左上7番。経過観察と抜歯という日米歯科医の意見の違いに戸惑う (アメリカ)
相談者:
くりりんさん (40歳:女性)
投稿日時:2008-12-09 07:54:48
アメリカ在住です。
左上7番(一番奥)の歯を抜歯すべきかどうか悩んでいます。
3年前に渡米した直後に、問題の歯の被せものが、フロスにひっかかってとれてしまいました。
当時、アメリカ生活に慣れていないこともあり、結局1年経ってから現地の歯科に行き治療を受けました。
その時は、無事治療を終えました。
それから半年して、健診に行くと、左上7番と6番が揺れていると指摘されました。
「6番は歯根治療で治るだろう。
7番は抜歯が必要かもしれない」
と診断され、歯根治療医のところへ行きました。6番は治療し、経過も良好らしいです。
7番は
「治療をしても50%、50%」
と言われましたが、私は抜歯をしたら終わりという思いもあって、歯根治療を選択しました。
その後の健診で、
「やっぱり抜歯が必要。しかも早急に。」
と言われ続けています。
理由は歯を支える骨の部分がレントゲンにはっきりと写っておらず(歯根治療後も再生されない)、感染が進んでいるとのこと。
ある日突然痛くなる可能性もあるし、骨が吸収されるとインプラントもできなくなる、とのことです。
この歯は全く痛みもなく、腫れてもいません。
即、抜歯には抵抗があったので、日本へ一時帰国した時に、今までかかりつけだった歯科医にセカンドオピニオンを求めに行きました。
1年半前と半年前のことです。(2回行ってます)
日本の歯科医がおっしゃるには
「確かに治療しがいのない歯だね。
治療して、良くなることはないよ。
ただ、今は問題がないので、急いで抜く必要はない。
問題が出てからでいいんじゃない?自分の歯なら抜かないねぇ。」
とのこと。
アメリカではどのドクターに伺っても(同じクリニックでも複数のドクターがいるので)、皆一様に「抜歯」を勧めます。
一方、日本のドクター(一人)は、「今でなくても」と先延ばし推奨派。
日米のドクターの意見の食い違いに戸惑っています。
個人的には抜歯したくないのですが、このままにしておくと良くないですか?
他の歯に感染が広がるということはあるんでしょうか?
そもそも骨の吸収とはどういうことなのでしょうか?
最近、少しうずく感じもあるので心配です。
実際に見ていないので、難しいと思いますが、わかる範囲でご助言をお願いいたします。
宜しくお願いいたします。
左上7番(一番奥)の歯を抜歯すべきかどうか悩んでいます。
3年前に渡米した直後に、問題の歯の被せものが、フロスにひっかかってとれてしまいました。
当時、アメリカ生活に慣れていないこともあり、結局1年経ってから現地の歯科に行き治療を受けました。
その時は、無事治療を終えました。
それから半年して、健診に行くと、左上7番と6番が揺れていると指摘されました。
「6番は歯根治療で治るだろう。
7番は抜歯が必要かもしれない」
と診断され、歯根治療医のところへ行きました。6番は治療し、経過も良好らしいです。
7番は
「治療をしても50%、50%」
と言われましたが、私は抜歯をしたら終わりという思いもあって、歯根治療を選択しました。
その後の健診で、
「やっぱり抜歯が必要。しかも早急に。」
と言われ続けています。
理由は歯を支える骨の部分がレントゲンにはっきりと写っておらず(歯根治療後も再生されない)、感染が進んでいるとのこと。
ある日突然痛くなる可能性もあるし、骨が吸収されるとインプラントもできなくなる、とのことです。
この歯は全く痛みもなく、腫れてもいません。
即、抜歯には抵抗があったので、日本へ一時帰国した時に、今までかかりつけだった歯科医にセカンドオピニオンを求めに行きました。
1年半前と半年前のことです。(2回行ってます)
日本の歯科医がおっしゃるには
「確かに治療しがいのない歯だね。
治療して、良くなることはないよ。
ただ、今は問題がないので、急いで抜く必要はない。
問題が出てからでいいんじゃない?自分の歯なら抜かないねぇ。」
とのこと。
アメリカではどのドクターに伺っても(同じクリニックでも複数のドクターがいるので)、皆一様に「抜歯」を勧めます。
一方、日本のドクター(一人)は、「今でなくても」と先延ばし推奨派。
日米のドクターの意見の食い違いに戸惑っています。
個人的には抜歯したくないのですが、このままにしておくと良くないですか?
他の歯に感染が広がるということはあるんでしょうか?
そもそも骨の吸収とはどういうことなのでしょうか?
