日本の歯科医院での衛生面について問題は無いのか? 〔アメリカ〕

相談者: DHseniorさん (37歳:女性)
投稿日時:2008-06-04 10:37:13
こんにちは、初めまして。

私は、アメリカで歯科衛生士の短大へ通っています。

夏休みの間、日本帰国中です。
日本での歯科関係職歴は全くありません。
患者としてのみ、歯科医院を知っています。

先日、久し振りに日本の歯科医院へ行ったのですが、あまりの不衛生な対応に、ただただ何かに感染していないことを祈るのみです。
(もしくは、私が細菌をまき散らしていないこと)


まず、日本では、これが普通なのかどうか教えて頂ければ幸いです。

1、レーテックスグローブを取り換えず、グローブを着けたまま水のみで手を洗い、消毒液を手になじませて、次の患者さんを見る。

2、すべての治療器具(ユニットチェア、照明、治療器具や薬の置いてあるテーブル、X線装置など、医師、衛生士助手が手で触れる部分)に保護カバーやテープがされてない。

3、次の患者を見る前に、すべての治療器具に消毒スプレーせずに、使用した道具とそれをのせたトレーのみを換えて、そのまま使用する。

4、治療中、オーバーグローブせずに、カルテを触り、ボールペンで記入し、コンピュータのマウスやキーボードを使い、その手で患者の口を触る。


アメリカと日本の歯科医院を比べるつもりはないので、アメリカではということは、申しません。

きれい好きな日本人なのに、、、しかも家族や友人に聞いてみたところ、誰もそんなことは気にしたことがないと言われました。

他の歯科医院へ移り、治療をしたいのですが、どこへ行っても同じようであれば、日本でのの治療はしないつもりです。

お忙しいところ、くだらない質問をしてしまい、大変申し訳ございませんが、ご回答どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-06-04 11:30:12
1.不潔ですね。
通常は、手袋は交換しますし、最低でもイルガサンなどの消毒石鹸は使って欲しいです。

ただ、ラテックスグローブは手術用の滅菌済みのもの以外は全く清潔ではありません。

製造過程を見ると驚くと思いますが、アジアの山奥の村のバラックのような建物の中でガッチャンガッチャンと不潔に製造されています。
それで問題起きないのですから恐らく大丈夫ですが、倫理観の問題ですね


2.これはおおげさです。
私どももHIVや白血病の患者さんの場合には全てを滅菌処理したもので覆ったりしますが、通常そこまではしないと思います。
必要ないですし、コストがかかりすぎます


3.消毒スプレーをかけている姿を日本で見たことはありません。


4.通常、カルテを触る際には手袋はしないものです。
手袋は感染対策ですので、不潔なカルテやボールペンの表面を触ってしまうとその菌が手袋に付着して、患者さんについてしまうことにつながります。
治療中以外は外すのが原則ですね。


仰っておられる清潔に関する考え方はちょっと行き過ぎています。
脳外科などではシビアな清潔環境が求められるのですが、歯科ではそこまで必要性が無いことは立証済みです。
心配しなくても普通は感染なんてことにはなりません。


もし、気になるのであれば国外で治療をなさった方がよろしいかと存じます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: DHseniorさん
返信日時:2008-06-04 12:14:04
タカタ先生、早々のお返事どうも有難うございます。

私の学校では、HIVの患者さんでも、自ら申告するかしないか、もしくは潜伏期間中発病前で本人が自覚していないことがありえる為、すべての患者が何か病気を持っていると考えて、対応することを学びました。
手を抜いた生徒が、退学寸前の大問題までになった程です。

保護カバーやテープ(バリア)もつけず、殺菌スプレーできれいにもしないで、次の患者さんを見ることが、日本では普通なんですね。

4、は先生のおっしゃる通り、グローブはしないべきだと思います。

私の行った歯科医院は、グローブを外さずに、そのまますべて行っておりました。グローブを外さないのであれば、その上からオーバーグローブ(ビニール等)をするべきだと思いました。

やはり、私の行った歯科医院は不衛生だったと思います。
先生のご回答、とても参考になりました。
改めまして、どうも有難うございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-06-04 14:21:25
感染予防の対応に関しては、何も予算化されていないので、こういった現状である医院、歯科医院もあります。

歯科は外科なので本来は、完全な感染対策が取られるべきなのでしょうが、入れ歯の修理や調整といった分野では、現実的にかなりの問題のある行為もあります。


うちでは、
?毎回、診療台から離れると
その瞬間に手袋を外して捨てますので、ありえません。

 しかし、昔いろんなところでアルバイトしましたが、
 一日に手袋一セットしか使えないところがありました。


?治療機器の部分では術者が触れる部分は清拭をしますが、
難しい部分はコーティングしてます。


?使用済み器具は使用後すぐに消毒液に漬け、
 超音波洗浄を経てから
その後滅菌をおこないますので、これもありません。
 おかげで器具の量が半端じゃく必要です、
 その投資も半端じゃなく高価です、
 また、トレーは使い捨てです。
 これもコスト高いです。


