奥歯にゴールドのブリッジを入れたいが、ひどい歯軋りがある

相談者: riruさん (36歳:女性)
投稿日時:2008-12-29 00:42:56
はじめまして。
よろしくお願いします。


現在右下5番・6番(奥歯側の根)と左上5番〜7番にセラミックブリッジが入っていますが、ひどい歯軋りをするため破損してしまいました。

歯科医の説明によると、

「土台の金属が疲労してきてしなってしまい、その為上に乗っているセラミックが割れてしまう。
だから次はジルコニアのブリッジにしましょう。」

とのことでした。


セラミックにした当時、奥歯である事、また歯軋りがある事の考慮は無く、歯科医の薦めるまま審美性から金属を土台にしたセラミックのブリッジにしてしまいました。

ひどい歯軋りがあるのを知っていて、またセラミックを薦めてきたので歯科医に対して不信感を持つようになりました。

ちなみに破損したブリッジは6年くらい前に入れました。


ジルコニアは1本15万、ブリッジ2箇所で90万。
最初のセラミックの治療も同じ医院でしているので20万引いてくれるそうですが、前回もかなり高額でしたのでセラミックそのものに対しても不信感があります。

そこで自分なりに調べた結果、ジルコニアのセラミックではなく、ゴールドのブリッジにしたらいいのではないかと思ったのですが、やはり奥歯だとゴールドは柔らかすぎて良くないとの意見も見つかり悩んでいます。



最近歯科医を変えてみたのですが、そこは今までと逆で、なるべく保険診療しかしたくないとのことで、とりあえず保険で作り直し壊れたらまた作ればいいといいます。

しかし私は何度も治療したくないので、なるべく長持ちするブリッジにしたいです。


でも歯軋り、食いしばりがある以上どんな治療をしても長持ちは望めないでしょうか?

マウスピースを使用していますが朝起きると顎が疲れています。


うまくまとまらなくて申し訳ありませんが、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-12-29 02:23:00
歯科医の説明によると、
>「土台の金属が疲労してきてしなってしまい、その為上に乗っているセラミックが割れてしまう。
>だから次はジルコニアブリッジにしましょう。」
>とのことでした。

私としては、ジルコニアに代えたところでまた同じ結果になると思います。

前に入っていたメタルボンドジルコニアクラウンの違いは、中が金属であるかジルコニアであるかの違いで外側の白い部分は同じセラミックです。


ジルコニアブリッジについて

写真の2枚目がジルコニアであり、の形を作るのはセラミックです。
言わば2層構造になっていると思ってください。
メタルボンドも中が金属、外がセラミックの2層構造です。

ですからジルコニアクラウンを入れても、表層のセラミックは割れてきてしまうと思います。



ジルコニアクラウンはメタルボンドに比べ、耐久性があるということはまだ分かっていません。



>そこで自分なりに調べた結果、ジルコニアのセラミックではなく、ゴールドのブリッジにしたらいいのではないかと思ったのですが、やはり奥歯だとゴールドは柔らかすぎて良くないとの意見も見つかり悩んでいます。

審美性を要求されなければ私はゴールド(メタル)修復をお勧めしますね。


ジルコニアクラウンは将来性のあるクラウンです。
しかし、まだ市場に出て月日が経たない為長期予後は分かっていません。
また症例選択も非常に大事になってくると思います。


今現在、私もジルコニアクラウンは扱いますが、小臼歯までで大臼歯にはメタルボンドを勧めています。

また歯の色を気にしないから長く持つものと患者さんが言えば、6番の歯でもゴールドクラウンで修復をします。
その方がメタルボンドに比べセラミックの破折などのトラブルが出ないので、色にこだわらなければ良い修復法だと思っています。


マウスピースを使用していますが朝起きると顎が疲れています。

マウスピースをしていてメタルボンドが破折するようであれば、ジルコニアクラウンはお勧めできませんね。


歯科治療はホント個々の患者さんの口の中の状況により治療アプローチ、材料選択が異なります。
新しいマテリアル(材料)であれば良い結果が生まれるかと言うと・・・

生まれません。



歯科で使う材料全てに言えるのは、メリットもあり、逆にデメリットもあります。

このデメリットがいかに小さくすんで、患者さんにとってメリットが大きくなる材料をいかに選べるかが、歯科医師の腕の見せ所だと思います。

もしゴールド修復を希望されていれば、セカンドオピニオンなどを求め実際の口の中を見てもらい説明を受けた方がいいですよ。
 

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-12-29 05:41:23
riruさまおはようございます。

