一般歯科医で根管治療後、ものを噛むときに痛みが走る (アメリカ)
相談者:
kondoさん (35歳:女性)
投稿日時:2009-01-16 01:22:57
現在アメリカ在住で、右下6番の虫歯の治療を行っています。
小学生のときに、歯列矯正のため上下あわせて3本の歯を抜いているので(何番の歯だったか記憶にありません)、6番が正確な6番かはわかりません。
6番が一番奥の歯になっています。
この歯はやはり小学生の時に治療をし、fillingが入っていましたが、その下に2箇所虫歯が進行していて、check upのときにこれをきちんと削ったら神経を残すのは難しいので抜髄になるといわれました。
以前別の歯医者で別の虫歯の治療中、詰め物をしてクラウンを待っているまでの間に痛みがひどくなり、その歯科医が長期休暇のため現在の歯科医に助けを求めroot canalになり、そちらは順調に経過していたため、この歯医者さんは一般歯科医だったのですが、root canalの経験自体は豊富だとのことで、その先生にお願いしました。
アメリカですが特にラバーダムを使用してはいません。
今までに恥ずかしながら何度か抜髄の処置を日本も合わせてうけている気がするのですが、この掲示板で質問されている方々のように何度も通われて消毒を行ったり、薬を詰めたりというような処置を受けた事がありません。
たいていは2〜3回で処置が終わっています。
今回も抜髄を行った日に1時間ほど処置をして、その間3回ほどエックス線をとり状況を確認し、処置自体はうまくいったとのことでした。
ただ麻酔がきれ、おそらく最初の炎症のひいてくる2、3日を過ぎても、そちらでものを噛む事ができません。
最初は間違って触れただけでビクッとなるような痛みでしたが、処置後1週間たった今やわらかいパンなどは力をいれなければなんとか噛めます。
しかし、フルーツくらいの硬さになり、無意識に噛んでしまうとやはりビクッとするような痛みです。
この後1週間半後にpermanentのクラウンを装着する予定です。
このような事態を経験するまで抜髄に対して無防備だったので、なぜ1回で処置が終わるのか(日本のように何度も通わなくていいのか)、何本ルートがあったのか、土台はどうなっているのかなどは歯医者に確認していません。
そこで質問です。
1.こちらで根管治療の成功率の比較を拝見して愕然としましたが、この成功率は例えばC3であるかC4であるかによって異ならないのでしょうか?
いわゆる虫歯が神経に達してすでに神経がダメージを受けている状態か、神経周囲が感染している状態の場合と私のように非常に神経の近くまで虫歯が進行し、削ったら神経が露出した状態はやはり成功率に大差はないですか?
2.症状が処置後わりと早期から出現していること、周囲に腫れなどの所見がないこと、痛みの性質がズキン、ズキンというよりは噛んだときのビクッとする痛みなので、素人ながら感染とか根尖病巣とかいうよりは、残髄に近いのかなあと思っているのですが、もしこのままの症状が持続したら、クラウンをいれるのを延期したほうがいいでしょうか。
その場合、現在の担当医と話し合い、歯内専門医のことについてきき、残根があるかどうか診察を受けに行ったほうがいいと思われますか?
それとも1週間かけてすこしずつですが症状がやわらいでいるということは、いわゆる細かい残髄でこのまま様子をみていたほうがいいのでしょうか?
わずかでも症状が残る状態でのクラウン装着は避けたほうがいいですか?
3.あまり過度な心配はしたくありませんが、前回のほうの症状が痛みの無いroot canalも少し気になってきてしまいました。
エックス線をみせてもらって自分でも先端まで充填があることを確認すること以外ににできることは、checkを1年くらい続けることをお願いするくらいでしょうか?
4.この歯医者さんのように1回で処置が終わり、次はクラウン装着というのはやはりあまりおすすめできませんか?
