下顎両側の骨突起除去手術時の処置が悪く、術後の炎症が酷い
相談者:
yadokariさん (37歳:男性)
投稿日時:2008-10-15 00:00:50
手術後の状態が非常に悪く、病院の処置ミスになるのではないかと思い、また今後の治癒が順調にいくのかどうか、治るのか非常に心配しているところです。
忙しいと思われますが、アドバイス頂けたら幸いです。
数年前に下顎の両側の骨隆起が気になり始め、ここ1年位は会話をする際に舌足らずな喋り方になったり、舌をよく噛んでは傷つき口内炎に進行する等、舌が収まるべき所に収まっていないといった支障が出てきました。
それで、今年に入って口腔外科のある歯科医を訪ねて見てもらうと
「大学病院を紹介するので、そこで今後の処置を相談して下さい」
ということで、紹介状を持って大学病院の歯科口腔外科を受診することになりました。
大学病院で、医師に「どうしたらいいですか?」と問い掛けると
「大きいねえ、現時点で障害にもなっているようだから、除去した方がいい」
とのことであり、私もその手術をすることを決意し、片側ずつ除去していくということになりました。
●1回目の手術
今年7月末に右側の下顎隆起の除去をしました。
ドリルで削り取るという方法で無事手術は終わり、凸凹していた右下顎もなだらかな形状となり、一週間後に抜糸の運びとなりました。
赤みの腫れは、やや残ったものの抜糸も済むと、それからは時間経過と共に腫れも落ち着き、1ヶ月も経てばすっかり色調も落ち着いて快適になりました。
●2回目の手術
予定していた日よりも遅れ、10月初めに左側の下顎の隆起を取ることになり、術式は同じで麻酔をかけ歯茎をめくって、削り、縫い合わせるというものでした。
今回、縫い合わせる前に、「確認して下さい」と手鏡を渡され、皮膚をかぶせた状態ではありますが、削った状況を鏡で確認しました。
その際、「どうですか」と言われ、また皮膚が弛んでいる状態で見辛いという説明もあり「2,3箇所縫ってみるから」と言われましたので、私とすれは、仮縫いにした状態で、再度鏡で見せて貰えるとばかり思っていましたが、鏡で見せて貰うことなく、そのまま助手の医師(主治医)に縫合を交代し、全て縫ってしまいました。
1回目の手術が順調でしたので、この時医師も見て問題ないのだから、今回も順調だろうと思っていた矢先、術後2日後位から縫合部分に膿のようなものが広がり始め、そこが陥没しているように見え、また骨を削った部位は逆に盛り上がりという酷い状態になりました。
私は、「バイ菌が入って感染症か何か炎症を起こし、膿が出ているんじゃないか」と思い、手術5日後に不安になって主治医に連絡をしたところ、一度来院するように言われました。
別の医師が診察したところ、結論は
「骨隆起を削ったことによって余った歯茎の、弛んだ皮を切らないまま縫合をしている。
膿では無く、これは弛んだ皮が腐っているもの。」
ということであり、その場で即、消毒をして除去洗浄処置をしました。
その医師曰く、「時間は掛かるが、問題はない」ということでしたが、取り除いた現状でも見るからに状態が悪く、歯茎の一部が腐ったような色になっており、またその付近の舌には小さな粒粒上の口内炎のような出来物もできています。
まだ、抜糸にも至っていません。
私の心配事は、
○通常、余った皮は切り取り除去して縫合するものなのか。
縫合の際、気が付かなかったのか。
1回目の時は何ら問題なく順調であり、2回目の処置自体、腐敗を招いている結果からも、処置が誤りであったのではないか。
その点、指摘できるのか。
(消毒洗浄等処置に伴う治療費の支払もしている)
○数日間、腐った皮膚を残していた影響で、健康な歯茎まで腐り始めていた状態なのでしょうか。
放置していたらどうなっていたのでしょうか。
○今後、無事完治するのか、すれば概ねの期間。
黒ずみは無くなり色調は戻るのか、凸凹状態のままになるのではないか、また違う感染症等の病気になるのではないかという不安
です。
長々となりましたが、痛い思いをして受けた手術が、このような結果になってしまい、非常に残念です。
お忙しいところ、申し訳ありません。
何か、アドバイス頂ければ幸いです。
忙しいと思われますが、アドバイス頂けたら幸いです。