メタルボンドブリッジがチッピングを起こし再び作り直すことになって、その素材に何を選ぶか迷っていらっしゃるのですね。

井野先生も仰っているように、大臼歯セラミック素材は避けたほうがいいと思います。

ましてや色よりも耐久性を優先なさっていらっしゃるので、貴金属がいいと思います。



私の場合は臼歯はチッピングの心配のない貴金属がいいと考えています、特に大臼歯の場合数年でチッピングすることが多いように感じています。

小臼歯でもチッピングの経験があります、大臼歯はチッピングすることが多いので使う場合はチッピングすることを承諾していただいた上で使うようにしています。

マウスピースの経験はないのでこれについては判りかねます。



参考になさってください。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-12-29 10:47:53
歯ぎしり、かみしめの癖に対する治療が、先決です。
歯ぎしり、かみしめの癖は咬合系の自己破壊活動です。


丈夫なブリッジを造っても、今度は自分のが、だめになっていきます。
根本的なことから、考えてください。


インターネットで、情報を得られる時代です、学んでください。

インプラントをしてくれた上で、クラウンの処置をしてもらっても90万円より低額で診てもらえるところも、有るのでは?

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-12-29 19:41:57
こんばんは

私も松山先生と同じ意見です。


根本は、土台やセラミックではなく

歯ぎしり、かみしめの癖に対する治療が、先決です。

だと思います。


できれば、仮歯に変えて根本の治療を先にすべきではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: riruさん
返信日時:2008-12-29 21:09:04
こんばんは。
短い時間でコメントしていただきありがとうございます。


やはり、ジルコニアにしてもセラミックはダメですよね。
せっかく白くしたのに残念です。


歯軋り、かみ締めの治療についても調べたのですがうまく見つかりませんでした。
矯正しかないですかね?)

ただ今通っている新しい歯科医は、東洋医学の観点から歯軋りの治療をしているとのことで、現在治療中ですがまだ結果は出ていません。

歯軋りは20代の頃からひどくなりましたが、実は子供の頃から隣の部屋にまで聞こえるようなすごい音を立てて、ギリギリしていたので治すのは手ごわそうです。

インプラントはメリットがあるのはわかるのですが、インプラントに歯軋りのパワーがかかる事を考えると怖くて手が出せません。


長持ちするならゴールドでブリッジにしたいな、と考えていましたが、歯軋りが治っていない以上わざわざゴールドで治療する意味は少ないでしょうか?

ゴールドに対する期待が大きくて、高くてもゴールドを入れたい自分がいますが、もしそうするとまた歯科医を探さなくてはいけないです。
保険のメタルは腐食しないか心配です・・・)


今はブリッジが欠けている、かつ外れかかっているのですぐに(とは言っても年明けですが)治療しないとならない状態です。


やはり歯軋りが諸悪の根源ですよね。
もう一度良く調べてみます。


ありがとうございました。
もしまだアドバイスいただけるようでしたら、よろしくお願いします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-12-30 00:03:11
歯軋り、かみ締めの治療についても調べたのですがうまく見つかりませんでした。(矯正しかないですかね?)

歯ぎしりの治療は私も知りません。
現在行っている対処療法として、バイトプレートナイトガード)を行っているぐらいで。
後、学校で習ったものに咬合調整、自己暗示というものがあります。

歯ぎしり、かみ締めの治療を望まれても非常にレベルが高い話であり、直に歯科医院は見つけられないように思いますし、それこそ歯科難民になる恐れ大のような・・・


私の場合になりますが、今の状況であればきちんとしたゴールドブリッジを入れその後バイトプレートを入れ様子を見るという治療法しか思いつきません。

日中にも歯ぎしり・かみ締めをされている方はいます、そのような方に行うのも日中のバイトプレートの着用のみで対処しています。


----------


他に歯ぎしりの治療法があれば、どんな方法があるのかご教授願えませんでしょうか!?
すみません、ホント咬合に関しては強くないのもで^^;

 

