口の麻痺により舌を噛むことがある。傷は縫ったほうが良いですか?
相談者:
natsunowakuseiさん (49歳:女性)
投稿日時:2008-12-23 21:37:10
82歳の母は神経の病気で口が麻痺しており、時々舌を噛んでしまいます。
今日も噛んでしまったのですが案外傷が深く、どうしたら良いか迷っております。
実は先日も同じようなことがあり歯科に連れて行ったのですが
『噛んですぐなら縫うこともできたけれど、傷がふさがらないまま治ってしまった』
と言われました。
パックリ傷が口を開けた状態になっています。
今回、明日にでも口腔外科に連れて行こうかとも思ったのですが、今回は舌を縫ったとしても、
・これからもまた同じことが起こり得ること
・縫ったところがケロイドになって盛り上がり、なおさら噛みやすくなってしまうのではないかという心配
・縫うことで高齢者にとってデメリットはないか?
ということで、躊躇しております。
どうするのが一番良いでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
今日も噛んでしまったのですが案外傷が深く、どうしたら良いか迷っております。
実は先日も同じようなことがあり歯科に連れて行ったのですが
『噛んですぐなら縫うこともできたけれど、傷がふさがらないまま治ってしまった』
と言われました。
パックリ傷が口を開けた状態になっています。
今回、明日にでも口腔外科に連れて行こうかとも思ったのですが、今回は舌を縫ったとしても、
・これからもまた同じことが起こり得ること
・縫ったところがケロイドになって盛り上がり、なおさら噛みやすくなってしまうのではないかという心配
・縫うことで高齢者にとってデメリットはないか?
ということで、躊躇しております。
どうするのが一番良いでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-12-23 21:52:33
困りましたね
>・これからもまた同じことが起こり得ること
義歯であれば、食事時以外は外しておけばよいですが、歯が有ればそうもいかないし、食べるときに義歯でも咬んでしまいますね。
よい案が浮かびません。
>・縫ったところがケロイドになって盛り上がり、なおさら噛みやすくなってしまうのではないかという心配
それは仕方ないですね。
>・縫うことで高齢者にとってデメリットはないか?
それはないです。
ただし、”パックリ傷が口を開けた状態”では、もっと咬みやすいですよ。
口腔外科で相談してください。
>・これからもまた同じことが起こり得ること
義歯であれば、食事時以外は外しておけばよいですが、歯が有ればそうもいかないし、食べるときに義歯でも咬んでしまいますね。
よい案が浮かびません。
>・縫ったところがケロイドになって盛り上がり、なおさら噛みやすくなってしまうのではないかという心配
それは仕方ないですね。
>・縫うことで高齢者にとってデメリットはないか?
それはないです。
ただし、”パックリ傷が口を開けた状態”では、もっと咬みやすいですよ。
口腔外科で相談してください。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2008-12-24 11:37:33
natsunowakusei さん、こんにちは。
確かに難しいですね。
>・これからもまた同じことが起こり得ること
起こりえると思います。
>・縫ったところがケロイドになって盛り上がり、なおさら噛みやすくなってしまうのではないかという心配
口の中の傷と言うのはあまり瘢痕にはなりにくいです。
そんなに盛り上がることはないと思います。
>・縫うことで高齢者にとってデメリットはないか?
デメリットはありませんね。
逆に縫ってあげたほうが良いと思いますよ。
予防法としては本当に気をつけるということしかないと思います。
感覚がなくてもほぼ普通に生活できているのであれば、たまに咬んでしまうということは仕方がないのかもしれません。
頻度にもよりますが、縫ってあげたほうが良いと思いますね。
確かに難しいですね。
>・これからもまた同じことが起こり得ること
起こりえると思います。
>・縫ったところがケロイドになって盛り上がり、なおさら噛みやすくなってしまうのではないかという心配
口の中の傷と言うのはあまり瘢痕にはなりにくいです。
そんなに盛り上がることはないと思います。
>・縫うことで高齢者にとってデメリットはないか?
デメリットはありませんね。
逆に縫ってあげたほうが良いと思いますよ。
予防法としては本当に気をつけるということしかないと思います。
感覚がなくてもほぼ普通に生活できているのであれば、たまに咬んでしまうということは仕方がないのかもしれません。
頻度にもよりますが、縫ってあげたほうが良いと思いますね。
相談者からの返信
相談者:
natsunowakuseiさん
返信日時:2008-12-25 11:06:26
松山先生、畑田先生
ご回答ありがとうございました。
翌朝傷の様子を見たところ、傷が付いているように見えたので食事を流動食に変えて、もう1日様子を見ましたところ幸い今回は傷が塞がったようです。
先日も書きましたように、これからも同じことがあると思いますので参考までに今一度お聞きしたいのですが、傷の縫合は、どれくらいの時間がタイムリミットでしょうか?
ご回答ありがとうございました。
翌朝傷の様子を見たところ、傷が付いているように見えたので食事を流動食に変えて、もう1日様子を見ましたところ幸い今回は傷が塞がったようです。
先日も書きましたように、これからも同じことがあると思いますので参考までに今一度お聞きしたいのですが、傷の縫合は、どれくらいの時間がタイムリミットでしょうか?
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2008-12-25 11:26:46
>傷の縫合は、どれくらいの時間がタイムリミットでしょうか?
早ければ早いほど良いですね。
今回のように自然にふさがる場合、瘢痕になって硬くなって治っていきます。
そうすると余計かみやすくなると思われますので、予防するのであれば早めに縫った方が良いでしょうね。
早ければ早いほど良いですね。
今回のように自然にふさがる場合、瘢痕になって硬くなって治っていきます。
そうすると余計かみやすくなると思われますので、予防するのであれば早めに縫った方が良いでしょうね。
回答4
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-12-25 14:37:27
natsunowakuseiさん、こんにちは。
お母様の舌の状態、ご心配ですね。
ところで、舌を噛む場所はいつも同じ所なのでしょうか?
