虫歯はないが、歯茎が急に激痛を起こし腫れている (ドイツ)
相談者:
RKさん (40歳:男性)
投稿日時:2008-10-11 01:50:24
初めて投稿させていただきます。
現在ドイツ在住です。
本年3月虫歯の治療(左上7番・右上8番)をしました。
虫歯治療完了後、左右上7・8番あたりに痛みがあり、継続的に2・3週間同歯科に通院。
歯の隙間に食べ物のかすが残った為の炎症と考えられるとのことで、都度歯間ブラシ、器具を使ってのクリーニングを行う。
その後も不定期(2−3週間に1度程度)に同様の痛みがあったが、毎回同じ理由・同じ治療である事、痛みがそれほどひどくない事、毎回の治療で出血が激しくかえって歯茎を傷めているのではないかと不安になった事、により通院を止める。
その後も同様に不定期の痛みがありましたが、1週間ほど前、右上8番に激痛があり、食事・睡眠も取れなくなったので緊急病院(日曜であったため。上記治療歯科とは別)へ行きました。
レントゲンを取ったところ特に虫歯はなく、またレントゲン上は炎症も見当たらないとのことで、クリーニングで様子を見ることにしました。
当日は抗生物質の薬と痛み止め(Ibu400)を処方されました。
ところが、痛んでいる所を触った為か、痛み止めを大量に飲んだにも関わらず前日以上の激痛で食事も眠ることも出来ず、翌日再度同病院へ行きました。
左で物を食べても、話していても右上8番に下の歯があたり、その度に激痛が走ることを伝えたところ、
「前回3月の治療で詰めた詰め物の高さが高すぎ、常に歯茎を刺激している状態であったのが爆発したのかも」
とのことで、右上8番を削りました。
振動を与えたためかその夜も眠れないほどの激痛でしたが、翌日より少しずつ痛みがやわらぎ、本日(3日目)は痛み止めなしでも我慢できる状態になっています。
但し、歯茎の腫れは続いています。
2度目の通院の際、同歯科医院よりは
「骨がかなり減少しており、歯と歯茎の間の隙間もかなりあるので、そこに埋め込む球状のもの(溶けて隙間を埋めると聞きました)を入れる必要があるかもしれない」
との話がありました。
同歯科でのクリーニング時は特に出血もなく、引き続きクリーニング等を続けて行く事になっています。
今回、
?上記の様な場合、どの様な原因・病気が考えられるのか
?本日、右の鼻より鼻水のようなものが出、ティッシュで拭いたところ黄色い色がついていました。
この状態は約1時間ほど続きました。今までこの様な事はなく、色的にも膿ではないかと思ったのですが、これは直接関係ない、もしくは放っておいて良いものか
についてご意見を頂ければと投稿させて頂きました。
よろしくお願い致します。
現在ドイツ在住です。
本年3月虫歯の治療(左上7番・右上8番)をしました。
虫歯治療完了後、左右上7・8番あたりに痛みがあり、継続的に2・3週間同歯科に通院。
歯の隙間に食べ物のかすが残った為の炎症と考えられるとのことで、都度歯間ブラシ、器具を使ってのクリーニングを行う。
その後も不定期(2−3週間に1度程度)に同様の痛みがあったが、毎回同じ理由・同じ治療である事、痛みがそれほどひどくない事、毎回の治療で出血が激しくかえって歯茎を傷めているのではないかと不安になった事、により通院を止める。
その後も同様に不定期の痛みがありましたが、1週間ほど前、右上8番に激痛があり、食事・睡眠も取れなくなったので緊急病院(日曜であったため。上記治療歯科とは別)へ行きました。
レントゲンを取ったところ特に虫歯はなく、またレントゲン上は炎症も見当たらないとのことで、クリーニングで様子を見ることにしました。
当日は抗生物質の薬と痛み止め(Ibu400)を処方されました。
ところが、痛んでいる所を触った為か、痛み止めを大量に飲んだにも関わらず前日以上の激痛で食事も眠ることも出来ず、翌日再度同病院へ行きました。
左で物を食べても、話していても右上8番に下の歯があたり、その度に激痛が走ることを伝えたところ、
「前回3月の治療で詰めた詰め物の高さが高すぎ、常に歯茎を刺激している状態であったのが爆発したのかも」
とのことで、右上8番を削りました。
振動を与えたためかその夜も眠れないほどの激痛でしたが、翌日より少しずつ痛みがやわらぎ、本日(3日目)は痛み止めなしでも我慢できる状態になっています。
但し、歯茎の腫れは続いています。
2度目の通院の際、同歯科医院よりは
「骨がかなり減少しており、歯と歯茎の間の隙間もかなりあるので、そこに埋め込む球状のもの(溶けて隙間を埋めると聞きました)を入れる必要があるかもしれない」
との話がありました。
同歯科でのクリーニング時は特に出血もなく、引き続きクリーニング等を続けて行く事になっています。
今回、
?上記の様な場合、どの様な原因・病気が考えられるのか
?本日、右の鼻より鼻水のようなものが出、ティッシュで拭いたところ黄色い色がついていました。
この状態は約1時間ほど続きました。今までこの様な事はなく、色的にも膿ではないかと思ったのですが、これは直接関係ない、もしくは放っておいて良いものか