とりとめのない質問で申し訳ありません。
どうもまだ言葉がうまくないので、歯医者さんとの意思の疎通も7割くらいといったかんじです。
ただ向こうも一生懸命意思の疎通を図ろうとしてくれているので、なるべくなら現在の歯医者で話し合いながらやっていきたいと思っています。
先生方のお力を拝借できると大変助かります。
小学生のときに、歯列矯正のため上下あわせて3本の歯を抜いているので(何番の歯だったか記憶にありません)、6番が正確な6番かはわかりません。
6番が一番奥の歯になっています。
この歯はやはり小学生の時に治療をし、fillingが入っていましたが、その下に2箇所虫歯が進行していて、check upのときにこれをきちんと削ったら神経を残すのは難しいので抜髄になるといわれました。
以前別の歯医者で別の虫歯の治療中、詰め物をしてクラウンを待っているまでの間に痛みがひどくなり、その歯科医が長期休暇のため現在の歯科医に助けを求めroot canalになり、そちらは順調に経過していたため、この歯医者さんは一般歯科医だったのですが、root canalの経験自体は豊富だとのことで、その先生にお願いしました。
アメリカですが特にラバーダムを使用してはいません。
今までに恥ずかしながら何度か抜髄の処置を日本も合わせてうけている気がするのですが、この掲示板で質問されている方々のように何度も通われて消毒を行ったり、薬を詰めたりというような処置を受けた事がありません。
たいていは2〜3回で処置が終わっています。
今回も抜髄を行った日に1時間ほど処置をして、その間3回ほどエックス線をとり状況を確認し、処置自体はうまくいったとのことでした。
ただ麻酔がきれ、おそらく最初の炎症のひいてくる2、3日を過ぎても、そちらでものを噛む事ができません。
最初は間違って触れただけでビクッとなるような痛みでしたが、処置後1週間たった今やわらかいパンなどは力をいれなければなんとか噛めます。
しかし、フルーツくらいの硬さになり、無意識に噛んでしまうとやはりビクッとするような痛みです。
この後1週間半後にpermanentのクラウンを装着する予定です。
このような事態を経験するまで抜髄に対して無防備だったので、なぜ1回で処置が終わるのか(日本のように何度も通わなくていいのか)、何本ルートがあったのか、土台はどうなっているのかなどは歯医者に確認していません。
そこで質問です。
1.こちらで根管治療の成功率の比較を拝見して愕然としましたが、この成功率は例えばC3であるかC4であるかによって異ならないのでしょうか?
いわゆる虫歯が神経に達してすでに神経がダメージを受けている状態か、神経周囲が感染している状態の場合と私のように非常に神経の近くまで虫歯が進行し、削ったら神経が露出した状態はやはり成功率に大差はないですか?
2.症状が処置後わりと早期から出現していること、周囲に腫れなどの所見がないこと、痛みの性質がズキン、ズキンというよりは噛んだときのビクッとする痛みなので、素人ながら感染とか根尖病巣とかいうよりは、残髄に近いのかなあと思っているのですが、もしこのままの症状が持続したら、クラウンをいれるのを延期したほうがいいでしょうか。
その場合、現在の担当医と話し合い、歯内専門医のことについてきき、残根があるかどうか診察を受けに行ったほうがいいと思われますか?
それとも1週間かけてすこしずつですが症状がやわらいでいるということは、いわゆる細かい残髄でこのまま様子をみていたほうがいいのでしょうか?
わずかでも症状が残る状態でのクラウン装着は避けたほうがいいですか?
3.あまり過度な心配はしたくありませんが、前回のほうの症状が痛みの無いroot canalも少し気になってきてしまいました。
エックス線をみせてもらって自分でも先端まで充填があることを確認すること以外ににできることは、checkを1年くらい続けることをお願いするくらいでしょうか?
4.この歯医者さんのように1回で処置が終わり、次はクラウン装着というのはやはりあまりおすすめできませんか?
とりとめのない質問で申し訳ありません。
どうもまだ言葉がうまくないので、歯医者さんとの意思の疎通も7割くらいといったかんじです。
ただ向こうも一生懸命意思の疎通を図ろうとしてくれているので、なるべくなら現在の歯医者で話し合いながらやっていきたいと思っています。
先生方のお力を拝借できると大変助かります。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-01-16 02:54:30
kondoさまこんばんわ。
抜髄をした後痛みが残っていてこの後クラウンを被せる予定になっているのだが、このまま治療を続けてもいいのか心配なさっているのですね。
文面から推測すると、おそらく抜髄の後根管充填まで終ってこの後クラウンが出来るのを待っている状態ではないかとおもいます。
抜髄即時根管充填をしたのではないかと考えます、私の場合は抜髄の後症状がないのを確認した後根管充填しているので、今後どのように推移するかよくわかりません。
このまま症状がなくなればいいと思います、もし続くようであれば主治医に伝えて相談なさるのがいいと思います。
>この成功率は例えばC3であるかC4であるかによって異ならないのでしょうか?