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-12-30 01:42:30
こんばんわ。


私の理解では、歯軋りについては無意識下でのことなので積極的な治療は出来ないと考えています。

するとしても、マウスピースのようなものを装着して寝るしかないように思います。

私は作ったことはありませんが、使った人の感想ではとても入れて寝ていられるようなしろものでは無いとのことでした。


気が付かなかったのかもしれませんが、私の経験では歯軋りでを悪くなさったような人にはお目にかかったことはありません。

クレンチング(食いしばり)についても、それほど意識させられるような症例にはお目にかかっていません。

クレンチングについてはもしそのようなことがあるなら、気づいた時に力を抜くように意識するしか方法は無いように思います。

矯正治療については、それで歯軋りとかクレンチングが治るとはとても考えられません。



参考になさってください、お大事になさいませ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: riruさん
返信日時:2008-12-30 20:13:21
こんばんは。アドバイスありがとうございます。
井野先生、山田先生複数回のアドバイスありがとうございます。


歯軋りは本当にひどく、以前はの欠けるガリッという音で目が覚めることもこともありました。

マウスピースを使い始めたきっかけは2年前のお正月に左上3番の歯が大きく欠けてしまい、お正月だったため開いている医院で治療を受け、同時にマウスピースを作成してもらいました。

その時作ったマウスピースは透明のプラスチック製で1年位は良かったのですが、下の歯の特に右1番が平らに磨り減り冷たい水がかなりしみる様になりました。
(表面は平らで中心がえぐれる様に磨り減っています)

この件を歯科医に伝えると「神経とれば大丈夫ですよ」と簡単に言われ、そこでセラミックの処置をしてくれた歯科医に相談してみました。


次に弾力のある透明なマウスピースを作成したのですが、これが全く合わず、使った翌日から歯が浮いているようななんとも奇妙な感覚が歯に現れ、10日程でブリッジがとれかかってしまいました。

歯科医と相談した結果、現在は透明な硬いプラスチックのマウスピースを上下にはめて就寝しています。

また以前は日中も歯を食いしばっていたので、ここ2年は意識して歯を離すようにしています。



歯軋り、食いしばり、ではあまりネットでヒットしなかったのですが、噛み合わせ検索するとたくさんヒットしました。

セラミックの処置をした歯科医でかなり噛み合わせは調整してもらい、これ以上はやりようが無いといわれていたので、調べようともしませんでした。
勉強不足で申し訳ないです。

ただ噛み合わせの治療は自費が普通なのでしょうか?
ざっと調べた感じでは自費が多かったです。
(ショックです。困っている人は少ないのかな・・・)



松山先生や桜田先生のところでは、歯軋りに対する治療を行っているのでしょうか?

ブリッジを何で作るか悩んでいたのですが、噛み合わせを重点的に見ていただける歯科医を探さないといけないですね。

マウスピースしか使ったことがありませんが、井野先生の言われる「バイトプレート」の使用も歯科医に相談してみようと思います。


ありがとうございました。
もしもまだアドバイスいただけるようでしたら、どうかよろしくお願いします。

年が明けたら経過をご報告いたします。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-12-31 02:00:22
噛み合わせの治療は保険にはほとんどメニューがないので、勢い、自費治療になります。

私の診療所に来られる患者さんの半数近くは、何らかの噛み合わせの問題があり、そのまた半数程度が何らかの具体的な治療の必要性がある方です。


『その時作ったマウスピースは透明のプラスチック製で1年位は良かったのですが、下のの特に右1番が平らに磨り減り冷たい水がかなりしみる様になりました。(表面は平らで中心がえぐれる様に磨り減っています) 』

歯の先端がすり減る場合の典型例ですね。
表面のエナメル質は硬く、内部の象牙質は柔らかい為に中央が窪むようにすり減ります。



症状を拝見したわけではありませんが、歯ぎしりや食いしばりの被害防止だけであれば、専門医でなくてもいいと思いますが、知識と経験のある医師を選択すると必然的に専門医になり、治療費も自費になるかもしれません。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-12-31 11:49:02
>その時作ったマウスピースは透明のプラスチック製で1年位は良かったのですが、下のの特に右1番が平らに磨り減り冷たい水がかなりしみる様になりました

たぶん

バイトプレート

だと思います。


私は歯ぎしり治療など全くしていませんが、セラミックメタルボンドジルコニアクラウン)を入れさせてもらった患者さんで、歯ぎしりが目立ってする場合にはバイトプレートを作ってます、8割ぐらいの患者さんは歯ぎしりをされていますよ。

ただ、riruさんのように激しい方は経験したことないので、バイトプレートで対応出来るか全く分かりません。
磨り減ったらバイトプレートの調整、再製が必要と言っています。



>ただ噛み合わせの治療は自費が普通なのでしょうか?

