若年性歯周病の治療法と口臭について

相談者: ねこねこねさん (43歳:女性)
投稿日時:2008-07-06 14:56:25
こんにちは

若年性歯周病と診断され、10数年治療しております。

全体的にを支えている骨が減っており、特に前歯は動揺もあったため、上下とも犬歯から犬歯にかけブリッジしています。

左右奥から2番目はポケットが深く、たまに腫れたり状況があまり良くありません。
たぶん近い将来、抜歯は免れないと覚悟しています。

1ヶ月から2ヶ月に一度は通院し、歯周病専門医に超音波レーザなどでポケット内をクリーニング、歯石除去かみ合わせチェックや歯軋防止スプリットの調整をしております。

また、自宅では音波、超音波、歯ブラシ歯間ブラシフロス、でコントロールしております。(舌苔除去も積極的にしています)

質問は以下2点


1.現在の治療では現状維持するのが精一杯なので、もう少し積極的治療法を試してみたいのですが、何かご提案はありますか?

2.健康な方と比べるとやはり口臭があるようです。
改善策を教えて頂けますでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-07-06 15:35:20
はじめまして。

若年性歯周炎ですか…。
10数年も治療されてきているということで、大変でしたね。

若年性歯周炎の人に対するアドバイスとしては、とにかく「歯周病治療が得意な先生にかかること」、この一点に尽きるのですが、すでに1、2ヶ月に一回のペースで専門医の先生にも見てもらっているのですよね?


「もう少し積極的治療法」をご希望されているようですが、例えば歯周病治療の場合には薬剤を使った方法などもあります。

⇒参考:侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)


ただ、これは薬を使ったから絶対に治るというわけでもありませんし、すでに10年以上治療を続けてこられている ねこねこねさんには向いていないかもしれません。

また、上記参考ページに書いてあるのとはちょっと違う、「周内科」という薬の使い方をするグループもありますが、僕は個人的にはこの考え方には否定的です。

⇒参考:薬による歯周病(歯槽膿漏)治療


⇒参考:歯周内科



歯周病専門医といっても、やはりその中でもレベルはピンきりなので、一度他の専門医の先生に診てもらうことも有効かもしれませんが、必ずしも今の先生よりもレベルが高いとも限りません。

もしかしたら今の先生が現状維持されているだけでも凄いことなのかもしれませんし、他の先生だったらもう少し改善させることが可能なのかもしれません。

もし今の担当の先生が話しやすい先生なのであれば、その先生に一度他の専門医の先生にも診てもらいたいということを伝え、紹介してもらえれば、それが一番良い先生にあたる確率は高いのではないかと思います。

そういったお話はできそうな感じなのでしょうか?




>2.健康な方と比べるとやはり口臭があるようです。改善策を教えて頂けますでしょうか。

口臭については、虫歯や歯周病があればやはり出やすいと思います。
これについては、虫歯や歯周病が治らない限りはどうしようもありません。

しかし、口臭にはいろんな原因がありますので、一概にそれだけが原因とも言い切れません。

舌苔除去も積極的にしています

ということですが、舌磨きもやりすぎると口臭の原因になることがありますし、他にも唾液の量が少ない、口臭に対して敏感すぎるなどの理由があるかもしれません。


確かに口臭も気になるところだと思いますが、二兎を追うものは・・・ということわざもあるように、まずは歯周病の問題に力を入れられたほうが良いと思います。

それで歯周病の問題が落ち着いたら、次に口臭のことを考えられたほうが良いと思います。

歯周病の問題が落ち着いたら、いつの間にか口臭も気にならなくなっていたということもあるかもしれません。

ただ、歯周病とは全く関係なく、口臭は口臭で全く別の問題が発生しているという可能性もありますので、一度口臭専門の外来(主に大学病院になります)を受診されても良いかと思います。


いろいろと大変だと思いますが、まずは歯科に関する知識を身につけて、担当の先生とより深くコミュニケーションをとられるということが、解決の糸口になるのではないかと個人的には思います。

お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-07-06 20:01:01
ここでは否定的な、周内科学会の会員です佐藤です。


