上顎洞炎の治療とインプラント
相談者:
アカロアさん (39歳:女性)
投稿日時:2008-08-08 12:09:03
こんにちは。はじめまして。
上顎洞炎について質問させて下さい。
昨年4月に左上6番を抜歯し、インプラントをする予定でした。
しかし同年8月、抜歯した歯の奥と左鼻の横に痛みを感じた為、耳鼻咽喉科に行きました。そこで『上顎洞炎』と診断され、投薬治療を始めましたが、約1年経った今も炎症は消えません。
2つの口腔外科(抜歯をした病院を含む)にも行きましたが、『歯性-』ではないと診断されました。
仮に抜歯した歯が原因だったとしても、すでに歯茎や骨が出来上がってしまっているので、口腔外科からの治療や手術は行えないそうです。
耳鼻咽喉科の先生は
『手術をするほどの炎症ではないが、希望するのならする。但し再発はありえる。』
とのこと。
上顎洞炎が完治しなければインプラントは出来ないと言われるし、この先どう対処していけばいいのか困っています。
やはり手術で上顎洞炎をいったん治し、その後、インプラントは諦めて入れ歯にすべきでしょうか?
上歯は、前歯4本を既にブリッジにしているので、ブリッジはこれ以上はしたくありません。
痛みの方は、ずっと続いているのではなく、薬を飲み続けている間はかなり治まり、止めてしばらくすると、また左側だけに後頭部から顔、首の後ろ、背中まで、痛みがやってくるといった状態です。
アドバイスをいただければありがたく存じます。
上顎洞炎について質問させて下さい。
昨年4月に左上6番を抜歯し、インプラントをする予定でした。
しかし同年8月、抜歯した歯の奥と左鼻の横に痛みを感じた為、耳鼻咽喉科に行きました。そこで『上顎洞炎』と診断され、投薬治療を始めましたが、約1年経った今も炎症は消えません。
2つの口腔外科(抜歯をした病院を含む)にも行きましたが、『歯性-』ではないと診断されました。
仮に抜歯した歯が原因だったとしても、すでに歯茎や骨が出来上がってしまっているので、口腔外科からの治療や手術は行えないそうです。
耳鼻咽喉科の先生は
『手術をするほどの炎症ではないが、希望するのならする。但し再発はありえる。』
とのこと。
上顎洞炎が完治しなければインプラントは出来ないと言われるし、この先どう対処していけばいいのか困っています。
やはり手術で上顎洞炎をいったん治し、その後、インプラントは諦めて入れ歯にすべきでしょうか?
上歯は、前歯4本を既にブリッジにしているので、ブリッジはこれ以上はしたくありません。
痛みの方は、ずっと続いているのではなく、薬を飲み続けている間はかなり治まり、止めてしばらくすると、また左側だけに後頭部から顔、首の後ろ、背中まで、痛みがやってくるといった状態です。
アドバイスをいただければありがたく存じます。
回答1
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2008-08-08 12:17:56
口腔外科の ”歯性上顎洞炎では無い”という考えが本当に正しいかどうかから 疑いましょう。
鼻性上顎洞炎の場合、左右の鼻両方に感染することが多いので、左の鼻のみの症状だとすると、通常は 歯性のものを疑います。
口腔外科ではなく、歯科用のCTを置いている医院においてもう一度診てもらったほうがいいです。
病院などの医科用CTでは0.5mmスライスなど解像度が低いため原因歯が突き止められません。
歯科用のCTを置いている医院で、インプラントや歯内治療に力を入れていそうな医院を見つけられれば良いと思います。
もし、歯性だとすると、耳鼻科的に治療をしても完治しません。
逆に、歯性を完全否定できれば耳鼻科的に治療をすればよいですが、その治療も鼻の奥にある自然孔から内視鏡を入れて行う治療をしてもらえる耳鼻科に行くのが良いです。
私の知る限りでは静岡県に良い耳鼻科が存在します。
申し訳ありませんが、詳しい医院名は明かせません。
鼻性上顎洞炎の場合、左右の鼻両方に感染することが多いので、左の鼻のみの症状だとすると、通常は 歯性のものを疑います。
口腔外科ではなく、歯科用のCTを置いている医院においてもう一度診てもらったほうがいいです。
病院などの医科用CTでは0.5mmスライスなど解像度が低いため原因歯が突き止められません。
歯科用のCTを置いている医院で、インプラントや歯内治療に力を入れていそうな医院を見つけられれば良いと思います。
