右上6再根管治療中。根の先を拡大しすぎて割れているかもと言われた

相談者: ヒナノさん (31歳:女性)
投稿日時:2008-09-15 13:53:08
右上6番の根治をしています。

10年程前にも治療をしていただいたのですが、痛みが再発してやり直してもらいました。 
レントゲンをとってもらったところ、根尖病巣も見られました。


1年位貼薬をくりかえしました。

が、なかなか痛みと腫れがとれなかったので、違う歯医者に行ったところ、根の先がリーマーによって拡大しすぎて割れているのかもって言われました。


前の歯医者に聞いたところ、#90〜#110まで拡大したとの事です。 


その可能性はありますか? 

あと、この痛みは根治を続けていて治るものなのでしょうか?


 
できたらを抜かないで済む治療をしたいのですが、やはり抜歯した方がいいのでしょうか?

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-09-15 15:24:38
>根の先がリーマーによって拡大しすぎて割れているのかもって言われました。

一昔前は
根の治療において病巣があったり・痛みがあるは根の先に細菌がいると想定して根の先を大きく開けるこが行われていました。

今でもこの考え方は残っていますが、私自身この考え方は間違っていると考えていますし、海外の歯内療法ではこのようなことは今は行われていません。


今は根管(神経管)を消毒剤で洗浄しやすい形に変えてしまい、洗浄をきっちり行い治療することになっています。


ただ現場の教育ではまだこの考え方が支配的というか・・・


#90〜100と言えば歯の先端に1mm近く穴が開いている状態です。
理想的な治癒形態はこの穴がセメント質などで塞がることですが、

最初の根管口(根の先端の穴)は0.3mm程度です。
(歯の種類によって多少の違いはありますが)


これを面積に換算すると、「半径×半径×3.14(π)」ですから、
0.3mmだと半径0.15mmで根の先の穴が0.0225π
1・0mmだと半径が0.5mmで根の先の穴が0.25π

11倍大きく歯の先に穴が開いてしまっているということですから、簡単には塞がらないと思います。



根の先が大きく開いている場合
特殊な方法ですが、MTAと言うお薬で慎重にパッキングして様子をみる方法もあります。

ですが、この方法はほぼ1回こっきりの根充法であまり安易に行わない方がいいと思います。
(詰める際も手間がかかり、再治療の際にも顕微鏡で確認しながら全部削って取らないといけないので・・・)



>あと、この痛みは根治を続けていて治るものなのでしょうか?>できたら歯を抜かないで済む治療をしたいのですが、やはり抜歯した方がいいのでしょうか?

折れているかは分かりませんが、どうしても残したいということでしたら、歯内療法専門医のオフィスに行かれた方がいいと思いますよ。

東京でしたら数軒ありますから、探しやすい環境だと思います。
(ただし自費治療になってしまうと思います)


その他、歯内療法認定医の先生のオフィスで一度診てもらうのもいいかもしれません。
(場合によっては保険が利くと思います。
ただしMTAを使用すると自費治療となってしまいます)


なんとか痛みが取れるといいですね。

 

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-09-16 10:57:14
そうですね。

難治性の状態になってしまわれているようです。

通常で考えれば「抜歯」と言う選択になるかもしれません。
しかし、井野先生のおっしゃられているように根管治療の専門の先生であれば保存できるかもしれません。

一度、探されてみてはいかがでしょうか?




タイトル 右上6再根管治療中。根の先を拡大しすぎて割れているかもと言われた
質問者 ヒナノさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管治療に関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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