まあ、はっきり言うと、長年メインテナンスを受けて来られた人には意味ないやり方なので、勧めませんよ内科的療法。


歯周病の治療をしたことが無くて、中規模から特に重度の破壊のある人で歯科に対する受診経験の少ない人には良いです、特に田舎の人。

それでなければ、内科的にアプローチしてもあまりメリットありません。

生田先生方が行っておられる、
歯科の疾患(ウ食と歯周病)を感染症として、
なんとか出来ないか?といういちアプローチなのですが、

なんか、薬を飲めば何でも治るように、
アホマスコミと○×歯医者に喧伝されてますので、
ご注意くださいませ。
生田先生御自身は非常にまじめでまともな先生ですので。



口臭に関しては、
歯科由来。
内科的。
食事。
精神的。
これらのミックスとなかなか難しいですが、
多くは一時的なもので、
繊細な人が、ナーバスになっている時に、
出て来ることが多いです。
内科的というのは実は非常に少ないと考えられているようです。

ブリティッシュコロンビア大学の口臭外来の教授に、私が若い時に教えて頂きましたが、定期的に歯科検診や治療を受けている人の殆どの方には異常な口臭は見つからなくて、歯へのコンプレックスであったり対人関係にセンシティブな人のココロの状態であることが多いそうです。


ちなみに、
旦那さんの口臭がひどいとカナダでは
離婚の正当な理由として認知されるそうです。

その場合はパセリを生でたくさん食べさせるそうです。
市販の口臭防止剤のなかには必ずパセリオイルが入ってます。
パセリの油には臭いを吸い取る効果があるとのことです。

私はこの件で科学的なエビデンスを持ちませんが、
確かにそのように伺いましたので、ご参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこねこねさん
返信日時:2008-07-06 22:27:21
ご多忙中、早速のご回答有難うございました。

10数年担当してもらっている専門医は、内科的療法には否定的でしたので、先生方の同意見を伺い、納得致しました。

また、口臭の問題につきましては、歯周病以外にも精神的な問題も多少あるかもしれません。
必要であれば大学病院口臭外来を受診致します。


いずれにしても現在の医師、専門医とは上手くコミュニケーション取れておりますので、相談しながら決めていきたいと思います。


口臭は離婚の正当理由ですか・・・・
いびきは聞いたことありますが(笑)

当該疾患は免疫や遺伝が深く関わっているとの事。
親が悪いのか・・・など、努力しても完治しないもどかしさに、ついネガティブになってしまうこともありますが、今後もメンテナンスを続けていくほか方法は無さそうですね。

また問題が発生した際はご相談させて下さい。

有難うございました。
回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-07-06 23:08:37
ねこねこさん、こんにちは。

口臭のお悩み、本当にお辛いことと思います。

「パセリの油」の件ですが、確かに世界的に口臭に対する民間療法の一つとして有名ではあります。

ですが、実のところは、佐藤先生が書かれているように、「パセリ油」の口臭改善効果のエビデンスは極めて貧弱であり、日本国内の研究では、口臭予防効果は充分ではないと解されています。

口臭に関して最も重要なのは、

『本当に信頼できる自分以外の第三者に、口臭があるかどうかを確認してもらう』

ことです。

自分以外の人にもはっきりと確認される口臭が認められて、はじめて具体的な口臭改善に取り組むことが重要であると私は考えています。

大学病院等の口臭外来の受診も一つの選択肢ですが、加えてかかりつけの歯科医院で、担当の先生に口臭に不安があることを伝えられてチェックしてもらうことも実は大変有用なことです。

ご参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこねこねさん
返信日時:2008-07-07 00:47:54
中本先生

ご回答有難うございます。

1点質問させて下さい。


本当に信頼できる自分以外の第三者に、口臭があるかどうかを確認してもらう場合、有効な時間帯・状況はありますか?

寝起き、空腹時は生理的口臭?がありますし、歯磨後では意味がないですよね?
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-07-07 09:26:33
松山です

こちらから質問ですが、細菌検査は受けましたか。
歯周病菌感染だとしたら、アモキシシリンとメトロニダゾールの、併用服薬はご存知ですか。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-07-07 11:27:03
ねこねこさん
おはようございます。

役に立たない相談員で申し訳ありません。

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1.現在の治療では現状維持するのが精一杯なので、もう少し積極的治療法を試してみたいのですが、何かご提案はありますか?