私の臨床実感では違いはないと認識しています(C4ではその程度によりますが抜歯になることが多いと思います)
>私のように非常に神経の近くまで虫歯が進行し、削ったら神経が露出した状態はやはり成功率に大差はないですか?
これも臨床実感では差はないと考えています。
>もしこのままの症状が持続したら、クラウンをいれるのを延期したほうがいいでしょうか。
それがいいように思います、入れてもおそらく痛くて咬めないと思います。
>歯内専門医のことについてきき、残根があるかどうか診察を受けに行ったほうがいいと思われますか?
処置をなさった主治医がどのような状態であったかわかっていらっしゃるし、御自分の技術レベルが判っているので対応が可能かどうかご存知だと思います。
相談なさってはいかがでしょうか、そのあとご自身で決められてはいかがでしょうか。
>わずかでも症状が残る状態でのクラウン装着は避けたほうがいいですか?
私なら症状が残っている場合はクラウンの印象は採らないと思います、もちろん治る見込みがあれば採る場合もないわけではありませんが、自分がやった処置ならほぼ見通しはわかると思います。
>できることは、checkを1年くらい続けることをお願いするくらいでしょうか?
症状の経過を見ることだと思います、心配ならセカンドオピニオンを考えてみてはいかがでしょうか。
>4.この歯医者さんのように1回で処置が終わり、次はクラウン装着というのはやはりあまりおすすめできませんか?
私はトラブルが怖いので行いません、炎症(痛み)が収まるのを確認してから根管充填をいたします。
>ただ向こうも一生懸命意思の疎通を図ろうとしてくれているので、なるべくなら現在の歯医者で話し合いながらやっていきたいと思っています。
そうですね言葉の問題があって、それも専門的な言葉や言い回しなので理解なさるのは大変でしょうががんばってください。
お大事になさいませ。
抜髄をした後痛みが残っていてこの後クラウンを被せる予定になっているのだが、このまま治療を続けてもいいのか心配なさっているのですね。
文面から推測すると、おそらく抜髄の後根管充填まで終ってこの後クラウンが出来るのを待っている状態ではないかとおもいます。
抜髄即時根管充填をしたのではないかと考えます、私の場合は抜髄の後症状がないのを確認した後根管充填しているので、今後どのように推移するかよくわかりません。
このまま症状がなくなればいいと思います、もし続くようであれば主治医に伝えて相談なさるのがいいと思います。
>この成功率は例えばC3であるかC4であるかによって異ならないのでしょうか?
私の臨床実感では違いはないと認識しています(C4ではその程度によりますが抜歯になることが多いと思います)
>私のように非常に神経の近くまで虫歯が進行し、削ったら神経が露出した状態はやはり成功率に大差はないですか?
これも臨床実感では差はないと考えています。
>もしこのままの症状が持続したら、クラウンをいれるのを延期したほうがいいでしょうか。
それがいいように思います、入れてもおそらく痛くて咬めないと思います。
>歯内専門医のことについてきき、残根があるかどうか診察を受けに行ったほうがいいと思われますか?
処置をなさった主治医がどのような状態であったかわかっていらっしゃるし、御自分の技術レベルが判っているので対応が可能かどうかご存知だと思います。
相談なさってはいかがでしょうか、そのあとご自身で決められてはいかがでしょうか。
>わずかでも症状が残る状態でのクラウン装着は避けたほうがいいですか?
私なら症状が残っている場合はクラウンの印象は採らないと思います、もちろん治る見込みがあれば採る場合もないわけではありませんが、自分がやった処置ならほぼ見通しはわかると思います。
>できることは、checkを1年くらい続けることをお願いするくらいでしょうか?
症状の経過を見ることだと思います、心配ならセカンドオピニオンを考えてみてはいかがでしょうか。
>4.この歯医者さんのように1回で処置が終わり、次はクラウン装着というのはやはりあまりおすすめできませんか?
