インプラント後、噛み合わせが悪く顎関節症に。手術との関わりは?

相談者: むらかみさん (31歳:女性)
投稿日時:2008-08-04 23:04:12
よろしくおねがいします。


1年前に前歯を折ってしまい、レントゲン・CT検査で根っこまでヒビが入っているとのことで大学病院インプラントを勧められ手術しました。


治療をしている途中(7ヶ月後位)から顎がだんだん開かなくなり、口を開けるとカクカクと音がするようになりました。

病院の先生も『なんか顎がカクカクしてるよ〜。大丈夫〜?』なんて笑っていたので私自身も特別気にはしなかったのですが、インプラントの手術も終えても顎の痛みがひどく、後に近所の開業医の先生に見てもらったところ“顎関節症”だと言われました。症状も重いそうです。

手術を受けた病院では、もちろん噛み合わせについての話も治療も一切ありませんでした。



つい先日このインプラントを入れている前歯がグラグラし出し、幸いにも真ん中のネジの部分は折れていないけど、その周りの芯の部分が折れてしまっていて、しかも大分前に折れていたようで歯茎が侵食し出しているとのことでした。

原因はやはり“顎関節症”だそうです。



いくつか歯医者に行き見てもらった上で

『インプラントの手術が原因の可能性が高いです。
手術を受けた病院で無償で治してもらえる状況だから行った方がいい』

との診断をいただいたので、また大学病院へ行き始めました。

担当医に噛み合わせの治療や顎関節症についての話をしてみても聞きながすだけで、挙句に

『むらかみさんがインプラントの手術をした1年前は誓約書がなかったけど、今年からインプラントを受ける患者には誓約書にサインをしてもらっている。

今回の治療は特別に無料だけど次回からは費用が発生する。
噛み合わせなどによって今後また折れた場合は、以後自己負担でということを了承した上で誓約書にサインを。』

と言われ驚きました。

もちろんクレーム染みた言い方はしていませんし、今後も言うつもりはありません。

本当のことが知りたいだけなのです。


担当医を始め先生方が平常心ではない様子でそれを見ると、私自身のの今後が心配でなりませんし、前回の診療の際は

『顎関節症があまりにひどいなら、インプラントのネジの部分もいつ折れてもおかしくないよ』

と言われてしまいました。



顎関節症とインプラント手術の関わりはないのでしょうか?



顎関節症の治療はもちろん進めますが、悠長にマウスピースをしているだけでいいのか不安です。。。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-08-05 22:22:59
<顎関節症インプラント手術の関わりはないのでしょうか?

顎関節症を診断するには、目の前にむらかみさんがいて、咬み合わせを見せてもらい、顎の動きを触診したりしたうえで上で、上下のの型を取り、咬み合わせを採得して、目視で判断したり、咬合器という咬み合わせを調べたり技工操作を行う機械につけて、咬み合わせをしらべます。

もちろんその他の手段もいろいろあるところです。

その上でまだ、くちの周りに関するよくない癖がないかを、調べたり、聞いたりしないと診断 できないものです。


詳しい経過を書いてはありますが、顎に関するものはわずかですので、一般論としてさえも判断することは、できないのです。


前歯のインプラント手術では、口を大きく開けたりすることは必要ないので、手術自体がきっかけになることも考えられません。


しっかりしたセカンドオピニオンを得られる施設を探すのがよいと思いますが。


<しかも大分前に折れていたようで歯茎が侵食し出しているとのことでした。
<原因はやはり“顎関節症”だそうです。

これはもし本当にそう発言されたならば、医学的発言とはおもわれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: むらかみさん
返信日時:2008-08-05 23:09:45
ご回答いただきありがとうございます。


松山先生のお話からするとインプラント顎関節症の関わりは殆どないとのことなんですね。

顎関節症の診断に関しては顎のレントゲンをとってもらった上で、骨がずれていて炎症を起こしている、また顎に熱を持っているとのことで薬を貰って炎症を押さえた上で、マウスピースを作ってもらったという段階です。

今まで30年の間に顎がガクガクしたり重いと感じることは一度もなく、前歯の治療の1年間を通してそのような状態になったので、関係ないとはとても思えず不安に思っておりました。

私自身は前の治療とは言ってもいつも『もっと口を開けてください』と担当医に言われ、とてもしんどかった思いがあります。

また、2本の前歯のうちもう一本も折れてしまっていて同時進行でその根っこの治療を行っていたこともあって、1度の診察の時間が長かったこともしんどいな、と感じる原因だったのかもしれません。


>>『しかも大分前に折れていたようで歯茎が侵食し出しているとのことでした。』
『原因はやはり“顎関節症”だそうです。』

>これはもし本当にそう発言されたならば、医学的発言とはおもわれません。

書き方が悪かったようですが、上記の意見をおっしゃったのはインプラントの手術をしてくださった担当医です。


先生がおっしゃるようにしっかりした病院を頑張って探したいと思います。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-08-05 23:17:35
こんにちは。
なんだか大変そうですね。
処置も長期に渡っている様子ですし・・。

まず内容についてなのですが、いくつも意味のとれない部分がありまして・・・たぶんそれで他の先生方も回答をつけかねている様に思います。

それと申し訳ありませんが、言った言わないの事実関係の分からない様な部分についてのコメントも控えさせて頂きますね。



何名かの先生にも診て頂いている様ですが、文面から分からない点が。

インプラントの手術を行った時期、上部構造(※差し歯の部分)が入った時期、顎の調子が悪くなり始めた時期の時系列は?

