覆髄・覆罩は、治療費に見合わない治療なのでしょうか?(香港)

相談者: momiさん (38歳:女性)
投稿日時:2008-10-07 01:01:00
いつも興味深く拝見させていただいています。

こちらを拝見するまでは、の治療というのは、一部特殊な治療を除くほとんどの治療が保険でカバーされると思っており、その治療に何も疑問を感じた事がありませんでした。

いろいろわかると、無謀でしたね。

でも、根管治療まで必要な虫歯になったことはなく、なんとか大事に至らず済んでいたようです。
ラッキーです。
(ただし小さな虫歯でも、ご丁寧にインレーがつけられており、今になっては、この程度の虫歯ならレジンで充てんでもよかったのでは?と思っていますが。)


実は、現在海外の歯科クリニックで歯科助手をしています。

もともと看護師をしていましたが、歯科に関しては素人と同じ。
いや、それ以下でした。

今では、経験も積み、ドクターから教えていただいたり、こちらで勉強させていただいています。

医学的な知識だけではなく、不安に思う患者さんの気持ちも知ることが出来、大変に勉強になります。

すいません、前置き長くて。



先日、一人の患者さんに

水酸化カルシウムなどで歯髄覆罩をしてもらえますか?」

と聞かれました。

このように具体的に言われる患者さんは非常に珍しく、しかも、以前に罹ったドクターに不信感があるようで、だいぶ調べられてもいるようです。

以前の治療で、虫歯が神経に近いと言われたようです。

治療後も、痛みではなく、なんとなく違和感があるということです。

ドクターにその旨を伝えると、

「基本的には、Dycalを塗布してしばらく様子を見ることになるでしょう。」

との回答でした。

これは、日本で言う歯髄間接覆罩という処置と同じですか?

通常、Dycalは、それほど厚くは塗布しません。

処置としても、難しい処置ではなく、ただDycalをペリオプローブの先に少量つけて塗布するだけです。

もし、この処置が間接覆罩ならば、なぜ、こちらの相談室では治療費が安い、一般的には行わない、保険治療で行う先生は少ない、というような回答がみられるのでしょうか?

それとも、間接覆罩とは、違う方法なのでしょうか?


余談ですが、こちらのドクターに

「どうして、日本での根管治療は、こんなにひどいの?」

と聞かれます。

それまでは、日本の歯医者は世界一!と勝手に思い込んでいたのですが、こちらのサイトで、保険下では根管治療に力を入れられない事情、先生方の葛藤を知りました。

あの治療費では、まともに治療をしていたら本当に赤字ですよね。
(もちろん、保険でも丁寧に治療されているドクターはいらっしゃいます。)

ちなみに、当クリニックでは、根管治療は7万円前後です。

各クリニックで治療費の幅はかなりありますが、この金額で高い・中間・安いで分けるなら、「中間」でしょうか。

余計なことばかり書きまして、大変失礼しました。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-10-07 01:23:06
>日本で言う歯髄間接覆罩という処置と同じですか?

神経が一部露出していれば直接覆髄法ですね。


>処置としても、難しい処置ではなく、ただDycalをペリオプローブの先に少量つけて塗布するだけです。

いくらチャージしましたか!?

直接覆髄法は治療費1200円(3割負担で360円)

間接覆髄法に至ってはでは250円(3割負担75円)の治療費になります。
正に子供のお駄賃並の治療費なのです。

また覆髄法には処置後ややこしいルールがあり、直接覆髄法に至っては、痛みが出て抜髄になった物に関しては、ペナルティーとして安い根管治療費から直接覆髄法の治療費が減点されます。


環境が異なれば違った見方も出来るとおもいます。

日本の治療費は毎日が激安セールですが、これでも治療費が高いと思われている患者さんも中にはいます。



>「どうして、日本での根管治療は、こんなにひどいの?」

私のHPですが、
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/usa_case1.html
 
日本の若造でも、時間をもらえればこのようなことは十分行えます。
症例は3〜5年前のもので今はもっとモデファイして根管形態以上に洗浄などの面を重視しています。

日本人の手先の器用さは優れていると私は思います。
前の書き込みにもありましたが、彫師を見れば日本の彫師が最も綺麗に墨を入れます。
正にアートに近い部分もあります。

またこれはぞのさんが仰られたことですが、

「日本の歯科保険制度においては、技術が埋もれてしまう制度になってしまっている」

正にそうなのです。

多分レジン充填セラミックなどでも同じ土俵であれば全く引けを取ってはいないと思います。


>日本の歯医者は世界一!