数年前に下顎の両側の骨隆起が気になり始め、ここ1年位は会話をする際に舌足らずな喋り方になったり、舌をよく噛んでは傷つき口内炎に進行する等、舌が収まるべき所に収まっていないといった支障が出てきました。
それで、今年に入って口腔外科のある歯科医を訪ねて見てもらうと
「大学病院を紹介するので、そこで今後の処置を相談して下さい」
ということで、紹介状を持って大学病院の歯科口腔外科を受診することになりました。
大学病院で、医師に「どうしたらいいですか?」と問い掛けると
「大きいねえ、現時点で障害にもなっているようだから、除去した方がいい」
とのことであり、私もその手術をすることを決意し、片側ずつ除去していくということになりました。
●1回目の手術
今年7月末に右側の下顎隆起の除去をしました。
ドリルで削り取るという方法で無事手術は終わり、凸凹していた右下顎もなだらかな形状となり、一週間後に抜糸の運びとなりました。
赤みの腫れは、やや残ったものの抜糸も済むと、それからは時間経過と共に腫れも落ち着き、1ヶ月も経てばすっかり色調も落ち着いて快適になりました。
●2回目の手術
予定していた日よりも遅れ、10月初めに左側の下顎の隆起を取ることになり、術式は同じで麻酔をかけ歯茎をめくって、削り、縫い合わせるというものでした。
今回、縫い合わせる前に、「確認して下さい」と手鏡を渡され、皮膚をかぶせた状態ではありますが、削った状況を鏡で確認しました。
その際、「どうですか」と言われ、また皮膚が弛んでいる状態で見辛いという説明もあり「2,3箇所縫ってみるから」と言われましたので、私とすれは、仮縫いにした状態で、再度鏡で見せて貰えるとばかり思っていましたが、鏡で見せて貰うことなく、そのまま助手の医師(主治医)に縫合を交代し、全て縫ってしまいました。
1回目の手術が順調でしたので、この時医師も見て問題ないのだから、今回も順調だろうと思っていた矢先、術後2日後位から縫合部分に膿のようなものが広がり始め、そこが陥没しているように見え、また骨を削った部位は逆に盛り上がりという酷い状態になりました。
私は、「バイ菌が入って感染症か何か炎症を起こし、膿が出ているんじゃないか」と思い、手術5日後に不安になって主治医に連絡をしたところ、一度来院するように言われました。
別の医師が診察したところ、結論は
「骨隆起を削ったことによって余った歯茎の、弛んだ皮を切らないまま縫合をしている。
膿では無く、これは弛んだ皮が腐っているもの。」
ということであり、その場で即、消毒をして除去洗浄処置をしました。
その医師曰く、「時間は掛かるが、問題はない」ということでしたが、取り除いた現状でも見るからに状態が悪く、歯茎の一部が腐ったような色になっており、またその付近の舌には小さな粒粒上の口内炎のような出来物もできています。
まだ、抜糸にも至っていません。
私の心配事は、
○通常、余った皮は切り取り除去して縫合するものなのか。
縫合の際、気が付かなかったのか。
1回目の時は何ら問題なく順調であり、2回目の処置自体、腐敗を招いている結果からも、処置が誤りであったのではないか。
その点、指摘できるのか。
(消毒洗浄等処置に伴う治療費の支払もしている)
○数日間、腐った皮膚を残していた影響で、健康な歯茎まで腐り始めていた状態なのでしょうか。
放置していたらどうなっていたのでしょうか。
○今後、無事完治するのか、すれば概ねの期間。
黒ずみは無くなり色調は戻るのか、凸凹状態のままになるのではないか、また違う感染症等の病気になるのではないかという不安
です。
長々となりましたが、痛い思いをして受けた手術が、このような結果になってしまい、非常に残念です。
お忙しいところ、申し訳ありません。
何か、アドバイス頂ければ幸いです。
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2008-10-15 02:47:40
こんばんわ。
術式の大小にかかわらず術後の不調は気になりますね。
お話だけからの推測になりますが、左右同時期に施術されたからといって同じ経過をたどるというわけではありません。
また術後に傷口が多かれ少なかれ感染してしまうことも実際にあります。
よって今回の施術は必要であると判断されて行われたものであるようですし、この点に関わる消毒・洗浄等の処置は必要なことであり、これに付随する負担金を請求されたことに関しても妥当であるような気がします。
