メタルボンドの材質について

相談者: yu-さん (33歳:男性)
投稿日時:2009-01-07 23:08:03
現在銀のかぶせ物メタルボンドに取替えたいと考えております。


メタルボンドを出来るだけ安価で出来る歯医者さんを探しており、1本49000円で出来る歯科医を発見して問い合わせを行ったところ、その歯科医で扱っているメタルボンドは、セラミックの内側が金属ではないということでした。

金はセラミックよりも熱に弱いため、セラミックの内側に金を入れる事は出来ないといった回答でした。



私が調べたところ、メタルボンドは「中身は金属で、外から見える部分にのみセラミック(陶器)を貼り付けたクラウン」という事ですが、この歯科医がいうメタルボンドは本当にメタルボンドなのか教えていただければ幸いです。

これらのものは歯科医の皆様からしてお勧めできる物でしょうか?



また、下記記載のメタルボンドは金属アレルギーを持っている人は避けた方が良いでしょうか?

教えてください。宜しくお願いします。



以下に歯科医から回答があった材質を記載します。

・49000円のセラミックボンド
金属成分がニッケル:61.4W/W%、
クロム:25.0W/W%、
モリブデン:11.0W/W%。
セラミックの部分はポーセレンを焼成して焼き付けます。

・金属のタイプが違う69000円のセラミックボンド
金属成分がパラジウム:60.50W/W%、
銀:27.0W/W%、
スズ:5.7W/W%、
インジュウム:5.4W/W


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-01-08 00:11:05
>また、下記記載のメタルボンド金属アレルギーを持っている人は避けた方が良いでしょうか?

少しでも金属アレルギーのリスクを減らしたければ、やめておかれた方がいいですよ。


>金はセラミックよりも熱に弱いため、セラミックの内側に金を入れる事は出来ないといった回答でした。

メタルボンド用の金属を使用すればそんなことありません。


安いと言うのは大きなメリットですが、それなりですよ。

 

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-01-08 01:12:56
こんにちは。

使用している合金の成分までお知らせするとはまた、珍しい話ですね。




金属アレルギーのリスク(あくまで可能性)についてですが、ニッケルは結構危ない、アレルギーを引き起こしやすい金属ですね。

専門ではないので詳しくはないですが、「アレルギー性接触皮膚炎の原因の第一位」という言われ方もする様です。

ということで、どうしてもこのどちらか、であれば、自分だったら69000円の方を選ぶと思いますよ。



良い悪いは別として、「メタルボンド」という言い方は、たぶんしても良いとは思います。

実は和製英語なのですが、陶材が「メタル」と「ボンド」(?)してるのに違いはないのでたぶん。。



因みに私の勤務していた医院では、メタルボンドに使用する合金(※専用のものは「陶材焼付け用合金」と言います。主成分は一般的には金なので、金合金と言う言い方でもいいですが、純金ではないですよ。)には金の含有量が70%ぐらいのものと、85%ぐらいのものの2種類を使い分けていましたよ。

材料代の違いだけでは全然ないのですが、上記のクラウンは技術料も込みにして値段はどちらも9万円以上しましたね。

それに較べれば確かに魅力的な価格設定ですよね。



金属アレルギーを考えれば金属は一切含まれないのが一番ですが、次に貴金属の含有量が多いほどリスクが少ない、と言う考え方で良いかと思いますよ。

では銀(※アレルギーの直接の原因にはなりにくいが、合金自体が不安定になる)が約60%と、金が12%、あとはパラジウム等が含有されている保険のいわゆる銀歯と、この69000円のメタルボンドだったらどちらが危ないか・・・と言われれば、多分大差ないか、メタルボンドの方が表面積が少ない分安全なのかも知れません。

実際に問題になる様なことは、ほとんどないとは思いますが。


ただメタルボンドは構造が少し複雑になって、手間も必要ですから、色はもちろんぴったりとはいきませんし、他にもとの適合がイマイチとか、陶材の部分が欠けてくるなどのトラブルはある程度覚悟された方が良いのではないかなぁ、とはなんとなく思いますよ。

そのあたりが井野先生の書かれてる、「それなり」と言うことですね。

自分がその予算なら、色よりも長持ち重視で、保険の銀(12%金銀パラジウム合金)だけを使って、上手な先生を選んで思い切り丁寧に適合良く「銀歯」を作って貰う方がいいかな・・とは正直思いますね^^;



でもどこに重きを置くかはそれぞれですから、よく検討されて下さいね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-01-08 06:30:26
yu-さまおはようございます。