いつか、こういう時代にしたいと思います^^

 

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-10-07 02:38:32
こんにちは。
仕事熱心ですね^^

回答については井野先生が書きつくされてます。

臨床的には、歯髄を守ることにはとにかく時間がかかります。

でも時間をかけて丁寧にやれば、ほとんど大半のケースでは神経は残せると思いますよ。

なのに日本人は無髄歯の数が異様なまでに多い・・。
現場では、虫歯を削り始める前から「神経は抜きます」と宣言されることも日常茶飯事です。

よくご存知の様に、仕方ない面があると思います。



丁寧〜に削っていくと、神経は露出しないケースもかなり多いですね。
私の場合、薄皮一枚のペラペラにでも神経が隠れていれば間接覆髄はせずにレジン充填しますが、全く問題ありませんよ(※これがグラスアイオノマーセメント等だと問題は出るかも)

というか少々露髄してもレジンだけで問題ないですね。

参考⇒歯の神経抜く前に、何かトライしたい!思っているのですが・・・

で最近は、教科書的な適応ではないのですが、たくさん露髄してもMTA使って神経がとりあえず保存出来るので、抜髄することがもうほとんどなくなってしまいましたね。
(MTAにも水酸化カルシウムと同様の作用もあります)

ただ保険のことを考えると、井野先生がお書きの様に色々問題がありまして・・そちらの先生がどうかは分かりませんが、丁寧に際どいところの虫の除去をして行くと、私の場合拡大視野下で丸々30分ぐらいはかかります。

患者さんも大変ですが、保険点数は・・・1分でガバッと削っても同じ点数(しかもたったの・・)ですからね^^;



>「どうして、日本での根管治療は、こんなにひどいの?」と
聞かれます。
>それまでは、日本の歯医者は世界一!と勝手に思い込んでいたのですが、こちらのサイトで、保険下では根管治療に力を入れられない事情、先生方の葛藤を知りました。

私達の代わりに、そこはしっかり通訳しておいて下さい(笑)



>日本の歯医者は世界一!
>いつかこういう時代にしたいと思います^^

ですね!

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-10-07 08:29:14
>「基本的には、Dycalを塗布してしばらく様子を見ることになるでしょう。」との回答でした。
>これは、日本で言う歯髄間接覆罩という処置と同じですか?

ダイカルを使用しているのなら、間接覆罩のはずですから同じだと思いますし、momiさんの書かれた方法であれば、たいして面倒でもないと思います。

ただ、渡辺先生もお書きのようにルーチンにダイカルで覆罩しても、レジンが脱離しやすくなるだけでメリットが無いように感じます。

日本では、この考えはかなり広まっていると思うんですが、momiさんの国ではそれがまだ一般的ではないんでしょうかね?

井野先生もお書きのように、このサイトで問題にしているのは直接覆髄です。

momiさんの歯科医院の先生は、日本の保険医療を批判するくらいの実力はお持ちのようですから、当然直接覆髄もされていると思いますが、実際のところ、どのようにされてますでしょうか?


あと、ちょっと不思議に思ったんで教えてください。

>余談ですが、こちらのドクターに
>「どうして、日本での根管治療は、こんなにひどいの?」と
聞かれます。

momiさんは海外で歯科医院にお勤めということですが、その医院の歯科医師は(日本人ではない)現地の方なんですよね?
その歯科医院に日本で治療を受けた患者さんがよく来られるということなんでしょうか?

このサイトには、いろいろな国から質問される人がいますが、おおむねどこの国でも、よい医療が整備されているとは思えず、日本の保険医療だけがとくに悪いというような印象は受けません。

一部の国では、国策として日本を悪者にするような教育を行っているようですが、そういった教育を受けていたとすれば、冷静で客観的な判断は出来ない可能性はあるかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: momiさん
返信日時:2008-10-07 16:06:47
井野先生こんにちは!
大丈夫ですか、こんな遅い時間に。

実は、ここに相談を書き込む前に過去の相談を読んで、井野先生のHPも拝見していました。
お返事いただいて感激です。

本当に素晴らしい根管治療です。そして、治療費も素晴らしい(笑)
でも、ここまでしっかり治療してもらえるなら決して高くはないと思います。
本当に素晴らしいです。


>神経が一部露出していれば直接覆髄法ですね。


やはり、これが直接・間接覆髄法なんですね。


>いくらチャージしましたか!?


