13年前に折れた歯(1番)が骨癒着を起こし、抜歯になりました

相談者: namuさん (31歳:女性)
投稿日時:2008-01-26 22:11:48
はじめまして。

2週間前より歯科医院に通っておりますが、そこでは、今現在自分が抱えている不安をどうも解消できないため、こちらでご意見伺いたいと思います。

実は13年ほど前、友人の降った野球のバットがたまたま後ろにぼんやり立っていた私の頬を直撃するという事故がありまして、その時に左上の1番の歯が折れてしまいました。

すぐに歯科医に運ばれて、折れた自分の歯を根元に接着してもらったのですが、どのような方法だったかは、記憶にありません。

歯科医の先生は、

「この歯は1年後の折れるかもしれないし、10年もつか30年もつかわからないが、とにかく駄目になったら、インプラントという方法もありますので」

とおっしゃっていました。

大事に使ってきたつもりなのですが、3週間ほど前からその前歯の裏側、ちょうど歯の付け根の歯茎に赤みと軽い痛み(皮膚のひりひり感)とへこみを感じるようになり13年ぶりに、別の歯科医院で受診いたしました。

デジタルレントゲンで見たところ、

「歯の根元は壊れていない、神経を抜いた部分も細菌にも侵されていないようだ。何らかの衝撃が加わったときに、歯が前方にちょっと動いたので、その時できた隙間に菌が入って炎症を起こしているのだろう」

という診断をいただき、細胞の回復力を高めるというレーザーを浴びました。

歯の裏側から神経を抜いて、その上にプラスチック(のようなもの、とおっしゃっていました)を被せている状態です。

痛んでいる歯茎は1番だけなのですが、その隣の2番も同様の処置がされているそうです。

ところが3回目の診察にて、あまり歯茎の回復が進んでいない状態をご覧になった先生が、

「歯茎の根元あたりにあったはずの、くさびようなプラスチックが無くなっているんだと思う。溶けちゃったり、何かの拍子で外れて呑み込んでしまうこともあるから。」

とのこと。

従って、一度、自前の歯に被せてあるプラスチックの支えをはずし、グラスファイバーのプレートに取り替える必要がある、と診断し直されました。

この取替えの作業と同時に、前歯の白さを取り戻す(たぶんセラミック保険適用外の治療もすすめられました。

「プラスチック」とか「くさび」とか、なにやら曖昧に思える言葉ばかりなので、詳しい説明をしていただきたかったのですが、かなりお忙しいようで、不安いっぱいのまま帰ってきてしまいました。

次回の診察では、まず新たに発見された虫歯一本の治療に入るそうです。

以上が前歯の現状なのですが、「くさび」とは何なのでしょう?
歯を支えていたプレートの一部を指しているのでしょうか。
それが歯茎を飛び出して、消えてしまうということがあるものなのでしょうか。

また、以前に埋め込まれていたプラスチック製(?)のプレートは、完全に取り出し、ファイバー製のものにきれいに取替えられるものなのでしょうか。

「歯を開けてみて、土台の状態を見てみなければ、何もわからない」

ということなのですが、開けたあとにプレートの取替えが不可能だとわかった場合、当日の処置はどうなるのかも、ご意見いただければ幸いです。

長文お読みいただき恐縮ですが、どうぞ宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 00:48:08
バットで打たれちゃったんですね…。
僕は意図的に尻を打たれたことがありますが…(^^;)


>「くさび」とは何なのでしょう?

実際に見てみないとはっきりとは分からないので、詳細は担当の先生に聞いて頂くとして、一応予想で書いていきますね。

予想では「プラスチックのくさび」とは「レジン」のことで、レジンを歯が欠けたところに盛っていて、それが欠けたのではないかな〜と思います。

そのために欠けたところに隙間ができていると担当の先生は考えられているのかな…と。

実際には担当の先生に聞けばはっきりすると思いますので、ぜひ治療前にさらっと聞いてみて下さい。

症状が出ているということなので結局は治療することになると思いますが、やはり少しでも納得して治療ができたほうが良いですからね^^

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 01:54:35
はじめまして。

私も読んでみましたが、うーん・・・何を指されているのか。。
ちょっとよく分からないですね。

歯科では「プラスチック」と言えば「レジン」ですが、あとは不明です。

もう少し説明を求めても良いと思いますが、どうにもコミュニケーションがとれないとお感じでしたら、転院もひとつの方法です。

歯科医院はたくさんありますので、治療が上手いとか上手くない以前に、質問によく答えてくれるとかわかりやすく説明して貰えるとか、そういうことを重視して選ばれると良いと思いますよ。

