5年前に顎関節を骨折、顎関節突起の手術は可能ですか
相談者:
のりおさん (32歳:男性)
投稿日時:2008-09-27 21:25:47
5年程前に、事故により下顎正中骨と左顎関節を骨折しました。
正中はプレート固定、顎関節は顎間固定で手術はせず。
術後、機能・審美ともに回復しました。
1つ疑問なのですが、骨折した左顎関節突起は落ち込んでいて放置されたままなのですが、消えてなくなっていくのでしょうか?
今、私の顎関節はリハビリにより折れた箇所が関節となっています。
又、症状としては次のようなものがあります。
・咬合不全およびそれによる不定愁訴
・開閉時に両顎に多少の負荷がかかっている
上記症状の緩和の為、顎関節突起を整復させるような手術は選択肢に挙げられるのでしょうか?
ただ上記症状も比較的軽いもので、異常といえるほどではないと思います。
仮に上述の手術が技術的に可能であれば、将来お金と時間の余裕がある時に手術をしたいと思うかもしれない為、ご相談させて頂きました。
宜しくお願い致します。
正中はプレート固定、顎関節は顎間固定で手術はせず。
術後、機能・審美ともに回復しました。
1つ疑問なのですが、骨折した左顎関節突起は落ち込んでいて放置されたままなのですが、消えてなくなっていくのでしょうか?
今、私の顎関節はリハビリにより折れた箇所が関節となっています。
又、症状としては次のようなものがあります。
・咬合不全およびそれによる不定愁訴
・開閉時に両顎に多少の負荷がかかっている
上記症状の緩和の為、顎関節突起を整復させるような手術は選択肢に挙げられるのでしょうか?
ただ上記症状も比較的軽いもので、異常といえるほどではないと思います。
仮に上述の手術が技術的に可能であれば、将来お金と時間の余裕がある時に手術をしたいと思うかもしれない為、ご相談させて頂きました。
宜しくお願い致します。
回答1
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-09-29 02:43:57
のりおさん、こんにちは。
顎関節の状態で色々とお考えのことと思います。
関節突起骨折の手術に関しては、口腔外科医の中でも色々な意見のあるところです。
のりおさんのように、手術をせずに、顎間固定とその後の顎機能訓練を行うことも多いです。
また、手術も通常、外傷後約2週間以内にする必要があります。少なくとも、外傷後5年を経過した段階で行える術式は、私は存じません。
したがって、
>上記症状の緩和の為、顎関節突起を整復させるような手術は選択肢に挙げられるのでしょうか?
とのことに関しては、(5年前の関節突起骨折に関する)手術という選択肢は存在しないと思います。
ご参考になれば幸いです。
お大事にどうぞ。
顎関節の状態で色々とお考えのことと思います。
関節突起骨折の手術に関しては、口腔外科医の中でも色々な意見のあるところです。
のりおさんのように、手術をせずに、顎間固定とその後の顎機能訓練を行うことも多いです。
また、手術も通常、外傷後約2週間以内にする必要があります。少なくとも、外傷後5年を経過した段階で行える術式は、私は存じません。
したがって、
>上記症状の緩和の為、顎関節突起を整復させるような手術は選択肢に挙げられるのでしょうか?
とのことに関しては、(5年前の関節突起骨折に関する)手術という選択肢は存在しないと思います。
ご参考になれば幸いです。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
のりおさん
返信日時:2008-09-29 22:51:24
中本先生
ご回答ありがとうございます!
手術は2週間以内でしたか。。。
実は、事故当時に手術もできると言われたのですが、それよりも歯やら顎やらの損傷が酷く、その上耳からメスを入れて顎関節を整復するなど、ちょっとどころじゃなく抵抗があったので拒否した経緯があります。
今になって、見た目も普通の人が見て分からない位に回復してみてやっと、本件が気になりだしました。
(逆に言うと他の箇所が見違えるように回復しありがたいです(笑))
不可能という事が判り、大変参考になりました。
本件の様なテキストは、私の検索能力ではインターネット上をいくら探しても見つけられませんでした。
急を要するわけではありませんが、私は顎と末永くお付き合いしていかなければならない為、(半ば趣味のようにして)顎関節に関してアンテナを張り巡らし、医学の進歩や世界の症例などに目を配るようにしていきたいと思います。
最後に申し訳ないのですが、もう1点質問させて頂きたいのですが、世界で顎関節や口腔外科領域全般で進んでいる特定の国や地域などはあるのでしょうか?
日本は細かい技術に優れているイメージがあるのですが、後はアメリカなどでしょうか。
抽象的かつ答えにくいと思われます質問で大変恐縮ですが、直接的な回答だけでなく参考書籍・URLなどございましたらご教授頂けるとありがたいです。
宜しくお願い致します。
ご回答ありがとうございます!
手術は2週間以内でしたか。。。
実は、事故当時に手術もできると言われたのですが、それよりも歯やら顎やらの損傷が酷く、その上耳からメスを入れて顎関節を整復するなど、ちょっとどころじゃなく抵抗があったので拒否した経緯があります。
今になって、見た目も普通の人が見て分からない位に回復してみてやっと、本件が気になりだしました。
(逆に言うと他の箇所が見違えるように回復しありがたいです(笑))
不可能という事が判り、大変参考になりました。
本件の様なテキストは、私の検索能力ではインターネット上をいくら探しても見つけられませんでした。
急を要するわけではありませんが、私は顎と末永くお付き合いしていかなければならない為、(半ば趣味のようにして)顎関節に関してアンテナを張り巡らし、医学の進歩や世界の症例などに目を配るようにしていきたいと思います。
最後に申し訳ないのですが、もう1点質問させて頂きたいのですが、世界で顎関節や口腔外科領域全般で進んでいる特定の国や地域などはあるのでしょうか?
日本は細かい技術に優れているイメージがあるのですが、後はアメリカなどでしょうか。
抽象的かつ答えにくいと思われます質問で大変恐縮ですが、直接的な回答だけでなく参考書籍・URLなどございましたらご教授頂けるとありがたいです。
宜しくお願い致します。
タイトル | 5年前に顎関節を骨折、顎関節突起の手術は可能ですか |
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質問者 | のりおさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 口腔外科関連 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。