また、現在お母様は入れ歯を装着されているのでしょうか?
それとも天然歯で舌を噛まれてしまうのでしょうか?
もし、舌を噛む場所が毎回同一なのであれば、原因となっている歯または義歯の部分が特定されると思います。
その原因となっている歯を少し削って丸めたり、義歯を調整することで、有る程度の予防は可能となってくるかもしれません。
以上、ご参考になれば幸いです。
お大事にどうぞ。
お母様の舌の状態、ご心配ですね。
ところで、舌を噛む場所はいつも同じ所なのでしょうか?
また、現在お母様は入れ歯を装着されているのでしょうか?
それとも天然歯で舌を噛まれてしまうのでしょうか?
もし、舌を噛む場所が毎回同一なのであれば、原因となっている歯または義歯の部分が特定されると思います。
その原因となっている歯を少し削って丸めたり、義歯を調整することで、有る程度の予防は可能となってくるかもしれません。
以上、ご参考になれば幸いです。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
natsunowakuseiさん
返信日時:2008-12-25 16:33:22
畑田先生
>今回のように自然にふさがる場合、瘢痕になって硬くなって治っていきます。
>そうすると余計かみやすくなると思われますので、予防するのであれば早めに縫った方が良いでしょうね。
そうでしたか…
知りませんでした…
確かに傷のところが少し盛り上がってありますが、それは徐々に治るのだと思っていました…
中本先生
>ところで、舌を噛む場所はいつも同じ所なのでしょうか?
歯は、刺し歯もありますが、自分の歯です。
噛む場所は、たまに舌の横という場合もあるのですが、“舌のど真ん中”と、たいてい同じ場所です。
舌の中央を噛むためには、舌を相当ねじらなければ不可能なのですが、麻痺しているために舌がどんな状態にあるのかわからず、噛む時も相当力がかかってしまっているのだと思います。
これまで、嚥下障害がでるまではなるべく普通の食事をさせたいと思っていましたが、これからは、あまり噛まずに食べられる食事にしなければならない時期に来ているのかもしれません。
ご回答ありがとうございました。
>今回のように自然にふさがる場合、瘢痕になって硬くなって治っていきます。
>そうすると余計かみやすくなると思われますので、予防するのであれば早めに縫った方が良いでしょうね。
そうでしたか…
知りませんでした…
確かに傷のところが少し盛り上がってありますが、それは徐々に治るのだと思っていました…
中本先生
>ところで、舌を噛む場所はいつも同じ所なのでしょうか?
歯は、刺し歯もありますが、自分の歯です。
噛む場所は、たまに舌の横という場合もあるのですが、“舌のど真ん中”と、たいてい同じ場所です。
舌の中央を噛むためには、舌を相当ねじらなければ不可能なのですが、麻痺しているために舌がどんな状態にあるのかわからず、噛む時も相当力がかかってしまっているのだと思います。
これまで、嚥下障害がでるまではなるべく普通の食事をさせたいと思っていましたが、これからは、あまり噛まずに食べられる食事にしなければならない時期に来ているのかもしれません。
ご回答ありがとうございました。
相談者からの返信
相談者:
natsunowakuseiさん
返信日時:2009-03-12 16:05:51
一度締めた後に申し訳ございませんが
再度質問させてください。
先日相談させていただいた、塞がったと思っていた傷が先ほど見たら傷口がまた開いていました。
もう、今からでは縫っても無駄でしょうか?
(23日にできた傷です)
いずれにしても明日口腔外科に連れて行こうと思いますが、参考までにご意見をお聞かせくださいますようお願いいたします
再度質問させてください。
先日相談させていただいた、塞がったと思っていた傷が先ほど見たら傷口がまた開いていました。
もう、今からでは縫っても無駄でしょうか?
(23日にできた傷です)
いずれにしても明日口腔外科に連れて行こうと思いますが、参考までにご意見をお聞かせくださいますようお願いいたします
回答5
回答6
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-03-12 16:07:08
natsunowakuseiさん、こんにちは。
畑田先生のご回答に私も同意見です。
明日も休日診療をしている病院があると思いますので、可及的に早い段階で受診されることをお勧めします。
お大事にどうぞ。
畑田先生のご回答に私も同意見です。
明日も休日診療をしている病院があると思いますので、可及的に早い段階で受診されることをお勧めします。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
natsunowakuseiさん
返信日時:2009-03-12 16:08:43
畑田先生、中本先生
お返事ありがとうございました。
朝一番で病院に行ってきました。
が、やはり時間が経ってしまったということで今回も縫うことができませんでした…。
先生は、二本並んでパックリ開いた傷は
「少し深い皺ができたと思いなさい」
と慰めてくれましたが少々不気味です…。
これからはすぐに病院に行くことにします。
ありがとうございました。
お返事ありがとうございました。
朝一番で病院に行ってきました。
が、やはり時間が経ってしまったということで今回も縫うことができませんでした…。
先生は、二本並んでパックリ開いた傷は
「少し深い皺ができたと思いなさい」
と慰めてくれましたが少々不気味です…。
これからはすぐに病院に行くことにします。
ありがとうございました。
タイトル | 口の麻痺により舌を噛むことがある。傷は縫ったほうが良いですか? |
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質問者 | natsunowakuseiさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
舌、粘膜、唇の病気・異常その他 その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。