海外でインプラントのメーカーや歯医者を選ぶ基準について(南アフリカ在住)

相談者: タンダーツさん (48歳:女性)
投稿日時:2008-04-14 23:38:59
現在南アフリカ共和国に滞在しており、今後1年8カ月ほど滞在する予定です。

一月前に左上前歯1番の歯茎が腫れて膿が出たので受診したところ、歯根にひびが入っているので抜歯してインプラントとのことで、5日間処方された抗生物質を飲んで現在は症状は治まっています。

こちらの医療水準は比較的高く、残りの滞在期間も比較的長いのでこちらで上記の治療をしようと思っています。


<経過>

初めにかかった歯医者はBchDとPDD(Implantology)という肩書を持つDental Surgeonで、Nobel biocareとZimmerのカタログをくれて3週間の休暇に入ってしまい、決めたら連絡くれるようにとのことでした。

その際に聞いた話では、抜歯後4〜6週間おいてフィクスチャー埋入、3か月おいてアバットメント埋入、そしてクラウンを作る、骨量が不足だったら人工骨移植をする、全てその医師が行うとのことでしたが、紙に書いてくれるでもなく落ち着いて話せず、費用も口頭で言われただけで決意するには不十分でした。

そこでSpecialist Maxillo-facial and Oral surgeon(Dent.)という肩書を持つ別の口腔外科医を訪ねたところ、逐一質問に答えてくれ、まず前記の歯科義歯を作ってもらい(私は前記の医師にかかった旨話したら、そこでOKとのことでした)、抜歯時人骨から作ったプロテインをパックして8週間置いてからフィクスチャー埋入、3ヶ月後にアバットメント埋入、それから前記歯科でクラウンを作ってもらうと紙に書いて説明してくれました。

翌日それら工程と使用される部品などの細かい見積書と同意する際の申込書が届きました。この年間1000本のインプラントを手掛けるという口腔外科医の方が費用はかなり高いのですが、対応が気に入りました。

ただし彼は、ロッキング・テイパーというネジではなくはめ込み式のアバットメントなら感染がないからとの理由でアメリカのメーカーBiconのものしか扱っていません。

将来のメインテナンスのこともあり、できるだけ世界中で使われているメーカーがいいと思って歯チャンネルなどで調べてみたところ、日本でもそれほどマイナーではないことがわかりましたが、私の日本でのかかりつけの歯医者では13種類も扱っているにもかかわらず、残念ながらBiconは入っていませんでした。

もしかしたら結構マイナーなのかも…?とちょっと不安な感じもしています。

そうこうしているうちに他のインレーが外れてしまったので、あさって最初に入った歯医者に予約を入れました。

そして前回のインプラントの説明が十分ではないので文章で詳しくしてほしいことと、見積書を依頼するメールを送って返事を待っています。


<本題です>

どの医者が適任かはいろいろな情報や意見をもとに最終的には自分で決めるしかないと思いますが、その一つの要素となるメーカーやアバットメントの違いがこの際どの位その決め手になるのか分からず困っています。

慣れぬ海外生活で周りにインプラントの経験者も少なくて、またネットで調べても治療過程やアフターケアでのネジ締め(?)の状況などよくわかりません。

メーカー、ネジ他、今回歯医者を選ぶに当たってのアドバイスをよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-04-15 11:35:52
そうですね。

Nobel biocare、Zimmer、Bicon

どれも「日本口腔インプラント学会」の学会誌に掲載されていますから、日本国内で入手可能なメーカーです。

シェア的に言えばノーベルバイオケアがブッチギリ。
Zimmer(スクリューベント)もまあまあ。
Biconは少々。

と言う感じでしょうか。


この中で少し特異的なのはやはりバイコンですね。

ネジも特殊なようですし、上部構造もIAC (インテグレーテッド アバットメント クラウン)と言う特殊なモノのようですね。

なんでもセメントやスクリューを使わない‥画期的な補綴物‥だとか‥。


日本に帰国後の安心感では前医。
ドクターとしての信頼感は後医。

と言う感じに思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-04-15 12:38:38
インプラントを導入してまだ9年しか経験がありませんし、ストローマンしか使ったことがないので、他社のインプラントについてはわかりません。

ただストローマンを使っているのは、インプラントの研究体制がしっかりしているのと(メーカーとは別組織)、インプラントの骨に接触する部分の表面性状であるラフサーフェスを開発したのが、ストローマンだからです。(現在は特許切れになっています)

またインプラントの術式についても、プロトコールを発表しているため、ドクター側としても安心して使うことができます。

世界的なシェアーはステリオスインプラントとブローネマルクが合併(?)したノーベルバイオケアーが一位で、次いでストローマンが二位です。

その後はおそらく、ずいぶん離れてどんぐりの背比べではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンダーツさん
返信日時:2008-04-19 15:42:31
早速ご返答いただきまして、ありがとうございます。