・実際に診察された先生方のご意見として、インプラントが悪くなった原因が、顎関節症、と言われたのですか?

・それとも、顎関節症になった原因がインプラントと言われたのですか?

・手術を受けた大学病院では、インプラントが悪くなった原因は何だと言われていますか?



でこれらの問題は置いておいて、顎関節症と上前歯のインプラント(手術?)の関係性についてですが、普通考えられないと思いますけど・・??

インプラント(手術)が先も、顎関節症が先も、よほど特殊なケースでもない限り、考えられない様な・・・。

実際に拝見すると「なるほど」と思えるケースもあるのかも知れませんが・・とりあえず今は想像がつかないですね。



ちょっとむらかみさんの状況や、担当された先生方の見解があまりにも分からないものですから、私からは一般論としてこの程度のコメントしか出来ないです。

お力になれず、申し訳ありません。

原因、現在の状況、今後の展望などを理解する為にも、もっと担当の先生との話し合いが必要そうな気がしますよ。




(・・と書いてる間に松山先生からの回答とそれに返信が・・^^;)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: むらかみさん
返信日時:2008-08-05 23:59:27
ご回答くださいましてありがとうございます。


確かに、今は治療への不安と顎の重さと痛みから来る頭痛やあくびも満足に出来ない状況があり、また病院へ行ったのが昨日のことなので感情的になってしまって、わかりにくい文章になってしまったと思います。

すみません。。。



>・インプラントの手術を行った時期、上部構造(※差し歯の部分)が入った時期、顎の調子が悪くなり始めた時期の時系列は?

前歯両方)を折ってからインプラント(右前歯)の手術をするまでに、もう一つ(左前歯)の根っこの治療や口周りもかなり切れていて、その治療で8ヶ月程の時間がかかりました。

顎が開き辛くなった(自覚した)のは、治療を始めて半年過ぎた頃だと思います。
手術直前(8ヶ月程経過した頃)には、かなり顎はガクガク音がなるようになっていました。



>・実際に診察された先生方のご意見として、インプラントが悪くなった原因が、顎関節症、と言われたのですか?

担当医からはそのように言われました。

「近くの歯医者顎関節症になっていると言われた。」

と伝えたところ、

歯軋りやくいしばりもあるのか?」

と聞かれ、

「それが原因だと思う。
今回治療してもまた折れてしまう可能性は高い」

とのことも言われました。



>・それとも、顎関節症になった原因がインプラントと言われたのですか?

これに関してはインプラントの担当医ではなく、顎関節症の治療をしてもらっている病院と、もう一つ別の歯医者の先生に言われました。

「きちんと噛み合わせの診察も平行して行わないと、このような状態になってしまうんだ」

とのことでした。


>・手術を受けた大学病院では、インプラントが悪くなった原因は何だと言われていますか?

「噛み合わせが悪くなっているから食いしばりや歯軋りがあるのだろう。
直さないとまた折れてしまうだろう。」

とのことでした。



もう1年以上顎の状態が悪く、日常的にも噛み締めたりしないよう気を使っているのですがあまり状態が改善されません。


顎関節症は完全に治すことは出来るんでしょうか???
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-08-06 00:39:13
あらためまして。

前歯両方)を折ってからインプラント(右前歯)の手術をするまでに、もう一つ(左前歯)の根っこの治療や口周りもかなり切れていて、その治療で8ヶ月程の時間がかかりました。

>顎が開き辛くなった(自覚した)のは治療を始めて半年過ぎた頃だと思います。
>手術直前(8ヶ月程経過した頃)には、かなり顎はガクガク音がなるようになっていました。

おそらく・・ほんとおそらく・・・の話ですが、松山先生も書かれている様に、治療の為に口を開けていたことが顎に負担をかけてしまって、元々持っていた顎関節症の素因が発症した様に感じる内容です。

おそらく・・歯医者の前で口を開けるのにも緊張感が強く、顎の筋肉にかなり負担がかかってませんでしたか?

と言うことなのでしばらく安静にしておけば治りそうな・・なんて診てもいないのにいい加減な発言をしてはいけませんね^^;


普通にスプリント療法やその他、安静にさせることを中心に行っていくのが良いと思いますよ。

もともと30代の女性が一番発症しやすい病気ですし、何もしなくても有病率はどんどん下がります。
(※軽視して良いと言う意味ではありませんよ)

参考→ 顎関節症TOP



>>・実際に診察された先生方のご意見として、インプラントが悪くなった原因が、顎関節症、と言われたのですか?