もし、歯性だとすると、耳鼻科的に治療をしても完治しません。
逆に、歯性を完全否定できれば耳鼻科的に治療をすればよいですが、その治療も鼻の奥にある自然孔から内視鏡を入れて行う治療をしてもらえる耳鼻科に行くのが良いです。
私の知る限りでは静岡県に良い耳鼻科が存在します。
申し訳ありませんが、詳しい医院名は明かせません。
相談者からの返信
相談者:
アカロアさん
返信日時:2008-08-08 14:31:30
高田先生
お忙しい中、さっそくのご回答をありがとうございました。
実は、私も『歯性-』なのではないかと思っています。
耳鼻咽喉科の先生はレントゲンから、鼻に問題は全く無いとおっしゃっておられました。
これまでもアレルギー等も全くないし、鼻が原因で病気になったことは一度もありませんでした。
抜歯した後にそちら側だけ痛みがある、という点からも鼻が原因とは考えにくいと思いました。
通っていたのは千葉県にある、某大学病院内の耳鼻咽喉科です。
念のため、レントゲンやCTの画像を貸していただいて、同院内の
歯科口腔外科へ行きました。
そして、そこで撮ったCT画像をさらに加えて、原因となった(と思う)歯を抜歯した歯科(千葉県に引っ越す前に通っていた東京の歯科インプラントセンター)にも行ってみました。
結果は両先生とも「歯性ではない」とのことでした。
CTが歯科用だったかどうかは不明です。
さっそく問い合わせてみようと思います。
ただ、歯性だったとしても、歯医者側からはもう手を離れてしまった、というような内容のお話でしたので、行き場がなくなってしまったような気になりました。
通っていた耳鼻咽喉科の先生は、内視鏡を入れて行う治療のことはおっしゃっていませんでしたが、『手術』というのがそれに当たるのでしょうか...先生は手術することにあまり賛成しない様子だったので、詳しくうかがうことはできませんでした。
とにかく先生のアドバイスを元に動いてみようと思います。
本当にありがとうございました。
お忙しい中、さっそくのご回答をありがとうございました。
実は、私も『歯性-』なのではないかと思っています。
耳鼻咽喉科の先生はレントゲンから、鼻に問題は全く無いとおっしゃっておられました。
これまでもアレルギー等も全くないし、鼻が原因で病気になったことは一度もありませんでした。
抜歯した後にそちら側だけ痛みがある、という点からも鼻が原因とは考えにくいと思いました。
通っていたのは千葉県にある、某大学病院内の耳鼻咽喉科です。
念のため、レントゲンやCTの画像を貸していただいて、同院内の
歯科口腔外科へ行きました。
そして、そこで撮ったCT画像をさらに加えて、原因となった(と思う)歯を抜歯した歯科(千葉県に引っ越す前に通っていた東京の歯科インプラントセンター)にも行ってみました。
結果は両先生とも「歯性ではない」とのことでした。
CTが歯科用だったかどうかは不明です。
さっそく問い合わせてみようと思います。
ただ、歯性だったとしても、歯医者側からはもう手を離れてしまった、というような内容のお話でしたので、行き場がなくなってしまったような気になりました。
通っていた耳鼻咽喉科の先生は、内視鏡を入れて行う治療のことはおっしゃっていませんでしたが、『手術』というのがそれに当たるのでしょうか...先生は手術することにあまり賛成しない様子だったので、詳しくうかがうことはできませんでした。
とにかく先生のアドバイスを元に動いてみようと思います。
本当にありがとうございました。
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2008-08-08 17:03:18
もし、CTのデータがCD−Rに入っているものであるのでしたら、お送りいただいたら見てみてもよろしいですよ。参考までに
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2008-08-08 22:43:52
大学病院の歯科口腔外科の担当の先生が言っているのは、(以前に抜いた歯が原因で上顎洞炎が起こり、抜歯後も治癒せずにいる可能性はあっても)現在残っている歯が原因で、今の上顎洞炎が起きていることはないということかと思います。
医学部付属病院の耳鼻科を受診され、歯科口腔外科での診察も受けられているんですよね?