笑!
やっはり、ここがポイントですよね。
当院では、Dycalを塗布してもしなくても治療費は変わりません。
Dycalを塗布した後、一応コアもしますので、コア代として1万円くらいでしょうか?
時には、コアではなく、暫間充填ということで5000円くらいです。


間接覆髄法に至ってはでは250円(3割負担75円)の治療費になります。
>正に子供のお駄賃並の治療費なのです。


以前の相談でもこの金額は拝見しました。
本当にひどいですよね。
もちろん、自分が患者となればありがたい金額のようですが、実際にはその安さ(保険点数やルールの複雑さ)うえに、患者にとってベストな治療が受けられないことになるのですから。

しかし、患者がベストの治療をされているのかは知らないですし、知ろうともしないことが多いのではないでしょうか?
もちろん、以前の私はそのうちの一人でした。

その後、問題があれば(採算のとれない)根管治療、問題がなければ、補綴へと進むにしても、覆髄を行った日の治療費250円は、痛いですよね。
3桁は止めましょうよ、ホント。
その後もし患者さんが他院へ転院してしまったりしたら、海に向かって「バカヤロー!」って叫ぶしかないですね(笑)


>また覆髄法には処置後ややこしいルールがあり、直接覆髄法に至っては、痛みが出て抜髄になった物に関したは、ペナルティーとして安い根管治療費から直接覆髄法の治療費が減点されます。


これも、過去の相談室で拝見しました。
本当にひどい話です。
の為、患者さんの為に行う治療なのに、抜髄になったらペナルティーって、どうゆうことですか!!!
抜髄になるのはドクターの責任じゃないのに。
こういったルールを取り締まっているのも歯医者(の資格を持っている人)だと、以前何かのTV番組で診たことがありますが、全国の歯医者さんが立ち上がって、抗議することはできないのでしょうか?

こういった現状を国民は知るべきです。
高い保険料払っているんですし、立ち上がるべきですよね!

すいません、話しがどんどん脱線して・・・。


>日本の若造でも、時間をもらえればこのようなことは十分行えます。


問題は、技術のレベルよりも、日本の医療制度ですね。

もちろん、中には技術レベルの問題のお医者さんもいると思いますが、これは歯医者に限らず。


>日本人の手先の器用さは優れていると私は思います。
>前の書き込みにもありましたが、彫師を見れば日本の彫師が最も綺麗に墨を入れます。
>正にアートに近い部分もあります


井野先生の治療も、正にアートです。
こちらのドクターも、根管治療後レントゲンを撮って薬がきちんと詰められているか確認します。
その出来栄えがうまくいったときには、最高の笑みです。
ドクターにとっても、患者さんにとっても、最高の笑みがみられるような医療が行える環境にしてほしいですね。


>多分レジン充填セラミックなどでも同じ土俵であれば全く引けを取ってはいないと思います。


自分の歯がそうですが、ある意味、あの激安な治療費でここまできちんと治療してくれる日本の歯科治療は素晴らしいと思います。(一番初めに書きましたが、私は根管治療の経験はありません)

だいぶ、本来の質問から脱線しましたが、こうして直接ドクターからお話がうかがえて本当に光栄です。

今後も、海外歯科事情なども含めて、また相談させてください。

ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: momiさん
返信日時:2008-10-07 16:34:54
渡辺先生こんにちは。


>こんにちは。
>仕事熱心ですね^^


ありがとうございます。
こちらのサイトが私の教科書代わりです。
いつも大変参考にさせていただいています。
とくに患者さんの気持ちなどは、教科書には書いてありません
から。


>なのに日本人は無髄歯の数が異様なまでに多い・・。
>現場では、虫歯を削り始める前から「神経は抜きます」と宣言されることも日常茶飯事です。


患者さんも、神経を抜くということに抵抗を感じていない人も多いですよね。

「このは何年前に治療しました?」

と聞いても、覚えてない人が非常に多いですし、

「えっ?神経取ってあるんですか?」

なんていうケースも少なくはありません。

治療する側だけでなく、治療を受ける側も、もう少し勉強するべきだと思います。(もちろん、以前の私も不勉強の患者の一人でした)

その原因として、治療費の安さも関係あるのではないでしょうか?
海外のように、虫歯1本に数万円もかかるのであれば、もう少し虫歯予防に力を入れるのでは?と思いますが。


>ただ保険のことを考えると井野先生がお書きの様に色々問題がありまして・・そちらの先生がどうかは分かりませんが、丁寧に際どいところの虫歯の除去をして行くと、私の場合拡大視野下で丸々30分ぐらいはかかります。


こちらのドクターも同じです。
数名のドクターがいますが、ドクターによっては、もう少し時間をかけます。(オーナーでもあるドクターが一番早いかも?やっぱり採算を考えているのでしょうかね:笑)


