レジンコアのピンについて
相談者:
甘王ロールさん (27歳:女性)
投稿日時:2009-01-04 15:26:44
こんにちは。
初めて投稿させていただきます。
日頃、拝見させていただいております。
このたび、昨年の12月初旬より、右上の5番目の第二小臼歯を治療しております。
この歯は、自発痛みがあり、根の治療が必要と言われまして、根の治療が終わった段階です。
年明けに、土台をたてていくそうで、説明をうけました。
このときに、以前このサイトで土台についての材質などについて調べていましたので、保険内ではピンをたててレジンコア、もしくはメタルコアだと思っていました。
担当医によると、レジンコアでいきますが、健全な歯がたくさん残っているのでピンは使いません・・・
このような場合では、十分に強度がたもてるので、根の中の方までピンを入れなくて大丈夫。
逆に、ピンなどをいれて根が折れたりするほうが怖い・・・
と説明されました。
以前、このサイトでピンを入れたりしていない治療は手抜き治療であるというような先生方の指摘があったのですが、これをみて現在の担当医の考えに疑問を持ってしまいました。
このような考え方は一般的でないのでしょうか?
どうかよろしくお願いいたします。
ちなみに治療は全部保険内でとお願いしております。
初めて投稿させていただきます。
日頃、拝見させていただいております。
このたび、昨年の12月初旬より、右上の5番目の第二小臼歯を治療しております。
この歯は、自発痛みがあり、根の治療が必要と言われまして、根の治療が終わった段階です。
年明けに、土台をたてていくそうで、説明をうけました。
このときに、以前このサイトで土台についての材質などについて調べていましたので、保険内ではピンをたててレジンコア、もしくはメタルコアだと思っていました。
担当医によると、レジンコアでいきますが、健全な歯がたくさん残っているのでピンは使いません・・・
このような場合では、十分に強度がたもてるので、根の中の方までピンを入れなくて大丈夫。
逆に、ピンなどをいれて根が折れたりするほうが怖い・・・
と説明されました。
以前、このサイトでピンを入れたりしていない治療は手抜き治療であるというような先生方の指摘があったのですが、これをみて現在の担当医の考えに疑問を持ってしまいました。
このような考え方は一般的でないのでしょうか?
どうかよろしくお願いいたします。
ちなみに治療は全部保険内でとお願いしております。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-01-04 19:26:04
>以前、このサイトでピンを入れたりしていない治療は手抜き治療であるというような先生方の指摘があったのですが
どこに書いてありましたかね!?
私もコアを作る際に歯質がしっかりあればピンやファイバーなど入れず、ファイバー線維が配合されたレジンのみでコアを作っていますよ。
この方が再治療の際に除去しやすくメリットの方が大きいと思います。
ピンなどを入れてしまうと再治療の際にピンを除去する為多くの歯質を削ることとなる場合があります。
1つ気になるのが、あまりこのサイトを中心に考えられない方がいいですよ。
全てこのサイトと同じような治療方針を持った先生はいませんからね^^;
注)、読んでいる方へ、
基本的に保険のコアは金属のピンなどを入れないといけないルールになっており、レジンコアと言ってもレジンのみでは作れないことになっています。
ですからレジンのみでコアを作ってくれなど言わないようにしてくださいね。
どこに書いてありましたかね!?
私もコアを作る際に歯質がしっかりあればピンやファイバーなど入れず、ファイバー線維が配合されたレジンのみでコアを作っていますよ。
この方が再治療の際に除去しやすくメリットの方が大きいと思います。
ピンなどを入れてしまうと再治療の際にピンを除去する為多くの歯質を削ることとなる場合があります。
1つ気になるのが、あまりこのサイトを中心に考えられない方がいいですよ。
全てこのサイトと同じような治療方針を持った先生はいませんからね^^;
注)、読んでいる方へ、
基本的に保険のコアは金属のピンなどを入れないといけないルールになっており、レジンコアと言ってもレジンのみでは作れないことになっています。
ですからレジンのみでコアを作ってくれなど言わないようにしてくださいね。
相談者からの返信
相談者:
甘王ロールさん
返信日時:2009-01-04 20:07:46
井野先生、お返事ありがとうございます。
アドバイスを頂き、気が楽になりました。
2008/12/06
〔ファイバーコアとレジンコアは、セット後に見た目で判別できますか?〕
の中で、今回のような治療法が先生方にかなり強い調子で批判されておりましたので、心配になってしまいました。
治療法などは先生方によって、考え方等も含めて多少異なるとは思いますが、ここまで極端にわかれることもあるんですか?
