左上1番の治療の際、左上2番の歯も削られてしまった?
相談者:
さごろーさん (28歳:女性)
投稿日時:2008-09-03 17:28:13
はじめまして、こんにちは。
5ヶ月前に左上1番(1番と2番の境あたり)の虫歯の再発のため,左上1番のわきを削り、コンポジットレジンでつめてもらいました。
2番にはまったく虫歯はありませんでした。
その時はキレイに仕上がり満足していました。
それと同時に以前より,1番と2番の間に少しだけ隙間ができたなぁと感じていました。
治療して1ヶ月ほどしてからですが、左上2番のわき(1番との接点)のあたりが薄くですが茶色く変色していることに気が付き、また1番と2番の間をフロスで通すときにザラッと引っかかる感が気になり始めました。
そして、1ヶ月ほど前から他の歯科医院で歯列矯正をはじめ、1番と2番との間が広がってきたことで、2番の変色のところは、実はそこだけ縦に4mm横2mmほど凹んでいるということに気が付いたのです。(治療した左上1番は変色もなくキレイなままです。)
これは1番の治療の際に削る機械が誤って2番に当たって削られたものなのか、と不安でいっぱいです。
これは治療した医師に問いただしていいものなのか、今通っている歯科医院に相談して、凹んだ部分を修復してもらうべきなのか悩んでおります。
また、一度削られた歯は元通りにならないと聞いていますのでキレイな歯が部分的に凹んだことがショックでなりません。
このまま保存できるものなのか、そのままだと虫歯になりやすくなるのか等も合わせて回答いただけたら嬉しいです。
*画像を添付した方がいいのは承知しておりますが、矯正装置を付けていることや、凹み部分が小さいためデジカメに写りません。
5ヶ月前に左上1番(1番と2番の境あたり)の虫歯の再発のため,左上1番のわきを削り、コンポジットレジンでつめてもらいました。
2番にはまったく虫歯はありませんでした。
その時はキレイに仕上がり満足していました。
それと同時に以前より,1番と2番の間に少しだけ隙間ができたなぁと感じていました。
治療して1ヶ月ほどしてからですが、左上2番のわき(1番との接点)のあたりが薄くですが茶色く変色していることに気が付き、また1番と2番の間をフロスで通すときにザラッと引っかかる感が気になり始めました。
そして、1ヶ月ほど前から他の歯科医院で歯列矯正をはじめ、1番と2番との間が広がってきたことで、2番の変色のところは、実はそこだけ縦に4mm横2mmほど凹んでいるということに気が付いたのです。(治療した左上1番は変色もなくキレイなままです。)
これは1番の治療の際に削る機械が誤って2番に当たって削られたものなのか、と不安でいっぱいです。
これは治療した医師に問いただしていいものなのか、今通っている歯科医院に相談して、凹んだ部分を修復してもらうべきなのか悩んでおります。
また、一度削られた歯は元通りにならないと聞いていますのでキレイな歯が部分的に凹んだことがショックでなりません。
このまま保存できるものなのか、そのままだと虫歯になりやすくなるのか等も合わせて回答いただけたら嬉しいです。
*画像を添付した方がいいのは承知しておりますが、矯正装置を付けていることや、凹み部分が小さいためデジカメに写りません。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2008-09-03 23:05:18
何と言ってよいか・・・
私個人の意見で言わせてもらえば。。。
>これは1番の治療の際に削る機械が誤って2番に当たって削られたものなのか、と不安でいっぱいです。
>これは治療した医師に問いただしていいものなのか、今通っている歯科医院に相談して、凹んだ部分を修復してもらうべきなのか悩んでおります。
顕微鏡治療をしているのでいつも歯を拡大して見ていますが、はっきり言えば殆どの歯でこのようなことは起こっています。
どちらかと言うと起こってしまうものだと考えてもらった方がいいと思います。
歯と歯のすき間は僅か0.1mm以下です、ですが歯を削る道具は0.1mm以上あります。
例えば・・・・
2〜3分削る場合でも隣の歯に0.1秒触れた場合には傷は入ります。
傷はあっという間に入ってしまいます。
かなり熟練した先生なら大丈夫かと言うと、私は奥歯についてはほぼ不可能だと思います。
どんな先生でも触ってしまうと思います。
隣の歯への配慮などはすべきですが限界があります。
きっちり削る、きっちり詰めるって患者さんが思っている数十倍難しいことなんですよ^^;
金属片などを用いて治療を行う方法もありますが、ここまで丁寧にすると1日の診療患者さんは5〜7人前後が限界になると思います。
たぶん反論される先生もおられるでしょう。
しかし顕微鏡で見てみれば一目瞭然です。
残念ながら見えないから、私はそんなことしていないと思われているだけです。
>このまま保存できるものなのか、そのままだと虫歯になりやすくなるのか等も合わせて回答いただけたら嬉しいです。
削って減ってしまった場所がエナメル質内ならきっちり研摩をしてやれば大丈夫だとは思いますが、すき間を磨くもの非常に困難な処置になる場合があります。
今回のことは、医療ミスなどの類ではないと私は思います。
歯科治療ではどうしても起こってしまうことだと考えて頂いた方がよいと思います。
隣の歯を出来るだけ削りたくないと歯科医師誰もが思います。
しかし隣の歯を全く触らず削るのは超難度の技だと私は思います。
>矯正装置を付けていることや、凹み部分が小さいためデジカメに写りません。
矯正期間中ならすき間が存在するはずなので一度研摩してもらってはどうでしょう!?