>>「どうして、日本での根管治療は、こんなにひどいの?」と聞かれます。
>>それまでは、日本の歯医者は世界一!と勝手に思い込んでいたのですが、こちらのサイトで、保険下では根管治療に力を入れられない事情、先生方の葛藤を知りました。

>私達の代わりに、そこはしっかり通訳しておいて下さい(笑)


当院には数名のドクターが出入りしています。
その中の一人の先生(個人的にとても信頼している先生)にこちらのサイトの治療費一覧を印刷して見せました。
とても驚いていました。
この費用で、ここまでするのか!(レジン充填保険のインレー、冠など)と絶賛する反面、ここまで完璧にやってもこれしか治療費がもらえないのかと、気の毒に思う面もあるようです。
特に根管治療に関しては、酷い費用だなと・・・。


>日本の歯医者は世界一!
>いつかこういう時代にしたいと思います^^


すいません、私は間違えていました。
日本の歯医者は日本一!だと思います。
問題なのは保険制度です。
井野先生が書かれてあるように、せっかくの技術が埋もれてしまいます。
埋もれてしまうなら、技術を磨きたくなんてなくなります。
全国の一般病院でも医療崩壊が始まっていますが、政府はもっと真剣に考えなくてはいけませんよね。

がんばれ!日本のドクター!
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: momiさん
返信日時:2008-10-07 17:44:00
森川先生、こんにちは。


>ダイカルを使用しているのなら、間接覆罩のはずですから同じだと思いますし、momiさんの書かれた方法であれば、たいして面倒でもないと思います。
>ただ、渡辺先生もお書きのようにルーチンにダイカルで覆罩しても、レジンが脱離しやすくなるだけでメリットが無いように感じます。
>日本では、この考えはかなり広まっていると思うんですが、momiさんの国ではそれがまだ一般的ではないんでしょうかね?


レジンが脱離しやすいというのは、こちらの相談で拝見しました。
私は今香港です。
ドクターはイギリスの大学、香港の大学を卒業など、教育を受けた場所はさまざまです。

実は、今回患者さんに質問されるまで、お恥ずかしながらDycalを使う治療が、歯髄を守るためだとは知りませんでした。
虫歯が深い時に使っているのだとは思っていましたが。

ドクターも

「虫歯が大きかった、深かった、神経に近かったので虫歯をできるだけ除去して、薬を埋めて様子をみます。」

というような説明しかしません。

それが、直接なのか、間接覆罩だったのかまでは言いません。

それと、Dycalを塗布した後に、レジンでは充填していません。

また、私の勉強不足なだけで、Dycal以外にも使用しているケースはあるかもしれませんが、頻繁にDycalは登場します。


>momiさんの歯科医院の先生は、日本の保険医療を批判するくらいの実力はお持ちのようですから、当然直接覆髄もされていると思いますが、実際のところ、どのようにされてますでしょうか?


書き方が悪かったかもしれませんが、保険医療を批判しているのではなく、根管治療の不完全さを指摘しています。

でも、日本の保険制度に問題があるのは事実ですよね?
こちらでも、各先生方が非難されているように。
問題なのは医師、医療ではなく、制度。

香港では、難しかったり、根が複雑だったりする根管治療は、根管治療を専門とする専門医に紹介します。(重度の歯周病なら歯周病専門医へ)

渡辺先生へのお返事にも書きましたが、日本での保険で治すレジン充填インレー、冠の完成度には驚いています。
しかも、あの費用で。


>momiさんは海外で歯科医院にお勤めということですが、その医院の歯科医師は(日本人ではない)現地の方なんですよね?
>その歯科医院に、日本で治療を受けた患者さんがよく来られるということなんでしょうか?


はい、現地のドクターです。
患者さんのおよそ7割が日本人です。


>このサイトには、いろいろな国から質問される人がいますが、おおむねどこの国でも、よい医療が整備されているとは思えず、日本の保険医療だけがとくに悪いというような印象は受けません。


私も海外で治療を受けるかたからの質問を拝見しました。

私は香港と日本以外で治療を受けたことがありませんが、香港での医療設備、技術は日本と比べて劣るわけでも優れているわけでもないと思います。

日本にも香港にも、優秀なドクターはいるし、そうではないドクターもいるわけですから。

ただ、問題なのは、香港では貧富の格差が激しく、受けられる医療の水準というのが、みな平等ではないのです。

ただ、日本人が受診するような病院は(歯科、一般病院)は比較的水準が高いところです。

それと、海外からの質問される方の中には、海外で受診するという不安もあると思います。
(もともと医療とか治療内容などが分からない上に、海外で言葉もうまく通じないのでしょうし)

