左上4番へのHJK(硬質レジンジャケット冠)の保険適用について

相談者: ガチャピンさん (25歳:女性)
投稿日時:2008-12-14 23:53:40
過去のHJKについて拝見させていただきました。
通院先の先生と違う部分があり、困っています。

左上4番、根の治療→土台(メタルコア)まで治療が進み、被せ物の型をとりました。
まだコアの状態です。


帰宅してから被せ物について説明が無かったため、電話をして被せ物について聞いたところ「金属のもの」と言われました。

知り合いの歯科衛生士の方に「保険内で白い被せ物はないか」と聞いたところ、「HJK」と言われました。

もちろん、強度や変色など金属とHJKの違いについて教えてもらい納得したうえで、通院先の先生に

「保険内のHJKに変更してほしい」

と言ったのですが、保険適用外と言われました。


HJKの場合、対合歯が健全だと保険がきかないと言われました。

これが本当なら仕方ないですが、歯科衛生士の方が何人かの先生に聞いたところ、

「スペースや噛む力の強い人には説明して金属を進めるが、対合歯が健全歯だと保険がきかないという事はない。」

と返答があったそうです。



保険適用するのであれば、この場合どうしたらいいのでしょうか。

保険がきくのなら強度や変色には納得しているのでHJKにしたいです。


長々とすみません。
よろしくお願いします。 


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 00:23:28
かぶせ物の材料で疑問をお持ちのようですね。


金属でかぶせるか、HJKでかぶせるのかはどちらも適応症であると歯科医が判断されれば、患者さんがどちらかを選択することになります。

しかし、反対のが天然歯であろうとなかろうと、強度の問題などでHJKは適用ではないと歯科医が判断すれば、金属のかぶせ物しか選択肢は残りません。


患者さん自身が、すぐに割れてもいいと納得していても、実際割れてしまえば、保険の法律上、歯科医師の責任になります。

はっきりわかりませんが、患者さんが強度が不足していることを納得して、自費で治療すれば、保険法上の問題はないのかもしれません。

担当の先生とよくご相談ください。


どうしても納得がいかなければ、他の先生に、HJKの適応症でないかどうかを診ていただいたほうが良いかもしれません。


お大事にしてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 05:38:55
ガチャピン さまおはようございます。

HJKで補綴を希望なさっているのに、健康保険では出来ないと断わられたようですね。

しかしそのようなことはありません、しかし小牧先生が仰っているように保険制度上2年以内に壊れた場合の責任は、実は歯科医側が持つことになっています。

したがって歯科医がそう判断した場合金属冠で被せることになります、そうはいっても患者さんが強く求めれば私の場合は素材の厚みを厚くして、2年以内で壊れないことを祈りながら被せます。

壊れた場合の修理については、あいまいなことしかお話をしないことにしています。


技工士さんに一度聞いたことがあるのですが、2年以内で壊れないように前装冠を作っているDrもいるそうです、しかしこれはおそらく療養担当規則に抵触するように思います。

本当にこの辺りは微妙な問題です、抜歯適応のを残して欲しいと強くいわれて補綴するときも頭を悩ませます。

医療費の膨張を抑えようとして行っている事なのでしょうが、現場は困惑してしまいます。



参考になさってください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 11:16:15
なぜ中途半端なHJKをいつまでも保険適応にしているか分からない井野です^^;


>「スペースや噛む力の強い人には説明して金属を進めるが、対合歯が健全だと保険がきかないという事はない。」

その通りです。
ただ難しい所でHJK自体は保険適応は受けていますが、治療選択肢に入れていない歯科医院も多いです。

参考:〔銀歯から白いクラウンにする際の費用と、デメリットを教えてください


私もHJKは治療選択肢には入れません。
実施数回割れてきていますし、割れないように入れるためには非常に大きく削る必要があり、残る歯が少なくなるので再治療の際に不利になるのでことことを患者さんに伝えています。

一時の綺麗な見た目の為に健康な部分を大きく削る。。。
(歯の寿命を短くしているような気も・・・)

若い女性ですから銀歯はちょっとと思うと思います、
もしリスクを超えても白いHJKが良ければ、転院なども視野に入れた方がいいと思います。


わざわざ、保険の利くものを自費で入れる必要はないと思いますよ。
(先生がお気に入りで大好きなら話は別ですが^^;)

