右下6番、再根幹治療不可能のためほぼ抜歯しかないと言われている

相談者: まゆりんさん (34歳:女性)
投稿日時:2008-05-25 07:42:47
初めてご相談させていただきます。
宜しくお願いいたします。

約15年程前に根管治療済(銀の保険クラウン)の右下6番に、
たまに違和感(痛みと言うよりうずく感じ)があったので、
近くの歯医者に行きレントゲンをとった結果、
状態がよくないとのことでした。

更にそこの根管治療が、
元々歯根に対して若干斜めの方向で穴をあけて治療されており、
その部分が骨に達している可能性があるとのことでした。
(骨に達するという意味がわからなかったのですが、
こう言われました)

そこで、再度詳しいレントゲンを撮ったのですが
「レントゲンを見たところ大丈夫ですね。再根管治療出来ますね」
とのことでしたので、その日は、クラウンを外し、
圧を下げて排膿出来るよう処置するとのことで、
綿を詰められて終わりました。

痛んでもいいので、綿では不安だから詰めて欲しいとお願いしたら
「圧を下げて痛みをおさえたり膿を出すほうが最優先」
と言われました。

次の治療で、ほぼ排膿出来ているとのことで、
リーマーでカリカリされた時、痛みの有無を何度も確認され
「カリカりされる時にちょっとチクッとする
(激痛ではなくチクッとする程度)」と答えると、
何度か痛みの度合いと場所を確認された後


○これ以上の治療はもう出来ないので、
治療せず元の状態に戻し、限界までこの状態を保つ

抜歯ブリッジインプラントは相談


のどちらかと説明されました。

現在は、治療がもう出来ないので、
先生は根の治療をせずに薬だけ入れようとします。
しかし「出血が止まらないので薬が入らない」とのこと。

次回までに出血が止まらなければ抜歯と言われております。

元々の状態がよくなかったとはいえ、
当初は治療可能と言われていました。

勿論、実際に治療をはじめたらやはり難しいということは
あったのかもしれませんが、
治療に通うたびに状態が悪くなっているような気がして
(当初出血のことは何も言われませんでしたので)、
現在の治療がとても不安です。

抜歯は最終手段だと思いますので、可能な限り避けたいです。
最悪、抜歯になるとしても、
現状ではまだ納得出来ていないので手を尽くしたいです。


セカンドオピニオンを受けようと思っておりますが、
このような状況の場合、
やはり根幹治療を専門にやられている歯医者さんでないと、
セカンドオピニオンは難しいでしょうか?
(手を尽くしたいと矛盾しているのですが、
実際に通院出来る範囲では、まだ見つかっておりません・・・)


また、インプラントをしている夫に
「抜歯したら終わりなので何と残せないのか。
根幹治療が無理なら歯の再移植は出来ないのか?」
と言われます。

そのような治療の可能性はあるのでしょうか?
現状の歯医者ではそのような治療は対応しておりません。


現在右下6番の状態は、ほぼ抜歯とのことで、
仮のものが詰められているだけです。
詰め物を外すと、出血し 変な臭いがします。
ただ痛みは全くありません。
歯がぐらぐらするということもございません。

必要ないかもしれませんが、その他の情報としては、
右下は7番も10年以上前に根管治療済、5番は保険インレーです。

また私の歯根は、通常よりかなり長いとどの歯医者でも
言われてきました。
歯周病はないとのことです。

文章が長くなり大変申し訳ございませんでした。
どうぞ宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-05-25 08:24:36
まゆりん様始めまして。

>痛んでもいいので、綿では不安だから詰めて欲しいとお願いしたら
>「圧を下げて痛みをおさえたり膿を出すほうが最優先」
と言われました。

この判断はかなり難しいと思います。
痛んでもいいし、たとえ治るのが遅くなってもいいというならば
封鎖する事になるでしょう。

急性化するのは絶対避けたいと術者が考えたなら
開放することになります。

また封鎖するのが世界標準だと仰る先生もいます。



抜歯は最終手段だと思いますので、可能な限り避けたいです。
最悪、抜歯になるとしても、
現状ではまだ納得出来ていないので手を尽くしたいです。

もっともなことだと思います。
しかしこればかりは拝見していないのでなんとも申し上げられません。
ただ根管形成が出来れば抜歯せずに済みそうな気がします。



セカンドオピニオンを受けようと思っておりますが、
このような状況の場合、
やはり根幹治療を専門にやられている歯医者さんでないと、
セカンドオピニオンは難しいでしょうか?