についてご意見を頂ければと投稿させて頂きました。
よろしくお願い致します。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-10-11 09:00:44
RK さまおはようございます。
文面からだけでは良く判らないのですが、わかる範囲で推測でお答えします、参考になさってください。
>歯の隙間に食べ物のかすが残った為の炎症と考えられるとのことで、都度歯間ブラシ、器具を使ってのクリーニングを行う。
この処置でよくならなかったわけですから、これが原因の可能性は低いように思います。
>毎回の治療で出血が激しくかえって歯茎を傷めているのではないかと不安になった事、により通院を止める。
この出血は歯周病あるいは歯肉炎が考えられます、そうであるなら毎日歯間ブラシを続ければ出血は止まるでしょう。
>1週間ほど前、右上8番に激痛があり、食事・睡眠も取れなくなったので緊急病院(日曜であったため。上記治療歯科とは別)へ行きました。
可能性としては急性歯髄炎が考えられます。
そうなら日本では抜歯を考えると思います。
>またレントゲン上は炎症も見当たらないとのことで
この段階ではレントゲンで炎症の有無について診断を確定するのは難しいようにも思います。
また強い痛みがあったので、何らかの炎症があったと考えるのが妥当のように思います。
>翌日より少しずつ痛みがやわらぎ、本日(3日目)は痛み止めなしでも我慢できる状態になっています。
抗生剤が奏功して急性炎症が消退して慢性炎症に移行したのかもしれません。
あるいは歯髄壊死をきたしていて、歯髄そのものの痛みはなくなったのかもしれません。
>2度目の通院の際、同歯科医院よりは
>「骨がかなり減少しており、歯と歯茎の間の隙間もかなりあるので、そこに埋め込む球状のもの(溶けて隙間を埋めると聞きました)を入れる必要があるかもしれない」
>との話がありました。
これについては判りかねます。
>本日、右の鼻より鼻水のようなものが出、ティッシュで拭いたところ黄色い色がついていました。
鼻腔の炎症が考えられます、副鼻腔炎かもしれません。
この場合歯性の副鼻腔炎かどうかの鑑別診断が必要だと思います。
直接拝見していないし、レントゲンなどの資料もないので推測の域は出ませんが参考になさって、もう一度詳しく診察を受けられたほうがいいように思います。
お大事になさいませ。
文面からだけでは良く判らないのですが、わかる範囲で推測でお答えします、参考になさってください。
>歯の隙間に食べ物のかすが残った為の炎症と考えられるとのことで、都度歯間ブラシ、器具を使ってのクリーニングを行う。
この処置でよくならなかったわけですから、これが原因の可能性は低いように思います。
>毎回の治療で出血が激しくかえって歯茎を傷めているのではないかと不安になった事、により通院を止める。
この出血は歯周病あるいは歯肉炎が考えられます、そうであるなら毎日歯間ブラシを続ければ出血は止まるでしょう。
>1週間ほど前、右上8番に激痛があり、食事・睡眠も取れなくなったので緊急病院(日曜であったため。上記治療歯科とは別)へ行きました。
可能性としては急性歯髄炎が考えられます。
そうなら日本では抜歯を考えると思います。
>またレントゲン上は炎症も見当たらないとのことで
この段階ではレントゲンで炎症の有無について診断を確定するのは難しいようにも思います。
また強い痛みがあったので、何らかの炎症があったと考えるのが妥当のように思います。
>翌日より少しずつ痛みがやわらぎ、本日(3日目)は痛み止めなしでも我慢できる状態になっています。
抗生剤が奏功して急性炎症が消退して慢性炎症に移行したのかもしれません。
あるいは歯髄壊死をきたしていて、歯髄そのものの痛みはなくなったのかもしれません。
>2度目の通院の際、同歯科医院よりは
>「骨がかなり減少しており、歯と歯茎の間の隙間もかなりあるので、そこに埋め込む球状のもの(溶けて隙間を埋めると聞きました)を入れる必要があるかもしれない」
>との話がありました。
これについては判りかねます。
>本日、右の鼻より鼻水のようなものが出、ティッシュで拭いたところ黄色い色がついていました。
鼻腔の炎症が考えられます、副鼻腔炎かもしれません。
この場合歯性の副鼻腔炎かどうかの鑑別診断が必要だと思います。
直接拝見していないし、レントゲンなどの資料もないので推測の域は出ませんが参考になさって、もう一度詳しく診察を受けられたほうがいいように思います。
お大事になさいませ。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2008-10-11 09:02:35
海外での歯科治療はなにかと大変だと思います。
>?上記の様な場合、どの様な原因・病気が考えられるのか
救急病院の先生のおっしゃられているように、咬み合わせの高さの不良によっておこっている可能性もありますし、そうでないかもしれません。
やはりレントゲンやCTなどを撮ってしっかり調べられてはいかがでしょうか?
