[写真あり] 前歯のインプラントを勧められ迷っている (オーストラリア)

相談者: クリケットさん (37歳:女性)
投稿日時:2008-07-11 02:01:09
こんにちは。オーストラリア在住者です。
前歯4本(右上1・2番、左上1・2番)のインプラントについて、お伺いします。

10年程前に歯並びが悪いという理由のみで、日本にて前歯4本の抜髄処置→保険内のクラウンをかぶせ、昨年まで何事もなく過ごしていました。

そして昨年、審美的な理由からその保険内のクラウン・土台を全てオールセラミック・土台をファイバーコアに取替えました(日本にて)

それから1ヶ月もしないうちに、右上1番が根尖病巣になってしまったのをきっかけに、1年後には取り替えた前歯4本全てが根尖病巣になってしまいました。



現在、担当医とインプラントのスペシャリストに4本全て抜歯→右左1番の2本にインプラント、そして右1・2番と左1・2番をブリッジにするよう勧められています。


感染根管処置歯根端切除の可能性についても聞いてみたのですが、

感染根管処置については無理
(私自身のの残存状態が極めて少ないのと再発の可能性が高い)

歯根端切除についても、やってみてもいいが自分の家族だったら最初からインプラントを勧める

とのことでした。
またこちらは治療費が高額なので、ふたつの治療が結局駄目で結局インプラントをするよりは、出費も防げるとも言われました。


セカンドオピニオンを求めて、他にも2軒歯科医を訪ねたのですが、意見は同じでした。
こちらのドクターは合理的な考えの方が多いのかもしれません。


でもこのサイトで前歯のインプラントのデメリットを読ませていただき、なかなか決断がつきません。

田尾先生の判断基準

前歯のインプラントは将来、骨が痩せてインプラントが露出する

に照らしあわせてみても、私の場合笑うと歯茎が見えますし、欠損している歯も4本です。
骨の残存状態については、まだ写真を撮っていないのでわからないのですが・・・。


私自身、右左1番の2本については症状もあるので、抜歯もやむを得ないと思っているのですが、右左2番の2本については症状が全くないので、抜歯にかなり抵抗があります。

症状が出るまで残しておく事は不可能なのでしょうか?

(担当医はいずれ症状が出る事はわかっているのだから、審美的な面から考えても4本同時が一番良いと言っています)

それとも、4本とも歯根端切除で様子を見た方がいいのでしょうか?


またこちらのサイトで、土台の交換を安易にしない方がいいという内容を読ませていただきましたが、やはりそれが原因でこのような状態になってしまったのでしょうか?

交換した4本全てが根尖病巣を起こしてしまうなんて、今となっては保険内のクラウンで我慢していれば良かった、と悔やむばかりです。


どうかアドバイスをよろしくお願いいたします。
長々と失礼いたしました。

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-07-11 05:00:52
クリケット さまおはようございます。

インプラントをするかどうかお悩みの様子ですが、レントゲンの所見のみで実際のお口の中を拝見していないので断定するには少し無理があるかもしれませんが私なら根管治療根管充填エクストルージョンそして補綴メタルボンドなど)をまず考えます。

日本とそちらの国では医療制度(医療費)が違うため費用の点で高額になるようですから、それを考慮するなら日本での治療方針と比較するのは難しいかもしれませんがおそらく根管治療は成功すると思います。

日本では保険診療で根管治療をする限りかなり安く出来るので、我々も数多くの再治療を経験しております(ほとんど再治療ばかりです)。

したがって慣れているので(あまりいい傾向だとは思いませんが)このレントゲンでは抜歯はまず考えません。



こうなったのは現在の根管充填の不備が原因だと考えるほうが妥当だと思います、コアの交換が原因だとは考えにくいと思います。

オーストラリアの事情はわからないのでなんともいえませんが、歯内療法をしてくれる歯科医なら歯根の破折でもない限り困難なことだとは思えません、ただ現在のコアがファイバーコアの可能性があるので除去する時には細心の注意が必要かと思います。

お大事になさいませ。

の牽引
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=106
 

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-07-11 09:40:26
現在の年齢を考えると、何とかインプラントを避けたいと思います。

貴方の残りの人生があと50年ほどあるとして、 インプランとの寿命はそんなに長くないと思います。
ということは、人生の後半でつらい思いをする可能性があるので、もし保存できるなら挑戦する価値はあるかもしれません。

セカンド、サードオピニオンを訊ねてみてはいかがでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クリケットさん
返信日時:2008-07-11 15:25:06
山田先生、タカタ先生、早々とお返事ありがとうございます。

先生のご意見をお伺いして、やはりインプラントは出来る限り避けたいと改めて思いました。


私の担当医が感染根管処置を勧めない理由として説明してくれたことを、補足させてください。

・右左1番の2本の根管自体がかなり短い

・私自身のの残存が極めて少ない
ファイバーコアに交換する際、かなり削られたみたいです)

・今回の感染根管処置でまた歯を削る事になる、そうなるとその後クラウンをかぶせても、今以上にマージンフィットが悪くなる(現在も少しゆれている状態です)


上記の点を考えると、根管治療は難しいものなのでしょうか?
セカンドオピニオンを求めて訪ねた歯科医は3人全員、インプラントが一番いいとの意見だったので、本当に困惑しています。。。

山田先生に質問なのですが、こちらのサイトでファイバーコアのメリットとして、”再治療が必要になった際の除去が比較的容易”とありますが、やはり取り外しは難しいのでしょうか?

お忙しいところ恐れ入りますが、再度ご意見をお伺いできたらと思います。

よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-07-11 15:35:51
申し訳ありませんがまだファイバーコアの除去はしたことがありません。

歯根の残存歯質が少ないのと、おそらくコアを切削するときにやわらかいため質を誤って削りそうな感じがしたためと、仮に象牙質に接着していたら難儀だなと考えたためです。

やったことがないのをさもやったように回答して、誤解を与えてしまい申し訳ありませんでした。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クリケットさん
返信日時:2008-07-11 15:57:04
山田先生、ご回答ありがとうございました。

ファイバーコアの除去については、以前にも歯科医から難しいと聞いたことがあったもので・・・。

具体的にわかりやすく説明していただき、ありがとうございました。



タイトル [写真あり] 前歯のインプラントを勧められ迷っている (オーストラリア)
質問者 クリケットさん
地域 海外
年齢 37歳
性別 女性
職業 教職員
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
インプラント治療法
オーストラリア
回答者




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  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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