ベターだとは思いますがそれ以上でも、それ以下でも無いように
思います。
根管治療の上手な先生は少ないのが現状ですが・・・・。



>「抜歯したら終わりなので何と残せないのか。
幹治療が無理ならの再移植は出来ないのか?」

私は移植の経験がほとんどありません、
申し訳ありませんがこれについてもなんともいえないところです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まゆりんさん
返信日時:2008-05-25 14:29:55
お忙しい中、早々にご回答くださり、
本当にありがとうございました。

>この判断はかなり難しいと思います。
急性化するのは絶対避けたいと術者が考えたなら開放することに
なります。

根治治療で仮詰めをしないことがはじめてでしたので、
食事やハミガキの度に脱脂綿が外れて、
食べ物のカスガ入ったら・・・という不安の方が高く、
そうお願いしましたが、この点は判断が難しく、
色々な考えがあるのですね。

勉強になりました。ありがとうございます。



>根管形成が出来れば抜歯せずに済みそうな気がします。

勿論抜歯する可能性も高いと覚悟した上でですが、
抜歯しない可能性もゼロではないという希望ももてました。

今は、可能であれば何とか出来るだけもたせたい、という気持ちです。
よりセカンドオピニオンを前向きに検討したいと思いました。


現在通院している歯医者さんでは、次回受診(約1週間後)まで
出血が止まらなければ抜歯と言われており、
仮のものを詰められているだけの状態です。
出血が止まれば根の治療をせずに、元に戻すとのことです。

どちらにしても、現在の病院では抜歯か治療不可ですので、
1週間様子を見る前に、現時点でセカンドオピニオンを
受けたいと思うのですが、この状態での途中の転院は
何か問題ありますでしょうか?


また、「元々の根管治療が骨に達している可能性」という
医師の説明についてですが、
正直、その辺が完全に理解出来ておりません。

何度か説明をお願いしたのですが
「それ以前に出血が止まらない以上何も出来ませんので」
との回答でした。
この先生の言葉をご説明いただくことは可能でしょうか?
(仮に骨に達している、という状況なら無条件抜歯ということに
なるのでしょうか?)


最後に、右下6番が抜歯になった場合、その後の治療は、
やはり有効なのはインプラントなのでしょうか?
(右下7番は根管治療済クラウン、5番はインレーです)

何度も申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-05-25 14:59:05
まゆりん様こんにちわ。

>この状態での途中の転院は何か問題ありますでしょうか?

特に問題はありません、私なら困っておられるんだなと思うでしょう。


>また、「元々の根管治療が骨に達している可能性」という
医師の説明についてですが、
正直、その辺が完全に理解出来ておりません。

私もよく理解できませんが、根管充填がオーバーになっているのを
そう表現したのかも知れません。



>(仮に骨に達している、という状況なら無条件抜歯ということに
なるのでしょうか?)

一概にはそのような判断はできないと思います、
もしオーバーフィリングが原因で今の違和感があるなら
抜歯の可能性は強いと思います、
そうでなければ抜歯の根拠にはならないでしょう。

違和感の原因根を探って治せれば抜歯を避けることが可能だと思います、
しかし文面からだけの推測なので断定はいたしかねます。



>最後に、右下6番が抜歯になった場合、その後の治療は、
やはり有効なのはインプラントなのでしょうか?
(右下7番は根管治療済クラウン、5番はインレーです)

まゆりん様が5番を支台歯として形成してもいいなら
ブリッジでもいいと思います。
有髄歯で削った場合は知覚過敏になるリスクはあリますが、
通常は時間が経てば治ってきます。

