歯がほとんどなく根しか残っていない状態ですが、抜歯するしかない?

相談者: ベストさん (35歳:男性)
投稿日時:2008-03-02 23:02:08
一昨日、ある歯科で右下奥歯を見てもらいました。

抜いたほうがよいと言われて、今はなるべく抜かない治療をすると思いますので、ちょっと疑心難儀です。

たしかに残っている部分はほとんど歯ぐきと同じ高さです。
根しかない状態です。痛みは今はありません。

3点ご相談です。


1.このような根しかない場合、抜いた法がよいという事があるのでしょうか?

2.他の歯科での意見も聞きたいのですが、途中の状況でも嫌がらずみていただけるものでしょうか?

3.抜歯でない治療方法(おそらくエクストルージョンクラウンレングスニングの事だと思います)のほうが長期的にみてひどくなることはありますか?(そのように言われたので)


状況詳細:

数年前に別の歯科で治療した右下奥歯(奥から2番目)の被せた部分が傷み始めたのが理由です。

原因はどうもこの被せたものがネジ(?)でとめてあったのですがその穴に虫歯があったようです。

その虫歯を削っていったらほとんど歯冠はなくなり(もともと半分以上なかったのですが。)抜かないで治療するのは難しいといわれました。

抜くのは最終判断にしたいのでご相談しております。
よろしくおねがいします。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-03-03 00:02:04
ベストさん、こんにちは。

右下奥歯の治療法について、抜歯か保存かでお悩みのことと思います。
(疑心“暗鬼”ですよね?)

さて、今回のご質問は実際にベストさんの口の中を拝見してみなければ具体的な回答は難しいと思われます。

そこで以下は一般論としてお答えしますね。

根しか残っていない状態、いわゆる残根状態であり、加えてその部位が虫歯となっていれば抜歯することが多いです。

また治療途中であっても、他の歯科医院セカンドオピニオン的に受診することは特に問題ありませんよ。

ただ、ご質問の状況をうかがうかぎりは、私も抜歯の可能性が高いかな、とは思います。

以上、短いですが参考になれば幸いです。
お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
桜ファミリー歯科(名古屋市緑区)の松本です。
回答日時:2008-03-03 00:34:09
こんにちは。
ご質問にお答えしたいと思います。


>1.このような根しかない場合、抜いた方がよいという事があるのでしょうか?

あります。

今回の場合、必ず抜かなければならないかどうかは判りませんが
根っこが割れている場合や、虫歯が深すぎて虫歯を取ると殆ど
根が残らない場合、歯周病で歯の動揺が酷い場合などは
無理に残さない方が良い場合もあります。



>2.他の歯科での意見も聞きたいのですが、途中の状況でも嫌がらずみていただけるものでしょうか?

これはベストさんの権利なので、歯医者さんの顔色を窺って
治療を受ける必要は無いと思います。

今、通われてる歯医者さんに、他の歯医者さんの意見を
聞いてみたい旨を話してみるのが一番早いかもしれません。



>3.抜歯でない治療方法(おそらくエクストルージョンクラウンレングスニングの事だと思います)のほうが長期的にみてひどくなることはありますか?(そのように言われたので)

今は痛みも無く経過しているようですが、
歯が質問1で回答した状態ならば、
咬み合わせが出来た段階で痛みが
出てくる事があります。


とにかく、今の歯医者さんにベストさんが疑問を抱いたまま
治療を受けるのは良くないと思います。

もう一度その医院で治療方針とその方針を立てた理由を聞いてみて
納得された上で治療を受けるのが良いと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ベストさん
返信日時:2008-03-03 21:41:24
ご回答ありがとうございます。助かります。

お二人とも回答で、以下のようにおっしゃられているので、とりあえずそのようにして見ます。

>また治療途中であっても、他の歯科医院セカンドオピニオン的に受診することは特に問題ありませんよ。

>今、通われてる歯医者さんに、他の歯医者さんの意見を
>聞いてみたい旨を話してみるのが一番早いかもしれません。

この場合、同じ歯科医院の違う医師の方もセカンドオピニオンでしょうか?

