過去に小臼歯の抜歯矯正を受けている場合の、親不知の処置について

相談者: soniaさん (24歳:女性)
投稿日時:2008-07-12 14:43:31
はじめまして。


私は小学校〜高校まで歯列矯正をしており、今は下顎にリンガルリテーナーのみが付いています。

数年前から親知らずは4箇所とも頭を出しており、特に処置はしないまま過ごしていたのですが、最近痛み出したので矯正歯科に行った所、

?親知らずの矯正
?親知らずの抜歯 

の選択で、非常に迷っています。


レントゲンを撮った所、親知らずのうち3本かは曲がり気味に、上顎の1本が大二大臼歯の下に潜るように生えていました。

通っている歯科の先生は、私の場合、歯列矯正の際に第二小臼歯を4本抜歯しているため、将来的な面でも可能な限り生きたは残すべき(=4本共抜歯はしないべき)と仰います。

器具をつけて親知らずを起こし、抜歯せずに生かす事を勧められているのですが、私には以下の点が気がかりです。



<生かす場合>

レントゲン写真で見ると、親知らずが生えるスペースがぎりぎり。
矯正しても、あるいは最終的に抜歯する事になる可能性があるとの事。(歯科の先生が仰っていました)


・親知らずを狭い隙間に残す事で、歯列が全体的に前に動く事はないか?
(以前の矯正が主に出っ歯の治療だったので、また元に戻り気味になる事だけは避けたいです)


・親知らずの治療の間、奥歯に装置がついている事で、生活に支障が出ないか。

(痛みで集中力が欠ける、運動能力が鈍るなど。
親知らずの痛みは今は薬で治まっていますが、親知らずを起こす治療をしている間あの痛みが続くのではと思うと、仕事もまともに出来る気が致しません。)



<抜歯する場合>

・武道・ダンスをやっているため、奥にある歯を抜歯する事で力が入りずらくならないか。

(ボクシングのような瞬間的な力が必要な競技ではありませんが、持続的に筋肉は使う競技です)


・抜歯後、神経が痛む場合、完全回復するまでに時間が掛かるのではないか。

また、回復したとしても、抜歯前に比べ若干の障害は残るのではないか。
(体力が低下する、など。歯の状態の良し悪しが健康に重大な影響を与えるという話はよく聞きますので・・)



私としては、これから再び装置を付けて、治療が終わるまで2〜3年も「いずい」思いをするなら、早く抜歯して、解決してしまった方がいいのではないか、という思いもあります。
仕事をしているため、頻繁に歯科に通うのも厳しいです。

ですが、やはり通っている歯科の先生が仰るように、体の一部ですから、それを簡単に抜歯処理してしまっていいものか、特に親知らずは神経との繋がりも深いと聞いたもので、悩んでいます。


できましたら、上記選択肢のメリット・デメリットも含め、先生方のご見解をお聞かせ願います。

また、親知らずに関して、スポーツ選手の場合の処置例、抜歯後に(間接的な影響も含め)何かしらの問題が発生した事例などありましたら、教えて頂きたく、御願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-07-12 19:42:17
sonia さまこんばんわ。

矯正治療が終わってから、親知らずが痛み出してどうするか迷っておられるようですね。

どのような状態で親知らずがあるのか不明ですから抜歯するかかどうか診断するのは適当では有りませんが、sonia さまが再び矯正をするのに二の足を踏んでいらっしゃるようなので、抜歯するのがいいように思います。

以前矯正をなさっていた時と比べて今回はおそらく気合が入らないと思います。

抜歯による影響については全く心配はないと思います。

お大事に。

回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-07-13 13:04:56
<上顎の1本が大二大臼歯の下に潜るように生えていました。>

ということであれば、親知らずを全部抜歯すべきです。

大体親知らずを矯正して歯並びを整えることができるのならば、初めから第二小臼歯を4本抜歯して、矯正するよりも特別な事情がなければ、親知らずの抜歯だけで済んだということが言えますので、抜歯をして矯正治療をしたのは何だったのかという、理論的矛盾があります。

もちろん、顎の成長を見ないとわからないことですが。


親知らずがちゃんと生えてこれないとあなたがいうとおりならば、ポステリアーディスクレパンシー(奥歯と顎の大きさの不釣合い)があるということですから、このこと自体が、全体に影響する可能性があるからです。

抜歯する場合の心配は、今まで頑張った矯正治療を完成させるという意味で、また頑張って克服するより仕方がないのではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: soniaさん
返信日時:2008-07-13 20:42:37
山田先生、松山先生、ご返信頂きありがとうございます。


抜歯に対する不安は、痛みというよりは「回復までのブランク期間」「抜歯後の体への影響」というものでしたので、アドバイスをみて安心致しました。

また、やはり二度目の矯正というものには、疑問があったもので、先生方のご意見は大変参考になりました。


以前の歯列矯正については、説明不足で申し訳ありません。
小臼歯については、顎が元々狭く、それに対してのサイズが大きく全ての歯が並びきらないという事で、抜歯になりました。

歯列は高校の時にブリッジを外した時点で整っており、その後は取り外しの聞くリテーナーを数年付け、今はリンガルリテーナーのみが付いている状態です。
(舌で無意識に歯を押して再び歯列が乱れるのを防ぐためだそうです。舌が長く、厚めなためかと思います)


現在、通っている歯科の先生に勧められているのは歯列矯正ではなく、「親知らずを生かす・起こす」ためだけの矯正です。

親知らずを起こすための装置(上下左右4箇所)と、この装置による歯列の乱れを防ぐために、左右の歯列を繋ぐ装置を付ける予定との事でした。


何度も済みません。



タイトル 過去に小臼歯の抜歯矯正を受けている場合の、親不知の処置について
質問者 soniaさん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
歯列矯正(矯正歯科)その他
部分矯正・限局矯正(MTM、LOT)
歯並び(歯ならび)その他
回答者




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