不安なく治療が始められる様、最善を尽くされて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: namuさん
返信日時:2008-01-31 01:56:08
田尾先生、土田先生、質問にご回答くださいましてありがとうございました。
こちらで温かくお答え頂けただけでも、不安な気持ちがずいぶん軽減しました。

先日の診察では、虫歯の治療には入らず、問題の歯の根元(口蓋側)に出来ていたという肉芽をレーザーで切除しました。

表の肉芽を取り除いた時点で判ったようですが、その肉芽組織が歯の内側に入り込んでいるそうです。

「くさび」というのは、ようするに、歯を埋めていたレジン(先生方のご指摘通り、「レジン」でした)がいつの間にか失われて、その部分をえぐるような形で肉芽が増殖している様子を指していた模様。

このえぐれた部分は放置しておくわけにはいかないので、一度はを開いてみて、失われた神経部分に入れてあるお薬を入れなおし、根っこ部分の土台が使えそうならグラスファイバーを入れて被せ物をすればよいとのことです。

ただ、土台がどうなっているかは開けてみないと判らないようで…。

以上のことをごく簡単に説明されたので、不安にかられた私は、13年前にこの歯を処置して下さった先生のもとを訪れ、セカンドオピニオンという形で色々伺い、ようやく上に記した現状を飲み込めた次第です。

すると、この歯は実は折れたのではなく、完璧に抜けた歯であったということが判明。
(当時のレントゲンとカルテを見せていただきました。)

歯根膜がぼやけているので、歯と骨が癒着しているのだろう、ということでした。

今後の治療方法としては、やはり土台次第で被せ物、土台が使えないならばインプラントブリッジということになるそうです。

こうしたケース(歯と骨の癒着)では、もはや、土台としては使い物にならず、グラスファイバーを入れることは難しいのでしょうか?

どちらの先生も、インプラントにはしたくない、土台が使えればいいなあ、ということをしきりにおっしゃっていたので、私も土台が使えることの祈るばかりなのですが。

それと、この内側がえぐれてしまった歯自体は、改めてお薬を入れなおしていただいた後に、再度レジンをふさいでいただくだけの処置ではすまないものなのでしょうか。

神経部分へのお薬の詰めなおしは、高い技術を持った先生にお願いした方が良いのでしょうか?

現在、妊娠を希望しておりますので、治療が長引くことの影響も心配しております。

度々の質問で申し訳ありませんが、前歯であるだけに心配で、眠れぬ夜を過ごしております。

お手数ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-01-31 10:46:04
ごくごくベーシックな治療としては、
神経(歯髄組織)がなくなった歯には

? 神経のあった空間(歯髄腔)にスペースを残さないように詰め物をする。

? そのままでは強度が足りないので折れたりしないように、内部に補強を施す
《金属であったり、グラスファイバーであったり合成樹脂(プラスティック)であったりします。》

? 歯の全周囲を囲んであげるために、周囲を一層削り、全面を被せる。


なのですが、外傷受傷した歯で思いもよらない結果になるかもしれないので、レジン充填で終了しているのであると思いました。

肉芽が侵入しているということは、根っこの側面に穴がある。

そうなのであれば、
もてばラッキー、長期間は、もたない可能性も十分あります。

術後の長期安定的な、安心した使用を第一に考慮するのであれば、
速やかに抜歯して、インプラントではないか?

患者さんの心理面、経済面を第一に考慮すると、
グラスファイバーやレジンで補強しなおして、経過観察し、
駄目になれば、インプラント。もしくはブリッジでしょうか?

私個人としては、長期安心して使えるほうが良いとは思いますし、妊娠、出産、授乳、育児、家事となると歯科を長期定期的に受診するのが困難になる時期があると思います。

そうなられる前に判断するのが、ベストでしょうが、
診察していないので、それ以上は解りません、

主治医と、積極的に腹を割って相談してみてください。

回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の光武です。
回答日時:2008-01-31 11:46:04
今日は、私も不確実な治療(その場しのぎ)は後々再度大問題になるケースなので、決断をすることをお勧めします。

治療方法は主治医と十分に話しあってくださいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: namuさん
返信日時:2008-02-02 18:44:50
佐藤先生、光武先生、お忙しい中ご回答ありがとうございました。

昨日の診察で問題の前歯を開けてみたところ、歯茎の侵食が縦方向に進んでいるので、残念なことに抜歯することになりました。

ブリッジを勧められています。

心配なことが山積みですが、こちらで先生方に相談させていただけるのが何よりの心の支えです。

悲観的にならず、頑張って治療を続けてゆきたいと思います。
ありがとうございました。

また、いずれお世話になるかと存じますので、これからも宜しくお願いいたします!



タイトル 13年前に折れた歯(1番)が骨癒着を起こし、抜歯になりました
質問者 namuさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ぶつけたり、打ったりして抜けた
抜歯:1番(中切歯)
回答者




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