時には、その不安から不信感や疑問が生じることもあるでしょう。
そして、医療設備、技術が低いのでは?と思われる方もいるかと思います。

日本で同じ治療をするなら、たいして疑問に思わなかったことでも、海外では敏感になるということもあると思います。

私も、日本では10数年同じクリニックにお世話になっており、日本の治療が世界一!と思っていましたので、5年間もの間、香港で歯科治療を受けることに躊躇していました。
(日本では1年に1度定期健診に行っていました。)

その代償として、今までの人生で最悪の虫歯5本という記録を作ってしまった苦い経験があります。

自分の経験も含め、海外で治療を受ける患者さんの気持ちを考えて、患者さんの不安や疑問が軽減できるような対応をしなければと気を引き締めているところです。


>一部の国では、国策として日本を悪者にするような教育を行っているようですが、そういった教育を受けていたとすれば、冷静で客観的な判断は出来ない可能性はあるかもしれません。


香港では、そのような教育はありません。(中国国内の歯科治療はまだだいぶ遅れているようですが)

私の書き方が悪く気分を害するような点があったのなら謝ります。
申し訳ありませんでした。


ドクターが指摘しているのは、根管治療の不完全さです。
これは、こちらのサイトでも言われていますよね。

このサイトは大変勉強になりますし、できるなら、多くの人に見てもらって意識改革していただきたいと思っています。
いや、意識改革するべきです。

これからの日本の歯科医療のより向上、保険制度の見直し、そして、私たち患者自身のためにも。

でも、正直、このサイトを迷惑がっているドクターもいらっしゃるでしょうね。

こちらに集まるドクターの方は、高い意識をお持ちの方ばかりですが、日本の保険医療にどっぶり浸かり、上手に利益をあげているドクターもいらっしゃるでしょうから。
余計なことを言うな!と思っているドクターも多いのではないでしょうか?

そんな逆風に押しつぶされないよう、こちらのサイトならびに、こちらにお集まりになるドクターを遠い異国からではありますが応援させていただきたいと思います。

患者さんの為、の健康の為に、熱心に治療に取り組んでいられるドクターが報われるためにも。


あっ、最後に一言言わせてくださいね。

私が、日本の歯科治療(保険治療)に疑問を感じるようになったり保険治療の現状を知るきっかけになったのは、このサイトを見てからですよ。(笑)

すばらしいサイトであり、恐ろしいサイトでもあります。

がんばってください!田尾先生!
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-10-07 23:32:38
>でも、日本の保険制度に問題があるのは事実ですよね?
>こちらでも、各先生方が非難されているように。
>問題なのは医師、医療ではなく、制度。

確かに保険制度(主に診療報酬)に問題があることは事実だと思います。

ただ、「どうして、日本での根管治療は、こんなにひどいの?」なんて言われるほど、本当にひどいのだとしたら、それは制度だけでなく、それを行った歯科医師に問題がないとは言えないと思います。

保険医でも、ある程度のレベルの根管治療を行っている歯科医師は沢山います。

現制度下でも決して不可能ではないと思います。

それなのに、それほどひどい治療を行うのであれば、その歯科医師の能力(あるいは人間性)に問題があると言わざるをえません。

現状では、保険治療オンリーで経営を成り立たせるのはかなり困難かと思いますが、だからといって、(非常に重要な部分であるにもかかわらず)不採算な部分をあえて手を抜いてもしかたがない とも取れるような考え方はいかがなものかと思います。

歯科医師個人の問題ではなく、保険医療の問題とすると、(保険制度が抜本的に改善されない以上)必然的に 自費治療 へと流れていくかと思いますが、本当にそれが患者と歯科医師にとって良い方向性なのでしょうか?


>でも、正直、このサイトを迷惑がっているドクターもいらっしゃるでしょうね。

迷惑がっている歯科医師も、あながち悪い歯科医師ばかりではないように思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-10-08 09:49:49
>でも、正直、このサイトを迷惑がっているドクターもいらっしゃるでしょうね。

>迷惑がっている歯科医師も、あながち悪い歯科医師ばかりではないように思います。


知り合いの先生からも良く言われます(笑)。
そのうち刺されるのではないかと‥。




タイトル 覆髄・覆罩は、治療費に見合わない治療なのでしょうか?(香港)
質問者 momiさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯の治療費・費用
その他(保険と保険外)
中国
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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