[写真あり] ジルコニアクラウンの調整と、機械があたり出血している (アメリカ)

相談者: Candyさん (38歳:女性)
投稿日時:2008-09-13 05:45:50
アメリカに滞在しています。


13年前日本で根管治療レジンクラウンをかぶせていた右上4番のクラウンが割れたので、今回アメリカでジルコニアクラウンをつくりました。

仮止め1週間後、裏側(舌側)の表面に(歯茎から2ミリ程下)段差がある事を先生にお聞きしたら、クラウンの縁だと言われ、裏側表面全体をかなり削りました。

その時に機械が歯茎の縁にあたってかなり出血したんですけど、3日たった今でも血が止まっていません。

この治療後先生が海外に行かれてしまい3週間ほどその歯科医院がお休みなので、相談する事ができず、こちらに投稿させていただきました。



質問1:血が止まっていないのが心配なのですが(特に細菌感染など)、このまま何もしないでいても大丈夫でしょうか? 
先生が帰ってくるのを待たずに他の歯科医院で観ていただいた方がいいですか?


質問2:セラミックの表面を削っていただいた後も同じように段差が感じられますが
(先生は前よりはよくなったと言われていましたが)、
私は先生が表面を削った意味がよくわかりません
(表面をスムースにする為と言われていましたが)。

ゆるやかなカーブだったの裏側が、削った後、歯の裏側全体が前後左右とも急なカーブになりました
(全体的に小さくなった感じ)。

歯の表面を削ってセラミックをうすくした事で、マージン部分の段差を目立たなくする為に削ったのでしょうか?


よろしくお願いします。

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-09-13 09:53:59
補綴物の精度が低いのかもしれません。

この辺りは技術の差が出ますので、写真を見る限り、大変失礼ですが、"この歯科医院ではこの程度かな"と思ってしまいます。

色・形態・形成深度など、多岐にわたる要素を高次元で成立させるためには緻密な観察力と治療力が必要です。


いまから イロイロと触るのではなく、根本からやり直す方がい
いと思われます

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Candyさん
返信日時:2008-09-13 11:45:43
高田先生お返事ありがとうございます。


根本からやり直すというのは、もう一度、型とりからクラウンを作り直していただくということでしょうか? 

今の先生の技術の限界があるとしたら、作り直しても同じ様になるかもしれない不安もあります。

別の歯科医院で作り直していただいた方がいいでしょうか?
(約15万円程の支払いが無駄になるのはつらいですが)


出血が少なくなってきたので舌で裏側のマージン部分を触ってみたら、はっきりと段差が感じられて、その段差が削る前よりむしろシャープになった様にも感じます。

このように縁上マージンを歯茎からかなり上に(裏側のみで2ミリくらい)とるのは基準範囲ですか?



よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-09-13 15:13:38
Candy様
悩みどころですねぇ。。


ただ、状況を聞き、写真でシェード(色)の合っていないところを見ただけで、このドクターが本当にどのレベルなのか?は分からないです。

一流ではなさそうですけれど・・・


せっかくアメリカにおられるのですから、アメリカ流に、ドクターと交渉されてはいかがでしょうか?

例えば、状況が良く分かる写真
(今のは全く分かりませんよね?)

例えば、印象を見せてもらう。

模型を見せてもらう。

などなど、、



日本では、相当嫌がられるでしょうが、アメリカは、言わないと損をしてしまいますから・・・
そしたら、お金も返ってくるかも?!

ちゃんとした回答ではなくて、すみません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Candyさん
返信日時:2008-09-14 09:36:29
中山先生お返事ありがとうございます。


写真のシェード部分はセラミックの表面を削った時に、機械が歯茎にあたって出血した部分です。

このように縁全体が削れて真っ赤になるのは、を削る時によくあることなのですか?
歯茎がまだ痛いです。


今の先生にやり直しをお願いしてみようと思いますが、もしできなかった場合、とりあえずこのセラミックをつけておいて、後で(1,2年後)取替えようとした時、ジルコニアをこわして取るのは大変ですか?

例えば、中に残っている自分の歯が割れるとかの危険性がありますか?

もしそうなら、とりあえずつけるのではなく、納得のいくものをつけたほうがいいと思うのですけど。。


アドバイスよろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-09-14 13:19:22
Candy様

うーん、難しいところですね・・・

基本的に、セット後にセラミックを削ることは考えにくいです。
というか、しないですね・・・

ジルコニアの除去に関しましては、かなり大変です。
それは、ちゃんとセットした後であれば、明日であっても、10年後であっても除去は大変です。

ただ、除去中にご自身のが割れることは通常ありません。
そのような事が万が一起きた場合は、すでに折れていたっと考えるべきでしょうね。


まあ、大事なのは、Candy様が、納得できるかどうか?
信頼できるか?

もしかすると、お口を拝見させていただいたら、今の先生がやられていることが最善かも知れないですし・・・


あと、お金が発生するのか?
再製時にはどうなのか?