問題はそれが原因で抜髄することになった時
本当に後悔することになります、
このようなことは極めてまれですがゼロではありません。

また削るのを避けたいのならインプラントになるでしょう。

治療をするということはある程度リスクは避けられません、
どの程度まで許容できるかだと思いますし、
主治医の先生との信頼関係が大変重要だと思います。

よく検討なさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まゆりんさん
返信日時:2008-05-25 17:41:10
山田先生、お忙しい中のご回答に大変感謝しております。
ありがとうございます。

>オーバーフィリングが原因で今の違和感があるなら
抜歯の可能性は強いと思います、
そうでなければ抜歯の根拠にはならないでしょう。

私の理解不足と勉強不足で大変申し訳ございません。
仮にオーバーフィリングが原因だとすると、
どうして抜歯の可能性が強くなるのでしょうか?
もう少し詳しく教えていただければ有難いです。


>問題はそれが原因で抜髄することになった時
本当に後悔することになります

ブリッジにした場合、
5番を抜髄する可能性もあるという認識で宜しいでしょうか?


>治療をするということはある程度リスクは避けられません
>よく検討なさってください。

はい、わかりました。肝に銘じます。

これがベストというのではなく、
にとってよりベターな方法を模索する、という考えで、
このサイトで色々勉強させていただきつつ、
先生にお任せする部分はきちんとお任せして、
納得しながら治療を受けられたらと思っていますので、
何度もしつこく質問して大変申し訳ございませんが、
どうか宜しくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-05-25 18:08:05
>何度もしつこく質問して大変申し訳ございませんが、
どうか宜しくお願いいたします。

全然問題はありません、理解なさるまで質問してください。


>仮にオーバーフィリングが原因だとすると、
どうして抜歯の可能性が強くなるのでしょうか?

私自身根管充填がオーバーフィリングになったことは時々あります、
ミクロではほとんどオーバーフィリングしていると思います。

しかしそれで抜歯になったことは記憶している限りありません。
それは根尖孔が緊密に封鎖されているからだと理解しています。

しかし今までの経験ではオーバーフィリングした根管充填剤
除去はできないように思います。
もし根尖での感染が根管充填剤に由来するならば、
治癒は難しいと考えただけで根拠はありません。

いい加減な回答で申しわけありません、その部分は訂正いたします。


ブリッジにした場合、5番を抜髄する可能性もある
という認識で宜しいでしょうか?

そのように考えていただいてよろしいかと思います、
先ほどの回答でも記載しましたが、
お口の中もレントゲンも拝見していないので可能性としては
ありますよ、と理解していただければいいでしょう。

わからないところがあればまたお答えいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まゆりんさん
返信日時:2008-05-25 22:13:45
本当にご丁寧な対応に感謝しております。ありがとうございます。
お言葉に甘えて、再度ご質問させていただきます。

>根尖での感染根管充填剤に由来するならば、治癒は難しい

この場合、根管外感染の可能性
(細菌ごと根から飛び出している)がある、
根管充填剤の除去が出来ないので、器具が届かないから、
再根管治療が難しいので、その場合は抜歯の可能性が
非常に強くなる・・・という認識で宜しいでしょうか?

また、実際に診察をしていない以上、回答し難いと承知した上で、
敢えて先生にご質問させていただきます。

根尖での感染がオーバーフィリングした根管充填剤に由来する場合、
先生なら、やはり抜歯の方向で治療をすすめますか?
それとも、ダメもとでも・・・何かトライ出来る抜歯以外の
治療法はございますか?
(これもの状態によるのだと思いますが)

「治療が難しい」というニュアンスを、
最後に確認させていただければと思いました。

もし可能でしたら、ご意見をお聞かせいただければ有難いです。

どうぞ宜しくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-05-26 05:32:02
まゆりん様おはようございます

>この場合、根管外感染の可能性
(細菌ごと根から飛び出している)がある、
根管充填剤の除去が出来ないので、器具が届かないから、
再根管治療が難しいので、その場合は抜歯の可能性が
非常に強くなる・・・という認識で宜しいでしょうか?

