差し歯治療中に拍動痛が出現。根の再治療をするべき?
相談者:
tomokoさん (32歳:女性)
投稿日時:2008-02-03 14:37:52
はじめまして。
前歯(左上1・2番)の差し歯の治療中(保険のクラウンからセラミッククラウンへの交換のための再治療)で、現在はファイバーコアを立て仮歯の状態なのですが、下の歯と噛み合わせが当たってしまい痛みと拍動(自分の脈が伝わる感じ)が出現してしまいました。
歯医者さんで、歯同士が当たらないように少し削って調整してもらったところ、痛みは消失しましたが未だに拍動が続いています。
拍動については、主治医は「う〜ん、よく分からない」とのコメントで、レントゲンを撮ってほしいと頼んでも「根の治療が終わった時に撮って異常無かったから撮る必要は無い」と言います。
主治医の方針に疑問をもったため他院受診しレントゲンを撮ってもらったところ、根の先まで薬が届いていないこと(これは主治医からも説明はあり、「何度もたぐってみたけれど石灰化しているのか届かなかった」とのことです)、拍動があるのは炎症している証拠だから保険の歯を入れてもらって様子を見て、セラミックは数年後にしたらどうかと言われました。
それから、根の病気が無いのにクラウンを交換するために根の再治療をすること自体が疑問であること、今回の根の治療でかえって新しい感染を引き起こしてしまった可能性があるとも言われました。
抗生物質を飲んだら、だいぶ拍動もおさまりましたがまだ不完全です。
次のうち、どのようにすべきか助言をいただければと思います。
?入れたばかりのファイバーコアを無駄にしてでも今すぐ根の再治療をする
?とりあえずレジン等の安価なクラウンを被せてしまい経過観察
?仮歯のまま、経過観察
?予定していた通りにセラミッククラウンを作って仮止めで様子を見る
?その他(他に方法があれば教えて下さい)
どうかアドバイスをお願いいたします。
前歯(左上1・2番)の差し歯の治療中(保険のクラウンからセラミッククラウンへの交換のための再治療)で、現在はファイバーコアを立て仮歯の状態なのですが、下の歯と噛み合わせが当たってしまい痛みと拍動(自分の脈が伝わる感じ)が出現してしまいました。
歯医者さんで、歯同士が当たらないように少し削って調整してもらったところ、痛みは消失しましたが未だに拍動が続いています。
拍動については、主治医は「う〜ん、よく分からない」とのコメントで、レントゲンを撮ってほしいと頼んでも「根の治療が終わった時に撮って異常無かったから撮る必要は無い」と言います。
主治医の方針に疑問をもったため他院受診しレントゲンを撮ってもらったところ、根の先まで薬が届いていないこと(これは主治医からも説明はあり、「何度もたぐってみたけれど石灰化しているのか届かなかった」とのことです)、拍動があるのは炎症している証拠だから保険の歯を入れてもらって様子を見て、セラミックは数年後にしたらどうかと言われました。
それから、根の病気が無いのにクラウンを交換するために根の再治療をすること自体が疑問であること、今回の根の治療でかえって新しい感染を引き起こしてしまった可能性があるとも言われました。
抗生物質を飲んだら、だいぶ拍動もおさまりましたがまだ不完全です。
次のうち、どのようにすべきか助言をいただければと思います。
?入れたばかりのファイバーコアを無駄にしてでも今すぐ根の再治療をする
?とりあえずレジン等の安価なクラウンを被せてしまい経過観察
?仮歯のまま、経過観察
?予定していた通りにセラミッククラウンを作って仮止めで様子を見る
?その他(他に方法があれば教えて下さい)
どうかアドバイスをお願いいたします。
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2008-02-04 03:35:09
こんばんは。
僕の意見としては、2番目の先生と全く同じです。
以下はあくまでも僕の考え方ですので、参考程度にしておいて下さいね。
今後の治療としてはとりあえず、
>?とりあえずレジン等の安価なクラウンを被せてしまい経過観察
が一番良さそうなのですが、保険制度の決まりで、自費の土台(ファイバーコア)にしているとクラウンに保険が利かなくなってしまいます。
>?入れたばかりのファイバーコアを無駄にしてでも今すぐ根の再治療をする
これは再感染のリスクをさらに大きくしてしまうので、もう少し様子を見てから。
>?仮歯のまま、経過観察
これが一番現実的だと思います。
>?予定していた通りにセラミッククラウンを作って仮止めで様子を見る
セラミッククラウンは仮止めできません。