もしかしたら虫歯がすでに出来ていたかもしれませんよ。
直に虫歯が出来るようなことはありませんから。
出来る範囲でよいので研摩などしてもらってください。
写真は歯と歯の間に入れた金属片ですが真ん中の部分に傷が入っている所が見えますかね・・・!?
ケースによっては、歯と歯の間に金属の板などを入れて隣の歯を保護することをしますが、除去した金属の板などは必ず傷が入っています。
顕微鏡を見ながら削っていてもです。
治療には限界があります、まずは虫歯にならないような予防が大切ですよ。
お大事に^^
画像1
私個人の意見で言わせてもらえば。。。
>これは1番の治療の際に削る機械が誤って2番に当たって削られたものなのか、と不安でいっぱいです。
>これは治療した医師に問いただしていいものなのか、今通っている歯科医院に相談して、凹んだ部分を修復してもらうべきなのか悩んでおります。
顕微鏡治療をしているのでいつも歯を拡大して見ていますが、はっきり言えば殆どの歯でこのようなことは起こっています。
どちらかと言うと起こってしまうものだと考えてもらった方がいいと思います。
歯と歯のすき間は僅か0.1mm以下です、ですが歯を削る道具は0.1mm以上あります。
例えば・・・・
2〜3分削る場合でも隣の歯に0.1秒触れた場合には傷は入ります。
傷はあっという間に入ってしまいます。
かなり熟練した先生なら大丈夫かと言うと、私は奥歯についてはほぼ不可能だと思います。
どんな先生でも触ってしまうと思います。
隣の歯への配慮などはすべきですが限界があります。
きっちり削る、きっちり詰めるって患者さんが思っている数十倍難しいことなんですよ^^;
金属片などを用いて治療を行う方法もありますが、ここまで丁寧にすると1日の診療患者さんは5〜7人前後が限界になると思います。
たぶん反論される先生もおられるでしょう。
しかし顕微鏡で見てみれば一目瞭然です。
残念ながら見えないから、私はそんなことしていないと思われているだけです。
>このまま保存できるものなのか、そのままだと虫歯になりやすくなるのか等も合わせて回答いただけたら嬉しいです。
削って減ってしまった場所がエナメル質内ならきっちり研摩をしてやれば大丈夫だとは思いますが、すき間を磨くもの非常に困難な処置になる場合があります。
今回のことは、医療ミスなどの類ではないと私は思います。
歯科治療ではどうしても起こってしまうことだと考えて頂いた方がよいと思います。
隣の歯を出来るだけ削りたくないと歯科医師誰もが思います。
しかし隣の歯を全く触らず削るのは超難度の技だと私は思います。
>矯正装置を付けていることや、凹み部分が小さいためデジカメに写りません。
矯正期間中ならすき間が存在するはずなので一度研摩してもらってはどうでしょう!?
もしかしたら虫歯がすでに出来ていたかもしれませんよ。
直に虫歯が出来るようなことはありませんから。
出来る範囲でよいので研摩などしてもらってください。
写真は歯と歯の間に入れた金属片ですが真ん中の部分に傷が入っている所が見えますかね・・・!?
