ゴム手袋に付着していた血液による感染の心配
相談者:
焼まんじゅうさん (46歳:男性)
投稿日時:2008-02-03 11:35:29
■相談内容
小学1年生(7歳)の娘に起こった出来事についての相談です。
昨日、初めて行った歯科医院にて虫歯を診察してもらった際、
先生のゴム手袋に血液の様なものが付着しておりました。
いやな感じがしましたので、
即座に診察は止めてもらいましたが、
その時の説明では、
『診察を行う前にインクジェットプリント紙を触ったためインクです。』
とのことでしたが・・・
不安になり、帰宅後に電話で再確認すると
『朱肉です。』
と言葉を変えました。
『血液が出る様な治療は一切行っていない。』
『ゴム手袋は血液が出た治療の後に交換する。』
(それでは、血液が出ない治療だけなら、丸1日交換しないのか?)
などと、やや矛盾する様な返事の後、電話を切られました。
ゴム手袋に付着していた血液の様なものが、
前の患者の血液とした場合、
そのゴム手袋にて口腔内を触られた娘への血液感染が心配です。
ちなみに、私が見たところ、口腔内にキズは無いようですが、
唇はやや荒れてカサカサ、のどは少し荒れており(風邪)、
のどの奥に少しキズ(いつ付いたかは不明)がありました。
現在、とても不安に感じているのは、『血液感染』です。
今後、どの様な医学的対応をしたら良いでしょうか?
ご教示お願い致します。
小学1年生(7歳)の娘に起こった出来事についての相談です。
昨日、初めて行った歯科医院にて虫歯を診察してもらった際、
先生のゴム手袋に血液の様なものが付着しておりました。
いやな感じがしましたので、
即座に診察は止めてもらいましたが、
その時の説明では、
『診察を行う前にインクジェットプリント紙を触ったためインクです。』
とのことでしたが・・・
不安になり、帰宅後に電話で再確認すると
『朱肉です。』
と言葉を変えました。
『血液が出る様な治療は一切行っていない。』
『ゴム手袋は血液が出た治療の後に交換する。』
(それでは、血液が出ない治療だけなら、丸1日交換しないのか?)
などと、やや矛盾する様な返事の後、電話を切られました。
ゴム手袋に付着していた血液の様なものが、
前の患者の血液とした場合、
そのゴム手袋にて口腔内を触られた娘への血液感染が心配です。
ちなみに、私が見たところ、口腔内にキズは無いようですが、
唇はやや荒れてカサカサ、のどは少し荒れており(風邪)、
のどの奥に少しキズ(いつ付いたかは不明)がありました。
現在、とても不安に感じているのは、『血液感染』です。
今後、どの様な医学的対応をしたら良いでしょうか?
ご教示お願い致します。
回答1
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-02-03 13:08:52
焼まんじゅうさん、こんにちは。
ご質問の経緯を拝見しました。
お子様の件、大変ご心配なことと思います。
ただ、私には、そのゴム手袋に付着していた赤いものが血液であったのか、それとも朱肉等別の物であったのかを確認する術はありません。
今回のご質問では、どの様な医学的対応をすれば良いかということですが、この場合、お近くの内科を受診されて経緯を内科医に説明され、(内科医の判断で)必要であれば血液検査を受ける、という流れになると考えます。
以上、簡潔ですがご参考になれば幸いです。
ご質問の経緯を拝見しました。
お子様の件、大変ご心配なことと思います。
ただ、私には、そのゴム手袋に付着していた赤いものが血液であったのか、それとも朱肉等別の物であったのかを確認する術はありません。
今回のご質問では、どの様な医学的対応をすれば良いかということですが、この場合、お近くの内科を受診されて経緯を内科医に説明され、(内科医の判断で)必要であれば血液検査を受ける、という流れになると考えます。
以上、簡潔ですがご参考になれば幸いです。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2008-02-04 00:11:37
感染が成立するのは、
その血液が感染者のものであり、
感染を起こす十分な量の血液が、
体内に入れられた。
のすべてが満たされた場合のみです。
エイズやC型肝炎ですと、ある程度の量の血液が体内に入らなければ感染は成立しませんので、手袋にちょっと付着していたくらいでは問題とはならないと思います。
感染力が強いといわれているB型肝炎でも、手袋の血のついた部分で直接、創面を触れたのでなければまず感染は起こりえないと考えられます。
実際のところエイズやHB、HCに関しては、血の付いた鋭利なもので刺される、あるいは血のついた道具を傷口に直接接触させられること以外には、歯科治療中の感染はきわめて起こりにくいかと思います。
ですので、今回の診察で感染することはあり得ないと思います。
ただ、だから消毒は適当でよいと言う意味ではもちろんありません。
実際、手袋をしているかどうか気にする患者さんは多いのですが、大切なのは手袋を患者さんごとに交換することなのであって、手袋を歯科医師につけてもらうことが重要なのではありません。
(そこが小僧寿しの店員の人がつけている手袋とは違います)
焼まんじゅうさんはそのことをよく理解されているようですが、残念ながら、自分を守ることのみに、手袋を使用している歯科医師がまだ少なからず存在することも事実のようです。
もちろん、焼まんじゅうさんの担当の先生がそうだと言っている訳ではありません。
(中本先生がおっしゃるように付着していたものが何なのか確認のしようがありませんので)
その血液が感染者のものであり、
感染を起こす十分な量の血液が、
体内に入れられた。
のすべてが満たされた場合のみです。
エイズやC型肝炎ですと、ある程度の量の血液が体内に入らなければ感染は成立しませんので、手袋にちょっと付着していたくらいでは問題とはならないと思います。
感染力が強いといわれているB型肝炎でも、手袋の血のついた部分で直接、創面を触れたのでなければまず感染は起こりえないと考えられます。
実際のところエイズやHB、HCに関しては、血の付いた鋭利なもので刺される、あるいは血のついた道具を傷口に直接接触させられること以外には、歯科治療中の感染はきわめて起こりにくいかと思います。
ですので、今回の診察で感染することはあり得ないと思います。
ただ、だから消毒は適当でよいと言う意味ではもちろんありません。
実際、手袋をしているかどうか気にする患者さんは多いのですが、大切なのは手袋を患者さんごとに交換することなのであって、手袋を歯科医師につけてもらうことが重要なのではありません。
(そこが小僧寿しの店員の人がつけている手袋とは違います)
焼まんじゅうさんはそのことをよく理解されているようですが、残念ながら、自分を守ることのみに、手袋を使用している歯科医師がまだ少なからず存在することも事実のようです。
もちろん、焼まんじゅうさんの担当の先生がそうだと言っている訳ではありません。
(中本先生がおっしゃるように付着していたものが何なのか確認のしようがありませんので)
タイトル | ゴム手袋に付着していた血液による感染の心配 |
---|---|
質問者 | 焼まんじゅうさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯医者への不信感 医療ミス、不信感その他 その他(歯科治療関連) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。