今回、私のケースは松本先生が言われる以下だと思います。

>虫歯が深すぎて虫歯を取ると殆ど根が残らない場合、

また、最初に実は抜いたら以下の3点の選択肢があるという話をされました。

1.部分入れ歯
2.インプラント
3.ブリッジ

それぞれ、長所短所も聞きました。

ただ、当日は”抜歯するという前提で”話がすすんでいたのでちょっと不安でした。

どれも私には未経験ですし、1は年齢的にちょっと抵抗あるので却下です。

3のブリッジは、健康な歯を削るのでこれもちょっと抵抗があります。

インプラントは、高額であることと何か大掛かりでちょっと怖いですし、経験がたくさんある歯科医院でないと不要に腫れたりと思うような治療方法に感じました。

あとは抜歯したとは両側の歯の感覚がだんだんせまくなったり、上の歯が下がってきたりする、とも言われ、だったら抜かない方がよいのでは?と思ったり、いろいろ説明をうけると、よけい混乱してしまい、とりあえず、まず抜かない方法はないものかと、抜くのがよい場合ってあるのだろうか?と思いましたので相談しました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-03-05 19:35:48
いろいろと思いましたので、書かせて頂きます。

『 抜いたほうがよいと言われて、今はなるべく抜かない治療をすると思いますので、ちょっと疑心難儀です 』

抜く抜かないを判断するのがプロです。

実際に診察をしたドクター以上の診断根拠を持ち合わせないので、正誤については言及できませんが、

抜かない治療 イコール いい治療 は迷信・邪教です。

患者さんの願望なだけで、営業の上手なドクターの常套句としてあるだけです。

抜かなければいけない歯は、ごまかしても抜かなくてはいけません。
抜かなくていい歯は、抜かないだけです。


書き込まれている状況から、抜歯は不可避でしょう。


部分入れ歯は年齢的にちょっと抵抗あるので却下です。
ブリッジは、健康な歯を削るのでこれもちょっと抵抗があります。
インプラントは、高額であることと何か大掛かりでちょっと怖いですし、
経験がたくさんある歯科医院でないと不要に腫れたりと思うような治療方法に感じました。』

どれかを選ばないといけません、テレビゲームではないので、ポーズするわけにもいかないですし、Aも嫌、Bも嫌、Cも嫌なら方法がないので、どの欠点は自分が許容できうるか?ですね。


『あとは抜歯したとは両側の歯の感覚がだんだんせまくなったり、
上の歯が下がってきたりする、とも言われ、だったら抜かない方がよいのでは?と思ったり、』

このままでは、抜く、抜かないに係らずそうなってしまいます。


『いろいろ説明をうけると、よけい混乱してしまい、とりあえず、まず抜かない方法はないものかと、抜くのがよい場合ってあるのだろうか?と思いましたので相談しました。 』

自分に都合のよい方法がないだけです、書き込みをみれば、十分な説明を受けられていて、なおかつ、ご自身で十分理解されていると思います。


書き込みの状態の通りの状況であるならば、私であれば抜きます。
ほかに対応策がないからです。

歯科医で一番他人に嫌われようと思えば簡単なことで、抜歯をはっきりを説明すればいいのです、

理性で物事を考えられない人は、事実を受け入れるよりも、他に方法がないか?といるはずもない青い鳥を探しに行かれます。

そこで、次の医師がまともな人なら、抜歯の説明となりますが、営業上手な人なら、とりあえずの患者さん確保で、何とかしましょうと請け負って、形だけの治療が始まり、終わったなーーと思ったら結局だめになり、しょうがないので、抜歯になる。

この場合、被害者は誰なのでしょうね?
正直な最初のドクターが私はかわいそうに思えますが?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ベストさん
返信日時:2008-03-05 21:52:47
佐藤先生、コメントありがとうございます。
非常に参考になります。特に以下の点は非常に響きました。

>そこで、次の医師がまともな人なら、抜歯の説明となりますが、営業上手な人なら、とりあえずの患者さん確保で、何とかしましょうと請け負って、形だけの治療が始まり、終わったなーーと思ったら結局だめになり、しょうがないので、抜歯になる。

そうなんですね。
今の判断だけでなく将来まで考えると現実を受け入れ対応するべきなんですね。
(まあこれは歯の治療に限ったことではないですが。)


>この場合、被害者は誰なのでしょうね?
>正直な最初のドクターが私はかわいそうに思えますが?

”被害者”とか”誰が悪い”とかは書き込みの時点でも今でもこのような事は考えたこともなかったので、察するに佐藤先生は私の相談内容をみて多少なりともご不快なられたのかもしれません、お詫びいたします。もうしわけありません。

とにかくありがとうございました。



タイトル 歯がほとんどなく根しか残っていない状態ですが、抜歯するしかない?
質問者 ベストさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯が抜けた・抜く予定 その他
クラウンレングスニング(歯冠長延長)
エクストルージョン(歯根廷出)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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