虫歯になっている親知らずを抜歯するべきかどうかと、顎関節症について

相談者: mmさん (23歳:女性)
投稿日時:2008-05-21 04:24:22
こんにちは。
イギリスに住んでいる学生です。

去年の9月、日本に帰国した際、右上の親知らずを抜歯しました。

ちゃんと生えているから抜く必要はない、と言われ続けていたのですが(ちなみに同じ歯医者さんです)、どうにも前歯歯並びの歪みが気になって相談しました。

歯並びなのですが、もともと親知らずが出てくる前はかなり綺麗なものでした。

滑らかに並んでいたはずの上は、左1番が右1番に被さるように前に出てくるようになってしまいました。

左1番は6年ほど前に裏側から側面を治療してあるのですが、以前はその痕が完全に裏側にあって見えない状態だったのです。

それが今は横からはっきり見えます。
詰め物との部分が茶色っぽく見えるので気になります。

下の左右1番は内側に押され、左は前に倒れ気味、右は内側に入り込むような捩れた感じになっています。

奥歯もちゃんとは噛みあってないようです。


当時、下の左右の親知らずが虫歯になっていました。

『簡単な治療で治りますから、抜く必要はないですよ』

『親知らずはブリッジの支えにもなるし、将来移植することも可能ですから残しておいた方がいいのでは』

とはいえやっぱり歯並びは気になります。

最終的には、気になるならばmmさん次第ですよ、ということで抜歯を決意しました。

ただ、1本抜くとバランスが悪くなるから他も抜かなくてはいけないと言われ、さらに先に下を抜くと上のが降りてきて歯茎を傷つける恐れがあるから、と右上の親知らず(虫歯になりそうだった)をまず手始めに抜くことになりました。

抜いた後、まだ健康だった歯を抜いてしまったことを後悔して、これ以上抜きたくないと思い、落ち着かない毎日を過ごしました。

私は昔から虫歯が多く、右上以外の6番から5番はクラウンが被っています。左下の6番だけ神経を抜いてあります。

ちなみに3年前くらいからこの6番は下に病巣があるから治療した方がいいと言われ続けているのですがまだ何も手をつけていません(痛みも特にないです)。

神経を抜いた歯の寿命は短いなどという話を聞くだけで、将来移植などを考えて親知らずを取っておいたほうが良いのでは?と考えるようになりました。

結局次の機会に先生に相談したところ(よく話を聞いてくださる方でした)、そんな精神状態で抜いても良くないからと今回は残りを抜かないことになりました。

移植の話をしたら、

『まだずっと先のことですから今から心配しなくても大丈夫。それよりも今ある歯をどうやって綺麗に保つかかを考えましょう』

と言われました。

けれど、いずれ抜く歯だからと下左右の虫歯はそのまま。

この虫歯が悪化したら、と今度は余計な心配が増えてしまい、やっぱり抜いた方が良かったのだろうかと未だに悩んでしまいます。

また6年ほど顎関節症をわずらっています。

普段は痛みはなく、顎を動かす度に音が鳴るだけですが、最近は硬いものを噛んでいると音もうるさいし顎が疲れてすぐだるくなってきます。

症状が出た頃に一度口腔外科の先生に診てもらったことがあるのですが、まだ若いからそのうち治るでしょう、ということでそのまま来てしまったのですが相変わらずの状態です。

ただ右上親知らずを抜歯した後、親知らずがなくなったことで顎が少し楽になったような気がするので、そうすると他も抜いたらもっと楽になるのでは?そして顎関節症も?などと考えてしまうのですが、どうなのでしょう。

親知らずと顎関節症はあまり関係ないと聞きましたが。


長くなってしまって申し訳ありません。
質問をまとめると、


1.右上の親知らずの抜歯に意味があったのか
2.親知らずはこの場合抜くべきか
3.痛みはないが病巣があるといわれた歯を今後どうするか
4.顎関節症を改善するのに親知らずの抜歯は有効か


日本に帰国しても滞在期間が数週間なもので長期の治療はできないのが現状です。これ以上虫歯が増えるのは嫌ですし、歯を失うのはもっと嫌です。

それならば歯並びを犠牲にしてでも親知らずをキープしておいた方が・・・などと悩む毎日です。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-05-21 05:52:54
mm様こんばんわ