>担当医からはそのように言われました。

>「近くの歯医者で顎関節症になっていると言われた。」

>と伝えたところ、

>「歯軋りやくいしばりもあるのか?」

>と聞かれ、

>「それが原因だと思う。
>今回治療してもまた折れてしまう可能性は高い」

>とのことも言われました。


これはですね^^; 
インプラントが悪くなった原因は、

歯ぎしりや食いしばりだと思う」

と言う話ですね。

「歯ぎしりや食いしばり」=「顎関節症」ではないですよ^^

で歯ぎしりや食いしばり(つまりはインプラントへの過剰な負担荷重)が原因でインプラントが悪くなるのでは???

と言う説は確かに今も根強いのですが、その根拠となるデータはいい加減な動物実験の結果から言われてまして、逆の説(=無関係)もあります。

はっきりしたことは言えませんが、おそらく無関係の気がします。

インプラントが悪くなったのは、適応の選択ミスや、術中あるいは術後の細菌感染ではないかなーと思いますけど、資料も何もありませんから、ただなんとなくです。

たぶん骨が足りなかったかと思うのですが、術前のCT撮影や、GBRとかもされました?



>>・それとも、顎関節症になった原因がインプラントと言われたのですか?
>これに関してはインプラントの担当医ではなく、顎関節症の治療をしてもらっている病院ともう一つ別の歯医者の先生に言われました。
>「きちんと噛み合わせの診察も平行して行わないとこのような状態になってしまうんだ」とのことでした。

>>・手術を受けた大学病院では、インプラントが悪くなった原因は何だと言われていますか?
>「噛み合わせが悪くなっているから食いしばりや歯軋りがあるのだろう。直さないとまた折れてしまうだろう。」とのことでした。


これもまぁ言われる先生は多いですが・・・多分無関係だと思いますよ。(※私見)
以下の回答をご覧下さい。

参考→顎関節症でかみ合わせ(咬合)治療を行うことについて


書きました様に、考えの分かれる部分やはっきりしない部分の話が多く含まれますし、それと私はひと目も拝見してないのでアテにはなりませんが。。。


私の感想としては、

1)歯科治療で顎に負担がかかって、顎が疲れてしまった
(顎関節症が発症した)

2)インプラントの失敗(感染

の二つの問題がある様に思います。


1)については先程リンクした超詳細解説のページを読まれて下さい。
確率だけで言えば、安静にしてればそのうち改善すると思います。

2)については出来ればブリッジなどの他の治療法を選択された方が無難そうな気はします。
歯ぎしりや咬み合わせ、顎関節症とは関係なく、インプラントを支える骨の状態が悪くなっている(元々悪かった?)気がしますよ。

あくまで私の【予測】ですので、参考までにされて下さい。



どちらかと言うと大勢でよってたかって、むらかみさんの不安を煽ってしまっている様な・・
さらに私も他の先生方と意見が分かれてしまって、余計に不安にさせてしまっていたら、本当に申し訳ありませんm(_ _)m

ともあれ早い解決を願っています。
お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: むらかみさん
返信日時:2008-08-10 12:42:04
お礼の投稿が遅くなってしまい申し訳ありません。

その後、大学病院に診療へ行き、話をきちんと伺いたいという旨を伝えました。
大学病院ですので元々担当してくださっていた先生は既に外来担当から外れており、私の担当は変わっていたのですが…。


担当の先生のお話では…

インプラントが折れたのは?

『くいしばりによるものです。』


顎関節症になった原因は?

『治療で長時間口を開けていたからって、顎関節症になるというのは考えられない。
おそらく仕事のストレスからだと思います。』


○顎関節症は早期にわからないものなの?

『顎が少しくらいカクカクなったり、口が多少開かなくても異常には気づかない。
「顎がいたいんですけど…」と言ってくれないとわかるものではない。』

とのことでした。
「仕事のストレス」というのはありえないので聞き流しましたが、それ以外の部分に関しては渡辺先生のおっしゃるようにいろいろな見解があるという意味で納得しました。



詳しい説明・参考URLありがとうございます。
一語一句もらさずじっくり読ませていただきました。

顎関節症に関して(それ以外の病気などももちろんそうなのでしょうが…)これほどまでに見解の分かれるものとは知りませんでした。

どれが正しいということではなく、患者自身も多少の知識は持っておくべきなんですね。。。



なにより

>普通にスプリント療法やその他、安静にさせることを中心に行っていくのが良いと思いますよ。

の言葉にかなり安心しました。
(顎の痛みやそこからくる頭痛が辛くて、私にとって今は顎関節症が一番のストレスになっているので…)

マウスピースと日常生活の中での顎へ負担をかけない意識をしっかり持って、治療に専念したいと思います。

ありがとうございます。



タイトル インプラント後、噛み合わせが悪く顎関節症に。手術との関わりは?
質問者 むらかみさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントに関するトラブル
噛み合わせに関するトラブル
顎関節症
頭痛、めまい
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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