>?その他(他に方法があれば教えて下さい)
裏技ですが、他の歯科医院で保険のクラウンを作ってもらうという方法も一応あります。
(土台が保険外でも、他院でクラウンを作るのであればクラウンに保険適用が可能)
レントゲンを撮る必要は無い(撮っても特に分かることはないはずなので)と思いますが、とりあえずは担当の先生と今後の治療方針についてしっかりと話し合うことが必要だと思います。
僕の意見としては、2番目の先生と全く同じです。
以下はあくまでも僕の考え方ですので、参考程度にしておいて下さいね。
今後の治療としてはとりあえず、
>?とりあえずレジン等の安価なクラウンを被せてしまい経過観察
が一番良さそうなのですが、保険制度の決まりで、自費の土台(ファイバーコア)にしているとクラウンに保険が利かなくなってしまいます。
>?入れたばかりのファイバーコアを無駄にしてでも今すぐ根の再治療をする
これは再感染のリスクをさらに大きくしてしまうので、もう少し様子を見てから。
>?仮歯のまま、経過観察
これが一番現実的だと思います。
>?予定していた通りにセラミッククラウンを作って仮止めで様子を見る
セラミッククラウンは仮止めできません。
>?その他(他に方法があれば教えて下さい)
裏技ですが、他の歯科医院で保険のクラウンを作ってもらうという方法も一応あります。
(土台が保険外でも、他院でクラウンを作るのであればクラウンに保険適用が可能)
レントゲンを撮る必要は無い(撮っても特に分かることはないはずなので)と思いますが、とりあえずは担当の先生と今後の治療方針についてしっかりと話し合うことが必要だと思います。
回答2
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2008-02-04 18:04:00
大阪の佐藤です。
その拍動とやらが気になるのですが、始終、いつも、ドクドク感じますか?
上顎の前歯で始終強い拍動をするというのは、想像し難いです。
あと、
『根の病気が無いのにクラウンを交換するために根の再治療をすること自体が疑問であること、』
そうかな、、、、これは結構ありますよ。
日本の昔の根っこの治療はスカタンが多いので、心配だからやり直すことは結構あります。
『今回の根の治療でかえって新しい感染を引き起こしてしまった可能性があるとも言われました。』
確かに、寝た子を起こす結果になることも、よく聞きます。
病気があっても痛くなければ、患者さんには理解できないですから、病変が治っても、違和感が残ったりすることもあります。
その拍動とやらが気になるのですが、始終、いつも、ドクドク感じますか?
上顎の前歯で始終強い拍動をするというのは、想像し難いです。
あと、
『根の病気が無いのにクラウンを交換するために根の再治療をすること自体が疑問であること、』
そうかな、、、、これは結構ありますよ。
日本の昔の根っこの治療はスカタンが多いので、心配だからやり直すことは結構あります。
『今回の根の治療でかえって新しい感染を引き起こしてしまった可能性があるとも言われました。』
確かに、寝た子を起こす結果になることも、よく聞きます。
病気があっても痛くなければ、患者さんには理解できないですから、病変が治っても、違和感が残ったりすることもあります。
相談者からの返信
相談者:
tomokoさん
返信日時:2008-02-04 19:49:02
田尾先生、佐藤先生、早速のご回答をありがとうございました。
拍動は、上記の通り抗生剤服用(クラビット錠、4日分)によりだいぶ治まってきましたが、まだ微弱な拍動が続いています。
時々、ジワーっと圧迫されるような感覚もあります。治まってきた理由も、抗生剤が効いたのか、咬合面が当たらないように削ってもらったためなのか、どちらなのかよく分かりません。
最も強い拍動を感じたのは、主治医に症状を訴えて一旦仮歯を外した時でした。
そして、再度仮歯を装着したら少し治まりました。何故なのでしょう?
根ではなく歯肉の問題なのでしょうか?
歯茎は腫れていないと言われましたが・・・・
田尾先生も提案して下さったように、仮歯かレジン冠で経過観察したいと考えています。
そこで再度の質問なのですが、
? 経過観察し、このまま自然に症状が消失する可能性はあるのでしょうか?
また、その可能性があるとしたらその確率は高いのでしょうか?
低いのでしょうか?
? レジン冠を作る場合、硬質レジンジャケット冠にしたいのですが(金属はなるべく避けたいので硬質レジン前装冠は避けたいです)、それだとレジンの仮歯と変わらない(あまり意味が無い)でしょうか?