海外にお住まいになっての悩みにどうすればいいのか考えあぐねていらっしゃるようですね。

文面からの推測にはなりますがお答えいたします。



>1.右上の親知らずの抜歯に意味があったのか

基本的に不要な歯ですから抜いたことでなんら不都合はないでしょう。



>2.親知らずはこの場合抜くべきか

むし歯があるなら抜歯するのは妥当な判断だと考えます。



>3.痛みはないが病巣があるといわれた歯を今後どうするか

放置した所で治癒する可能性はありません、うまくいくかどうかはレントゲンの状態にもよりますが、結局の所やって見なければわかりません。

治療なさることをお勧めいたします。



>4.顎関節症を改善するのに親知らずの抜歯は有効か

基本的には関係ないと考えていますが、親知らずにより上下の対咬関係に大幅な影響がでるようであれば関係ないと言い切ることはできないでしょう。



>私は昔から虫歯が多く、右上以外の6番から5番はクラウンが被っています

何本くらいむし歯の治療をなさったのか、そのうち抜髄した歯が何本なのかわからないのでなんともいえませんが、むし歯が昔から多かったとのことですから、おそらく甘党ではないかと推測いたします。

これから間食や甘い飲み物に気をつけられたら新しい虫歯の発生は避けることが可能だと考えております。

また将来お母さんになられた時に是非お子さんにはむし歯を一本も作らない育児をなさることが今の経験を生かしていく知恵の一つになると思います。

前向きに考えられることもいいのではないでしょうか。

親知らず
http://www.yamadashika.jp/wisdom_tooth.html

感染根管治療
http://www.yamadashika.jp/infection.html

顎関節症
http://www.yamadashika.jp/jaw.html

虫歯のできない砂糖の量 
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html

お砂糖3本分クイズ
http://www.yamadashika.jp/prevent09.html

予防歯科
http://www.yamadashika.jp/prevent.html

むし歯を作らない子育て
http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01

子育てと砂糖に関する考え方
http://www.yamadashika.jp/prevent10.html

乳歯むし歯ゼロ育児の事例
http://www.yamadashika.jp/0care.html

「はじめの一歩」育児体験集
http://www.yamadashika.jp/step.html

乳歯むし歯ゼロのお子様
http://www.yamadashika.jp/smile.html

回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-05-21 22:12:47
mmさん、こんにちは。

海外在住で、加えて口の状態に色々とご不安のことと思います。

私も山田先生と同意見です。



【ご質問1】

>右上の親知らずの抜歯に意味があったのか

【回答】

既に抜いてしまっている以上、その是非を考えすぎてしまうことはあまり好ましくはないと思われます。

ただ、私も山田先生のご回答と同じく、抜歯したことで特段問題はないものと考えます。



【ご質問2】

>親知らずはこの場合抜くべきか

【回答】

親知らずの抜歯をするかどうかは、過去スレにも多数掲載されていますので、一度目を通されてみると参考になるかと思います。

私自身は、基本的に親知らずは「抜いた方がいい」派です。

ただし、mmさんは現在海外在住とのことですので、その辺りの事情は考慮する必要があろうかと思います。



【ご質問3】

>痛みはないが病巣があるといわれたを今後どうするか

【回答】

ご質問をうかがうかぎり、左下6番の歯は「神経を抜いており、痛みのない病巣」ということは、歯の根に慢性の病巣が存在していることと思われます。

この治療はできるだけ速やかに行われることをお勧めします。放置しておくと、いずれは嚢胞という、よりやっかいな病状に進展することにもなりかねません。



【ご質問4】

>顎関節症を改善するのに親知らずの抜歯は有効か

【回答】

親知らずの存在が、顎関節に間接的に関与してくることはありえるかもしれませんが、抜歯をしただけで劇的に顎の症状が改善する可能性は低いと思われます。



最後に、mmさんは親知らずの抜歯と移植との兼ね合いを一番気にされておられるようですが、私がご質問の内容をうかがう限りは、左下6番の治療を優先された方が良いのではと考えます。

この左下6番の歯の状態がどういったものなのかは分かりませんが、少なくとも放置しておいて良いものではありません。

以上、ご参考になれば幸いです。

お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mmさん
返信日時:2008-05-22 22:24:08
山田先生、中本先生。
お忙しい中返信ありがとうございます。

ちなみに今までに抜髄したは左下6番のみです。
覚悟を決めて、親知らずの方は抜いていこうと思います。

日本帰国時にとなると時間が限られてしまうので、帰国のたびに1本ずつ抜いていくということでも大丈夫でしょうか?