アメリカは契約社会ですから、その辺は、最初の契約書にも書かれているかも知れませんね。


それにより、どうなるか?
変わってくるかも知れません

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-09-14 16:05:25
こんにちは

写真からの推測になりますので参考程度にお聞きください。

補綴物の精度が低いのかもしれません。この辺りは技術の差が出ますので、写真を見る限り、大変失礼ですが、"この歯科医院ではこの程度かな"と思ってしまいます。


まったく同じ意見です。

マージン(境界)が削らなければならないほど合っていないことが最大の問題です。(色もだけど・・・)

また、ジルコニアセラミックは研磨が大変困難です。
口の中でマージン部を直接研磨することなど、私にはできません。
試適の時に気づかないのが不思議です。



>あと、お金が発生するのか?
>再製時にはどうなのか?
>アメリカは契約社会ですから、その辺は、最初の契約書にも書かれているかも知れませんね。

担当の先生によく聞いてください。
再製が望ましいのではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Candyさん
返信日時:2008-09-15 09:04:17
中山先生、桜田先生、お返事ありがとうございます。


セット後にセラミックを削る事はあまりしないことなのですね。削った後の方がむしろ違和感が増しました。
型とりが正確にできていれば、入れた後に削る事もないのでしょうね。

こちらの歯科医院クラウンの補償期間はなく、クラウンを入れた後、もし明らかに技工士のミスで割れた場合は作り直してもらえますが、自分のミスで割れてしまった場合、保障はないという説明があり、契約書はありませんでした。

初診の時に、承諾書というものがあって、その中に治療の際に起こるかもしれないいろいろなリスクが書き並べてあって、それにサインをしました。

治療中、歯茎や隣接を傷つけることがある、というのも含まれてあります(今の私のケース)。


今の先生がしばらく海外旅行から帰って来られないので、その間、他の先生に診てもらって、セカンドオピニオンをいただこうと思います。



マージンの取り方は先生方によって、いろいろ考え方があると思いますが、縁上マージンの場合、歯茎からどのくらい上に設定するのが理想的なのですか?

表側の方は見える部分なので、縁下マージンにすることが多いのでしょうか?

私の今のクラウンは、裏側(舌側)が歯茎から2ミリくらい上にクラウンの縁が見えて(縁上マージン)、表側(唇側)は歯茎に少し入っています(縁下マージン)。


アドバイスよろしくお願いします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-09-17 09:56:45
マージン位置の設定は、その時々によって異なりますので、何ともいいようがございません。

ただし、自費の場合は、セット後にそのようなトラブルが無いように、慎重に仮歯の調整をしていきます。

こちら側のしたいこと、患者様側のして欲しいこと。
このすりあわせを、この時点でしていくと言うことです。


ですから、もしやり直しされるときは、十分その辺のすりあわせをされることをオススメします

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Candyさん
返信日時:2008-09-18 16:21:26
中山先生お返事ありがとうございます。


セカンドオピニオンをいただくために他の先生に予約を入れました。

その先生もマージン位置は、前歯奥歯、上のか下の歯によって異なるとおっしゃっていました。
上の歯4番の場合は、0.5 mm から1 mm、歯茎の下に入れるそうです。

今入っているクラウンはかなり(2 mmくらい)歯茎の上に出ているので、先生によっても設定の仕方が違うのでしょうね。


昨日このクラウンが取れてしまい、あわてましたが、この先生に相談したところ、土曜日に診ていただくまでの間、小麦粉と水をまぜたもので取りあえずくっつけておく方法を教えていただきました。

仮歯の調整というのは、仮歯の状態(形やマージン位置など)が、本歯の状態と同じになるということですか?

今回クラウンをつくっていただいた先生は仮歯と本歯の型とりを同時に行ったので、すぐに技工士さんに発注して、仮歯での調整はありませんでした。

仮歯を入れている2週間の間、形やマージン位置など気になった部分があったので、電話で問い合わせた所、仮歯と本歯は違う方法で型を取るので、仮歯と本歯の形は違ってくると言われていました。


アドバイスよろしくお願いします。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-09-26 13:46:38
candyさま

返事遅れて申し訳ございません。

小麦と水!!
僕は、こんな方法知りませんでした。。
なるほどなるほど。



さて、仮歯と本ですが。

僕の所属するグループでは、限りなく仮歯と本歯を近づけて作るのが原則です。
仮歯は、一時的なものではなくて、前処置と捉えているからです。

自費の歯を満足して使ってもらうために、徹底的に仮歯を調整していきます。

ただ、それは、逆の言い方をすると、一発で最良の歯を入れる自信がないから・・
と捉えられるかも知れません。

今の先生が、一発で、最高に満足出来るものを入れる自信があるのではないでしょうか?

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-09-26 13:53:29
中山先生>ジルコニアの除去をしてみたことはありますか?