田尾先生とセカンドオピニオンの先生のお話からすると、今回の主治医の判断は不適切だったと思い、なぜ年数を経ているという理由だけで根の再治療なんてしたのだろう?とりかえしのつかないことをされてしまったのではないか?と主治医を憎んでしまいます。
でも、佐藤先生のお話からすると、主治医の行なったことは一概に間違いとも言えないような気がしてきますし・・・複雑です。
以下は、余談ですがこのような状況に至った事情です。
治療中の差し歯は、7年位前に別の先生のところで変色が気になると相談したら(虫歯治療跡はあるものの生活歯で何のトラブルも無い歯でした)、よく分からないうちに保険の人工歯(硬質レジン前装冠・2本連結)にされてしまったため、その先生に対する不信感が強く、今の主治医に根の治療をやり直すことを勧められてもあまり疑問ももたずに同意してしまいました。
でも、実は今回の再根管治療を行なった主治医は矯正の先生なのです(私は4年間の矯正を終え、最近リテーナーになったばかりです)。
矯正の先生だから、このような結果になってしまったのでしょうか?
私が矯正を始めた当初は、矯正の先生は矯正専従で、虫歯や抜歯等は全て院内の一般歯科の先生が行なっていたのですが、何故か最近になって矯正の先生が一般歯科の仕事も始めたのです。
内心は「矯正の先生で大丈夫なの?」と思いましたが、面と向かっては言いにくく、それに一応歯科医である以上は基本的なことはできるはずだと自分に言い聞かせて治療を受けてしまいました。
矯正に関してもいろいろとトラブルが多く、ブラケットが当たって歯髄炎になったり(ちょうど今回治療中の差し歯と当たる場所の歯のため、この歯もぶりかえしてしまいました)、マウスピース型リテーナーのせいで顎関節症様の症状が出てしまったり、本当に大変で悩み事ばかりです(すみません、また別の質問として投稿させていただきたいと思います)
拍動は、上記の通り抗生剤服用(クラビット錠、4日分)によりだいぶ治まってきましたが、まだ微弱な拍動が続いています。
時々、ジワーっと圧迫されるような感覚もあります。治まってきた理由も、抗生剤が効いたのか、咬合面が当たらないように削ってもらったためなのか、どちらなのかよく分かりません。
最も強い拍動を感じたのは、主治医に症状を訴えて一旦仮歯を外した時でした。
そして、再度仮歯を装着したら少し治まりました。何故なのでしょう?
根ではなく歯肉の問題なのでしょうか?
歯茎は腫れていないと言われましたが・・・・
田尾先生も提案して下さったように、仮歯かレジン冠で経過観察したいと考えています。
そこで再度の質問なのですが、
? 経過観察し、このまま自然に症状が消失する可能性はあるのでしょうか?
また、その可能性があるとしたらその確率は高いのでしょうか?
低いのでしょうか?
? レジン冠を作る場合、硬質レジンジャケット冠にしたいのですが(金属はなるべく避けたいので硬質レジン前装冠は避けたいです)、それだとレジンの仮歯と変わらない(あまり意味が無い)でしょうか?
田尾先生とセカンドオピニオンの先生のお話からすると、今回の主治医の判断は不適切だったと思い、なぜ年数を経ているという理由だけで根の再治療なんてしたのだろう?とりかえしのつかないことをされてしまったのではないか?と主治医を憎んでしまいます。
でも、佐藤先生のお話からすると、主治医の行なったことは一概に間違いとも言えないような気がしてきますし・・・複雑です。
以下は、余談ですがこのような状況に至った事情です。
治療中の差し歯は、7年位前に別の先生のところで変色が気になると相談したら(虫歯治療跡はあるものの生活歯で何のトラブルも無い歯でした)、よく分からないうちに保険の人工歯(硬質レジン前装冠・2本連結)にされてしまったため、その先生に対する不信感が強く、今の主治医に根の治療をやり直すことを勧められてもあまり疑問ももたずに同意してしまいました。
でも、実は今回の再根管治療を行なった主治医は矯正の先生なのです(私は4年間の矯正を終え、最近リテーナーになったばかりです)。
矯正の先生だから、このような結果になってしまったのでしょうか?
私が矯正を始めた当初は、矯正の先生は矯正専従で、虫歯や抜歯等は全て院内の一般歯科の先生が行なっていたのですが、何故か最近になって矯正の先生が一般歯科の仕事も始めたのです。
内心は「矯正の先生で大丈夫なの?」と思いましたが、面と向かっては言いにくく、それに一応歯科医である以上は基本的なことはできるはずだと自分に言い聞かせて治療を受けてしまいました。
矯正に関してもいろいろとトラブルが多く、ブラケットが当たって歯髄炎になったり(ちょうど今回治療中の差し歯と当たる場所の歯のため、この歯もぶりかえしてしまいました)、マウスピース型リテーナーのせいで顎関節症様の症状が出てしまったり、本当に大変で悩み事ばかりです(すみません、また別の質問として投稿させていただきたいと思います)
タイトル | 差し歯治療中に拍動痛が出現。根の再治療をするべき? |
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質問者 | tomokoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療中の歯の痛み 根管治療の失敗・再治療 根管治療中の痛み 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。