ねこねこさんは
歯周病の管理がうまくいってないようですね。

苦労して、自己管理を行っていらっしゃると思いますが、
特に若年性歯周炎と診断されて10年ですから、
かなりブラッシングは大変でしょう。
歯肉も退縮しているでしょうし、通常の方と同じようには
いきません。

もういちど、基本に戻って、歯周病に取り組むことを
お勧めします。
もしかして、臼歯部に問題が発生することがあるのでしょうかね。


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2.健康な方と比べるとやはり口臭があるようです。改善策を教えて頂けますでしょうか。


多くの口臭の原因口腔内の問題からです。
ですから、歯周病を徹底的に治療して
完全に治すことをお勧めします。

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歯周病は薬では治りません。


歯周病の状態が維持できているというのは、
どこにも
歯周ポケットがなく、どこにもポケットから出血する部分が
ない状態ですよ。
炎症があれば、それは維持できているわけではなく、
その部分は進行しているのですよ。

多くの歯科医院ではそこまで徹底的に管理していません。
ですから、徐々に悪くなっていくわけで、
どのような専門的な治療をしても維持は難しいです。

残念ですけど本当の歯周病治療には、どういうことが大切なのかを理解している歯科医が少なすぎますね。

回答 回答6
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-07-07 12:25:53
ねこねこねさん、あらためまして。

「ねこねこ」ではなくて「ねこねこね」さんだったんですね^^;
申し訳ありません。見間違えていました。

【1】

さて、ご質問にある、

>口臭があるかどうかを確認してもらう場合、有効な時間帯・状況はありますか?

に関してですが、朝起きた「直後」・歯磨き「直後」といった極端な例を除けば、特にいつが良いというのはありません。

たとえば歯科医院で確認をしてもらうのであれば、通常歯科医院来院前には歯磨きをされて行かれると思いますが、これは問題ありません。

【2】

ご質問の内容をうかがうかぎり、ねこねこねさんは既に、口臭について色々とご自身で調べられていると思われますが、「病的口臭」と言われる口臭があることをご存知だと思います。

これは口臭自体が病気なのではなく、何らかの病気が原因で口臭が症状の一つとして現れるというものですが、いわゆる「他人も気になる程度の強い口臭」は、この病的口臭であることがほとんどです。

そして、病的口臭であれば、通常は歯磨き程度で口臭が緩和することはありません。

たとえば、虫歯歯周病が原因で生じる口臭は、通常の歯磨きでは口臭の原因である揮発性硫黄化合物を完全に取り除けないため、どんなに歯磨きだけを繰り返されても、口臭は根本的に改善されません。

【3】

ただし、病的口臭があるかどうかこそ、先に回答しました通り、ねこねこねさんだけではなく、第三者(一般的には歯科医師)に判別してもらうことが肝要です。

これは、他人の言動や仕草では決して分かりません。

はっきりとクンクンと臭いを嗅いでもらって、本当に気になる口臭があるのであれば、その旨を指摘してもらうことで初めて(病的)口臭の存在が分かります。

【4】

口臭の原因の大半が歯科的な問題であることは事実です。
内科的な問題から来る口臭は限りなく可能性は低いです。

ですがこれは、「他人にも知覚される本当に気になる強い口臭」が存在するときの話。

実際に口臭で悩んでいる・苦しんでいる方の大半が、「気になる口臭」が実際にはないにも関わらず、口臭の悩みばかりを増幅させて、さらに原因をご自身で色々と模索・特定されようとし、結果的に悩みのスパイラルに陥られています。

一方で、医療従事者でも、このようなケースでは、すぐに「自臭症」との結論だけを出し、

「気にしすぎです」
「心の問題です」

と片付けてしまいがちです。

ですが、それでは決して悩みは解消されません。

この場合は、他人にも気になる口臭が本当にあるのかのチェックと病的口臭の原因となる疾患(虫歯・歯周病)を治療された上で、「もうにおいませんよ」ということを伝えてあげることが必要です。

【5】

以上、長くなりましたが、ねこねこねさんのケースでは、はじめから歯周病と口臭を結びつけてお考えになるのではなく、まずは歯周病の治療とセルフケアに専念されることが良いと考えます。

口臭は最初に回答しました通り、まずは存在そのものを第三者にチェックしてもらうことから始められることをお勧めします。

そして、第三者にもはっきりと知覚される強い口臭が確認されたら、次は歯周病由来の口臭なのか、それともその他の原因があるのか、ということを追求していくことになると思います。

一方で、他人には気になる口臭は確認されないのであれば、歯周病と口臭とは一度切り離されてお考えになり、歯周病の治療を優先されることが良いと考えます。


それではお大事にどうぞ。




タイトル 若年性歯周病の治療法と口臭について
質問者 ねこねこねさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 口臭
侵襲性歯周炎(若年性の歯周病)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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