最近、少しうずく感じもあるので心配です。
実際に見ていないので、難しいと思いますが、わかる範囲でご助言をお願いいたします。
宜しくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-12-09 09:32:01
レントゲン・模型・歯根のながさ・丈夫さ・のデータがないので難しいのですが、”日本の歯科医がおっしゃるには「確かに治療しがいのない歯だね”というところからは、私はインプラント派になります。
インプラントの方が安心出来、前方にある歯も恩恵を受ける事が多いためです。
”健診に行くと、左上7番と6番が揺れていると指摘されました”と言うことですからなをさらです。
インプラントの方が安心出来、前方にある歯も恩恵を受ける事が多いためです。
”健診に行くと、左上7番と6番が揺れていると指摘されました”と言うことですからなをさらです。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2008-12-09 10:58:36
そうですね。
松山先生と同意見です。
日本とアメリカでの意見の違いは「最終的なゴールをどこに見据えるか?」の違いだと思います。
アメリカの場合、インプラント治療を行うことが多いようなので「今後、インプラントを行うのであれば、骨がやられてしまう前に抜歯しておきたい。その方が成功率が上がる」と言う事でしょう。
日本の先生の場合「まあ、7番だし、抜歯したらそのまま何も入れなくても支障は無いでしょう。だったら、痛い思いをするのは後からでもいいんじゃない?」と。
つまり、くりりんさんが「将来インプラントにしたい」のか「そのまま放置でよい」と思うのかによって双方の意見に対して捕らえ方が変ってくると思います。
直近の事も大切ですが、将来を見据えて「くりりんさんがどうしたいか?」を担当の先生と相談しましょう。
松山先生と同意見です。
日本とアメリカでの意見の違いは「最終的なゴールをどこに見据えるか?」の違いだと思います。
アメリカの場合、インプラント治療を行うことが多いようなので「今後、インプラントを行うのであれば、骨がやられてしまう前に抜歯しておきたい。その方が成功率が上がる」と言う事でしょう。
日本の先生の場合「まあ、7番だし、抜歯したらそのまま何も入れなくても支障は無いでしょう。だったら、痛い思いをするのは後からでもいいんじゃない?」と。
つまり、くりりんさんが「将来インプラントにしたい」のか「そのまま放置でよい」と思うのかによって双方の意見に対して捕らえ方が変ってくると思います。
直近の事も大切ですが、将来を見据えて「くりりんさんがどうしたいか?」を担当の先生と相談しましょう。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2008-12-09 11:36:48
くりりんさん、こんにちは。
私もタイヨウ先生の意見とまったく同じです。
そして、どちらが間違っていてどちらが正しいと言うことではありません。
最終的にはご自身でその歯がなくなった時に将来どう補うかと言うことを考えて、治療を進めたらよいと思います。
あとはどちらかと言うと欧米の歯科医師は将来性のない歯は抜歯という考え方の傾向が強いと思いますが、日本の歯科医師は痛くないならそのまま温存してとことん使って、どうしてもだめなら抜歯という傾向があるように思います。
元々教育や保険制度など少しずつ異なっていることから、結果的に考え方の違いが生じてくるのだと思います。
私もタイヨウ先生の意見とまったく同じです。
そして、どちらが間違っていてどちらが正しいと言うことではありません。
最終的にはご自身でその歯がなくなった時に将来どう補うかと言うことを考えて、治療を進めたらよいと思います。
あとはどちらかと言うと欧米の歯科医師は将来性のない歯は抜歯という考え方の傾向が強いと思いますが、日本の歯科医師は痛くないならそのまま温存してとことん使って、どうしてもだめなら抜歯という傾向があるように思います。
元々教育や保険制度など少しずつ異なっていることから、結果的に考え方の違いが生じてくるのだと思います。
回答4
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2008-12-09 12:24:42
梅田の佐藤です。
私の意見も上記のお三方と同意見です。
特にタイヨウ先生の
『日本とアメリカでの意見の違いは「最終的なゴールをどこに見据えるか?」の違いだと思います。』
畑田先生の
『どちらが間違っていてどちらが正しいと言うことではありません。』
このコメントが一番真実を表していると思います。
何度もこのHPで書いていますが、
治療は経済的、社会的、人種、宗教、等々
さまざまな要因で変化します。
決して、いつもどこでも同じではありません。
ただし、疾病の事実はいつでも一つです。
私の意見も上記のお三方と同意見です。
特にタイヨウ先生の
『日本とアメリカでの意見の違いは「最終的なゴールをどこに見据えるか?」の違いだと思います。』
畑田先生の
『どちらが間違っていてどちらが正しいと言うことではありません。』
このコメントが一番真実を表していると思います。
何度もこのHPで書いていますが、
治療は経済的、社会的、人種、宗教、等々
さまざまな要因で変化します。
決して、いつもどこでも同じではありません。
ただし、疾病の事実はいつでも一つです。
相談者からの返信
相談者:
くりりんさん
返信日時:2008-12-10 02:46:54
タイトル | 左上7番。経過観察と抜歯という日米歯科医の意見の違いに戸惑う (アメリカ) |
---|---|
質問者 | くりりんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:7番(第二大臼歯) 根管治療その他 その他(診断) アメリカ(米国) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。