ケースによっては、歯と歯の間に金属の板などを入れて隣の歯を保護することをしますが、除去した金属の板などは必ず傷が入っています。
顕微鏡を見ながら削っていてもです。
治療には限界があります、まずは虫歯にならないような予防が大切ですよ。
お大事に^^
画像1
回答2
回答日時:2008-09-04 00:13:17
はじめまして。
私自身も経験があるのですが、矯正治療を始めると歯の見えなかったところが見えてきて、ショックを受けますよね。
私も井野先生と同じ意見です。
歯の隣接面を削ると言うことは、ほとんどイコールで隣接歯も傷つくものだと考えて良いかと思います。
実際に過去の研究でも、かなり頻度が高いことが報告されていますよ。
参考⇒Progression of approximal caries in relation to iatrogenic preparation damage. Qvist V, Johannessen L, Bruun M. J Dent Res. 1992
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&Cmd=ShowDetailView&TermToSearch=1629452&ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum
臨床的には、歯医者が手を加えた歯の隣接歯の虫歯や、クラウンや大きめのインレーを除去した際の隣接歯の着色or傷or虫歯は、かなりの高頻度で見かけます。
もちろん先生によっての技術差はあるでしょうし、程度問題で「さすがにこれは・・」ということもありますよ。
さごろーさんの場合がどうなのかは分かりません。
ですがまずは井野先生もおっしゃる通り、虫歯なんかを作らないことと、例え小さい虫歯でも、精密な治療を心がけてくれそうな先生を見抜くことが重要でしょうね。
そして日頃からの予防も。。
今回の対処については、実際に拝見してみないと分かりませんが、進行性の虫歯ではなくてエナメル質の範囲内であれば、まずは研磨してもらうのが良いと思いますよ。
まずは先生に診査してもらって下さい。
お大事にどうぞ。
私自身も経験があるのですが、矯正治療を始めると歯の見えなかったところが見えてきて、ショックを受けますよね。
私も井野先生と同じ意見です。
歯の隣接面を削ると言うことは、ほとんどイコールで隣接歯も傷つくものだと考えて良いかと思います。
実際に過去の研究でも、かなり頻度が高いことが報告されていますよ。
参考⇒Progression of approximal caries in relation to iatrogenic preparation damage. Qvist V, Johannessen L, Bruun M. J Dent Res. 1992
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&Cmd=ShowDetailView&TermToSearch=1629452&ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum
臨床的には、歯医者が手を加えた歯の隣接歯の虫歯や、クラウンや大きめのインレーを除去した際の隣接歯の着色or傷or虫歯は、かなりの高頻度で見かけます。
もちろん先生によっての技術差はあるでしょうし、程度問題で「さすがにこれは・・」ということもありますよ。
さごろーさんの場合がどうなのかは分かりません。
ですがまずは井野先生もおっしゃる通り、虫歯なんかを作らないことと、例え小さい虫歯でも、精密な治療を心がけてくれそうな先生を見抜くことが重要でしょうね。
そして日頃からの予防も。。
今回の対処については、実際に拝見してみないと分かりませんが、進行性の虫歯ではなくてエナメル質の範囲内であれば、まずは研磨してもらうのが良いと思いますよ。
まずは先生に診査してもらって下さい。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
さごろーさん
返信日時:2008-09-04 20:28:30
こんにちは、さごろーです。
今回のケースはよくあるものなのか、と納得しました。
治療した先生は左上1番をレジンで詰めたのか分からない程、キレイに仕上げてくださったので感謝しなくてはいけないですね。
早速、次回の矯正調整日に問題の2番を診てもらうことにしてみます。
そこで先生の治療方針を仰ぎたいと思います。
この年になって、歯の重要性に気付き、今までたくさんの虫歯を作ってしまったことを後悔しております。
今回の悩みだって虫歯さえ作っていなければなかったことですし、なんか恥ずかしいですね。。
矯正でカリエスリスクが高い状態ですので、今まで以上に歯のケアをしっかりしていきたいと思います。
お忙しいところ、ご丁寧な説明をありがとうございました。
今回のケースはよくあるものなのか、と納得しました。
治療した先生は左上1番をレジンで詰めたのか分からない程、キレイに仕上げてくださったので感謝しなくてはいけないですね。
早速、次回の矯正調整日に問題の2番を診てもらうことにしてみます。
そこで先生の治療方針を仰ぎたいと思います。
この年になって、歯の重要性に気付き、今までたくさんの虫歯を作ってしまったことを後悔しております。
今回の悩みだって虫歯さえ作っていなければなかったことですし、なんか恥ずかしいですね。。
矯正でカリエスリスクが高い状態ですので、今まで以上に歯のケアをしっかりしていきたいと思います。
お忙しいところ、ご丁寧な説明をありがとうございました。
タイトル | 左上1番の治療の際、左上2番の歯も削られてしまった? |
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質問者 | さごろーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 虫歯治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。