?この場合も、診療台から離れる度に、手袋を交換します。
 ですからこのようなこともありません。
 一人の患者さんに最低2セットは使います。


完璧でなければ、本来は滅菌することの意味がないのですが、現実的にはとても難しいです。
しかもこれらを行うと、莫大な費用と、ゴミが半端でなくでます。

うちはある先生の教えをうけ、それに感銘したので、そのようにしております。

患者さんの目に見えない部分でいうと、
空気や水も管理が必要なのですが、
そこまで、保険診療がメインの診療所に要求しても
採算がとれないので無理でしょう。

を削る器具は圧縮した空気で動かします、
この空気自体もフィルターを通しているのですが、
元の空気の管理はほとんどの医院ではしないでしょうし、
土地の問題もあって本邦では難しいですね。

日本でもこれくらいはしているところはありますよ、
多くはないですが。


アメリカではHIVとの戦いで感染予防に関して
非常にシビアな戦いを医療関係者はしてきましたので、
質問者さんが見られたような完全防備に近い状態になってます。
が、
いくつかの処置に於いては、
完全滅菌とは言い難い治療の手技もあり改善すべきですが、
出来ることなら完全にしたいですね。


実際、半端じゃない量のシリコン、ラテックス、ビニール、紙、これらのゴミが出ますので、めちゃめちゃお金が掛かります。
僕としては、
これがかからなければ欲しい機械も買えるのにな〜
と思うことはありますが、
少なくとも自分経由で病人を出さないことを思ってますので、
必要経費であると言い聞かせてやってます。辛いですよ。

保険が殆どの医院では経費倒れしちゃいますしね。。。。
でも本来は、そんな費用ではマトモなことはできないと、歯科医師側が保険者に対して突っぱねるくらいのことをしてもいいのですが、連帯しないのが歯医者なので、、

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-06-04 19:16:37
極論ですが、

>他の歯科医院へ移り、治療をしたいのですが、どこへ行っても同じようであれば、日本でのの治療はしないつもりです。

これが良いのでは?


保険診療主体の日本の歯科医院にこう言った感染予防対策を全て求める事は不可能ですよ。

400円のコストで何が出来るかせっかくなので、調べられてはいかがでしょうか?

この400円とは当然、歯科再診料です。
もっとシビアに言えば、この400円で光熱費はまかなってくださいね。


>きれい好きな日本人なのに

果たして本当でしょうか?
僕は(研修医時代に)グローブして年配の患者さんに接した時

「私をハレモノを触るように扱うな!私は何も病気を持っていないのだからグローブを外せ」

と怒られた事があります。

平和ボケと言うかAIDSボケと言うか‥。


「(先進国の中で)感染症に対して最も気にしない国」

だと思いますよ。


保険外診療が中心の歯科医院なら探せばタカタ先生や佐藤先生のような感染予防に力を入れていらっしゃる歯科医院はあると思いますよ。

保険中心の歯科医院では‥。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-06-04 20:07:07
私の意見もタイヨウ先生に近いですね。

保険では再診料の400円の中でやり繰りをしないといけないのでまず、上記の条件を満たすことは不可能です。

これも医療にかける金額の差だと思いますよ。



例えば埋っている親知らずを抜こうと思ったときに海外の高い治療費の所では10万近く治療費の請求があります。

一方日本では1万円ちょっとです。

抜歯後の糸取りなどは再診料400円の中に含まれてしまう場合もあります。

当然タイヨウ先生がお書きのように光熱費、人件費、材料代、リース代色々込みこみで400円です。
最近はこの400円のなかにラバーダムの費用も入りました。


今回の質問は「学校給食でなんでキャビアが出ないの!?」と言われているぐらい私たち現場の人間には辛いです・・・

理想を言えばDHseniorさんが書かれているようなことまですべきでしょう。

ただ見方を代えれば今の環境の中にいるからこう思うと思います。

もし、歯科が全くない国の山奥にに行って
が痛い、もう死にそうこの痛みを何とかしてくれ!!」
と思われた時、不潔な環境だからこの痛みを我慢していくと思うでしょうか!?