そのような認識でよいと思います。
ただオーバーフィリングで抜歯したことは無いので、
想像しただけです。



>それとも、ダメもとでも・・・何かトライ出来る抜歯以外の
治療法はございますか?
(これもの状態によるのだと思いますが)

やはり患者さんに説明の上ダメもとで再根管治療すると思います。

例え抜歯になっても助かる可能性があれば、
再治療に意味はあると考えております。

また質問があればお答えいたします。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-05-26 10:50:03
横から失礼します、はじめまして。

根管治療の考え方については、私は山田先生とは色々合わない
ところもあるのですが、歯医者同士ではよくあることですから、
表現の異なる部分はご容赦下さい^^;

(山田先生のことは大変尊敬しております。)


端的に書きますと、専門医か、あるいは相当に得意そうな先生を
探して意見を求めてみるべきかと思います。

割合といしては非常に少ないですが、
都会の方ならうまく探せば見つかるはずです。
歩いて行ける範囲で・・ではさすがに無理でしょうが、
移動にせめて1時間ぐらいは視野に入れられて下さい。


文面だけでの判断ですので無責任な発言になるかも知れませんが、
知識と技術を十分に持った先生であれば
抜歯の必要性のある状態ではない様に感じますよ。

今回の様な「感染根管」を理由に、抜歯に至るということは、
一般歯科医でならよくあることですが、
専門医にとっては極めて稀です。

専門医が治療を諦め、抜くのはほとんどが「歯根破折」だけ
だと思って良いと思います。
(※もっとも、まゆりんさんのも、マイクロスコープなどで
詳しく診査してみると実は割れている・・なんて可能性は
まだありますけど)

あるいは残存歯質の量が極端に少ない場合ですね。

ただ担当の先生が抜歯も止む無しとご判断されるぐらいですから、
相当な難症例には違いありません。


より確実な処置を希望される場合は、
差し歯が入るまでで数十万円と言う単位
(※普通はインプラントを1本入れる程の金額にはならないと思いますが)
も覚悟された方が良いかも知れません。

保険治療においての根管治療は、不採算部門の代表格ですから、
あまり甘い夢は見ない方が良い気がします。


私なら、これがもしも7番の話であれば「費用対効果」を考えて、
抜歯も視野に入るかも知れません。
ですが6番となれば、まゆりんさんやご主人のおっしゃる通り、
「抜かずに済むなら・・」と言う気持ちはやはりありますね。
かみ合わせにはとても重要な歯です。


ただまずは、調べられる範囲で一番技術のありそうな専門医
(か、それ級)の先生に、
実際に相談された方が良いかと思いますよ。

以下まゆりんさんに当てはまるか分かりませんが、
関連しそうなキーワードを挙げておきます。
量は多いですが、当サイト内を中心に、調べてみてはいかがでしょうか。

【キーワード】
パーフォレーション、パーフォレーションリペアー、歯根端切除術、意図的再植術

参考⇒歯科相談室<検索の上手な使い方

納得行くまで、頑張る価値はあると思いますよ!^^
健闘を祈ります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まゆりんさん
返信日時:2008-05-31 12:39:29
山田先生、渡辺先生、お忙しい中、色々ありがとうございました。

返信は、セカンドオピニオンに行ってからと思い、
大変遅くなり申し訳ございませんでした。

専門医のところにセカンドオピニオンに行きました。

※専門医という表現が適切かどうかわかりませんが、
マイクロスコープを使用し、自費根管治療をされているところです。

右下6番は感染根管パーフォレーションを指摘されました。

「元々の根管治療が骨に達している可能性がある」
と説明されたと伝えると、
「恐らくパーフォレーションだと思います」とのことでした。

また、右下6番自体のの劣化(と言われました)が
かなり進行しているので、
普通なら少しグラついてもおかしくない状態とのこと。
私の歯根が、元々通常の方よりかなり長いのと、歯周病もないので、
今までよくもっているとのことでした。


治療としては、
パーフォレーション部分に保険外の薬を使用するとのことでした。
パーフォレーションが少し大きいらしく、
これで穴が塞がる方向にいかなければ、歯自体の劣化も考えると、
やはり抜歯した方がよいとのこと。

この診察と説明で、抜歯の可能性が高いことにほぼ納得いき、
今回の治療がダメだった場合は、抜歯の覚悟出来ました。

そこでご質問させて下さい。

歯の劣化ということなので、
今回の治療が仮にうまくいった場合でも、
右下6番はあまり長くもたない、
近いうちに抜歯になるということなのですよね・・・?

