファイバー(※白色)は確認されてる訳ですよね?
だったら大丈夫だと思うのですが・・


>ドライヤーのようなものを照射して、

これは正しくドライヤーだと思います(笑)

この後周りに注入した液状のものはレジンなのですが、ファイバーとレジンはそのままではくっつきません。

ですから直前に「シラン処理」というのを行う必要があるのですが(※処理済みの製品もあります)、100℃ぐらいの高温で反応を促進させます。


仮歯を被せる前にトイレで確認したら土台の先が丸く銀色っぽくなっていました。

これが分からないんですよね。。

ここの話だけを聞くと最初の「チタンコア」(※正確にはチタンポスト&レジンコア)に似ています。

私はチタンコアだとしても問題はないと思うのですが、話し合った時の内容と実際の行為が異なっていれば問題ですよね。

因みに金属アレルギーの心配も限りなく0です。

謎の銀色については、直接確認されて下さい。


>型をとってメーカーに出すファイバーコアと、今回のようにその日に先生が装着する場合とで、何か違いはあるのでしょうか?

メーカー(※技工所と言います)に出すのを間接法、今回みたいなのを直接法と言いますが、基本的には大差はありませんよ。

好みの問題はあるかも知れませんが、私は直接法の方が断然好きですね。


銀色の真相だけが気にはなりますが、どちらにしても内容についての心配はいりませんよ。



・・と書いている間に田尾先生の書き込みが。。

でもレジンコア(※正確にはスクリューポスト&レジンコア)だとしたら、たぶんシラン処理はしないと思いますよ。

憶測で疑惑が膨らむ前に、直接確認されて下さい^^;

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 04:28:17
>渡辺先生

フォローありがとうございます。
書き込みの内容をよく読まずに直感で書いてしまいました…。

あんな回答していたらダメですね…。
助かりました(^^;)



>くまくまさん

すみません…。

いろいろ書いて混乱させてしまったかもしれませんが、
結論としては、

>憶測で疑惑が膨らむ前に、直接確認されて下さい^^;

ということで、よろしくお願いします。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 22:35:36
我々がどうこう言うより、担当の先生に確認された方がいいと思いますよ…。

仮歯を被せる前にトイレで確認したら土台の先が丸く銀色っぽくなっていました。

一応、想像ですが、おそらくしっかりした「ファイバーコア」だと思います。

ファイバーコアのレジン部分には透明度が無いので白く見えます。
しかし、ファイバーには透明度と光の反射が強く出ますから「黒っぽくもあり、キラキラした感じもあり」というふうに見えます。

ガラスの断面はキラキラ光が反射しているのが想像できると思います。

直接法と間接法については渡辺先生もおっしゃられていますが、基本的に大差はありません。

僕も直接法が好きですが、欠損が大きな場合には技工士さんに作ってもらいます。

差があるとすれば、技工士さんは完成直前に100度で熱を加えるので(ほんのわずかですが)強度が増すと言われています(口腔内で100度は無理ですからね)。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまくまさん
返信日時:2008-01-27 23:23:33
田尾先生、渡辺先生、タイヨウ先生、色々ご指摘いただきまして本当にありがとうございます。

銀色部分の件については、皆さんがおっしゃる通り担当医に確認してみます。

今まで色々なことがあったので、直接聞く前に自分なりに知識を付けておこうと思ったのです。色々お手数をお掛けしてすみません。

直接法と間接法については、大差がないということでほっとしました。

長い質問になりましたが、大変有益な情報をいただき感謝しています。
本当にありがとうございました。このようなサイトがあると大変うれしいです。


(ご参考)

チタンの土台について、担当医に確認しました。
チタンの芯に樹脂をまぶしたものという事でした。

利点は、大きな力が加わった場合、歯が欠損する前に回りの樹脂が割れるため安全性が高いということでした。

一般的なものではないので、私は選択しませんでしたが・・・  

銀色の結果はまた別の機会にご報告させていただきます!



タイトル ファイバーコアなのに金属を使うということもあるのでしょうか?
質問者 くまくまさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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