アドバイスを頂き、気が楽になりました。
2008/12/06
〔ファイバーコアとレジンコアは、セット後に見た目で判別できますか?〕
の中で、今回のような治療法が先生方にかなり強い調子で批判されておりましたので、心配になってしまいました。
治療法などは先生方によって、考え方等も含めて多少異なるとは思いますが、ここまで極端にわかれることもあるんですか?
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-01-04 20:46:19
ホントですね。
私には歯質が十分ある歯にピンを入れるメリットがさっぱり分りません。
ピンを取るのは結構厄介ですし、レジンの中に異物を入れた所で歯の補強にもなっていない気がしますが。
歯質が少ない場合は別ですよ。
レジンとピンは特殊な処理をしないとくっ付きません。
この処理を保険のレジンコアですることはまずないです。
レジンからとってみれば中に空洞を作っているだけかと・・・
両先生から意見がもらえるかもしれませんのでしばらく待ってください^^;
私には歯質が十分ある歯にピンを入れるメリットがさっぱり分りません。
ピンを取るのは結構厄介ですし、レジンの中に異物を入れた所で歯の補強にもなっていない気がしますが。
歯質が少ない場合は別ですよ。
レジンとピンは特殊な処理をしないとくっ付きません。
この処理を保険のレジンコアですることはまずないです。
レジンからとってみれば中に空洞を作っているだけかと・・・
両先生から意見がもらえるかもしれませんのでしばらく待ってください^^;
回答3
回答日時:2009-01-04 22:21:46
こんにちは。
ホントですね・・・。
私の見解としては、最初から最後まで井野先生と同じです。
保険のルールの話は別として、レジンコアにピンは入れない方がむしろいいと思います。
(レジンにファイバー繊維が入っている必要は特に感じませんが)
佐藤先生とタカタ先生、気付かれるかな・・^^;
ホントですね・・・。
私の見解としては、最初から最後まで井野先生と同じです。
保険のルールの話は別として、レジンコアにピンは入れない方がむしろいいと思います。
(レジンにファイバー繊維が入っている必要は特に感じませんが)
佐藤先生とタカタ先生、気付かれるかな・・^^;
回答4
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-01-05 01:11:08
渡辺先生に呼ばれた感じがします、佐藤です。
状況が詳細ではないので、コメントしにくいですが、本当に全周にわたり十分な歯質が存在するなら、根管治療がキチンとされていれば、レジンコアでも十分に許容できうると思います。
保険のルールなら、不要でも入れるべきでしょう。
保険と治療の正当性は完全にはシンクロしませんので、個別の要件でベストの治療をリクエストされるのであれば、保険の治療から外れて、自費専門の治療へスイッチしたほうがよろしいかと思います。
過去の回答を見ましたが、本質的に違う内容なので、再度記載しますが、レジンコアが悪いとはしていません。
ピンを入れない イコール 悪いではなく、
スカタンの治療に見られることに
ピンがない、ピンの位置が悪い
治療例があるということです。
レジンコア イコール 悪 ではありません。
質問者ご自身の治療を診察しておりませんので、いいのか?わるいのか?は私にはわかりません。
根管治療の出来不出来に左右されますので、個別の診断はネットでは不向きだと思います。
本当にそれでいいのか?アカンのか?は実際に診察が不可欠ですので、ご理解の程、宜しくお願い致します。
ベストは、ファイバーもしくはゴールドコアではないか?と思います。
ファイバーやメタルコアの件も含め、主治医に選択理由と基本的な考え方をお聞きになられてはいかがですか?
状況が詳細ではないので、コメントしにくいですが、本当に全周にわたり十分な歯質が存在するなら、根管治療がキチンとされていれば、レジンコアでも十分に許容できうると思います。
保険のルールなら、不要でも入れるべきでしょう。
保険と治療の正当性は完全にはシンクロしませんので、個別の要件でベストの治療をリクエストされるのであれば、保険の治療から外れて、自費専門の治療へスイッチしたほうがよろしいかと思います。
過去の回答を見ましたが、本質的に違う内容なので、再度記載しますが、レジンコアが悪いとはしていません。
ピンを入れない イコール 悪いではなく、
スカタンの治療に見られることに
ピンがない、ピンの位置が悪い
治療例があるということです。
レジンコア イコール 悪 ではありません。
質問者ご自身の治療を診察しておりませんので、いいのか?わるいのか?は私にはわかりません。
根管治療の出来不出来に左右されますので、個別の診断はネットでは不向きだと思います。
本当にそれでいいのか?アカンのか?は実際に診察が不可欠ですので、ご理解の程、宜しくお願い致します。
ベストは、ファイバーもしくはゴールドコアではないか?と思います。
ファイバーやメタルコアの件も含め、主治医に選択理由と基本的な考え方をお聞きになられてはいかがですか?