経過が微妙な場合は、
思い切って早いうちに抜歯に切り替えた方がいいのでしょうか?

また、抜歯になった場合は、やはりブリッジインプラント
なるかと思いますが、それは、抜歯後なるべく早く対応した方が
いいでしょうか?
例えば1年後とかに治療をすることは可能ですか?


それから、特に抜髄した歯の劣化を少しでも遅らせる為に、
歯磨きとメンテナンス以外に何か出来ることはございますか?

ここ数年は、最初に抜歯の診断をした先生のところに、
3ヵ月に1度メンテナンスには通っていました。

今後、少しでも歯を長く持たせる為に、何か出来ることがあれば、
と思いました。

最後に、文章が長くなって大変申し訳ございませんが・・・。

今回セカンドオピニオンを受けた専門医には

「かなり難しい治療になりますので、歯の状態も考えれば、
すぐに抜歯する先生の方が多いでしょう。
その先生の判断自体は間違いではないですね。

むしろ治療は出来ないと診断しながらも、薬も入ってましたし、
何とか根管治療して歯を残す方向で考えていてくれた先生だと
思いますね。
ただ、お話を伺っていると、説明の仕方や言葉の選び方が
わかりにくくて、ちょっと納得いかないものだったのだと思います」

と言われました。

正直「薬も入れられないので治療出来ない」と言われていたので、
驚きました。

専門医には「出血があるのと、歯の状態を考えると、
薬を入れても難しいので、そう表現したかもしれない」
と言われました。

最初に抜歯の診断をした先生は、近くの歯医者、といっても、
自宅近くではなく隣接市の評判の良い歯医者です。
そのせいか、いつも予約いっぱいで混んでます。
そこに40分以上かけてメンテナンスに通っておりました。
確かに良い先生です。
信頼もしていました。

ただ、専門の先生がおっしゃる通り、
私自身が先生の説明を理解し、納得しきれていませんでした。

また、現在、差し歯もブリッジもインプラントも一度も経験がなく、
幸いなことにまだ全て自分の歯なので・・・抜歯と言われて、
かなり不安になり動揺したせいもあります。

渡辺先生のお言葉ではないのですが、今回のことで、
先生によって説明の表現が異なったり、治療方針、
考え方が異なったりすること、
そしてそのどちらが良い悪いでもないことも・・・

今回治療をしていただいている今までの先生と専門医、そして、
山田先生、渡辺先生のそれぞれのご意見を伺って、
それがよくわかりました。

今回ご相談させていただかなければ、セカンドオピニオンを
受けようとも、また、このように納得することもなかったと
思いますので、非常に感謝しておりますし、
このサイトで非常に勉強になりました。

そして、患者は、先生任せで勝手に不安になるのではなく、
このような貴重なサイトもあるのですから、
少しは勉強しないとダメだなと思いました。
このサイトを見て、今更ですが、10〜20代前半に
「ただ歯を磨けばよい」無知だった自分を後悔しています。
(抜髄した歯は全て10〜20代前半です)

山田先生と渡辺先生には、とても感謝しています。
それをお伝えしたく、長々と書かせていただきました。
ありがとうございました。

来週、また専門医に治療を受ける予定なので、
その結果が出たらまたご報告させていただきます。

また、その診断結果でご質問させていただくことがございましたら、
その時は宜しくお願いいたします。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-06-01 10:32:21
まゆりん様おはようございます。

お力になれてよかったと思っています。

の劣化ということなので、
今回の治療が仮にうまくいった場合でも、
右下6番はあまり長くもたない、
近いうちに抜歯になるということなのですよね・・・?
経過が微妙な場合は、思い切って早いうちに抜歯に切り替えた方が
いいのでしょうか

歯の劣化というのが私には理解できませんが、
抜歯はいつでもできるのでクラックがなければ
そのまま使っているのがいいように思います。

インプラントにする場合は、インプラント床の骨幅と深さが必要です。
クラックができたら骨の裂開を起こすので早めの抜歯が必要です。



>また、抜歯になった場合は、やはりブリッジかインプラントに
なるかと思いますが、それは、抜歯後なるべく早く対応した方が
いいでしょうか?
例えば1年後とかに治療をすることは可能ですか?