だとすると、その病院では、上顎洞炎の手術はバリバリに行っていますので、原因の可能性がある歯があればためらわずに抜歯すると思いますし、誤診の可能性はきわめて低いと思います。
(歯科用CTがなくとも、疑わしい歯があるかどうかは、通常判断できます。)
それから、手術ですが、おそらく炎症を起こしている上顎洞の粘膜を取り除くことになるのではないかと思います。
だとすると、インプラントが不可能になる可能性がありますので、事前によく聞かれたほうがよろしいかと思います。
医学部付属病院の耳鼻科を受診され、歯科口腔外科での診察も受けられているんですよね?
だとすると、その病院では、上顎洞炎の手術はバリバリに行っていますので、原因の可能性がある歯があればためらわずに抜歯すると思いますし、誤診の可能性はきわめて低いと思います。
(歯科用CTがなくとも、疑わしい歯があるかどうかは、通常判断できます。)
それから、手術ですが、おそらく炎症を起こしている上顎洞の粘膜を取り除くことになるのではないかと思います。
だとすると、インプラントが不可能になる可能性がありますので、事前によく聞かれたほうがよろしいかと思います。
回答4
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-08-08 23:23:40
アカロアさん、こんにちは。
上顎洞炎の治療方針などで色々とお悩みのことと思います。
ご質問の内容をうかがう限り、私も森川先生のご回答と同じく、アカロアさんが受診された大学病院の耳鼻科・口腔外科の先生の診断が誤っている可能性は極めて低いと思われます。
>痛みの方は、ずっと続いているのではなく、薬を飲み続けている間はかなり治まり、止めてしばらくすると、また左側だけに後頭部から顔、首の後ろ、背中まで、痛みがやってくるといった状態です。
とありますが、約1年経過していることから症状は慢性化していることが考えられ、上記の症状を抜本的に解決するには、やはり外科的なアプローチは避けられないところだと思われます。
現在どのようなお薬を服用されているのか詳細は分かりませんが、今後も薬だけでカバーすることは決して好ましいことではないと個人的には考えます。
手術を行う場合は、アカロアさんもご承知の通り、インプラントができない場合もありますが、インプラントと上顎洞炎の外科処置を充分に比較されて、より必要性の高いほうを選択されることが重要か、と思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
お大事にどうぞ。
上顎洞炎の治療方針などで色々とお悩みのことと思います。
ご質問の内容をうかがう限り、私も森川先生のご回答と同じく、アカロアさんが受診された大学病院の耳鼻科・口腔外科の先生の診断が誤っている可能性は極めて低いと思われます。
>痛みの方は、ずっと続いているのではなく、薬を飲み続けている間はかなり治まり、止めてしばらくすると、また左側だけに後頭部から顔、首の後ろ、背中まで、痛みがやってくるといった状態です。
とありますが、約1年経過していることから症状は慢性化していることが考えられ、上記の症状を抜本的に解決するには、やはり外科的なアプローチは避けられないところだと思われます。
現在どのようなお薬を服用されているのか詳細は分かりませんが、今後も薬だけでカバーすることは決して好ましいことではないと個人的には考えます。
手術を行う場合は、アカロアさんもご承知の通り、インプラントができない場合もありますが、インプラントと上顎洞炎の外科処置を充分に比較されて、より必要性の高いほうを選択されることが重要か、と思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
アカロアさん
返信日時:2008-08-10 19:27:08
先生方のご回答、ありがたく拝読しました。
心から感謝いたします。
高田先生、CTのデータは残念ながら私の手元にはありません。
もし同耳鼻咽喉科に行く機会があれば、貸していただけるかどうか、訊ねてみたいと思います。
本当にありがとうございます。
森川先生、中本先生、お忙しい中のご回答ありがとうございました。
1年間お世話になっていた病院は、たしかに大学病院内の耳鼻咽喉科と歯科口腔外科です。
医学部付属と考えていいのでしょうか。
その辺りは詳しくわからないです。すみません。
現在残っている歯が原因による上顎洞炎である可能性が低い、とのことで、わかりやすく説明していただいたおかげで、よく理解できました。
ありがとうございます。
もし手術となった場合は、1年前に抜いた歯の跡が原因だったとしても(もちろん鼻が原因だったとしても)鼻からの内視鏡手術となり、万が一、現存する歯の一つが原因だとしたら、抜歯後、口の中から(歯科で)の治療となる、と考えてよいのですか?