その後直ぐに返信したのですが、私の手違いか返信されていないのに今気づきました。大変失礼しました。

メーカーのシェアについて、自分が調べた以上のことを教えていただいてありがとうございました。


<タイヨウ先生>

>日本に帰国後の安心感では前医。
>ドクターとしての信頼感は後医。

全くその通りなんです。

電話であらかじめ使用メーカーを確認してからもう一軒くらい訪ねてみようかどうしようか…。


<山田先生>

先生方はそれぞれ信頼するメリットがあってメーカーを選んでいるわけなんですね。
実績があればシェアもそれなりにある、というのが現状のようと思いました。


先日前医に別のの件で会いました。

「メールを受け取ったが休暇明けで多忙なためまだ返事できない、近いうちにもっと長い時間をとって説明する、前の歯だから審美性が大切、君が私を信頼できないなら別に行ってもらうしかない」

のようなことを言っていました。
そして、

「抜いて見て骨が足りなかったらアメリカ製の骨を移植しよう。これはとても安全で、自分も、自分の家族も使っているんだ。(私の気持ち:ほんとかな?)費用は南ア製の10倍もするけれど、とてもいい」

とも。

説明してくれる意志があること、信頼を得ようとしている姿勢を感じたので、それを確認してその結果によって決めようと思います。

ただ…

ノーベルバイオケア・スマイルを検索してみて。僕が載っているから」

と言われて見てみたんですが、それはノーベルの製品を扱っている歯科医が、ノーベルのサイトに無料で紹介されているといっただけのことで、実績が紹介されているわけでもなく、ちょっとがっかり。

また、前回もらったZimmerのカタログについては、

「それは忘れて。ただインプラントについての紹介だけだから」

というわけで、扱っていないみたいで、ならその時そう言ってくれればよかったのに。肝心なところが把握しにくいのが不安です。

さらに、

「とにかく抜いてみないとレントゲンでは骨の状態がわからない(注:そこにはCTがなく、南アではCTの料金が日本の倍位するらしく、余程のことがないと勧めないみたいです)、もしかしたらその場で埋入出来るかも知れないし、オプションはいろいろある」

など前回とは違う方法が出てきて戸惑いました。
私のためをおもって言ってくれているのはわかるのですが。

でもできる限りの話し合いをしてみようと思います。


<さて、質問です>

破折で化膿しているのに、抜歯して患部を掻き出してその場で埋入することは状態と状況に応じてあり得るのでしょうか。

私としては、時間がかかっても慎重にいきたいので、その旨伝えようと思うのですが。

前歯部分入れ歯は着け心地が悪いから、抜歯後その場で埋入すれば長く使う必要がない」

と言うのですが、どうしてそうすると長く使う必要がないのか私にはわかりませんでした。

こういう部分が後になって不安を増す原因になるのです。

その場で「どうして?」って感じれば質問を挟めるのですが、結構よどみなく話す先生で、しかも私としては英語の会話のその場を乗り切るのに必死なので…

だから文面でやり取りしましょうってメールで提案したのですが、話し方対策をしないといけませんね…。

というわけで、お答え、アドバイスなどお待ちしております。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-04-19 17:42:42
化膿していれば、抜歯即時埋入は禁忌だと思います。

私なら歯根破折と確定診断がついているなら、即時埋入はしません。

なぜなら骨の裂開の可能性が高いからです。
もし裂開があれば裂開部の骨をどうやって補填するか考えなければなりません。

ブラインドでするにはかなり危険でしょう。
ストローマンのプロトコールでは抜歯即時埋入は認めていません。

私も即時埋入はご高齢の方(87歳、女性)に一ケースだけしかやったことはありません。あくまでも例外的な方法だと考えています。

私のケースはご高齢で抜歯とインプラント埋入の二回に分けてするのは通院も含めて大変とのことだったので、やむなく抜歯即時埋入をしました。

それも前もってエクストルージョンして抜歯のときに骨を壊さないようにしてからです。部位は右下4番です。

ましてや上顎1番なら私は絶対やりません、自信がないです。

抜歯して、そのとき骨の状態をよく観察しておきカルテに記入しておきます。

そして必ずCTを撮ります。
CTなしのOpeは私には考えられません、自信がないです。

そしてCTの画像を慎重に読影して手術計画を立てます。
それから手術をします。何しろ経験が浅いので・・・・。

二番目のケースです
http://www.yamadashika.jp/implant.html

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンダーツさん
返信日時:2008-04-20 04:08:36
山田先生、早速お返事ありがとうございます。

