金銀パラジウム合金のメタルコアでも、しっかり治療すれば問題ない?

相談者: すいさん (27歳:女性)
投稿日時:2008-02-29 00:16:37
こんばんは

10年前に上左右1番が虫歯になり、神経を抜いて2本にメタルボンドクラウンをつけました。この医院は現在電話不通です…

近年メタルタトゥーや、歯茎の下がり、鼻の下を押したときの違和感が気になり、歯科医院を訪れたところ、大学病院を紹介されました。

レントゲンを撮ると、根の先端の影が不明瞭だったため、2本とも再根幹治療をすることになりました。

補綴物を取り外し、いざ治療を始めたのですが、根幹治療は担当医以外の臨床経験の浅そうな若い医師が行う点に大変不安を感じ、途中ではありますが、知人の紹介で自由診療の医院に転院をしました。60歳くらいの、地域で30年近く開業している先生です。

自分自身メタルタトゥーが気になっていたため、メタルフリーの治療を希望していたのですが、先生がおっしゃるには、歯がとても薄く噛み合せも強いため、メタルコアを入れるべきだとのことでした。

ファイバーコアはまだ使われて年数が浅いから…という理由もあるようです。

その医院には技巧室が併設されており、技工士の方に使用しているコアの素材を伺うと、パラジウム合金とシルバーという返答でした。

保険治療で使用される材質のものを、あえて自由診療で入れることに疑問を感じるのですが、先生はしっかり治療すれば歯肉が黒ずんでくることはないとおっしゃいます。

私としては、こちらで拝見する限りメタルコアを入れるのであれば、イオン化傾向の少ない金合金や白金合金にしたいと思うのです。

しかし一患者が、上記2種しか扱っていない所に、それ例外のコアを注文してほしいというのはおこがましいのでしょうか。自由診療なのだから、その辺の要望には答えていただけるのでしょうか。

何だか、単にその素材しか扱ってないから、パラジウム合金を勧めるのかなという気がしてしまい…。

金合金・白金合金ではなく、パラジウム合金を入れる選択がベストという状態の歯はあるのでしょうか。

材質にこだわりすぎるのは良くないというのも承知しているのですが、二度目の補綴治療なので、自分で納得できるものを入れたいと思っています。10年前は歯科医の言われるがままでしたので。

長くなりましたが、何卒よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-02-29 01:48:46
こんばんは。

自費治療なのにメタルコアと同じ金銀パラジウム合金を使われるということですが、担当の先生が「しっかり治療すれば歯肉が黒ずんでくることはない」とおっしゃられているのであれば、経験的にそう感じられているのではないでしょうか?

実際にはメタルコアでも、土台の形成や型取り、クラウンの適合などがしっかりとしていれば特に問題になってくることは無いのですが、保険ではそこまで丁寧な治療をすることは難しいということもあり、保険のメタルコアと保険外のメタルコアでは、材質は同じでも治療の質が異なるということはあります。

ただ、どの程度のレベルで治療をしているのかを見分けることが難しいのですが・・・。

院内に技工室があるということなら、僕だったら技工室にマイクロスコープ(顕微鏡)があるかどうかをチェックするかな〜と思います。

(精度の高い技工を行うためには、マイクロは必須だと思うので)


今行かれている先生は名医かもしれませんし、そうではないかもしれませんが、文章だけではその判断は残念ながらできません。

ただ、保険外治療というのは高額ですから、そのぶん納得のいくまで説明を受ける権利が患者さんにはあると思います。

疑問な点はどんどん聞いて、納得できそうなら治療をお願いされてはいかがでしょうか?

ただ、年配の先生で実績のある先生ほど、「黙って俺に任せろ!」的な先生が多い傾向もあるような気がしますので、一応そういった可能性も頭の片隅に置いておいて、上手に切り出してみてくださいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: すいさん
返信日時:2008-03-01 16:17:49
田尾先生、ご回答ありがとうございました。

メタルコアでも、治療がきちんとなされていれば特に問題はないということで安心しました。

毎回治療に行く度に何かと質問してしまい先生もうんざりしているように思うのですが、やはり自分の体のことなので、疑問に感じるところはしっかり聞いてみようと思います。



タイトル 金銀パラジウム合金のメタルコアでも、しっかり治療すれば問題ない?
質問者 すいさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ メタルコア(金属の土台)
支台築造その他
お勧めの土台(コア)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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