仮に8番(親知らず)だとしたらケースによっては「抜歯」も視野に入れて治療計画を立てられてはいかがでしょうか?
>?本日、右の鼻より鼻水のようなものが出、ティッシュで拭いたところ黄色い色がついていました。
上顎洞炎の可能性もあります。
上述のようにしっかり調べる必要はあると思います。
お大事にしてください。
あ、山田先生とかぶってしまった‥。
>?上記の様な場合、どの様な原因・病気が考えられるのか
救急病院の先生のおっしゃられているように、咬み合わせの高さの不良によっておこっている可能性もありますし、そうでないかもしれません。
やはりレントゲンやCTなどを撮ってしっかり調べられてはいかがでしょうか?
仮に8番(親知らず)だとしたらケースによっては「抜歯」も視野に入れて治療計画を立てられてはいかがでしょうか?
>?本日、右の鼻より鼻水のようなものが出、ティッシュで拭いたところ黄色い色がついていました。
上顎洞炎の可能性もあります。
上述のようにしっかり調べる必要はあると思います。
お大事にしてください。
あ、山田先生とかぶってしまった‥。
相談者からの返信
相談者:
RKさん
返信日時:2008-10-12 19:31:18
山田先生、タイヨウ先生、お忙しい中早速ご意見頂き有難うございます。
まず始めに1点訂正があります。
右上8番と記載しましたが、親知らずではないので右上7番です。
にわか勉強の為申し訳ございません。
また、追記として右上7番の神経は数年前日本にいるときに既に
抜いています。
>可能性としては急性歯髄炎が考えられます。そうなら日本では抜歯を考えると思います。
?これはやはり右上7番でも日本であれば同様なのでしょうか?
>抗生剤が奏功して急性炎症が消退して慢性炎症に移行したのかも
?慢性炎症であった場合、どのような治療法が考えられるのでしょうか?
また痛みがない場合放っておいてよいものでしょうか?
>あるいは歯髄壊死をきたしていて、歯髄そのものの痛みはなくなったのかもしれません。
?この場合も痛みがないのであれば、放っておいてよいものなのでしょうか?
>この場合歯性の副鼻腔炎かどうかの鑑別診断が必要だと思います。
>上顎洞炎の可能性もあります。
?どのような診断が必要でしょうか?
?ちなみに鼻からの膿(?)はメールを送付した日、金曜日のみでその後はありませんが、やはり鑑別診断をしておくべきでしょうか?
現在、右上7番歯茎には継続的な痛みがあります。
ただ、その痛みが以前ほど激しいものではなく、昨日は発症後初めて1日痛み止めなしで過ごせたというような状況です。
タイヨウ先生
東京には年に数度一時帰国することがありますが、その際CT等の検査だけでもお願いすることは可能なのでしょうか?
現在通っている歯科医院にはCTは見受けられません。
また、CTのある大病院となりますと、ドイツ語が分からない為、言葉の問題があります。
(現在通っている病院には日本人の方がいらっしゃいます)
よろしくお願いいたします。
まず始めに1点訂正があります。
右上8番と記載しましたが、親知らずではないので右上7番です。
にわか勉強の為申し訳ございません。
また、追記として右上7番の神経は数年前日本にいるときに既に
抜いています。
>可能性としては急性歯髄炎が考えられます。そうなら日本では抜歯を考えると思います。
?これはやはり右上7番でも日本であれば同様なのでしょうか?