またその際下からでも大丈夫でしょうか?

右上の抜歯は特に問題なく楽にできたのですが、精神的に2週間で三本は辛いものがあります…。

また左下6番の治療ですが、2-3週間程度で終わるものでしょうか?

以前この病巣を指摘された時、下手にいじって悪くなってしまうと困るから時間がまとまって取れる時に治療しましょう、と言われました。

そうするとイギリスで治療しなくてはいけないのでしょうか。
正直、こちらでの治療は気が進みません。


あと、一つご意見を伺いたいのですが。

私の元の記事にでてくる『先生』は、地元で小学生の頃からお世話になっている歯医者さん歯科医の入れ替わりは激しいが、ここ二年ほどは同じ先生)なのですが、友人に『あの歯医者はヤブだと思うから行くのやめなよ』と言われてショックです。

特に今お世話になっている先生は気さくで、よく話も聞いてくれるし、治療の前には治療部分の説明をして、不安なことはないかなど聞いてくれます。

もちろん数人の患者さんを並行して診てらっしゃることがほとんどですが。

治療に関しては素人なので何とも言えませんけれど。。。

人によって感じ方も違うとは思いますが、先生方はどう思われますか?
回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-05-22 23:31:13
mmさん、こんにちは。

親知らずの抜歯は本歯科相談室での回答だけではなく、担当の先生のご意見や、mmさんの帰国のタイミングなど調整しながらご決断されてくださいね。

今すぐ抜かなければならない緊急の事例というものではありませんので。



>日本帰国時にとなると時間が限られてしまうので、帰国のたびに1本ずつ抜いていくということでも大丈夫でしょうか?

これ自体は可能です。

ですが、下の親知らずの抜歯は、を抜く日だけ歯科医院を受診すればよいのではなく、数日後に抜糸や消毒のために再受診することが一般的です。

そのあたりの事情も考慮のうえ、ご決断ください。



>またその際下からでも大丈夫でしょうか?

これは問題ないものと思われます。



>左下6番の治療ですが、2-3週間程度で終わるものでしょうか?

この件に関しては、実際にmmさんの左下6番の状況を確認していない以上、具体的なお答えすることはできません。

ただ、担当の先生が言われるとおり「まとまった時間が取れるときに治療を」ということは、その通りだと思います。

これもmmさんのスケジュールによるところが大であるため、それ以上のコメントは難しいです。


最後に、

>友人に『あの歯医者はヤブだと思うから行くのやめなよ』と言われてショックです。

>人によって感じ方も違うとは思いますが、先生方はどう思われますか?

とのご質問に関しては、お友達が言われていることに関して、私達回答医にどういったコメントができるでしょうか?

また、mmさんのお友達が何を根拠に「あの歯医者はヤブだ」などと言われているのかも理解に苦しみます。

医療は(医療に限りませんが)信頼関係が最重要です。

その信頼関係とは、医療従事者だけが築かなければならないものではなく、患者さん側にも委ねられるものです。

お友達の言葉だけで、担当の先生との信頼関係が揺らぐようでしたら、治療は決して好ましい方向に進まないと思います。

少々厳しい回答をしてしまいました。申し訳ありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mmさん
返信日時:2008-05-23 00:16:54
中本先生、返信ありがとうございます。


>お友達が言われていることに関して、私達回答医にどういったコメントができるでしょうか?

申し訳ありません。
この場で聞くべき質問ではありませんでしたね。

すぐ側にいつでも治療ができるという環境にいないと、あの時の判断は本当に正しかったのか、かといって次に帰国するのは一年後…などと不安が募り、不適切な質問に至ってしまいました。


>お友達の言葉だけで、担当の先生との信頼関係が揺らぐようでしたら、治療は決して好ましい方向に進まないと思います。

おっしゃるとおりだと思います。
貴重なご意見をありがとうございました。



タイトル 虫歯になっている親知らずを抜歯するべきかどうかと、顎関節症について
質問者 mmさん
地域 非公開
年齢 23歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
顎関節症
親知らずの抜歯
イギリス
親知らずの虫歯
親知らずの抜歯と顎関節症
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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