縫合に際して余った粘膜を切り取らなかったとの事ですが、左程大きくなければ残したまま縫合することもあるかも知れません。
ただその余った部分が腐っていると説明を受けたようですが、実際に腐敗しているのか、単に壊死しているのかがここでは判りかねます。
恐らくは縫った部位からはみ出しているところは血行がなくなるため、壊死してそのうちちぎれて取れてしまうのが通常であると思いますので、担当医がひどい感染症等を疑っていないのであれば問題は無いように感じます。
まずは抜糸後の経過までを見て、ずっとおかしな症状が続くようでしたら再度担当医にお話をお聞きになってみてはいかがでしょうか。
術式の大小にかかわらず術後の不調は気になりますね。
お話だけからの推測になりますが、左右同時期に施術されたからといって同じ経過をたどるというわけではありません。
また術後に傷口が多かれ少なかれ感染してしまうことも実際にあります。
よって今回の施術は必要であると判断されて行われたものであるようですし、この点に関わる消毒・洗浄等の処置は必要なことであり、これに付随する負担金を請求されたことに関しても妥当であるような気がします。
縫合に際して余った粘膜を切り取らなかったとの事ですが、左程大きくなければ残したまま縫合することもあるかも知れません。
ただその余った部分が腐っていると説明を受けたようですが、実際に腐敗しているのか、単に壊死しているのかがここでは判りかねます。
恐らくは縫った部位からはみ出しているところは血行がなくなるため、壊死してそのうちちぎれて取れてしまうのが通常であると思いますので、担当医がひどい感染症等を疑っていないのであれば問題は無いように感じます。
まずは抜糸後の経過までを見て、ずっとおかしな症状が続くようでしたら再度担当医にお話をお聞きになってみてはいかがでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
yadokariさん
返信日時:2008-10-15 21:07:43
お返事ありがとうございます。
大変参考になります。
もう起こってしまった事ですので、言われるように今後の経過を見ていくしかないのではと考えています。
○病状について
今回は、健康な歯茎まで影響が及んで凸凹した状態になっていると思われますが、これも「感染症」という類になり、また凸凹の部位付近の舌にできた多数の口内炎も一種の感染症なのでしょうか?
素人考えですが、将来的に、こうした状態の部位は、時間経過と共に皮膚が伸びる形でなだらかな状態に落ち着いていくのでしょうか?
今の状態が良くないので、心配しています。
○処置について
また、1回目の手術は余った皮膚を切っているのに、2回目は切っていないという、私なりに処置に納得できていない点がありますが、その理由等を医師に尋ねてもいいでしょうか?
処置ミスというまでは至らないのでしょうか?
何分、大学病院ということで十分な説明をして貰えるか分かりませんし、何か聞きづらいという思いもあります。
ま
た、抜糸後の経過観察もして貰いたいということは、私から言うべきなのでしょうか?
何分、初めてのことで医師に対する質問がうまく表現できず、要領も得ないところがありますし、また病状について、参考になるアドバイスがあれば教えて頂ければ幸いです。
大変参考になります。
もう起こってしまった事ですので、言われるように今後の経過を見ていくしかないのではと考えています。
○病状について
今回は、健康な歯茎まで影響が及んで凸凹した状態になっていると思われますが、これも「感染症」という類になり、また凸凹の部位付近の舌にできた多数の口内炎も一種の感染症なのでしょうか?
素人考えですが、将来的に、こうした状態の部位は、時間経過と共に皮膚が伸びる形でなだらかな状態に落ち着いていくのでしょうか?
今の状態が良くないので、心配しています。
○処置について
また、1回目の手術は余った皮膚を切っているのに、2回目は切っていないという、私なりに処置に納得できていない点がありますが、その理由等を医師に尋ねてもいいでしょうか?
処置ミスというまでは至らないのでしょうか?
何分、大学病院ということで十分な説明をして貰えるか分かりませんし、何か聞きづらいという思いもあります。
ま
た、抜糸後の経過観察もして貰いたいということは、私から言うべきなのでしょうか?