やはりインプラントはそのくらい慎重になるべきですよね…。
なんだか怖くなりました。


>ブラインドでするにはかなり危険でしょう。

化膿していれば、たとえCT撮ったとしても危険そうですよね。


<質問1>

通常、患部を掻き出してから、抗生物質による治療なども行うのでですか。
どうすればできる限り菌をなくせるのでしょうか。


>なぜなら骨の裂開の可能性が高いからです、もし裂開があれば裂開部の骨をどうやって補填するか考えなければなりません。

「骨の裂開」にはどちらの先生も触れませんでした。

もう一人の先生の計画は、多分骨は大丈夫だけれど、念のため「抜歯後人工骨をパッキングして8週間待ってフィクスチャー埋入」でした。

裂開を見越してそう言ったのかどうかはわかりません。

この8週間とは、感染が収まるのに必要な期間で、もし裂開があっても人工骨が落ち着くまでの期間だと解釈していますが。


<質問2>

先生は同様のケースで一般的にどのようになさっていますか。

エクストルージョンして抜歯のときに骨を壊さないようにしてからです。

エクストルージョンすると、骨が壊れないで済むのですね。
知りませんでした。


<質問3>

エクストルージョンは一度でできる一般的な治療なのですか。

いきなり埋入の発想は、以前そこで臼歯にインプラントをした日本人女性が骨移植も必要になり、時間がかかって仕上がりが帰国ぎりぎりになってしまったため、早く仕上げるのが私にとっていいと考えたからかもしれません。

だからといって歯根破折・慢性膿瘍と診断したのにそういう可能性を示唆するのはどうかと思います。

とにかくちゃんと話し合わなければと思うのですが、この次のカウンセリングでどんな展開になるのか、私もこの先生についていく・いかないを決められるところまでちゃんと対応できるのか大いに不安です。


<質問4>

どんな準備をして臨んだらいいでしょうか。

早く抜歯しなければ骨の状態が悪くなるとわかっているのになかなか先に進めなくて泣きたくなります。

できれば他の先生方にもご意見お聞かせいただければ幸いです。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-04-20 04:46:20
こんにちは。
海外で不安は尽きないですよね。

んー・・・・文章だけのやりとりですし、難しいところですね。

ひとつひとつ細部のお話に関してこれは「アリ」とか「?」とかももちろんありますが、もう先生とことん話し合って、人柄で判断されても良い様な・・。

と言うのもインプラントに関しては、普及してきた成り立ちが変わっていて、(ちょっと変?な)臨床家が先で、大学が後なんです。

普通は大学で研究が先行して、それから一般臨床家の流れなんですね。

今となってはインプラントも色々と研究が進んで、もちろん理屈も大切なのですが、そうは言っても発展途上で。。

メーカーのことしかり、術式しかりで何が良くて何が悪いのか、イマイチ混沌としています。

それだけに術者の経験や直感みたいな判断力が、意外とキモの様な気がしますよ。

ましてタンダーツさんの場合は選べるものの制限が明らかにありますから・・いっそ人柄で! というのはダメですかね^^;

もちろん、タンダーツさんなりに調べた結果、例えば「抜歯即時埋入はどうしても不安だから止めて欲しい」とか、そういうのはいいと思いますよ。

でも少なくともタンダーツさんと話し合う姿勢はもってくれてる訳ですから、こちらで相談するよりも、せめて聞く耳を持って、<質問1>〜<質問3>みたいなことも直接聞いて、納得できればもう任せてしまってはどうでしょうか。

もしくは他の治療法!(入れ歯orブリッジ



・・と言うのが私の意見(感想?)です。
ご参考までに。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンダーツさん
返信日時:2008-04-21 22:59:08
渡辺先生、お返事をいただいた時間を見ると日曜のとんでもない早朝、同様に回答をいただいている先生方、本当に頭が下がります。

もう一つの質問にもお答えいただいて、ありがとうございました。

違った観点からのご意見、大変参考になりました。

私ってもしかしてここで深呼吸が必要かもと感じ、少し時間をおいての返信及びお礼になってしまい、失礼いたしました。

その間なんとタイミング良く、2年半にわたり前医で治療を受け、インプラントもして帰国した人が出張で来て、医師とどのようなやり取りをしたのかなど直接話を聞くことができました。

両隣りは健康なで削りたくないのでブリッジは選べないし、インプラント治療の受けられない国だったり、もうちょっとで帰国なら入れ歯も考えなくもないですが、私のケースではインプラントの方がメリットが大きく感じられます。

しっかり質問して一歩ずつ進みたいと思いました。

直接ご回答いただいたタイヨウ先生、山田先生、渡辺先生に改めてお礼申し上げます。



タイトル 海外でインプラントのメーカーや歯医者を選ぶ基準について(南アフリカ在住)
質問者 タンダーツさん
地域 海外
年齢 48歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
アフリカ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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