回答5
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2009-01-05 09:34:09
保険治療では
「スクリューポスト+複合レジン等による支台築造」
を指していますので セメント等による簡単な支台築造は不可となっています。
ですので、スクリューポストを使うのが一般的です。
InVitroの実験では 歯を上から見た際に壁が3壁以上残っていて、横から見たときに歯質が3ミリ以上あればレジンコアで充分との研究がありますね。
私はそれに則して歯質が充分残っていればファイバーポスト+レジンコアを用いますし、条件が合わない場合には
1.手術や部分矯正を行って歯冠長延長
2.手術を拒む場合にはメタルコア
などと使い分けています。
また、フィットの悪いスクリューポストが歯の破折を招くことも分かっていますので、最近の潮流としてはポストを入れずにレジンコアかな?と思いますが、法的な問題もあるので保険治療においては、スクリューポストを入れることを批判できません。
様々なスタディグループがメーカーを伴って”この方法がいい!”と"のたまって"いますが実際のところ、どの方法がベストなのか? なんてことは10年位してみないと分かりません。
「スクリューポスト+複合レジン等による支台築造」
を指していますので セメント等による簡単な支台築造は不可となっています。
ですので、スクリューポストを使うのが一般的です。
InVitroの実験では 歯を上から見た際に壁が3壁以上残っていて、横から見たときに歯質が3ミリ以上あればレジンコアで充分との研究がありますね。
私はそれに則して歯質が充分残っていればファイバーポスト+レジンコアを用いますし、条件が合わない場合には
1.手術や部分矯正を行って歯冠長延長
2.手術を拒む場合にはメタルコア
などと使い分けています。
また、フィットの悪いスクリューポストが歯の破折を招くことも分かっていますので、最近の潮流としてはポストを入れずにレジンコアかな?と思いますが、法的な問題もあるので保険治療においては、スクリューポストを入れることを批判できません。
様々なスタディグループがメーカーを伴って”この方法がいい!”と"のたまって"いますが実際のところ、どの方法がベストなのか? なんてことは10年位してみないと分かりません。
相談者からの返信
相談者:
甘王ロールさん
返信日時:2009-01-05 21:47:49
井野先生、渡辺先生
今の担当医の方針は間違っていない事がわかりました。
安心して治療にのぞめます。ありがとうございました。
佐藤先生、タカタ先生
>過去の回答を見ましたが、本質的に違う内容なので、再度記載しますが、レジンコアが悪いとはしていません。
>ピンを入れない イコール 悪いではなく、
とういことで、過去の相談を私が勘違いしてしまったようです。すいませんでした。
保険のルールではピンをいれなくてはいけないんですね。
担当医は良かれと思って、ピンを入れない方法を提示してくれたのだと分かりました。
>どの方法がベストなのか?なんてことは10年位してみないと分かりません。
10年たってもこの歯に異常のないことを期待してます。
そのためには、これからはしっかり予防をしていきたいと
思います。
ありがとうございました。
今の担当医の方針は間違っていない事がわかりました。
安心して治療にのぞめます。ありがとうございました。
佐藤先生、タカタ先生
>過去の回答を見ましたが、本質的に違う内容なので、再度記載しますが、レジンコアが悪いとはしていません。
>ピンを入れない イコール 悪いではなく、
とういことで、過去の相談を私が勘違いしてしまったようです。すいませんでした。
保険のルールではピンをいれなくてはいけないんですね。
担当医は良かれと思って、ピンを入れない方法を提示してくれたのだと分かりました。
>どの方法がベストなのか?なんてことは10年位してみないと分かりません。
10年たってもこの歯に異常のないことを期待してます。
そのためには、これからはしっかり予防をしていきたいと
思います。
ありがとうございました。
タイトル | レジンコアのピンについて |
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質問者 | 甘王ロールさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジンコア(プラスチックの土台) 支台築造その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。