ただ、次の歯科医院にはHJKを取り扱っているか電話で聞いた方がいいですね。


よく考えて結論を出してください^^


 

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 11:45:52
私もHJKの作製はされない事を薦めます。

割れますし、割れないようにすると、噛まないように高さのセッティングをされる場合があり、噛み合わせがおかしくなることもあり、とても、お勧めすることは出来ません。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 12:09:14
僕はHJK作りますが、あくまでも

 1〜2年使ってもらうための仮歯根治の経過観察など)
 診断用仮歯(メタルフリーで行けるかどうか?の診断)

と言う目的のためです。

最初っから5年も10年も持たせようとは考えません
(材質的に無理ですからね)。

なので「HJKを長く持たせるために削る量を増やす」と言うような事はしません。
HJKが割れてきたら「やっぱりメタルフリーでの修復は無理ですね」と。

もちろん、こう言ったHJKの使い方は保険適応にはなりませんね。


また「保険適応になっている材料」であっても、歯科医師の判断で「適応症では無い」と判断されればNGと言う事になりますね。

担当の先生のおっしゃられた「対合歯が健全だと保険がきかない」と言うのには少し疑問が残りますが「(どんなケースでも)保険でHJKをやりますよ」と言う歯科医院に転院されるか、HJKそのものを諦めるかどちらかになると思いますよ。


「最終的なクラウン」と考えられているとすれば、佐藤先生のおっしゃられているように「とても、お勧めすることは出来ません」です。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 13:06:22
ガチャピンさんは、強度的には明らかに劣っているのは承知の上で、見た目を重要視してHJKを希望されているのですよね?

健康保険では見た目(審美性)を重要視した治療は適応外かと思います。
最近、の漂白も保険適合外になりましたし、昔は前歯ですら白い冠は保険外だったくらいです。

そういった強度を犠牲にしてでも見た目を重要視した治療を希望する方は、やはり保険外で行うのが、(医療費を増加させずに)健康保険を維持していくためにも必要なことだと思いますので、現状の 審美=保険外 という考え方には賛成です。


れから、自分の考え方や得意とするスタイルから治療法はある程度絞られます。

保険適応のすべての治療法を行っているという先生はいないはずです。
ですので、保険適応だからといって、必ずしもその治療が受けられるとは限りません。


ただ、タイヨウ先生もお書きのように「保険ではできない」といった表現はよろしくないと思いますし、「保険外ならHJKは可能」などと言ったとしたら、それは非常によろしくないことかと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 13:44:49
割れないように、多くを削ったり、

割れないように、噛まないようにセッティングされたり、


する危険があるので、本当にやめた方がいいですよ。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-12-17 13:51:57
回答6の・・・

ただ、タイヨウ先生もお書きのように「保険ではできない」といった表現はよろしくないと思いますし、「保険外ならHJKは可能」などと言ったとしたら、それは非常によろしくないことかと思います。

という森川先生のご意見に1票いれます。


現段階で問題点はあるものの、制度上は保険適応の修復物ですから保険で処置する事自体は可能ですが、問題点が多い現状では採用している歯科医師が少ないのが現状です。

保険適応ではあるHJKも保険解釈の注意書きに「咬合が安定しており、適応症と考えられるなら」という記載があったように記憶しております。

要は保険適応でHJKを行うかどうかは、歯科医師の判断にゆだねられているという事です。


現在、担当されている歯科医師は「対合が入れ歯であれば力がかかりにくいから保険適応として行うが、天然の場合は力に耐えられない」という基準で診療をおこなっている物と考えられます。


ご参考になさってください。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2008-12-17 14:56:59
荒木先生のコメントに同意します。


入れ歯が相手ならOKでしょう。
天然の状態ではとても責任持てません。

だから出来ない。
となるのでは?ないかと思います。




タイトル 左上4番へのHJK(硬質レジンジャケット冠)の保険適用について
質問者 ガチャピンさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(前歯:レジン)
保険のクラウン(奥歯:銀歯)
クラウン(差し歯・被せ)その他
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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