私はトラブルが怖いので行いません、炎症(痛み)が収まるのを確認してから根管充填をいたします。
>ただ向こうも一生懸命意思の疎通を図ろうとしてくれているので、なるべくなら現在の歯医者で話し合いながらやっていきたいと思っています。
そうですね言葉の問題があって、それも専門的な言葉や言い回しなので理解なさるのは大変でしょうががんばってください。
お大事になさいませ。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-01-16 10:33:02
僕も山田先生と同意見ですね。
「抜髄 即日 根管充填」
と言う治療法だと思います。
僕の知り合いにも好んでこの方法を行うドクターもいます。
その先生の意見では「きっちり行えば問題は無い」と言う回答です。
まあ、僕もそう思います(自分ではやりませんが‥)。
メリットとしては
1 再感染のリスクが少ない
2 通院回数(患者さんの負担)を減らす事が出来る
などではないでしょうか。
ただ、kondoさんの場合、痛みが出ている(問題がある)わけですから、いきなり「permanentのクラウンを装着する事」はお勧めしません。
できれば「痛みが持続しているのでTemporaryのクラウンで様子を見る事はできないか?」と相談されてはいかがでしょうか?
僕も自分の治療で自信が持てない(安心してくださいとキッパリ言えない状況の)時や患者さんから「かなり良い状況なのだけれど、時々、しっくりこない時がある」などの場合はTemporaryのクラウンで半年〜1年くらい使ってみて、大丈夫そうであればpermanentのクラウンに作り替えましょう、と言う場合があります。
「抜髄 即日 根管充填」
と言う治療法だと思います。
僕の知り合いにも好んでこの方法を行うドクターもいます。
その先生の意見では「きっちり行えば問題は無い」と言う回答です。
まあ、僕もそう思います(自分ではやりませんが‥)。
メリットとしては
1 再感染のリスクが少ない
2 通院回数(患者さんの負担)を減らす事が出来る
などではないでしょうか。
ただ、kondoさんの場合、痛みが出ている(問題がある)わけですから、いきなり「permanentのクラウンを装着する事」はお勧めしません。
できれば「痛みが持続しているのでTemporaryのクラウンで様子を見る事はできないか?」と相談されてはいかがでしょうか?
僕も自分の治療で自信が持てない(安心してくださいとキッパリ言えない状況の)時や患者さんから「かなり良い状況なのだけれど、時々、しっくりこない時がある」などの場合はTemporaryのクラウンで半年〜1年くらい使ってみて、大丈夫そうであればpermanentのクラウンに作り替えましょう、と言う場合があります。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-01-16 10:55:25
>この後1週間半後にpermanentのクラウンを装着する予定です。
クラウンの仮着という法法も有ります。
そして様子を見るのです。
抜髄して一回で根管充填をしてしまう方法では、根尖部で歯髄を切断した事による組織の傷が治っていないので、しばらく咬合痛が続くのが普通です。
7番抜歯による矯正みたいですから、6が最後方歯となり咬合痛は出やすいものです。
クラウンの仮着という法法も有ります。
そして様子を見るのです。
抜髄して一回で根管充填をしてしまう方法では、根尖部で歯髄を切断した事による組織の傷が治っていないので、しばらく咬合痛が続くのが普通です。
7番抜歯による矯正みたいですから、6が最後方歯となり咬合痛は出やすいものです。
相談者からの返信
相談者:
kondoさん
返信日時:2009-01-17 14:52:34
山田先生、タイヨウ先生、松山先生
お忙しい中回答ありがとうございました。
こちらの主治医と話合わなければならないポイントがはっきりしたので、とても参考になりました。
異国での治療は心細いですが、こちらの先生も彼なりのやり方で頑張ってくれていると思うので、私もなんとか自分のために頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。
お忙しい中回答ありがとうございました。
こちらの主治医と話合わなければならないポイントがはっきりしたので、とても参考になりました。
異国での治療は心細いですが、こちらの先生も彼なりのやり方で頑張ってくれていると思うので、私もなんとか自分のために頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。
タイトル | 一般歯科医で根管治療後、ものを噛むときに痛みが走る (アメリカ) |
---|---|
質問者 | kondoさん |
地域 | 海外 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯科治療後の歯の痛み 根管治療の治療法 根管治療後の痛み アメリカ(米国) 痛みがある状態での治療終了 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。