基本的には疾病に対しては、保険治療で何でも出来るというのが国の言い分なのですが・・・

噛み合わせの治療(調整)はご存知のように1回では終りません、何回も何回も咬み合わせを診ながら調整を繰り返します。
しかし、国が認めている治療費は何回治療を行っても40点(400円)です、10回調整を行えば1回は4点(40円)です、
これでは歯科医師もやっていけません・・・

また、咬み合わせの治療はかなり高度な治療です。


入れたインレークラウンが高いという1本単位であれば直に調整ができますが、単位が1口腔内となると治療出来る先生は非常に少なくなります。

別の見方をすれば、自費でも治療してくれる先生が探せば日本にいるだけまだましだと私は思います。


セラミックの話からズレ、歯ぎしりのことではお力にならず、すみません・・・
 

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2008-12-31 11:55:31
井野先生の回等に同意です。


僕ならゴールドのブリッジにしますね。
マウスピースの着用がセットになりますね。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2008-12-31 13:52:19
僕も井野先生、佐藤先生と同じですね。

ゴールドのブリッジをセットして、ナイトガードを装着してもらいます。


必要に応じてゴールドブリッジ装着前にプロビジョナルでバイトを上げる事もしますが、基本的には積極的な治療はしないでしょう。

咬合治療は難しいですからね。
下手な咬合調整顎関節を壊してしまう可能性があります。

ある程度の所で「妥協」するか、保険外での咬合治療(僕の知っている先生の所は百万単位の治療費がかかるそうです)を行ってくれる専門医で治療する事になるのではないでしょうか。

別に脅かしている訳ではなく、その先生に咬合治療を行ってもらった結果、体調も含めて「非常に良くなった」と言うケースもあるようですから、一考の余地はあると思いますよ。


そこまでするかどうか…と言うのはriruさん次第ですけど。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: riruさん
返信日時:2008-12-31 15:10:57
こんにちは。
さらに数々のアドバイス本当にありがとうございます。


ブリッジに関してはゴールドに軍配が上がるようですね。

バイトプレートマウスピースは同じなんですね。


咬合治療で良さそうな医院もあったのですが、治療費が400万〜と書いてあって一瞬見間違いかと思いました・・・
でも確かに高くても医師がいるのはいないよりずっと良いことですよね。


後だしの情報で申し訳ないのですが実は顎関節症もあります。
といっても大あくびや、奥歯の治療のときに少しあけ辛く軽くカクッと鳴るような、と言った程度なのであまり気にしていませんでした。

噛み合わせの調整は今までかかった各医院でかなりされ、の高さが昔よりだいぶ低くなってしまったように感じます。
もう削られたくなくて、咬合治療や顎関節症の治療を避けていたのかも知れません。


文章が中途半端ですみません。
これから帰省のためパソコンに触れません。
帰宅しましたら、まずはゴールドを扱っている歯科医を探し、それから顎関節症の専門医を探したいと思います。


先生方も良いお年をお迎えください。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: riruさん
返信日時:2009-01-22 20:25:07
こんばんは。
去年は数々のアドバイス本当にありがとうございました。


その後、顎関節症奥歯が低い事の2点をキーワードに歯科医院を探し、相模大野の医院に通い始めました。

診察していただいた結果、顎関節症そのものは軽症でしたが、やはり色々問題が見つかり、現在は顎関節の筋肉の緊張をとるためにソフトスプリントを使用し様子を見ています。

緊張が緩和しましたら次の治療に移るそうです。


もしこちらに相談しなかったら以前の担当の歯科医に言われるまま、あきらめてジルコニアを入れてしまっていたかも知れません。

相談できてよかったです。
いただいたアドバイス全て参考になりました。


ありがとうございました。



タイトル 奥歯にゴールドのブリッジを入れたいが、ひどい歯軋りがある
質問者 riruさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ゴールドクラウン(金の被せ物)
ブリッジ治療法
ブリッジに関するトラブル
噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせ(咬合)その他
歯軋り(歯ぎしり)
顎関節症
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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