手術(治療)後、仮にインプラントが可能だと言われても、炎症が再発すれば、せっかく入れたインプラントを抜いてしまわなければなりませんか?
そして、「上顎洞炎」は一度なってしまうと、やはり再発の可能性は高いのでしょうか。
わかりにくい文章で申し訳ないです。
考えれば考えるほど混乱してきてしまいました。
もしまたご意見をいただければ、幸いに存じます。
心から感謝いたします。
高田先生、CTのデータは残念ながら私の手元にはありません。
もし同耳鼻咽喉科に行く機会があれば、貸していただけるかどうか、訊ねてみたいと思います。
本当にありがとうございます。
森川先生、中本先生、お忙しい中のご回答ありがとうございました。
1年間お世話になっていた病院は、たしかに大学病院内の耳鼻咽喉科と歯科口腔外科です。
医学部付属と考えていいのでしょうか。
その辺りは詳しくわからないです。すみません。
現在残っている歯が原因による上顎洞炎である可能性が低い、とのことで、わかりやすく説明していただいたおかげで、よく理解できました。
ありがとうございます。
もし手術となった場合は、1年前に抜いた歯の跡が原因だったとしても(もちろん鼻が原因だったとしても)鼻からの内視鏡手術となり、万が一、現存する歯の一つが原因だとしたら、抜歯後、口の中から(歯科で)の治療となる、と考えてよいのですか?
手術(治療)後、仮にインプラントが可能だと言われても、炎症が再発すれば、せっかく入れたインプラントを抜いてしまわなければなりませんか?
そして、「上顎洞炎」は一度なってしまうと、やはり再発の可能性は高いのでしょうか。
わかりにくい文章で申し訳ないです。
考えれば考えるほど混乱してきてしまいました。
もしまたご意見をいただければ、幸いに存じます。
回答5
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2008-08-10 21:48:45
>もし手術となった場合は、1年前に抜いた歯の跡が原因だったとしても(もちろん鼻が原因だったとしても)鼻からの内視鏡手術となり、万が一、現存する歯の一つが原因だとしたら、抜歯後、口の中から(歯科で)の治療となる、と考えてよいのですか?
現在残存する歯が原因だとすれば、その原因歯を抜歯することで上顎洞炎が治癒する可能性があります。
また、抜歯が済めば歯科での(上顎洞炎に対する)治療は終了となり、その後は耳鼻科での治療となるかと思います。
>手術(治療)後、仮にインプラントが可能だと言われても、炎症が再発すれば、せっかく入れたインプラントを抜いてしまわなければなりませんか?
そして、「上顎洞炎」は一度なってしまうと、やはり再発の可能性は高いのでしょうか。
申し訳ないのですが、内視鏡での上顎洞の手術に関しての知識が私にはあまりありません。
内視鏡下での手術ですと、上顎洞の粘膜を取り除かずに鼻腔への交通路を確保できるようですので、上顎洞粘膜をさわるような手術も併用するようなケースのインプラントでも問題がないのかもしれません。
上顎洞を触らないような通常のインプラントの場合は、耳鼻科の手術を行ったとしても、特に問題はないと思いますが、上顎洞を触る必要があるようなインプラントの場合は、上顎洞に炎症が起こることは非常によろしくないと思います。
上顎洞の手術の内容や、炎症の再発の可能性等に関しては、内容があきらかに耳鼻科領域になりますので、担当の先生に聞いていただいたほうが、(少なくとも私よりは信頼性があり)より正確に教えていただけると思います。
現在残存する歯が原因だとすれば、その原因歯を抜歯することで上顎洞炎が治癒する可能性があります。
また、抜歯が済めば歯科での(上顎洞炎に対する)治療は終了となり、その後は耳鼻科での治療となるかと思います。
>手術(治療)後、仮にインプラントが可能だと言われても、炎症が再発すれば、せっかく入れたインプラントを抜いてしまわなければなりませんか?
