4歳男児。神経が断絶している歯の歯肉に膿のような白いデキモノができた

相談者: June_Museさん (4歳:男性)
投稿日時:2008-05-05 01:01:48
4歳の男の子の母親です。

2歳の頃の歯科検診で上の前歯に変色が見られ、その後歯科医院
神経が断絶しているであろうとの診断をうけました。

グラついたり折れたりすることもなくその受診時には特に何か治療や
処置もしていません。

化膿するようなことがないか気にしてみてください、と言われていた
のですが、その後およそ2年間、変色はいくらか進行しましたがそれ以外に
変わったことはありませんでした。


本日、夜の歯磨きの際になんとなく上唇をめくってみましたら、
変色しているの根元のあたりの歯肉に1mmほどの米粒大の小さな
白いデキモノを発見しました。

よく見ると周りの歯肉もうっすら赤みをおびているようです。


毎晩の歯磨きの際には、唇をめくってみることがなかったので本日まで
気がつきませんでした。

本人は普通に生活をしていても痛くはないそうで、私に触られたときに
「押すと痛い」と言っています。

2年近くも経ってから神経の断絶の影響で化膿の症状がでることが
あるのでしょうか?

GW中のためかかりつけの歯科医院が連休明けまであと3日ほど休診です。
救急病院や休日診療をしている医院を探して、すぐにでも診察や処置を
してもらったほうがよいのでしょうか?

もし化膿の場合、口の中の膿が脳に影響を与えることはないのでしょうか?

小さな子供なので、化膿であれば体のほかの部分に悪影響が出ないか
とても心配しています。

ご回答どうかよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-05-05 09:07:26
文面からのみの推察にはなりますが、歯の神経が死んでしまったことにより
根の先に膿が溜まってしまい、体がその膿を対外に出すために排出路を
作ったものと思われます。

これを「フィステル」と言います。

すでに排膿路が確保されているので急激な腫れや痛みに発展する可能性は
少ないですが、そのまま放置するのは良くないと思います。

処置自体は緊急性があるものではありませんので連休明けに歯科医院
診察を受けてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: June_Museさん
返信日時:2008-05-05 21:51:24
荒木先生。ご回答ありがとうございます。

先ほど見ましたら、白い部分に薄っすら血が滲んだようになって
昨夜よりも大きくなっていました。

先生のおっしゃるように膿のように見えます。

緊急性はないとのことですので引き続き様子を見ながら、連休が明けるのを
待ってみようと思います。


ただ、口の中のトラブルが原因で脳に悪影響を及ぼすことがある
と聞いたことがあるのですが本当ですか?

また、診察ができるまであと2日あるので何か注意しなくてはいけないことは
ありますか?


よろしかったらお教えください。
回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-05-05 22:17:10
June_Museさん、こんにちは。

横から失礼します。

>ただ、口の中のトラブルが原因で脳に悪影響を及ぼすことがあると聞いたことがあるのですが本当ですか?

上記の件に関しては、決して一般的な話ではありません。
どうぞご安心ください。


>診察ができるまであと2日あるので何か注意しなくてはいけないことはありますか?

ご質問の内容を拝見する限り、荒木先生のご回答と同じく、私もフィステル
である可能性が高いと思います。

明後日以降の歯科医院の受診までに、特段注意すべき点というものは
ありません。

歯磨きをされる際に、同部位は力をかけすぎずに、かつできるだけ
清潔に保たれて、連休明けには速やかに歯科医院を受診されてください。


それではお大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: June_Museさん
返信日時:2008-05-05 22:45:13
中本先生。

ご回答どうもありがとうございます。

化膿により脳への影響はさほど心配いらないとのことで少し安心
いたしました。

一日数回ずつ患部をみながら、受診できる日を待ちたいと思います。

折れてもいなければ、グラグラにもなっていないですが、
神経が断絶したのが原因と思われる「フィステル」というのは、
小さな子供の乳歯に対してはどのような治療になるのが一般的なのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-05-06 00:08:20
>神経が断絶したのが原因と思われる「フィステル」というのは、
小さな子供の乳歯に対してはどのような治療になるのが一般的なのでしょうか?


永久歯の神経が死んで感染してしまった場合と基本的には同じです。

に穴を開けて、神経の入っていた空洞を消毒し、中に詰め物をします。
ただ、永久歯の場合は、吸収されにくいゴムのような感じの材料を
使用しますが、乳歯の場合は、歯といっしょに吸収されてくれないと
困るため、固まらない材料を詰めます。


また、(永久歯の生え変わりが近く)根の吸収が進んでいる場合や、
消毒しても、経過が思わしくない場合は、抜歯になることもあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: June_Museさん
返信日時:2008-05-11 00:18:06
森川先生、ご回答ありがとうございます。

本日、かかりつけの歯科医院を受診してまいりました。

やはり神経が死んでしまったための化膿のようで、森川先生のおっしゃる
ようにに穴を開けて消毒をしてもらいました。

もう数回通院が必要ですが、神経が生きていないためか処置には
痛みも感じていないようです。


荒木先生、中本先生、森川先生。

先生方から親切なご回答をいただけたおかげで、必要以上に慌てることなく
経過を見守ることができました。


どうもありがとうございました。



タイトル 4歳男児。神経が断絶している歯の歯肉に膿のような白いデキモノができた
質問者 June_Museさん
地域 非公開
年齢 4歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 小児歯科治療
歯茎の出来物(できもの)
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
子供(子ども)の虫歯
子供の歯の変色・着色
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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