現在銀のかぶせ物メタルボンドに取替えたいと考えていらっしゃって、なるべく安いものを探しているのですね。

所でなぜメタルボンドに取り替えようとお考えになられたのですか、それによっても違ってくると思います。

またそのの部位によってもお答えは違ってきます、大臼歯ならはっきり言ってお勧めいたしかねます。

チッピングしても白くなくては絶対だめというなら構いませんが・・・。


私は代用金属でメタルボンドを作った事がないので判りかねますがお勧めはできません、おそらくメタルボンドの金属は渡辺先生が仰っているようにほとんど貴金属だと思います。

安いものはそれだけ金属、技工料、その他もろもろの材料などできるだけコストをカットしています。

したがって得てして出来上がりもそれなりのものになるように思います、したがってそれでもいいのであればかまわないと思います。


いずれにしても保険治療より多額のお金がかかるのでよく検討なさってください。

それより根管治療がきれいに出来ていることのほうが重要です。

参考になさってください。


抜髄根管充填
http://www.yamadashika.jp/infection02.html

感染根管治療根っこの治療) 
http://www.yamadashika.jp/infection.html

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-01-08 07:45:52
おはようございます


>金はセラミックよりも熱に弱いため、セラミックの内側に金を入れる事は出来ないといった回答でした。

歯科用に限らず、一般的に使う金属は、単体ではなく合金です。

メタルボンドは、確かに銀色をした金属がほとんどです。
中には、低溶陶材(低い温度で焼き付けられるセラミック)を使い金の含有量を増やしたものがありますが2種類(カラーラ、ゴールデンゲート)だけだと思います。
使用している技工所は少ないのと思います。


また、書かれている材質ですがニッケルが多いものは安く作ることが可能です。

では、なんでみんなつかわないのでしょう?


ニッケルは科用金属として昔から使われています。
多くは義歯です。

セラミックやクラウンにあまり使われないのはなぜか?
鋳造精度が悪いからです。
そして、アレルギーなどの問題が多い金属でもあります。


大量生産の電気製品をより安い家電量販店で買うのと一緒に考えていませんか?
メタルボンドは一つ一つ手作りです。
手間と時間がかかります。
安物買いの銭失いにならないように、ご注意ください。


補足ですが、義歯はセラミックほどの鋳造精度は必要ありません。(もちろん、合ったほうがいいですけど)
ですから、義歯については今も使っています。
ただ、ニッケルよりコバルトを使う方が多いと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-01-08 09:36:51
正直、どうなんでしょう?

金属アレルギーは他に何で発症しますか?
キチンと検査でどんな金属がNGなのかご存じでしょうか?


桜田先生の
『大量生産の電気製品をより安い家電量販店で買うのと一緒にかんがえていませんか?
メタルボンドは一つ一つ手作りです。手間と時間がかかります。
安物買いの銭失いにならないように、ご注意ください。』


山田先生の
『安いものはそれだけ金属、技工料、その他もろもろの材料などできるだけコストをカットしています。

したがって得てして出来上がりもそれなりのものになるように思います、したがってそれでもいいのであればかまわないと思います。』

ここは非常に大事だと思います。
文中の意を汲み取って頂ければいいのかも知れません。


御快癒を御祈念しております。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yu-さん
返信日時:2009-01-08 19:48:26
先生方々

ご丁寧なご回答を頂き誠に有難うございました。


私がセラミックボンドに変えたいは右下の第二小臼歯です。
笑ったときにこの銀のかぶせ物が見えるので、それが気になり大きな口を開けて笑う事ができません。

確かに、他の歯科と比較しても私が問い合わせた歯科の料金は大変安く心配になり問い合わせをしたところ、自社ビルにて歯科医院を運営しているので、賃料を抑えられる分、保険適用にならない治療を安くすることが可能であるという事をおっしゃっていました。

また、材質についても安かろう悪かろうでは意味が無いので厚生省認可のものを使用しているし、セラミックの品質についても自信を持っておすすめできる物を使用しているという回答を頂きました。

ただ、材質をインターネットで調べてみたところ、あまり良質の材質ではないという事もわかりましたし、専門家の皆様の意見もお伺いしたくて、ここで質問をさせていただきました。



貴重なご意見を頂き有難うございます。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-01-08 19:58:03
安いものはそれなりです。


安物買いの銭失い


にならないようにした方がよいかと・・・


どうせなら、今は保険で我慢して、貯金してお金をためてからキチンとやり直すのも一つかと・・・




タイトル メタルボンドの材質について
質問者 yu-さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ メタルボンド
材料・機材関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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