少し具合がよくないかもわかりませんが、
一本義歯を入れてしのげばいいと思います。



>それから、特に抜髄した歯の劣化を少しでも遅らせる為に、
歯磨きとメンテナンス以外に何か出来ることはございますか?

間食を控えることです、実はこれが一番大切です。
メインテナンスに何をなさっているか判りませんが
スケーリングは避けてください、歯根がけずれてしまいます。

私のところでは歯石を取った後はスケーリングはいたしません。

定期健診では歯磨きのチェックだけです、
磨けていなければもう一度歯磨き練習をして
磨けるようになればそこで終了です。
歯石がついていれば最後に取るようにしています。


入れ歯
http://www.yamadashika.jp/denture.html
間食をしない方のお口の中
http://www.yamadashika.jp/prevent04.html#a02
8020達成がが確実な方
http://www.yamadashika.jp/8020.html
定期健診についての考え方
http://www.yamadashika.jp/check.html

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-06-02 18:26:50
まゆりん さん
こんばんは


「来週、また専門医に治療を受ける予定なので、
その結果が出たらまたご報告させていただきます」


なので、少しだけコメントを。

---------------

根尖での感染根管充填剤に由来するならば、治癒は難しい」
「仮にオーバーフィリングが原因だとすると、
どうして抜歯の可能性が強くなるのでしょうか?」

こういうケース(根管外感染)は、ほとんどないです。
確率としては無いに等しいですが、可能性は0ではありません。
通常、その場合は、根管外の異物を取り除けば治癒します。


---------------

ブリッジにした場合、5番を抜髄する可能性もあるという
認識で宜しいでしょうか?」

普通、抜髄しません。
歯髄は生活の状態のほうが問題を起こしにくいですから。

---------------

「右下6番は感染根管パーフォレーションを指摘されました。
私の歯根が、元々通常の方よりかなり長いのと、歯周病もないので、
今までよくもっているとのことでした。」

とすれば、
治療のオプションは、普通以下の3つで
A:パーフォレーションの修復と根管治療クラウン右下6
B:パーフォレーションしている1つの根のみ抜根して
  小さなブリッジ(右下56あるいは右下67)
C:全部を抜歯してブリッジ(右下567)あるいは
  インプラントですね。

A:のパーフォレーションの修復にも
A1:非外科的治療
A2:外科的治療
A1+2:両方
があります。

予後の良い順番は、
パーフォレーションの部位にもよりますが、
C・B・A1+2  >  A2・A1


----------------

「治療としては、パーフォレーション部分に保険外の薬を
使用するとのことでした。」

その薬だから治るのではありません。

-----------------


「この診察と説明で、抜歯の可能性が高いことにほぼ納得いき、
今回の治療がダメだった場合は、抜歯の覚悟出来ました。
今後、少しでも歯を長く持たせる為に、何か出来ることがあれば、
と思いました。」


もしも少しでも歯を長く使いたいとお考えの場合は、
しっかりとお口の中を管理できる体制を整えてもらった上で
まずA1かA2を行う
だめならA2かA1を行う

それでもだめなら
次にパーフォレーションしている根だけを抜いて
小さなブリッジを作る(B:)
ほとんど問題解決でしょうが、
わずかに歯根破折のリスクが残ります。


それで、
管理が良ければ10年はもつでしょうから
その後、もしもだめになったら(C:)を
考える


という手もあります。
欠点は、だめになるたびに
時間と費用がその都度かかります。


管理が悪ければ、インプラントだって悪くなるのは
ご存知でしょうから。
残念ですけど、どんな治療でも、少しはリスクは残りますよ。



下の左下6番は普通2本根がありますので
1本だけ抜いて、小さなブリッジをしています。

実は上の大臼歯も全部、根を少しづつ抜いて治療しています。

画像1画像1




タイトル 右下6番、再根幹治療不可能のためほぼ抜歯しかないと言われている
質問者 まゆりんさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管治療の専門医
その他(診断)
根の穴・穿孔(パーフォレーション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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