何分、初めてのことで医師に対する質問がうまく表現できず、要領も得ないところがありますし、また病状について、参考になるアドバイスがあれば教えて頂ければ幸いです。
回答2
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2008-10-15 23:19:58
凸凹した治療後の周囲組織ですが、感染してはいなくても前述したように粘膜が血行障害によって荒れてしまう事は少なくありません。
また麻酔薬に含まれるエピネフリンが麻酔の効きを持続させるために含まれており、この作用によっても粘膜組織が荒れてしまう場合も多い事です。
因って口内炎に見える部分も、もしかするとこの荒れている状態かも知れませんが、この場ではどちらとも判断いたしかねます。
ちなみに創面が荒れている場合や出血した血液で覆われている場合、表面が白っぽい膜で覆われたような状態に見え化膿しているのではと思われる方も多くいらっしゃいますが、感染している場合には痛みを伴うことも多く腐敗臭がしたり等のその他の所見があると思われます。
そういう点を考えて担当の先生は「問題は無い」とおっしゃったのではないでしょうか。
ただしどちらにせよその下の削った骨の部分が凸凹でもしていない限りはいずれ表面はなだらかになってゆくように思います。
しかし個人差はありますが、なだらかに治癒するまでに2〜3週間で解決する場合もあれば数ヶ月を要する時もあります。
(ずっと口内炎のままという意味ではありません。
凸凹に治った表面がなだらかになるという意味です。)
削った骨の部分の大きさも、ご自分では同じくらいの大きさに見えても実際に粘膜を剥離した中までが同じとは限りませんので、余った粘膜を切るか残したままにするかはミスにはならないと思います。
たとえ端を余らせずに切開した面を合わせて縫合し、粘膜がダブついた状態で放置したとしても、いずれは平らに治癒します。
私でも左右あるいは上下で同じような処置をしたのにまったく違った経過を見ることも多いものです。
なので左右で処置が違う事は必然であると思っています。
むしろ左右の細かい違いを見ずに、教科書で読んだ通りに同じ術式で手術される方が恐ろしい気がします。
おかかりになっているのが大学病院の口腔外科であるなら、一般開業医よりはそういった質問などにもよく対応していただけそうな気がします。
私の個人的見解ですが文章の内容のみから察すると、このままおまかせしても問題は少ないように思えます。
また麻酔薬に含まれるエピネフリンが麻酔の効きを持続させるために含まれており、この作用によっても粘膜組織が荒れてしまう場合も多い事です。
因って口内炎に見える部分も、もしかするとこの荒れている状態かも知れませんが、この場ではどちらとも判断いたしかねます。
ちなみに創面が荒れている場合や出血した血液で覆われている場合、表面が白っぽい膜で覆われたような状態に見え化膿しているのではと思われる方も多くいらっしゃいますが、感染している場合には痛みを伴うことも多く腐敗臭がしたり等のその他の所見があると思われます。
そういう点を考えて担当の先生は「問題は無い」とおっしゃったのではないでしょうか。
ただしどちらにせよその下の削った骨の部分が凸凹でもしていない限りはいずれ表面はなだらかになってゆくように思います。
しかし個人差はありますが、なだらかに治癒するまでに2〜3週間で解決する場合もあれば数ヶ月を要する時もあります。
(ずっと口内炎のままという意味ではありません。
凸凹に治った表面がなだらかになるという意味です。)
削った骨の部分の大きさも、ご自分では同じくらいの大きさに見えても実際に粘膜を剥離した中までが同じとは限りませんので、余った粘膜を切るか残したままにするかはミスにはならないと思います。
たとえ端を余らせずに切開した面を合わせて縫合し、粘膜がダブついた状態で放置したとしても、いずれは平らに治癒します。
私でも左右あるいは上下で同じような処置をしたのにまったく違った経過を見ることも多いものです。
なので左右で処置が違う事は必然であると思っています。
むしろ左右の細かい違いを見ずに、教科書で読んだ通りに同じ術式で手術される方が恐ろしい気がします。
おかかりになっているのが大学病院の口腔外科であるなら、一般開業医よりはそういった質問などにもよく対応していただけそうな気がします。
私の個人的見解ですが文章の内容のみから察すると、このままおまかせしても問題は少ないように思えます。
相談者からの返信
相談者:
yadokariさん
返信日時:2008-10-18 19:03:14
丁寧なご説明ありがとうございます。
私の症状に合わせたご説明で、非常に分かりやすく理解ができます。
16日に通院で診察し、抜糸の運びとなりましたが、結果、「歯の付け根部分の骨の一部が露出している」ということでした・・・
その際、主治医に説明を求めました。
主治医では、要領を得ずらいということもありましたが、質問を続けたところ交代し、直接私の手術を行った教授が図解して説明してくれました。
要は、
「骨を削った後、皮膚を引き上げて縫ったが、術後の血流状態が十分でなかったと考えられ、先端となる部分が死んでしまい、通常でも薄い皮膚が無くなり、骨が露出した状態になっている。」
ということでした。
また、
「時間はかかるが、他の皮膚が次第に伸びて薄い部分を補うので特に問題はないだろう」
ということでした。
そこで、ワイヤーを2箇所くらい歯に引っ掛け、名前は分かりませんが、ひどい部分を保護する奥歯から前歯までのプラスチック製のガードを作って装着して様子を見てみるということになり、それをすれば食事の際の食物残渣の引っかかりも軽減され、治りも早いということでした。
そして、その日に型を作り、翌17日には装着し、「アズノールうがい液4%」を併用し、現在ほぼ一日中付けて食事をしている状態です。
こうした症状の現在、一応アルコールは止めているのですが、やはり影響はありますか?