私なら出来る範囲の消毒をした後原始的にペンチ(ラジオペンチでもOK)で誰か歯科医師でもない人にまかせるか、糸を歯の周りに巻き一気に引っこ抜いてもらいと思います。

こうして死にそうな痛みが取れれば抜いてくれた人には命の恩人ぐらいの扱いをすると思います。


ですからDHseniorさんが良い環境にいるだけで、日本には日本のスタンダードがあると思ってください。




DHseniorさんの歯科医院に選ぶ基準が衛生面ということであれば、それはそれで良いことだと思います^^

何か基準を持たれて歯科医院を探すことは良いことですから、
ただ日本ではここまでDHseniorさんの希望を叶えられる歯科医院は少ない、まずないのでアメリカで治療を受けられた方がいいと思いますよ。


歯科医院を選ぶ基準は人それぞれです、
・痛みだけ取ってくれ!!
と言われる方からDHseniorさんのような高い次元を希望する方、それぞれが上手く希望する歯科医院が探せれればよいだけだと思います。


日本ではみなが高い治療費で高い水準の治療を望んでいる訳ではないですからね^^;

怖い病気が感染しないであろう水準の消毒・滅菌は日本のどの歯科医院も行っていますから安心してください。



それにしてもこと医療には非常に過敏なのに狂牛病などには寛大なアメリカ人に、「なぜ!?」と思ってしまうのは私だけでしょうか!?(笑)


  

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-06-04 23:11:35
私もタカタ先生同様、必要がないと考えるからしないのであって、感染する可能性があることはわかっていてもコスト面でそうしないとはとても考えられません。

といいますか、こんな重大なことを、なぜコストに結びつけるのかがわかりません。

うちは保険中心ですが、手袋を使い捨てにしたり、血のついた器具をすべて滅菌したり、滅菌できない器具をビニール袋にいれたりすることなんて当たり前で、コストうんぬんの問題ではありません。

ただ、それが絶対に必要かというと、人為的ミスも考えるとそうせざるを得ないだけで、滅菌しなかったらHIVの水平感染の可能性があるかと言えば、ほとんどの器具はアルコールワッテで拭くだけでも、まず感染は引き起こさないと考えます。

保険だとか保険外だとか言ってること自体が異常だと感じます。
だって、わかっててそうしているのだとしたら犯罪ですよ。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-06-04 23:59:02
HIVと白血病に関して補足します。

誤解が無いようにしたいのですが。
HIVの感染のための対策は一般的な歯科治療ではナンセンスです。

よほどの観血的処置をするならともかく、そうでない場合になぜ感染対策をするのかと申しますと、HIVの患者さんは易感染性なので、HIV患者さんが他の病原菌に感染するリスクを避けるためのものと考えたほうが自然です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: DHseniorさん
返信日時:2008-06-05 12:20:07
お忙しい中、1日で、こんなに多くの先生方から、ご回答を頂きまして、どうも有難うございます。
改めて、この掲示板の素晴らしさに感動しております。

日本ではコスト・ゴミ・保険内診療といろいろな要因があるようですね。

今後の参考の為にも、日本にいる間、もう何件か歯科医院を実際に見てみたいと思います。

また是非、相談させてください。本当にどうも有難うございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-06-06 00:12:02
もう解決しているようですが、一言。

日本の歯科用のオートクレーブは、欧米の基準には適合しない、性能の低い機種がほとんどです。

しかも、使用方法が徹底されておらず、たくさん詰め込みすぎて、滅菌が不完全な医院もあります。

アルコールワッテも、ワッテ缶の中で継ぎたしているところも結構見られます。
これも、間違った使い方で、逆に細菌の巣になっていることも考えられます。

別の医院に行かれたら、そのあたりも観察してみてください。

でも、アメリカより日本の歯科医院のほうがいいところもたくさんありますよ。


話がそれますが、アメリカで歯科衛生士の免許を取られるのですね。

アメリカで衛生士をしていた友人から向こうの話を聞いたのですが、うらやましい、日本で歯医者をしているよりよっぽど条件がいいですよね。
みんなからも尊敬されるようですし。


免許を取って、がんばってお仕事してください。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-06-06 13:16:55
こんにちは。

他の先生方のおっしゃる通りですね。
どちらの国からも、学ぶべきところはあると思いますよ^^

勉強頑張って下さい。



相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: DHseniorさん
返信日時:2008-06-07 01:17:10
改めまして、多くの先生方からご回答頂きまして、どうも有難うございます。

そして、温かいご声援どうも有難うございます。
もう1年勉強し、ライセンス取得できるよう、がんばります。

歯科医師歯科衛生士ともにアメリカの方は、条件が良いと思いますので、これからどんどん日本人の方が海外で活躍するようになるのではないでしょうか?
(そうなると良いですね)


また是非質問させてください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



タイトル 日本の歯科医院での衛生面について問題は無いのか? 〔アメリカ〕
質問者 DHseniorさん
地域 海外
年齢 37歳
性別 女性
職業 大学生・短大生・専門学生
カテゴリ その他(その他)
アメリカ(米国)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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