そして、「上顎洞炎」は一度なってしまうと、やはり再発の可能性は高いのでしょうか。
申し訳ないのですが、内視鏡での上顎洞の手術に関しての知識が私にはあまりありません。
内視鏡下での手術ですと、上顎洞の粘膜を取り除かずに鼻腔への交通路を確保できるようですので、上顎洞粘膜をさわるような手術も併用するようなケースのインプラントでも問題がないのかもしれません。
上顎洞を触らないような通常のインプラントの場合は、耳鼻科の手術を行ったとしても、特に問題はないと思いますが、上顎洞を触る必要があるようなインプラントの場合は、上顎洞に炎症が起こることは非常によろしくないと思います。
上顎洞の手術の内容や、炎症の再発の可能性等に関しては、内容があきらかに耳鼻科領域になりますので、担当の先生に聞いていただいたほうが、(少なくとも私よりは信頼性があり)より正確に教えていただけると思います。
回答6
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2008-08-11 09:13:10
うむ。一般の町の口腔外科ではなく、大学病院でのお話との事。
であれば、大抵は歯性か否かの間違いは少ないと思われます。
外科手術による上顎洞根治術を行う医院は最近では少ないです。というのは、この方法で手術を行うと再発を繰り返す点と上顎洞底粘膜を剥ぎ取ってしまうために、後のインプラント手術が非常に困難になるためです。
鼻から内視鏡を入れての治療の場合、粘膜を剥ぎ取ることはないため、現在の急性症状が治まればインプラントは可能です。
インプラント手術時に上顎洞までさわるとしても、その際の粘膜が炎症を起こしていなければ充分な弾力があるため使い物になります。
内視鏡下副鼻腔手術(ESS)を行っているような”まとも”な 耳鼻科を受診してみてください。
であれば、大抵は歯性か否かの間違いは少ないと思われます。
外科手術による上顎洞根治術を行う医院は最近では少ないです。というのは、この方法で手術を行うと再発を繰り返す点と上顎洞底粘膜を剥ぎ取ってしまうために、後のインプラント手術が非常に困難になるためです。
鼻から内視鏡を入れての治療の場合、粘膜を剥ぎ取ることはないため、現在の急性症状が治まればインプラントは可能です。
インプラント手術時に上顎洞までさわるとしても、その際の粘膜が炎症を起こしていなければ充分な弾力があるため使い物になります。
内視鏡下副鼻腔手術(ESS)を行っているような”まとも”な 耳鼻科を受診してみてください。
相談者からの返信
相談者:
アカロアさん
返信日時:2008-08-11 14:09:05
こんにちは。
森川先生、高田先生、お忙しい中、何度も質問に答えてくださり、とても感謝しています。
先生方の意見を参考にして、とりあえず、まず別の大学病院の口腔外科を訪ねてみることにしました。
セカンドオピニオンではなく、もう一度レントゲン(やCT)を撮っていただいて判断していただくつもりです。
そこで歯が原因となれば、歯からの治療を。
歯ではないと診断されれば、内視鏡下副鼻腔手術を行う耳鼻咽喉科を探して手術していただくようにします。
粘膜に炎症を起こさなければ、インプラントも可能ということで、耳鼻咽喉科の先生と相談しながら最善の方法で進めていこうと思います。
いろいろ不明だったことが、ここで回答してくださった先生方のおかげでクリアになりました。
また相談させていただく事もあるかと思いますが、お時間があればまたよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
森川先生、高田先生、お忙しい中、何度も質問に答えてくださり、とても感謝しています。
先生方の意見を参考にして、とりあえず、まず別の大学病院の口腔外科を訪ねてみることにしました。
セカンドオピニオンではなく、もう一度レントゲン(やCT)を撮っていただいて判断していただくつもりです。
そこで歯が原因となれば、歯からの治療を。
歯ではないと診断されれば、内視鏡下副鼻腔手術を行う耳鼻咽喉科を探して手術していただくようにします。
粘膜に炎症を起こさなければ、インプラントも可能ということで、耳鼻咽喉科の先生と相談しながら最善の方法で進めていこうと思います。
いろいろ不明だったことが、ここで回答してくださった先生方のおかげでクリアになりました。
また相談させていただく事もあるかと思いますが、お時間があればまたよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
タイトル | 上顎洞炎の治療とインプラント |
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質問者 | アカロアさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 上顎洞炎(蓄膿症) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。