舌にできていたのは、結局口内炎でして、小さな粒が合体し、数箇所大きな穴が開いている状態で、今ひどい痛みで言葉を発するにも、傷部分が歯に当たって涙がホロッと出る状態です。
口内炎はやはり、日薬というか時間経過しか効果のある薬はないのでしょうか?
今、アフタゾロンという軟膏を塗っており、自己流でもビタミンB2等を補充しています。
私の症状に合わせたご説明で、非常に分かりやすく理解ができます。
16日に通院で診察し、抜糸の運びとなりましたが、結果、「歯の付け根部分の骨の一部が露出している」ということでした・・・
その際、主治医に説明を求めました。
主治医では、要領を得ずらいということもありましたが、質問を続けたところ交代し、直接私の手術を行った教授が図解して説明してくれました。
要は、
「骨を削った後、皮膚を引き上げて縫ったが、術後の血流状態が十分でなかったと考えられ、先端となる部分が死んでしまい、通常でも薄い皮膚が無くなり、骨が露出した状態になっている。」
ということでした。
また、
「時間はかかるが、他の皮膚が次第に伸びて薄い部分を補うので特に問題はないだろう」
ということでした。
そこで、ワイヤーを2箇所くらい歯に引っ掛け、名前は分かりませんが、ひどい部分を保護する奥歯から前歯までのプラスチック製のガードを作って装着して様子を見てみるということになり、それをすれば食事の際の食物残渣の引っかかりも軽減され、治りも早いということでした。
そして、その日に型を作り、翌17日には装着し、「アズノールうがい液4%」を併用し、現在ほぼ一日中付けて食事をしている状態です。
こうした症状の現在、一応アルコールは止めているのですが、やはり影響はありますか?
舌にできていたのは、結局口内炎でして、小さな粒が合体し、数箇所大きな穴が開いている状態で、今ひどい痛みで言葉を発するにも、傷部分が歯に当たって涙がホロッと出る状態です。
口内炎はやはり、日薬というか時間経過しか効果のある薬はないのでしょうか?
今、アフタゾロンという軟膏を塗っており、自己流でもビタミンB2等を補充しています。
回答3
湯浅です。
回答日時:2008-10-18 21:47:35
湯浅です。
左右で、治癒が異なり、2回目のが予後が悪いということで、大変だったと思います。
また、教授より、図解して説明があったとのことで、診察していないものが、言うことは、まったくないと思いますが。
僕は、ほとんど、2回目のように、切りません。
切ると、縫えなくなることがあるからです。
と言っても、縫っても、また、1回目のように切って縫っても、この病気の場合、粘膜が薄くなるので、治癒不全になることは、多いです。
とくに、余っているところを切ろうとすると、一番薄い部分になってしまう場合など、切ったらダメです。
1回目で、治癒不全になる可能性もあったということです。
処置ミスということは、まったくないと思います
(切らないとダメということは言えませんし、僕のように、できる限り切らないという先生も多いですから)。
1回目の手術の前の説明がどうだったか知りませんが、僕は、歯肉が壊死して、露出することも多いですと、事前に話します。
また、一般の開業医の先生より、なかなか、歯肉が盛り上がらないとのことで、切って延ばして縫合することもあります。
「皮膚を引き上げて縫ったが、術後の血流状態が十分でなかったと考えられ、」という説明も、yadokariさんの気持ちをくんだ説明だと思います。
実際は、
「骨の盛り上がり方によっては、きわめて薄い歯肉になるので、壊死して、それから、まわりの歯肉が盛り上がって治るのが、この手術後の正常な治癒過程となる方もみえますし、それは、術前には、予測不可能です。yadokariさんの場合は、このタイプでした。」
というのがホントの説明かもしれません
(何度も書きますが、診察していないので、間違っているかもしれません)。
少し、補足をさせていただきました。
左右で、治癒が異なり、2回目のが予後が悪いということで、大変だったと思います。
また、教授より、図解して説明があったとのことで、診察していないものが、言うことは、まったくないと思いますが。
僕は、ほとんど、2回目のように、切りません。
切ると、縫えなくなることがあるからです。
と言っても、縫っても、また、1回目のように切って縫っても、この病気の場合、粘膜が薄くなるので、治癒不全になることは、多いです。