>抗生剤が奏功して急性炎症が消退して慢性炎症に移行したのかも
?慢性炎症であった場合、どのような治療法が考えられるのでしょうか?
また痛みがない場合放っておいてよいものでしょうか?
>あるいは歯髄壊死をきたしていて、歯髄そのものの痛みはなくなったのかもしれません。
?この場合も痛みがないのであれば、放っておいてよいものなのでしょうか?
>この場合歯性の副鼻腔炎かどうかの鑑別診断が必要だと思います。
>上顎洞炎の可能性もあります。
?どのような診断が必要でしょうか?
?ちなみに鼻からの膿(?)はメールを送付した日、金曜日のみでその後はありませんが、やはり鑑別診断をしておくべきでしょうか?
現在、右上7番歯茎には継続的な痛みがあります。
ただ、その痛みが以前ほど激しいものではなく、昨日は発症後初めて1日痛み止めなしで過ごせたというような状況です。
タイヨウ先生
東京には年に数度一時帰国することがありますが、その際CT等の検査だけでもお願いすることは可能なのでしょうか?
現在通っている歯科医院にはCTは見受けられません。
また、CTのある大病院となりますと、ドイツ語が分からない為、言葉の問題があります。
(現在通っている病院には日本人の方がいらっしゃいます)
よろしくお願いいたします。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2008-10-14 11:58:58
そうですか、さすがに8番と7番では治療の方向性が違ってきますから、今までの回答は無かった事にしてください。
>?これはやはり右上7番でも日本であれば同様なのでしょうか?
いや。7番であればできるだけ残す方向で考えるでしょう。
むしろ、健康保険制度の無い欧米の方が「抜歯→インプラント」と言う治療計画を立てる傾向が強いようです。
これは保険会社が1本の歯に2回も3回も保険を使うのを良しとしない事に起因しているようです。
>?慢性炎症であった場合、どのような治療法が考えられるのでしょうか?
>また痛みがない場合放っておいてよいものでしょうか?
基本的には慢性であっても急性であっても炎症が無くなるまで治療はすべきだとは思います。
>?この場合も痛みがないのであれば放っておいてよいものなのでしょうか?
いいえ。
この質問は「追記として右上7番の神経は数年前日本にいるときに既に抜いています。」の以前に書かれたものですから、忘れてください。
抜髄済みの歯において歯髄壊死そのものが起こりえない話ですから。
>?どのような診断が必要でしょうか?
>?ちなみに鼻からの膿(?)はメールを送付した日、金曜日のみでその後はありませんが、やはり鑑別診断をしておくべきでしょうか?
必要とあれば耳鼻咽喉科を受診される事をお勧めします。
確かに海外だと難しいのかも知れませんが、できるだけ、急性炎症(痛い、腫れていると言う状態)が治まったら、早めに対処された方が良いと思います。
お大事にしてください。
>?これはやはり右上7番でも日本であれば同様なのでしょうか?
いや。7番であればできるだけ残す方向で考えるでしょう。
むしろ、健康保険制度の無い欧米の方が「抜歯→インプラント」と言う治療計画を立てる傾向が強いようです。
これは保険会社が1本の歯に2回も3回も保険を使うのを良しとしない事に起因しているようです。
>?慢性炎症であった場合、どのような治療法が考えられるのでしょうか?
>また痛みがない場合放っておいてよいものでしょうか?
基本的には慢性であっても急性であっても炎症が無くなるまで治療はすべきだとは思います。
>?この場合も痛みがないのであれば放っておいてよいものなのでしょうか?
いいえ。
この質問は「追記として右上7番の神経は数年前日本にいるときに既に抜いています。」の以前に書かれたものですから、忘れてください。
抜髄済みの歯において歯髄壊死そのものが起こりえない話ですから。
>?どのような診断が必要でしょうか?
>?ちなみに鼻からの膿(?)はメールを送付した日、金曜日のみでその後はありませんが、やはり鑑別診断をしておくべきでしょうか?
必要とあれば耳鼻咽喉科を受診される事をお勧めします。
確かに海外だと難しいのかも知れませんが、できるだけ、急性炎症(痛い、腫れていると言う状態)が治まったら、早めに対処された方が良いと思います。
お大事にしてください。
タイトル | 虫歯はないが、歯茎が急に激痛を起こし腫れている (ドイツ) |
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質問者 | RKさん |
地域 | 海外 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(管理職) |
カテゴリ |
歯茎(歯ぐき)の腫れと痛み 原因不明の歯茎の痛み 歯茎(歯ぐき)の痛み 歯茎(歯ぐき)の腫れ ドイツ |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。