私には、非常に簡単に思えてしまいました。

実際に削ってみるとあっさりと削れますし、事実、 焼成したジルコニアコーピングのマージン調整は技工士がダイヤモンドバーで行いますが、それほど大きな問題なく削れます・・

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-09-27 17:29:30
タカタ先生


ジルコニアクラウンの除去は、今のところ経験がないです。

ただ、ジルコニアアバットメントの調整をした場合などは、とても苦労しています。

いいバーがあればよいのですが・・・

タカタ先生オススメのものってありますか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Candyさん
返信日時:2008-10-02 09:18:02
中山先生, 高田先生、お返事ありがとうございます。


日本の歯科医院では、本をつくる前に仮歯を丁寧に調整していただけるのですね。

こちらの先生は、仮歯は本歯が出来上がるまでの2週間、一時的に入れておくだけのものと言われていました。

先日セカンドオピニオンを頂く為に他の先生に診て頂いたら、このクラウンについて、いろいろな問題点を指摘されました。
マージンフィット、カントゥアー、噛み合わせ、色など)

今日このクラウンをつくっていただいた先生が長い旅行から帰って来られたので、問い合わせたところ、マージンフィットで違和感があれば、つくり直していただけるとのことでしたが、カントゥアーと噛み合わせは問題ないと言われました。 

色は、私がサンプルから選んだのでしょうと言われてしまいました。

先生によって考え方や許容範囲が違うのだと思いますが、セカンドオピニオンを頂いた先生の方で新たにつくり直していただこうと思います。


こちらでは仮歯は歯科医師がその場でつくってすぐに入れていただくのですが、日本では中山先生が言われている様に仮歯で調整もする場合は歯科技工士がつくるものなのですか?
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2008-10-02 09:30:44
つい先日、プロセラによる酸化アルミナコーピングのオールセラミッククラウンを除去しましたが、アルミナにしても、ジルコニアにしてもダイヤモンドポイントで削るのがもっとも楽に除去できると思います。

しょせん1ミリ程度しかありませんから、ダイヤモンドバーで削れば余裕です。



さて本題に戻りますが

>色は、私がサンプルから選んだのでしょうと言われてしまいました。

こういう態度は許せないなぁ。
こちら(患者)は素人なわけです。
プロフェッショナルとしては素人の責任として押し付ける態度が許せないです。

転院しましょう。


仮歯歯科医師が調整する場合もありますし、院内に技工士が常駐している医院の場合には技工士が調整することもあります。

いずれにしても顕微鏡やルーペで拡大してマージンを慎重に調整する必要があります。

私は歯科医師が調整することを推奨しています。
やはり歯肉の状態を直に診ていますので、カントゥアーの形状設定が的確に行われます。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2008-10-02 11:57:36
>こちらでは仮歯歯科医師がその場でつくってすぐに入れていただくのですが、日本では中山先生が言われている様に仮歯で調整もする場合は歯科技工士がつくるものなのですか?


私の場合は、必ず自分で作ります。(趣味なんです!?)

仮歯が最終補綴物に影響を与えるため直接調整します。
マージンやカントゥアー、形態など患者さんに合わせて作ります。

そして、しばらく使ってもらい問題点を洗い出していきます。
納得されたところで仮歯ごと型を取り、参考模型にします。


>こういう態度は許せないなぁ。
>こちら(患者)は素人なわけです 
>プロフェッショナルとしては素人の責任として押し付ける態度が許せないです。
>転院しましょう。

タカタ先生がズバッと言っています!
同感です。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2008-10-02 16:16:41
candy様

仮歯に関しましては、技工士の特性にもよりますね。
仮歯から、積極的に絡んでいかないと、最終補綴がうまくできない人。

ドクターの作ったものを、そのままトランスファーできる人。

後者の人は、どうも少ないような気がします。
微妙なカントゥアとか、模型じゃあ伝えきれない部分も多いからです。



そうそう。
>タカタ先生へ

プロセラのアルミナは、結構破折のケースも出始めているようですので、比較的削りやすいですよね、たしかに。

が、接着を十分にされている場合は、それ自体が削れる削れないよりも、外しようがなくて、全部削り落とさざるを得ない場合もあると思います。

僕は、メタルでもそういうケースに稀に遭遇することがあります。
そうなった場合は、ジルコニアだと思うと・・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Candyさん
返信日時:2008-10-04 08:04:25
高田先生、桜田先生、中山先生、お返事ありがとうございます。


クラウンの色合わせの難しさを実感しました。
出来上がったクラウンとサンプルの色が少し違うように思えました。

上4番のの色合わせをする時、私の場合、隣の犬歯だけが他の歯にくらべて少し色が濃いのですが、どの歯を基準として色を選んだらよいのでしょうか? 

今回私が選んだ時は、上1番の歯を見てサンプルから選びました
(色選びで先生とお話する機会がなく、歯科助手の方がサンプルを見せてくれました。)

実際出来上がったクラウンは、1番の歯よりも少し白くなってしまったのですけど。。
天然歯の透明感のようなものを出すのも難しいのでしょうね。 

次回つくり直す時の色選びで、注意点があれば教えてください。



タイトル [写真あり] ジルコニアクラウンの調整と、機械があたり出血している (アメリカ)
質問者 Candyさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)のトラブル
その他(写真あり)
アメリカ(米国)
ジルコニアクラウン
クラウンの変色・着色・色の問題
仮歯に関する質問・トラブル
クラウン(被せ物)の隙間・適合
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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