とくに、余っているところを切ろうとすると、一番薄い部分になってしまう場合など、切ったらダメです。
1回目で、治癒不全になる可能性もあったということです。
処置ミスということは、まったくないと思います
(切らないとダメということは言えませんし、僕のように、できる限り切らないという先生も多いですから)。
1回目の手術の前の説明がどうだったか知りませんが、僕は、歯肉が壊死して、露出することも多いですと、事前に話します。
また、一般の開業医の先生より、なかなか、歯肉が盛り上がらないとのことで、切って延ばして縫合することもあります。
「皮膚を引き上げて縫ったが、術後の血流状態が十分でなかったと考えられ、」という説明も、yadokariさんの気持ちをくんだ説明だと思います。
実際は、
「骨の盛り上がり方によっては、きわめて薄い歯肉になるので、壊死して、それから、まわりの歯肉が盛り上がって治るのが、この手術後の正常な治癒過程となる方もみえますし、それは、術前には、予測不可能です。yadokariさんの場合は、このタイプでした。」
というのがホントの説明かもしれません
(何度も書きますが、診察していないので、間違っているかもしれません)。
少し、補足をさせていただきました。
相談者からの返信
相談者:
yadokariさん
返信日時:2008-10-19 21:39:14
お返事ありがとうございます。
大変参考になります。
処置ミスという問題ではないようですね。
今の状態に至った状況が理解できます。
手術に関しては、単に
「ノミで余分な骨を削って取り、縫い合わせます。
よくやる手術です。」
という程度のもので、湯浅先生がおっしゃられるような具体的な事前説明は全くありませんでした。
初診日に「今からやりますか?」と言われまして、心構えというか、術後の状況の説明も無かったものですから、即日手術との決断ができませんでした。
その1週間後に手術に至った訳ですが、1回目は幸いにも治癒も順調にいったのでしたが、2回目の状態が悪く、診察されている時に「あ〜骨が露出してますね」って言われた時には、血の気が引くような感覚で非常に憂鬱になりました・・
ですので、今回ご質問をさせて頂いているように、今後の治癒にも不安を持っているものです。
手術を行う先生方にとっては、日常的な手術かもしれませんが、患者とすれば何度も経験するような手術ではありませんので、予測は不可能でしょうが、可能性等手術前に十分な説明があれば、まだ今回のような結果になっても、まだ心構えもできていたと思います。
やはり、元通りの状態になるには、まだまだ時間がかかりそうですね。
大変参考になります。
処置ミスという問題ではないようですね。
今の状態に至った状況が理解できます。
手術に関しては、単に
「ノミで余分な骨を削って取り、縫い合わせます。
よくやる手術です。」
という程度のもので、湯浅先生がおっしゃられるような具体的な事前説明は全くありませんでした。
初診日に「今からやりますか?」と言われまして、心構えというか、術後の状況の説明も無かったものですから、即日手術との決断ができませんでした。
その1週間後に手術に至った訳ですが、1回目は幸いにも治癒も順調にいったのでしたが、2回目の状態が悪く、診察されている時に「あ〜骨が露出してますね」って言われた時には、血の気が引くような感覚で非常に憂鬱になりました・・
ですので、今回ご質問をさせて頂いているように、今後の治癒にも不安を持っているものです。
手術を行う先生方にとっては、日常的な手術かもしれませんが、患者とすれば何度も経験するような手術ではありませんので、予測は不可能でしょうが、可能性等手術前に十分な説明があれば、まだ今回のような結果になっても、まだ心構えもできていたと思います。
やはり、元通りの状態になるには、まだまだ時間がかかりそうですね。
タイトル | 下顎両側の骨突起除去手術時の処置が悪く、術後の炎症が酷い |
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質問者 | yadokariさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯医者への不信感 歯医者への不満・グチ 口腔外科関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。